ベネズエラ:VENEZUELA

Bandera de Venezuela 

ベネズエラの印象:

 ベネズエラという国は言わずと知られた石油の国です。OPECにも参加しているほど石油埋蔵量が豊富で、石油ショックの70年代は活況を呈していました。カラカスの街で見かける建物の殆どはこの70年代に建った建物だそうで、30年くらい経っていますから少々古くなった感じは否めません。

それ以降石油の価格は下がり続け、それに従って国の収入も激減、新たな投資がなされず、高級ホテルで非常に巨大なヒルトンホテルも、内装はいざしらず外から見ればゴーストビルのようになってしまいました。

ただ石油を運ぶトラックが行き来する幹線道路は極めて良く整備されていていました。

Map Venezuelaそれからなんといってもミス・ユニバースです。ミス・ユニバース養成学校もあってもはや国家事業と化しています。国民のミス・ベネズエラを選ぶ目は厳しく、「今年のミスはユニバースになれない」などの会話が交わされるそうです。ミス・ベネズエラになるときはそれほどかわいくなくても、ユニバース出場するときには目鼻立ちがくっきりして違う人のように変わる人もいるとのことで、整形手術をした後の顔立ちまで考えてミスを選出しているとのことです。

 

 

ベネズエラの民族音楽:

 ベネズエラの民族音楽と言えば、リャノ(Llano)と呼ばれる大草原にに暮らすカウボーイたち(ジャネーロ)たちの音楽、ホローポが有名です。ホローポはクワトロ、アルパ、ギター、マラカスなどの楽器で演奏されます。ここでいうアルパはパラグアイのものと非常によく似ています。

アルパの奏者で有名なのはシモン・ディアスという巨匠で、どこのCD屋さんでも何枚ものCDが置いてあります(PolyGramから)。この巨匠、アルゼンチンのチャランゴの巨匠ハイメ・トーレスと顔が似ている気がします。彼はクワトロも演奏しますが、ボリビアでもチャランゴで有名なエルナン・ガンボアやチリノス兄弟なども有名のようです。

 

フォルクローレを聞ける場所:

 ただ残念なことにカラカスではこの音楽を生で聴ける場所が殆どありません。唯一地元の人達が「馬のレストラン」Vistarroyoと呼んでいる「Vistarroyo」を探し当てました。料理はアルゼンチン焼肉(パリジャーダ)と同じような感じですが、毎日夜9時ぐらいからフォルクローレの演奏と、水曜日には踊りも付くようです(残念ながら行った日は金曜日で踊りが見られませんでした)。中心街からはちょっと遠いので、タクシーなどでいく必要があります。

Restaurante Vistarroyo:

Av.Luis de Camoes via Cafetal Macaracuay (Frente al Centro Portugues)

Caracas Venezuera

Tel: 986-0066, 986-0855

この店の特徴は、音楽と共にレストランの中に人が乗った馬が入ってくることです。またリャマ、ポニーなども入ってくるので音楽好き以外の人でも楽しめます。これが「馬のレストラン」俗称の由来でした。丁度演奏していたグループのマラカスは絶品でした。「マラカスなんて振れば音が出る」とちょっと軽く見ていた気持ちをスカッと吹き飛ばしてくれました。振る人が振れば音楽が生きるものです。

 

ベネズエラの観光:

 ベネズエラの観光は、カリブの島々、エンジェルフォール、サバンナのアドベンチャー、オリノコ川河口デルタ地帯の先住民族村(裸族です)の探訪が有名のようです。

日本ではいずれも秘境ツアーと分類されているようです。

 

ベネズエラの政治:

 ベネズエラは今年チャベス大統領が当選しました。このチャベス氏はもと軍人で、貧民階級に絶大な人気を誇っており、当選前は「IMFなどからの借金は返済しない」などの過激な発言を繰り返していましたが、当選後は現実路線に転換しているようです。

州知事になったイレーネ・サエスは十数年前のミス・ユニバースです。大統領選挙にもでましたが、「一人で戦っている」との男心をくすぐり、また市長時代の業績が良かったとのことで善戦していたのですが、あともう少しの所で与党側に付いてしまい、男心が冷めて当選できなかったそうです。その後彼女は今年の州知事戦で勝利しました。まだ30代ですのであと10年くらいしたらまた大統領選に出馬するのかもしれません。

 

ベネズエラの経済:

最悪です。ベネズエラは石油以外にも鉄鉱石、金などの希少鉱石が豊富ですが、このような地下資源系の国際価格は70年代から一貫して下がり続けていて、国家収入を地下資源の輸出に依存しているベネズエラには受難のときです。更に1999年末に起きた洪水が追い打ちをかけています。

 

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