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エサレン研究所探訪記 寄稿/小確幸 1999/03/06

1. プロローグ

 1999年の初春に、私はカリフォルニアのビッグ・サーにあるエサレン研究所に行った。何か解決したい私的なテーマがあったというよりは、さまざまなグループ・セラピーを「普及」させたこの機関を見てみたいと思ったからだ。
 エサレン研究所はモントレー空港からバン・サービスで1時間15分ほどのところにある。かなりの距離があった。雰囲気は、一言で言えば、「清里」と「八王子大学セミナーハウス」と荻窪の「ほびっと村」を足して3で割ったような感じだ。空気の澄んだ山奥という意味では清里みたいだし、ロッジに泊まってみんなで何かをやる雰囲気は八王子セミナーハウスのようだ。そして何より、集会室に入ると床にみんなで座ってちょっとカウンターカルチャーな雰囲気の中で何かを語り合うという点は荻窪のほびっと村のようである。表面的にはスタッフも親切であり、フレンドリーなコミューンという感じだ。
 参加者は圧倒的に白人の、経済的に豊かな人が多いようだ。海外からのゲストもヨーロピアンがほとんどである。黒人は1人だけ、ラティーノ(南米からの移民)はゼロだった。カリフォルニアの人口構成から言えばこれは異常と言ってもいいぐらいである。自己啓発セミナーと比べると、男性がやや多く、平均年齢はきっと高いと思う。30代後半といったところか。カウンターカルチャーをそれなりに経験した、いまは「チベット死者の書」などにも興味のある、そこそこ金持ちの奥さん、といったあたりが平均像か。

 エサレン研究所はスタンフォード大学の同級生であったマーフィーとプライスの2人のアイディアで1960年代初頭にスタートした。2人とも金持ちの家庭の出身であり、前者は宗教的関心が、後者は精神病理的な関心があったという。
 エサレン研究所はいわば崖の上に立っており、ビーチへ降りていくこともできる。エサレン研究所のすぐ裏は木々の生い茂る山であり、ハイキングもできる。白人向けの、美しい「地上の楽園」と言ったら皮肉に過ぎるだろうか。混浴の露天風呂(温泉)もあり、スタッフによれば、この地はその昔、インディアンの「エサレン部族」が温泉に目を付けて居住していたのではないか、とのことだった。温泉はエサレン研究所にとっても聖なるものだという。
 食事は半分以上は自前の農場で採れた有機野菜のヘルシーな食事。アメリカにしてはうまかったと誉めておこう。アメリカに来て初めて食前の祈りをしている人を食堂で見た。これだけ東洋宗教に熱心なエサレンで見かけるとは何とも皮肉なものである。
 セラピーの内容を順に見ていこう。私は、入門コース「Experiencing Esalen」に参加した。金曜夜から日曜昼までの2泊3日のコースである。

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