DIARIO

 

 スペイン語を習うと、「新聞」のことをペリオディコPeriodicoと教わるのですが、アルゼンチンではディアリオDiarioといいます。Periodicoは「定期的なもの」というだけの意味で使われます。

 

アルゼンチンの新聞は、日本の新聞と違い、毎日のニュースを伝えるだけでなく、就職情報、娯楽情報、住宅賃貸販売情報、自動車売買、ペットの売買、スポーツ情報、旅行ガイドと盛りだくさんで、一番厚い日曜版などは、200ページ近くあることもあります。日本ならこれらの情報は、それぞれの分野の専門誌が受け持ち、各自が販売するなどして分業化されているのでしょうが、アルゼンチンは全てがこの「新聞」だけに集約されています。

足りないのはゴシップネタとスキャンダルくらいで、これは週刊誌の「ノティシア」Noticiaや「ヘンテ」Gente(3.5ドルくらい)の方が充実しています。

 

アルゼンチンでは家庭への新聞の配達が一般的ではなく、人々は新聞・雑誌を置くキオスコ(売店)で読みたい新聞を求めます。配達を頼みたい場合は、家から近い範囲にあるキオスコの販売員に直接依頼し、週毎に、または月極で支払うことになります。ただ、配達時間は必ずしも早朝ではなく、むしろ店頭での新聞販売に一区切りついた昼近くになってから届くことの方が多く、家庭での朝食時には間に合わないことも多いようです。

 

朝、通勤車の多い交差点でも、信号待ちしている間に新聞売りがやって来ます。

彼らは遠くからでもすぐに区別できるよう、各新聞名の書かれた派手な色使いの上着を着て、声高に車両の間を売り歩きます。購入の際は、お釣りのやりとりをしている時間がないので、なるべくピッタリの小銭を用意する方がスムースに行きます。

 

  最近、地下鉄では「ラ・ラソンLa Razon」紙が主要駅にて無料で配られています。それから市内バスでも、朝の通勤時間に立っていても読めそうな12ページ程度の小型版の新聞「エル・ディアリオ・デ・ボルシージョEl Diario de bolsillo(訳すと「ポケット新聞」)」が無料で配られています。

こうした販促活動によって、新聞がより身近なものになることを狙っているのでしょう。

 

ここにアルゼンチンの有力な新聞をあげてみました。

 

クラリン Clarin

 

大衆紙で、もっとも広く読まれています。タブロイド判で、月曜から水曜、金曜が1ドル、木曜、土曜が1.2ドル、日曜日が2.5ドルです。日曜日は一

週間のニュースを総ざらいして、図入りで解説するような週刊誌的な紙面になっており、毎日、新聞を買わずに、クラリンの日曜版だけで用を済ませる人も大勢います。

旅行者でも、タンゴやフォルクローレなどの無料公演の情報(EspectaculoのGratisという欄)が満載されていますので、いい情報源になるのではないかと思います。特に金曜版の「La Guia」には、週末のイベントが詳しく掲載され、非常に有益な情報源です。

因みに「クラリン」は「ラッパ」の意味で、新聞にもラッパのマークが付いています。

http://www.clarin.com.ar/diario/hoy/

 

ラ・ナシオン La Nacion

 

最も権威があるといわれている新聞です。日本と同じ大判の紙面で、カラーの図入りの紙面構成は大変読みやすいです。娯楽情報(Espectaculo)も充実していて、クラリン紙同様、日曜版はテーマ別に各自が独立したページになっています。

http://www.lanacion.com.ar/

 

アンビト・フィナンシエロ Ambito Financiero

 

アンビト・フィナンシエロとは、「金融界」の意味で、名前の通り経済専門誌です。但し部数は結構多いので、日本で言えば「日本経済新聞」のような位置づけかもしれません。

タブロイド判で、あまり写真を使わず、政治家やスポーツ選手らの似顔絵が多いのも特徴です。記事が豊富なのですが、初めて読むと非常に読みづらいと感じるかもしれません。経済関連のセンセーショナルな記事も多いのですが、先走りすぎて誤報だったり、数字が間違っていたりということが多く、他の新聞と併用して確かめながら読む必要があります。

http://www.ambitofinanciero.com/

 

エル・クロニスタ El Cronista

 

比較的固い内容の新聞ですが、記事の内容に信憑性が高く多くのビジネスマンに読まれています。特に経済指標関連ページや企業戦略関連は利用価値の高いです。

 http;//www.cronista.com.ar

 

<地方都市の新聞>

 

ラ・カピタル La Capital  (「首都」の意味)

 

マル・デル・プラタ(ブエノスアイレスから南へ400キロ、50万都市)の地方紙。

http://www.lacapitalnet.com.ar/diario/

 

ラ・ボス・デル・インテリオール La Voz del Interior (「内なる声」の意味)

 

コルドバ(ブエノスアイレスから北西へ700キロ、コルドバ州州都)の地方紙。

1月のフォルクローレの祭典「コスキン祭」の期間は、関連記事が豊富でした。

 http://www.intervoz.com.ar/

 

ラ・ボス La Voz (「声」の意味)

 

エントレリオス州(ブエノスアイレスから北へ300キロ)のコンセプシオン・デ・ウルグアイ市の地方紙。

  http://www.diariolavoz.com/

 

その他の新聞

下記のヤフー・アルゼンチンの新聞一覧で検索できます。

http://ar.dir.yahoo.com/Medios_de_comunicacion/Periodicos/

 

先頭へ