障害受容

ステージ理論
アメリカの精神科医エリザベス・キューブラ・ロスのモデルである。臨死患者が死を受容するまでにどのような心理的ステージを経るかに関するものである。
第一段階は【否認と隔離】である。ほとんどの患者は、痛ましい知らせを受けた後に『違います。それは真実ではない。』という。否認は衝撃を緩めるための健康な対処とされる。否認がもはや維持できなくがなくなると、第二段階の【怒り】がこれに取って代わる。この段階で情動を表出し終えると、第三の【取引】の段階に移行する。この段階では、驚くほど多くの患者が、多少の延命と交換に『神に生涯をささげる。』と約束したという。次の段階は【抑うつ】で、患者はこれから生じるだろう世界との決別を覚悟するために経験しなければならない準備的抑うつに陥る。怒りを吐き尽くし、嘆きも悲しみもし終え、患者は近づく自分の終焉を見つめる段階に至る。これが第五段階の【受容】である

障害の分野では、ナンシー・コーンがステージ・モデルを提唱している。これは障害後の心理的回復過程にステージ理論を提唱した最初のようである。彼女は、その段階を【ショック】【回復への期待】【悲哀】【防衛】【適用】の五段階とした。
結論のいくつかとして下記のものがある。
@受傷後早期のうつ状態は一部の患者に見られ、危険因子のひとつはせん妄である。
Aリハビリテーション医療期に見られるうつ状態は多くは痛みに伴うもので、痛みが続く限り慢性化する可能性がある。
B受傷後数年経ても軽傷慢性うつ状態(気分変調症)に苦しむ人がいる。危険因子として、痛みとある種の性格が明らかにされたが、それ以外は不明である。
C受傷後数年経て自殺する人がいる。一部は自殺企画歴を持った人であるが、それ以外は不明である。
上記の結論に出てくる人たちは、ステージ理論にも当てはまらないし、障害を受容することもできなかった、と言わざるを得ない。しかもこれらの人たちは決してまれではない。ある統計によれば、半数に及ぶこともある。したがって、これらの人たちの存在は、ステージ理論や障害受容の理論的枠組みそのものを、すなわち、どちらかというと障害者個人の自助努力に負うところが大きい従来型の心的援助システムを見直す意義を持つ点で重要である。

障害発生→初期不安→せん妄・死への恐怖・半信半疑(否認)→受容?援助方法としてピアサポートがある。
                                  →リハビリ人生 治るまでリハビリを続ける
                                (障害受容ができていない?価値の転換ができない?)

PEER SUPPORT(同輩や仲間による援助)
同じ障害者が、他の当事者を援助する。同病相哀れむそのことによって、援助するものも利益を得る可能性がある。
@出会い、あなた一人ではない。
A治療的に介入する。
患者・家族 同体・苦しみ⇔第3者の立場 同情・かわいそう
受傷時年齢・受傷原因・障害程度・合併症・受傷前の性格・家族・経済的社会的要因