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 ご存知の通り、ここアルゼンチンは南半球に位置していますので、日本とは季節が正反対、年末の現在はまさに夏真っ盛りです。照りつける太陽の光は強烈かつ刺激的で、そんな暑い(熱い?)12月の一大行事といえば、目前に迫った「クリスマス」です。

 

暑いからサンタさんの衣装も半袖?かというとそうでもなく、ちゃんとトレードマークの長袖の暑苦しい服を着ています。でもさすがに日本のように街角のあちらこちらに「着ぐるみ」が立っていることは滅多にありません。

 

街にはクリスマスツリーなどの形をしたイルミネーションがあちらこちらに飾られます。公園には「キリスト生誕」の様子を表した大きなジオラマ(BELENと呼ばれます)が翌年の1月中旬頃まで設置されます。

 

ショッピングセンターなどもクリスマス一色となります。日本のお歳暮の習慣にちょっと似ていますが、アルゼンチンでは日頃お世話になっているマンションの管理人や警備員に毎年クリスマスプレゼントを渡す習慣があるので、プレゼントの定番であるワインの売り場や、この季節に必ず食べられる「パン・ドゥルセ」と呼ばれる菓子パン売り場は人でごった返しています。

 

家の玄関や庭先、マンションのベランダなどにイルミネーションを飾ったり、応接間に大きなクリスマスツリーを置いたりするのも良く見られる光景です家が広くて天井が高いからこそ、高さ150センチもある大きなツリーが置けるのでしょうが、日本の家事情を考えると非常に羨ましいことです。

 

我が家でも今年はクリスマスツリーを飾ろうとあちらこちらを探し回って、ふと不思議なことに気がつきました。ツリーは日本ですと濃い緑の場合は綿などを用いて雪を演出します。またツリーの色は他に緑が少し白っぽくなっていたり、真っ白だったりして、同様にツリーが雪に覆われた雰囲気を演出するでしょうが、アルゼンチンのツリーはそうした微妙な色が無く濃い緑色です。

やはり夏の暑い時なので濃い緑の方が雰囲気に合うからでしょうか。敢えて真綿やスプレーで雪の雰囲気を演出しているツリーも見かけません。ツリーの飾りは、最近急増した「2ペソ(2ドル)ショップ」などで売られている中国製の比較的安いけれど豪華なオーナメントと3色の豆電球が人気です。

 

アルゼンチン人にとって、クリスマスは1年で最も重要な行事の1つなので、家族が集まって過ごすのが普通です。ちょっとした良いレストランはどこもクリスマスの特別メニューに替わり、乾杯用のシャンパンやデザートに食べるパン・デゥルセが含まれた豪華なメニューです。お腹一杯でなかなか最後まで平らげるのは大変。けれど、日本とはまたひと味違った雰囲気を味わえるので24日の夜は0時まで残ってレストランの他のお客さんと共にカウントダウンをし、シャンパンで誰彼となく乾杯を交わしてクリスマスを祝うのも素敵だと思います。

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