Festival Nacional de Doma y Folklore

 

 キリスト教で重要な当方の三賢人がキリスト生誕を聞きつけて駆けつけた日1月5日から、ブエノスアイレスから北西に700キロ行ったコルドバ州のヘスス・マリアという街で、毎年ロデオとフォルクローレの祭典が開かれいます。このお祭りも今年で36回目となり、テレビで全国中継される大きなお祭りの1つとなっています。

 

ロデオ部門

 

  ロデオは、荒馬を以下に上手く乗りこなすか、という技術を競います。

 スペイン語ではロデオのことを「ドーマ」DOMAと呼んでいます。

 米国でもロデオの大会(米国人しかでないけれど世界大会という名前が付いている)があるのですが、個人的にはアルゼンチンの「ドーマ」の方が荒々しくてすごいと思いました。アルゼンチンの選手が、米国の「世界大会」に出演したら優勝すると確信しています。

  さて、アルゼンチンの「ドーマ」ですが、3つの競技があります。

 各騎手の競技が終わる毎に、パジャドールと呼ばれる吟遊詩人が競技の感想をギターのメロディーに乗せながら歌う情緒のある解説を聞くことができます。ちなみに最近はグスターボ・ギチョンGustavo Guichonという名前のパジャドールが、疲れ知らずで何十分もギターを掻き鳴らしながら解説を行っています。

 1)

 基本的にはどれも荒馬を乗りこなすのですが、一番難しそうなのが全くの裸馬に乗る「Crina Limpia 」と呼ばれるクラス(Categoria A)の競技です。手は馬のたてがみを指に巻き付けて乗るのです。乗る時間はたった5秒くらいです。

 時間が過ぎると鐘が鳴り、両脇から馬に乗った係員が騎手を押さえつけて馬から下ろします。この係員の馬の技量も大変高度なモノだと思います。

 2)

 一番簡単そうなのは鞍も鐙も付いた米国のロデオと同じ形で競われる 「Gurupa Suren~a」(Categoria B)ですが、馬はなんとか騎手(Jinete)  を振り落とそうと時には馬も横に倒れたり前足を大きくあげて後にひっくり返ったり、馬が自ら壁に激突していったりして暴れます。騎手も負けじとムチを前に後に叩きながら途中は空中でぐるぐる廻して力を誇示します。

 特に馬が一度倒れた後立ち上がった後に騎手も乗ったまま立ち上がってムチを振り上げた姿勢で体勢を立て直したときなどは会場から拍手喝采になります。

 乗る時間は15秒くらいです。

 しかし、馬に押しつぶされて足を挟まれたりして立てなくなる騎手もいますから、まさに命がけの競技です。

 3)

 中間に、裸馬に掴まる本当に小さな突起だけを付けた「Basto con Encimera」というクラス(Categoria C)があります。

 

タマラ・カストロTamara Castroフォルクローレ部門

 

 ロデオの競技の途中には、半分息抜きで地方の民謡であるフォルクローレの演奏が行われます。大部分は二流のアーティストで、歌も演奏ももう一つなのですが、これから伸びていくグループや、たまに大物グループも出演しているので見逃せません。

 この祭は約1週間続きますが、ここで演奏した有名グループは、この祭典の後引き続き同じコルドバ州で行われるフォルクローレの祭典「コスキン祭」Festival Cosquinに移動して再びテレビ中継でお茶の間(?)に登場することになります。

 

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