Los Parques y Las Plazas

 

 

 

昔から「街に緑(芝生)が多いのは豊かな証拠」などと言いますが、ブエノスアイレスには、「世界一大規模の都市公園」という、全長10キロに及ぶパレルモ公園をはじめ、大小さまざまな公園(広場)が街の至るところに存在し、人々はもちろん、動物たちにとっての憩いの場ともなっています。南米諸国の都市の中でも特にヨーロッパに近いとされるこの都市を訪れる観光客は、整備された公園の美しさと意外性に驚きます。

「意外性」と言うのは、やはり中南米に対する様々な偏見(汚くて怖い場所、と言ったような)から、こうした公園が存在することそのものが不思議に思えることに発しているのですが、遡ってヨーロッパ大陸からスペイン人がやって来て、この大陸に彼らの文化を築き初めてから、既にこうした美しい公園の設計は始まっていたのです。現在の公園・広場の殆どがその時代の産物と言っても過言では無さそうですが、それらは単に「遺跡」の如く存在しているのではなく、ちゃんと人々の日々の生活に溶け込んでいます。

 

では、ちょっとそのあたりの公園を散歩してみましょう。

今日は日曜日で気候も爽やか。公園も賑わっていますね。

ちなみに、ここの名前には「Plaza(広場)」と付いていますが、施設は公園と同じです。

Plazaには「市内のちょっとした公園」的な意味があるのでしょう。

 

ブエノスアイレスの公園・広場でよく見かけるものを挙げると・・・

1)子供の遊び施設

2)蚤の市と大道芸

3)犬を放す囲い

4)銅像や記念碑

5)企業の看板・・・・などでしょうか。

 

 

1)子供達が楽しそうにはしゃぎ廻っています。

 

子供の遊び施設は、シーソー、雲底、滑り台、トンネル、砂場と言った具合に、日本とあまり変わりません。遊び方もほぼ一緒ですが、皆、仲良く遊んでいる様子が微笑ましいですね。兄弟も比較的多いですから、お兄ちゃんはちゃんと弟や妹の面倒も見ています。変わっているのはブランコで、子供が自分一人では乗れないくらい高い位置にぶら下がっているので、お父さんお母さんが乗せてあげて揺らしてあげる必要があります。落ちないように鎖のベルトまで付いたものもあります。ひとりで乗るブランコは危ない、というコトなのでしょうか。

 

それから、子供の遊技場全体が煉瓦の壁や鉄柵などに囲われていて、子供が勝手に外に出ないようになっていることも特徴です。

これは、子供が道路に飛び出さないように、という意味もありますが、しばしば児童の誘拐が起きる他の南米諸国にも時折、見られる光景かもしれません。少々、物騒ですね。

 

 

2)・・・向こうの方に蚤の市や大道芸人たちが見えてきました。

 

ちょっと規模の大きい広場になると、週末には民芸品や手作りの品々、骨董品などを並べた「蚤の市」が開かれます。ブエノス市内ではレコレータ、ドレーゴなどの蚤の市が有名です。掘り出し物もかなりあって、同じ物を街のお土産物屋さんで見かけると、値段が倍近くしたりしてビックリします。

ブエノスの商店で、店主と交渉して値切ったりすることは殆どありませんが、こういう場所では一度トライしてみる価値があります。

 

大道芸人もあちこちにいます。一番良く見かけるのが銅像に扮して、じっと動かないでいる人たちでしょうか。白い大理石風に顔まで塗った人や、全身金色なんていう人もいます。見かけたら傍に行って記念撮影をするといいでしょう。

その時は御礼にチップをお忘れなく。

 

3)・・・なにか騒々しいと思ったら、犬を放す囲いに近づいたようです。

 

多くの公園には10メートル四方くらいの鉄の柵があり、この囲いの中に散歩中の犬を放して、その傍らのベンチで飼い主がくつろぐ、なんてことが出来るようになっています。鎖を解かれた犬たちは喜んで元気いっぱいに走り回ったり、仲間の犬たちとじゃれ合ったりしています。

ブエノスアイレス名物の犬の散歩屋さん(Paseador)も、連れてきた10頭前後の大小の犬を囲いに放して、自分は一服してから帰っていく光景をよく目にします。今日は日曜日で散歩屋さんはお休みのようですが。

 

 

4)・・・あれはいったい誰?この機会に名前を見てみましょう。

 

公園や広場に必ず1つはあるもの、それは誰かのブロンズ像だったり記念碑といった類です。独立と建国に貢献した人物や、文化・芸術に名を残す人物の像や記念碑は、同時にその公園や広場の名前となっていることが多々あります。普段は気にも止めずに通り過ぎていますが、色々な公園を一つ一つきちっと見て歩けば、1年間でかなりの有名人の名前が覚えられそうです。

 

 

5)・・・あちらの角、こちらの角に立っているのは、企業の看板です。

 

これは、公園を管理しているのが市当局ではなく企業である場合が多いからです。予算の少ない政府は、民間の企業に公園の管理を委託して、その代わりに企業は公園に広告を出す、ということをやっています。

ホテルなどの前の広場はそのホテルがお金を出して整備していますし、それ以外の普通の公園・広場では大手の保険会社などがお金を出しているようです。そういえば、数年前に比べ、最近は犬の「落とし物」が確かに減ったような・・・?

 

 

ブエノスアイレスの街には、ほんのひとときを公園や広場で過ごす人々がたくさんいます。大人も子供も犬も鳩も、みんな公園が大好きなのです。

 

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