QUEBEC

ケベックを旅して-言葉
1週間の予定の旅の第一日目の目的地はモントリオール。私の住むロンドンオンタリオから高速を文字どおりまっすぐ北へ約800キロの長旅だ。

オンタリオ湖の北の端にあるキングストンという街を通り過ぎて30分くらいたったあたりから、突然道路標識から英語の文字が消えフランス語一色となる。いつのまにかケベック州に入っていたらしい。ケベック州はカナダの国土の6分の1を占める巨大な州で、なんでも日本が5つくらい入ってしまうほどの大きさ(!)。もともとはフランスの植民地だっただけに今でも州の人口の80%以上はフランス系のカナダ人で、道路標識や看板はフランス語でなければいけないと法律で定められているんだそう。

モントリオールあたりだとそうでもないだろうと思っていたけど、通りすがりに聞こえてくるのは、フレンチフレンチフレンチ。。。『ボンジュール』とか『メルシ』とか言われると「ここはどこぉ?」的不思議な気分に陥る。調子にのって「ボンジュール」と返事をしてみたところでフランス語はそれしかしらない私は結局そこどまり。ちょっとあせる、でも心配は無用。モントリオールあたりに住んでいる人や観光にたずさわっている人たちは、英語が話せるからね。

ところが、田舎に住んでるフランス系カナダ人はちょっと勝手が違う。テレビもラジオもフランス語と、普段の生活はほぼ100%フランス語のみで用が足りてしまうので、英語は学校で習った程度という人も多い。ケベック州が生んだ偉大なシンガー、セリーヌディオンも18才くらいまで英語が話せなかったらしいが、今回泊まったベッド&ブレックファースト(民宿のようなもの)で出会った人たちの英語もかなりたどたどしかった。
モントリオールで見かけた警察官
ところで、この写真はモントリオールの街で開かれてたフェスティバルで見かけたポリスメンで、ちゃんと銃も持っているけど、よく見ると、二人ともジーンズはいてる(!)あいにく写真は撮れなかったけど、デニムのショーツをはいて自転車に乗ってる警察官もいたぞ。

今まで、結構いろんな国へ行ったけど、こんなのみたことない。やっぱりフレンチ系、オシャレだなぁ。。。。

と思っていたら、モントリオールにお住まいのKさんから、「あれはどうも政府の予算に対する不満を示すためのデモンストレーションだという話を聞いたことがある。」とのメールをいただきました。なるほど、でもラフな感じで好感持てちゃいますね
ライフスタイル

手元の日本語ガイドブックによると、フランス系カナディアンは"Jole de vivre(生きる喜び)"に根付いたライフスタイルをエンジョイしてるらしい。夕暮れ時にレストランやカフェのテラスで、ワイングラスを傾けて談笑してる人たちを見てるとなんとなく納得。

そりゃあ、アルコールが入れば、ロシア系だってアイルランド系カナダ人だってハッピーになれるけど、もう何度も日記に書いたとおり、オンタリオではライセンスのあるところ以外の公共の場での飲酒は禁止されているし、完全に禁煙のレストランも増えてきていたりといろいろ厳しい。ビーチでビール片手に日光浴なんて夢のまた夢。州政府によって生きる喜びは規制されてるのだ。悲しいことに。

そしてやっぱり、決定的にフランス系にかなわないのは食べ物やワインへのこだわり?

ということで、ケベック州にいる間は、少しでもケベコアのように生きる喜びを味わおうと、路上にテーブルがセッティングされたレストランが立ち並ぶサン・ルイ広場近くへ出向き、近くのスーパーで持ち込み用にワインを買い、ベトナム料理レストランへと向かったのだった。