Bandera de Paraguay

 

 

パラグアイは赤い土、熱帯雨林という印象の強い国です。都市に行けばどこも赤い土が剥き出しになっている道路でバスを待つ人々の姿が印象的ですし、田舎に行けば「ミッション」という映画の舞台になった深い熱帯性の森林に囲まれます。

 

Map Paraguayパラグアイの政治・経済

1999年の3月に名実ともに国の実力者であったオビエド元司令官、その傀儡政権と言われたクバス大統領はそれぞれアルゼンチン、ブラジルに亡命し、ようやく「普通の国」になった感じがあります(現在の大統領はマッチ大統領といいます)。

クバス前大統領の前のワスモシ大統領も腐敗の限りを尽くしていましたし、日本や台湾の経済援助に頼って生きているだけで政治的に見れば国としての体裁を整えていません。そもそもオビエド亡命に繋がったそもそもの原因が政敵となっていた副大統領の暗殺事件というのですから穏やかではありません。

クバス政権時代には政権抗争が絶えず、それぞれの勢力の母体となっていたパラグアイの第一の民間銀行と第二の銀行がそろって争いに巻き込まれて不良債権まみれになりつぶれてしまいました。なんと日本の日銀にあたる中央銀行が庶民を相手に預金を集めたり貸出をしたりしています。日本の経済援助のお陰か中銀の建物はたいそう立派な建物です。もともとはパラグアイ経済の立て直しのために日本が拠出した資金でしたが、パラグアイはなんと中銀の建物を立てる資金に使ってしまったのです。

日本以外では台湾と深い関係があります。南米で台湾を国家と認める唯一の国であるため、台湾政府は資金援助を惜しみません。

  そもそもパラグアイという国は、「ミッション」という映画の通りスペイン副王に反抗した修道士たちが100年以上もの間グアラニー族と共存共栄で行きていた、特異な歴史を持つ国です。

 グアラニー語は現在も公用語になっていて、新聞にも子供向けグアラニー語講座などがカラー図入りで解説されていたりします。

 

パラグアイの音楽:

パラグアイの音楽は言わずと知られたアルパ、ギターなどで演奏されるポルカ、ガローパなどのフォルクローレです。パラグアイ最大の新聞ABC紙の文化面では、日本で活躍するアルパ奏者ルシア塩光、本田氏などを写真入りで紹介しています。ガローパはポルカをゆったりとバラード調にした感じです。

話は少しそれるのですが、私はここ1年この「ガローパ」と「トローテ」というリズムに疑問があります。というのは馬術の世界では「ガローぺ」と言えば「駆け足」、「トローテ」と言えば「速足」であり、「歩き」は「パソ」といいます。ということで、普通の馬の動きを考えればどう考えても「ガローぺ」の方が速くなければおかしい。ところが「トローテ」と言われるリズムは速い感じがして、「ガローペ」と呼ばれるリズムはゆっくり、というのはどうしたことでしょうか。知っていらっしゃる方教えてください。

パラグアイの踊りで最も有名なのがダンサ・デ・ボテージャといわれる踊りで、主に女性が頭の上に瓶を8本くらい縦に積んだままポルカのリズムに乗せて踊るものです。瓶の高さは全体で2メートルを越えることもあります。 それ以外にガローパの比較的ゆっくりしたリズムに乗せ、男女が顔を隠しながら駆け引き、接吻の様子を示すドラマ仕立ての踊りもあります。ドラマ仕立てはペルーの踊りなどとも共通するところがありますね。

 衣装はニャンドゥティーと呼ばれる独特のレース編み衣装を使います。このニャンドゥティーでできたパラグアイ国旗を見たことがありますが、大変綺麗なものです。ニャンドゥティは糸が細くて細かい網目のものが高価です。産地はイタグアというアスンシオン近郊の町です。

つい先週までイタグアでは1970年から毎年ニャンドゥティー・フェスティバル(Festival Nacional de Nanduti)が開催され、アルパやギターでパラグアイのフォルクローレが演奏、ダンサ・ボテージャが踊られていました。

 

パラグアイの日系人:

パラグアイは日系人が比較的多く住む国ですが、7000人程度というだけで正確な数字はわかりません。ただし政治経済・軍隊には大きな力を持っている日系人も多く、携帯電話事業などを取り仕切っているのも日系の企業です。上述のABC紙は小さな国の新聞らしく、結婚式の様子や各種(上流社会の)パーティーなどがカラー写真入りで紹介されていますが、日系人の姿も珍しくありません。

 

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