Relacion entre mujer y hombre

 

 

日本流では夫婦の名前を書く(呼ぶ)ときには男性から呼びますが、アルゼンチンでは女性の名前を前にするのが普通です。このタイトルでもお分かりいただけるかと思います。

 

日本には日本流の「男女の接し方」というのがあると思います。例えば、初対面の人の手を握ったり、体に触れたりしないという暗黙の了解が挙げられますが、最近はこういった習慣もいささか崩れてきているのかもしれません。

 

さて、アルゼンチンの一般的な男女の場合はというと、出会ってからちょっと親しくなると、別に恋人同士でなくても抱き合ったり、肩を抱いたりする光景を良く見ます。何しろ初対面でも頬にキスする(besitoと言って、頬と頬をくっつけチュッと音を立てる)のが挨拶ですから(このスタイルはヨーロッパ的だ、という指摘もありますが)、このくらいのスキンシップは当たり前と思っているようです。

 

恋人同士になると、友達同士だけでなく互いの家族にも堂々公表するのが通例です。余程「わけあり」の関係を除いて、あまりコソコソ付き合っている人を知りません。その替わり、というか、別れた時も直ぐに公表して次の恋人探しに取り掛かるのも閃光烈火の早業です。本人にちょっと会わない間に恋人が変わっているだけではなくて、時に子供までいたりしているのでこちらも気が抜けません。

 

さて、恋人時代、男性が女性をヨイショする姿勢は凄まじいものがあります。彼女より先に進んで扉を開けることから始まり、レストランではコートを取りイスを引く、荷物はすべて持つ、行き先あらば率先して車を出す、などなど。

概してアルゼンチン女性が「たかび」に映る理由の裏には、そんなふうに、周りにちやほやされ慣れていることと関係がないわけでは無さそうです。

 

しかし女性も、それでいい気になっていると、いつの間にか彼に別の恋人が登場し別れ話になってしまうので気を許せません。女性の嫉妬心は大変なもので、自分の彼がちょっと楽しそうに別の女性と話しているだけでも露骨にイヤな表情を示したり、妨害をしにやってきます(相手の女性が既婚者でも、です)。

 

さて、めでたく2人が結婚すると、男性はマッチョの本性を現し始めます。もともとは男性優位がはっきりした国ですから、中には結婚しても家庭にお金を入れず、妻は子供を養うために外で働きながら育児、なんていうケースも珍しくないようです。少なくとも家にお金を入れる夫が良い夫だ、という話もまじめに聞かされました。

 

一方、ちょっとお金に余裕のある女性は旦那に捨てられないよう、年を重ねてもプロポーションを維持するため、スポーツジムに通ったり、エステに励んだりと、これまた大変な努力をしています。いつまでも美しくあらねば、という思いは、アルゼンチンの階級社会において上になればなるほど強くなるのかもしれません。その証拠に、裕福な層の女性に極度に太った体型の人をほとんど見かけないのです。

 

結婚するまではお姫様、結婚してからは急展開。アルゼンチン社会は家の外でも中でも常に激しい戦いを強いられているのでしょうか。もちろん、そんなケースばかりでなく、穏やかにうまくいっている夫婦もたくさんいるのでご安心ください。

 

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