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アルゼンチン人が喫茶店で最も良く頼むのはエスプレッソですが、お茶も結構充実しています。喫茶店では、お茶はポットサービスが普通で、一度に3杯くらいは楽しめます。甘い物好きのアルゼンチン人は時折、コーヒー同様にたっぷりの砂糖をお茶にも入れて飲んでいます。家庭でもお茶は日常で好まれ、食前食後によく飲まれます。

アルゼンチン製の紅茶は色はともかくとして、風味の点では今ひとつのような気がします。この数年で国産紅茶の種類は増えましたが、それでもトワイニングなどの外国製品が人気です。以前は空港の免税店や特別な店でしか購入できませんでしたが、最近はスーパーマーケットでも手軽に買えるようになって、ますます普及しています。

紅茶以外に「ハーブティー」も充実していて、気の利いた店だと様々なハーブティーのティー

バックを各種入れた箱を持ってきて、その中から注文客に選ばせてくれます。ハーブティーのことをここではTe Digestivoといい、肉料理の多いアルゼンチンでは昔から「消化を助けるお茶」として親しまれているのです。

 

その中でも人気が高いのが「カチャマイ」(Cachamai)。かわいいロバのマークが目印で黄色やピンク色の袋に入っており、味はくせが無くとてもすっきりしていて、特に肉料理の後に美味しいです。また、スーパーで買えば1箱1ドル程度という手軽さです。このティーバックを自宅では「マテ」を飲むように容器に入れ、専用の金属製ストロー「ボンビージャ」で吸うように飲むこともあります。「カチャマイ」は日本でもここ数年、日本橋三越などで健康茶の一種として売られていると聞いたので、試してみては如何でしょう。

他にハーブティーでは「ボルドー」(Boldo)があります。くせがあり、好き嫌いが別れますが、アサードなど脂っこい料理の後などは最高に美味しいです。

「マンサニージャ」(Mansanilla)も同様に有名です。日本ではカモミールという名前で知られています。

アルゼンチンでは、日焼けの後で肌が火照った際などに、このマンサニージャのお茶を冷蔵庫で冷やしたものをコットンに含ませて使いなさい、と医者に言われることが多いです。試してみると確かに気持ちがいいものでした。ちょっと食べ過ぎたかな、という時に飲むと胃が落ち着きます。

それからハーブティーとは少し異なりますが、なんと言ってもアルゼンチンらしいのが「マテ・コシード」(Mate Cocido)。マテ茶を煎ったもので、通常のマテ茶よりも少し飲み安いかもしれません。いかにもアルゼンチンらしい味わいです。特に田舎の人は好んでこのお茶を注文しているようです。朝一番に飲むと「お通じ」に良いとも言われています。

 

アルゼンチンの美味しい肉料理を食べた後は、このようなハーブティーでくつろぎのひとときを過ごすのも悪くないでしょう。

 

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