Gimnacio

 

 

 アルゼンチン人は男性も女性も、夏になるととかくアクティブに過ごす傾向があります。その一方で、一年を通じて日常的にスポーツに取り組む人もおり、その代表的なものが「ジムで汗を流す」ことです。ブエノスアイレスでは、この数年間にスポーツジム人気が高まり、街を歩くとエステサロンと同じくらいの高頻度で看板が目に付きます。あるスポーツジムは首都圏に数箇所の支部を持ち、会員がどこの支部に行ってもジムを利用できるメリットを謳い文句にしたり、またあるスポーツクラブは有名女優の名の下に会員を集めるなど、お客の獲得に余念がありません。利用客層は様々で主婦、仕事帰り(または仕事前)のサラリーマンから、かなりの高齢者に至り、それぞれの目的とペースで汗を流しています。

 

利用料金は月40ドル〜100ドルで、ジムの利用頻度や利用範囲に応じて金額が前後します。年間費を支払う義務のある・無しも場所により異なり、利用システムにも違いがあります。器械トレーニング、プール、エアロビクスなどがセットになったコースや、個別のメニューなど多彩に用意しているジムが最近は増えてきました。またクレジットカードで半年まとめて支払いをする場合には割引や得点を設けるなどしています。

 

日本でも同様ですが、器械類を使用する際、始めのうちは使い方の指導やメニュー作成のためにトレーナーがついて指導してくれます。また、使用中に不審なことがあればトレーナーの方から器械を直してくれたりと、アルゼンチン人にしては(?)かなり親切かつマメに接してくれるので、少々驚きます。

 

ブエノスでは「パーソナルトレーナー」をつけている人もよく見かけます。(余談ですが、暫く前に”叶姉妹の新しい愛人では?”と世間が騒いだ外国人男性を、本人が”私のパーソナルトレーナーよ”と語ったことで、この言葉を私は初めて知り、そうした逸話から日本ではスポーツ選手や芸能人だけの話だと思っていました)アルゼンチンではごく普通の人たちがダイエットや体力・プロポーション維持などの目的でトレーナーを付けて運動をしているところを見ると、パーソナルトレーナーはあまり特別なことではないようです。ただ、男性には女性のトレーナーが、女性には男性のトレーナーが付いている場合が多いような気がするのですが・・・。料金は交渉次第ですが、芸能人に付いているような有名なトレーナー以外ならば、相場として大体1時間30ドル程度のようです。ジム所属のトレーナーというだけでは給料が安く生活できませんので、こういったパーソナルトレーナーのアルバイトに励む人が多いようです。

 

 

エアロビクスについては、初中上級のクラスがあり、時間的には1時間程度と日本と変わりませんが、アルゼンチンのエアロビクスの方が実質的に動いている時間が長くてきついそうです。日本のエアロビクスは開始時の体をゆっくりとほぐす運動、終了前20分くらいはクールダウンといって激しい運動から次第に落ち着きを呼び戻す運動をしますが、アルゼンチン式はこれらの運動に割く時間が非常に短く、激しいリズムに乗せて動いている時間が長いです。しかも、ちょっと動きが落ちるとインストラクターからの注意があり、誰もが悲鳴を上げそうになりながらやっていると聞きました。あくまで日本式との対比ですが、本場・アメリカはどうなのでしょうか?ご存じの方は教えてください。

 

このように、アルゼンチン人の健康志向も年々確実に高まってきています。

同時に、これまでの食生活が見直される日も将来やってくることでしょう。

でもそれはまだまだ先のことだと思います。

 

スポーツジムは、ジーンズ、スニーカー、ハンバーガーに次いでアルゼンチン人に受け入れられ根を下ろした「アメリカ文化」と言えるでしょう。

 

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