Taxi

 

 

 

ブエノスアイレスで登録されているタクシーの台数は42,000台といいますから、200人に1台くらいの割合でタクシーがあることになります。これだけの数のタクシーが走っているので、ブエノスアイレスでは大抵どんな時間でも、どこでもすぐに流しのタクシーが掴まり、タクシーを長い時間待つということはほとんどありません。

 

ブエノスアイレスのタクシーは屋根が黄色、ボディーが黒です。一昔前まではプジョー504という車が太宗で、それ以外はルノー11とか、本当に限られた車種しか見ることがありませんでしたが、最近はフォルクスワーゲンとか、非常に多様化しました。日本で言えば小型タクシーの大きさが普通です。

 

タクシーの料金ですが、初乗りが1.12ペソ(約130円)で、その後200メートル毎に0.14ペソ(約17円)ずつ上がっていきます。感覚的には日本の4分の1くらいの値段で、ブエノスアイレス市内の場所に行くのに15ペソ(約1800円)を超えることは滅多にありませんし、繁華街の移動なら5ペソ(600円)以内です。

ちなみに私たちがブエノスアイレスに来た1996年初は初乗りが0.96ペソ、以降200メートル毎に0.12ペソでした。

 

さて、問題なのは安全です。日本と違って二種免許というのがなく、基本的に誰でも運転できるのです。また、貸しタクシー会社というのがあって、タクシーを借りて個人タクシーとして営業できるのですが、この割合がタクシー全体の約3割と非常に多く、更に盗難タクシーを使った違法営業という場合があって危険な目に遭うケースがあるからです。

よくあるタクシー強盗は、一人で乗ると、両脇から見知らぬ人が乗ってきて、銃やナイフを突きつけて持っている有り金を全部出させるだけでなく、キャッシュカードを見つけたら近くのATMでお金をおろさせることまでやるのです。しかも殆どのケースでは犯人が逮捕されません。

このようにタクシーの治安が著しく悪くなったため、タクシーの利用客が減って真面目に営業している運転手もとばっちりを受けました。

そこで、真面目な運転手さんたちで安全シールを貼ったりして、自己防衛につとめています。お客さんの方もナンバーを控えて携帯電話で家族に連絡したり(そういう風にすると逃げていくタクシーもいるそうです)して防衛しています。

また、ラジオタクシーというのが急激に普及しました。以前はほぼ全てのタクシーが個人タクシーでしたが、最近は日本のタクシー会社のように車の天井に会社の表示灯を付けて走っているタクシーが増えました。このようなタクシーは、電話で家に呼ぶことも出来て、安全面では非常に安心です。迎車にすると特別料金(1-1.5ペソくらい)を取るラジオタクシーもありますが、無料で流しのタクシーを拾うのと料金的にも変わらない場合も多いです。

昔から家に呼ぶのはハイヤーに相当するレミス(Remis)というのがあるのですが、市内を少し行くだけならラジオタクシーの方が安い場合も多く、しかも電話で呼んでから殆どの場合10分以内で来るので大変便利です。

 

これからブエノスを訪れる方は、十分に乗るタクシーを吟味して乗ってください。

 

 

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