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2003/10/07 小林桂子・映画企画 3ヶ月で7,000万円のカネ集め

 ARCインターナショナル(日本初のセミナー会社、2000年に解散)の受講生で「女優」の小林桂子氏が、ARC受講生らを巻き込んで人員と寄付金を集めている。寄付は、日中合作映画「ウォー・アイ・ニー」製作を名目としたもので、1999年から呼びかけていた。その活動が2003年1月から加熱。3ヶ月間だけで7,000万円もの資金提供の予約をとりつけた。
 この映画、小林桂子氏主演の予定で、興行から得た収益で中国に学校を建てるのだという。
 映画企画は、ARC卒業生らが組織するボランティア団体「ワンワールド・ワンピープル協会(OWOP)」のサイトでも宣伝されている(「日中合作映画制作 K'project1」)。ただしOWOPの関わりは「協力」であって主催ではない。カネ集め・人集めの主体も、プロデュース・主演も、全て小林桂子氏だ。

 募金を呼びかけ始めた1999年当初は、「出資金1口10万円、目標総額1億5,000万円」などとしていた。だが全く金が集まらなかったようで、配給会社も決まらず、クランクインすらできないないまま放置されていた。
 事情が変わったのは2003年1月。「75口をクリアしたらクランクイン」との目標のもとで、「1口10万円」の他に「1口100万円のミリオン・メンバー」なるものが設けられ、賛同するARC受講生等が「エンロール」に奔走し始めた。
 ARCの直系分派であるETLジャパンの最近の受講生にも、100万円単位の寄付をしている者が出ている。小林桂子氏がETLにも出入りしているからだ。ETLの名は、この企画は出てこないが、社内では宣伝されている。
 現在、寄付集めは少なくとも80数口以上に達していると思われる。「実行委員」も着々と集まっている。
「ただ、取り付けた出資申し込み数に過ぎないと思う。出資者の多くは、古いARC受講生やその周辺の個人。実際に集金できる額は、申し込み数よりかなり少なくなるはず」(関係者)

 小林氏はARCの直系分派の自己啓発セミナーであるETLJにも関わっており、この映画企画にはETLJの受講生も参画している。
 こうした集金ラッシュで、撮影のめどは立ったようだ。配給会社の確定が難航しているとも言われるが、2004年にクランクインすると小林氏が宣言したとの情報もある。
 しかしARC・ETL受講生らが供出する寄付金は、飽くまでも映画製作の資金。映画の興行が失敗すれば、本来の名目である「学校の建設」も危うい。収益が上がらず、「小林桂子氏の自主映画をみんなで作る文化祭」で終わったりしないだろうか。最初から学校建設のための寄付を集めた方がいいと思うのだが。
 どうも、リスキーなネットワーク・ゲームになっているよう思える。

追記(2007.12.18)

この映画は、2007年に『純愛』というタイトルで公開されました。この件について、オーマイニュースで記事を書きました。
チャリティー映画『純愛』のウソを暴く!(前編)
チャリティー映画『純愛』のウソを暴く!(後編)

関連記事

 セミナー団体カルテ / ARCインターナショナル
 セミナー団体カルテ / ETLジャパン
 業界ニュース / 小林桂子・映画企画、3ヶ月で7,000万円のカネ集め [2003/10/07]
 業界ニュース / 小林桂子映画、クランクイン決定 [2004/04/29]

参考リンク

 keis` Company Web Site / 2003年末頃にできたと思われる、映画企画の公式サイト
 ETLジャパン / 株式会社ETLジャパンの自社サイト
 ETL 株式会社 教育技術研究所 / ETLジャパンを離脱した菅原恭二氏の方の自社サイト
 ワンワールド・ワンピープル協会(OWOP) / ETLジャパンとも若干交流のあるNPO。もともとARC筋のボランティア団体