SALTA

 

カルチャキス谷では主にタバコの葉を生産している。写真はアルゼンチン最大のタバコメーカーNoblesa Picardo社のタバコ工場。

 

 

政府はタバコの世界的な禁煙運動もあり、転作を促しているが、なかなか進んでいない。アルゼンチンのタバコの値段は1箱1.25ペソ(約130円)と格安であり、政府としてはタバコにもっと税金を掛けたいと考えている。しかし、サルタなど北部のタバコ農家の反対が強く、政治的に難しいようだ。個人的な考えでは、タバコの値上げによって転作補助金を作ったらどうかと考えるのだが。

古いタバコ製造方法を行っている工場。右の図のように壁に穴が無数に開いた場所に、竹筒のような形をした入れ物にタバコの葉を入れ、洗濯に使う竿竹のように両側を引っかけて風通しを良くして何日か干す。その後、左の写真のような蒸す場所に移し、葉を蒸して香りを付ける。

 

 

 

 

 

サルタから今回訪れたカチCachiへは約160キロの道のり。カチに行く途中の国道沿いは、途中から舗装されておらず、雨が降ると簡単に交通止めになってしまう。サルタ周辺の他の観光地も似たようなもので、我々も3日目に頼んでいた古代人の壁画を見るツアーが大雨のため中止になってしまった。

遠くの山は、酸化鉄を多く含んだ赤色、酸化銅を多く含んだ青色、石灰カルシウムを多く含んだ白色などが折り重なり、七色の山肌を作り出している。

 

 

 

 

 

 

 

 

道沿いは無数のサボテンが生えている。サボテンは年間数センチしか生長しない。写真のものだと200年程度はたったものだという。

 

 

 

夏場は山肌がすべて草に覆われ緑色になるので美しい光景が楽しめる。サルタは暑いので、観光シーズンは一般的に冬といわれる。しかし、標高2500メートル以上の場所をいくカチの観光に限っては、夏場がいいようだ。冬場この道は、マイナス15度に冷え込み、霜が朝方溶けた露が道を被い、危険なコトも多いという。現に霜で滑って谷底に落ちた車に捧げられた十字架も立っていた。

 

 

カチに行く道で最も標高の高い場所Piedra del Molinoに立つチャペル。3,348メートルある。

 

 

 

 

ちょっと小さい写真では見にくいが、山沿いの下の方にコンドルが飛んでいる。コンドルはこの日何カ所かで目撃した。

 

 

道沿いは荒涼とした場所も多いが、小さな花が群生している場所もある。黄色い花が群生している。

 

 

 

 

 

オレンジ色の花も咲いていた。

 

 

 

 

サボテンが無数にある墓標のように大地一面に林立している。

 

 

 

カチの中心にある広場の脇に考古学博物館があった。入場料は1ペソで、中庭パティオを一周するように建物の中が展示場所になっていた。

 

 

 

 

 

カチの広場の脇にある教会では、聖母マリアの像の下に大きなカメが置かれ、下の蛇口から「聖なる水」を出して身を清められるようになっていた。壁には「清め方」る時の心構えが説明してあった。

 

 

 

 

教会の中の台、教会の天井、絵画の額などはすべてサボテンから作られている。棘を取り除いた部分が点々と模様になっている。

 

 

 

 

カチで昼食をとった。カチで一番高級なのはオートモービル・クラブのレストランだが、なるべく郷土料理を食べるコトに徹しているので、広場の脇の小さな食堂に入った。ビールはこの地方の地ビールでNorte、料理はトウモロコシをすりつぶした中に挽肉を入れ、皮に包んで蒸したタマーレスが前菜。メインは山羊肉と野菜のシチュー。そしてデザートがアイスクリーム。飲み物まで全部付いても6ドルだった。ブエノスアイレスに比べるとレストランの値段は半分以下のようだ。

帰り道、Cabana de Cablitoに立ち寄った。世界中からいろいろな品種の山羊を輸入し、乳を搾ってチーズにしている。スイスから輸入されたという山羊の雄はりっぱな角が特徴的だった。

 

 

 

庭にはガチョウが列をなして歩いている。NHKで昔やっていたアニメ「ニルスの不思議な旅」の光景そのまんまだった。

 

 

 

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