LOS POSTRES ARGENTINOS

 

庶民の味「アルファフォーレスとドゥルセ・デ・レーチェ」

Dulce de Lecheアルゼンチンの庶民的なお菓子といえばアルファフォーレスAlfajores。日本の温泉饅頭のようにどこの観光地でもその地方独自(と言っても味の方はどれも似通っていますが)のアルファフォーレスが存在しています。どういったお菓子かと言うと、直径10センチくらいの丸い形をしたビスケットやクッキーにアルゼンチン独特のDulce de leche(コンデンスミルクに砂糖をいっぱい入れて煮詰めたもの)をサンドし、更に外側をチョコレートやココナッツでコーティングした、とってもとっても甘い一品です。

カフェテリアに行くと、このアルファフォーレスの小型版が2つ3つ、お茶請けとしてコーヒーと共に出されることが多く(あるいはクッキー等が必ず付いてくる)アルゼンチンのちょっと濃いめのコーヒーとは良く合っています。土地の人は更に砂糖をコーヒーに入れるのですからかなりの甘党だと思いますね。ちなみにここでは砂糖一袋が6.25gあります。

地方へ行くと、Dulce de lecheもあれば、その土地で穫れる果物で作ったジャムをサンドしたアルファフォーレスもあり、アルゼンチンの人は皆、お土産として何箱も買い求めます。その感覚もどこか温泉饅頭と似ているように感じるのです。

このアルファフォーレス、スーパーマーケットでもたくさんの種類を扱っていますが、個人的にお勧めなのはAguila社の商品で、甘さ加減が日本人の口に合っています。しかし最近スーパーマーケットで見かけなくなってしまったところをみると、製造を止めてしまったのかもしれません。コンフィテリア(洋菓子屋さん)にもお手製のものが売られていて、またスーパーのそれとは違った風味があり、色々と食べ比べてみるのも楽しいでしょう。くれぐれも虫歯には気をつけつつ。

 

アルゼンチンのういろう「メンブリージョ」

それ以外にアルゼンチンでよく食べられるお菓子ではメンブリージョMenbrilloが有名です。これは見かけも日本の羊羹、特に「ういろう」のようで、味もそれに近く、日本茶で食べても美味しいです。アルゼンチン人はこれと一緒に厚切りのチーズを爪楊枝に刺して食べたりします。こうするとメンブリージョの甘さとチーズの塩味が程良く中和してワインのおつまみとしてもなかなかイケます。

 

あまーい甘い「パステル」

パステルPastelという甘い密&砂糖掛けの焼き菓子も有名で、よくエスタンシアなどで田舎料理のデザートとして出てきますが、個人的には甘すぎて好きになれません。これもパン屋さんやコンフィテリアで売っています。

 

最も良く食べられるデザート「プリンとフルーツポンチ」

レストランでもっともよくあるデザート(スペイン語ではPostre)は自家製プリン(スペイン語ではFlan)とフルーツポンチ(スペイン語ではEnsalada de Fruta)、そしてアイスクリーム(スペイン語ではHelado)です。これは大抵どこのレストランでもおいてあります。アイスクリームの種類としてはチョコレート(Chocolateチョコラーテと発音する)、バニラ(Vainillaバイニージャ)、イチゴ(Furutillaフルティージャ)が代表的で、気の利いたところではチョコレート包みのボンボン・スイッソ(Bombon Suiso)というアイスクリームを置いている店もあります。

忘れてはならないのが前出のDulce de leche味で、これはかのハーゲンダッツ・アイスクリームにも登場し、アルゼンチンはもちろん、アメリカでも販売されています。気のせいかニューヨークで食べたものよりブエノスで食べたものの方が甘かった気がしました。日本では果たしてデビューするでしょうか?(これを書いた後の、99年暮れの情報では、日本上陸を果たしたそうです。パチパチ!ぜひ、お試しあれ)その他種類を挙げたらキリがありません。それほどアイスクリームは広く市民権を得ているというわけです。

 

ブエノスアイレスのケーキの味は?

ブエノスアイレスのケーキは概してむちゃくちゃ甘いです。料理番組のお菓子づくりでは、ケーキ1つに砂糖をmedio kilo(2分の1キロ)入れるなどというとんでもないことを言っていましたので想像出来るかと思います。

では、具体的にどんな感じか、市販のチョコレート・ケーキを例に取ってみますと・・・

チョコレート味のスポンジ生地(もちろん甘い)に、前出の「ドゥルセ・デ・レーチェ」を挟み、再びスポンジを乗せ、更に「ドゥルセ」を乗せて、だいたい3段くらいに重ねます。

全体をチョコレートでコーティングし、デコレーションには、もちろん、練りだした「ドゥルセ」。そして砂糖たっぷりの「メレンゲ」を並べ、お誕生日用には「ハッピーバースデー」と書かれた板チョコが付きます。

ふう。いかがでしょうか?甘い物好きの方には挑戦していただきたい一品ですね。

 

個人的に食べたことがあって数少ない美味しいケーキが食べられる場所を紹介します。ただしケーキは日本の2倍くらいの大きさがあるので2人で分けて食べることをお勧めします。「分けて食べます」というのはスペイン語でCompartir(コンパルティール)と言えば通じます。デザートは食事本体に比較して概して値段が高い(安くて3ドル、高ければ12ドルくらいする)ので、分けて食べる方がいいと思います。

 

1) ショッピングセンターのパティオ・ブルリッジ(Patio Bulurige)の中にあるハッピー・シプリアーニ(Happy Sipriani)という名前の喫茶店で食べられるミルフィーユ(スペイン語ではMil Hojasといいます。意味は千枚(Mil)の葉(Hojas)の意味です)。「クリーム」と「ドゥルセ・デ・レーチェ」の2種類があり、どちらも甘さ控えめで大変美味しいです。 

Ristaurante San Babila                                                            

2) レコレータRecoleta地区にあるイタリア料理店サン・バビラSan Babilaのティラミス。こちらでも発音はティラミスですが「ス」にアクセントがあります。濃いめのコーヒーと一緒に頂くと最高!他のケーキも美味しいです。

 

  サン・バビラの外観

 

3)パレルモ地区にある日本庭園の中にコンフィテリア(喫茶室)が設置されていて、そこではとっても日本的なケーキの数々が食べられます。聞くところによると日系人のケーキ職人さんが作っておられるとか。ケーキの他、お饅頭、どらやきと言った和菓子に日本茶もございます。

 

 

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