東京都内にある、とある喫茶店でのインタビューからの抜粋



編集者 AKOさん、はじめまして。本日のインタビューよろしくお願いします。
AKO あっ、はじめまして。こちらこそよろしくお願いします。コーヒー頂きながらで
      いいですか?

編集者 あっどうぞどうぞ。
編集者 AKOさん、いきなりでなんですけど、19歳でデビューっていうのは
     遅い方ですか?

AKO まあ、今は12〜13歳頃から、いやもっと子役の頃からデビューしてる人達が
      多いですから、

      そういう意味で言えば、遅いってことになるんじゃないかと・・・。
編集者 なるほど。で、やはり小さい頃から、女優を目指してたんですか?
AKO いえいえ、小さい頃は左官やさんになりたくて・・(笑)いえ、本当に。
      小学校の時、実家の建設中、壁をぬる左官やさんの作業が
      面白くて面白くて
じーっといつまでも見てたのを覚えてますよ。
編集者 それは、変わってますね〜(笑)では、いつ頃、女優に目覚めたんですか?
AKO それが恥ずかしいんですけど、高校が受験校で私は全然勉強しなくて、
      テニスばっかりやってたんですよ。

      高3の時、担任の先生に大学の受験校をいくつか挙げると、
      「まぁ、難しいけど頑張って言われて・・・。

      志望校は1流大学の文学部の心理学科で、人間の心理について
      興味があったんで。
 それで、すべり止めに、日大の芸術学部の演劇学科を
      受けて今でもどうしてかわからないんですけど
 何故か演劇で・・・。
      それで、そのすべり止めだけ受かっちゃって、あとは全部落ちました(笑)

      それが、幸いしたのか災いしたのか、日大に入って、授業で舞台をやったり、
      
エチュードなんかをやったりで、 だんだんハマっていったんです。
編集者  舞台は麻薬って言う位ですからね。中毒になっちゃう(笑)
      で、デビューのきっかけは?
AKO  大学のキャンパスにテレビ東京さん(東京では12チャンネル)のスタッフが来てて、
     
あるクイズ番組の中のちょっとしたお芝居をやらないかと、
スカウトされたのが
      きっかけでした。それが19歳の時でした。以前、18歳の頃にある有名なプロダクション
      からもスカウトされたんです が、なぜか断っちゃったんですね、
      こんな大きな所に所属しても売ってもらえるかと変に疑っちゃって・・・。
      だから、さっきのお話で女優にめざめたと言っても大学のせいにするしか
      ないんですよ。(笑)
編集者 いやいや、でもスカウトされるのはAKOさんに何かがあったんでしょう。
      いろいろな要素があったんだと思いますよ。
      ところで、AKOさんは
青年座の養成所にもいかれてますよね?
AKO  はい。大学の授業や舞台がもの足りなくなってしまって・・・なんせ日本の大学って
      遊びに来てる学生がほとんどでしたし、授業も照明学とかいろんな理論の授業がつまら
      なくてそんなのは女優やるのに
      必要かな?なんて考えて、これじゃ、ここで勉強してたらプロとしてやっていけないん
      じゃないかと思いはじめて・・・。それで、劇団「円」と劇団「青年座」の養成所の試験を
      受けたら、なぜか両方とも受かってしまって、いろいろ考えたあげく、青年座を
      選んだんです。だから、大学と同時に養成所に通ってたんですよ。
編集者 しかし、さきほどAKOさんは大学の舞台やエチュードでハマッタって・・・
AKO  ええ、それはそうなんですけど、それはきっかけの1つにしかすぎなくて、やはり大学の
      舞台も所詮は教授が演出家で学生が役者でって感じで、またまたもの足りなく
      なっちゃって、気の合った友達と、キャンパス横の
公園にテント張って芝居やったり、
      六本木の
小さな劇場を借りて、自主的に芝居打ったりしてたんです。
編集者 ははぁ、なるほど。で、青年座の養成所は確か「研究所」っていいましたよね。
      そこはどうだったんでしょう?
AKO  はい、そこが又、今となっては役にったったのかどうか・・・
      1つのレッスンの集中度が少ないんですよ。
      ハイッ、今日は発生練習とジャズダンスとマラソンだ、今日は体操と地唄舞とエチュードだ
      今日は、パントマイムとクラシックバレーと自己表現だ・・などとバラエティーには
      富んでるんですが、プロとしてやっていくには広く浅すぎて・・・。
      でも、舞台の発表会はいろんなお客さん呼んで、けっこうやりがいあったんですけどね
編集者 あれれれ?では、大学も養成所も不満でいっぱいだったんですか?
AKO  いえいえ、そんな贅沢者じゃないですよぉ。
      たしかに、今、いろいろ不満ばかりを言ってしまったみたいですが、
      青年座でも得るものは沢山あったと思いますし、大学はスカウトされた場所ですし・・。
編集者 失礼しました。なるほどねぇ。で、どうなさったんですか?
AKO  どうなさったというと?
編集者 19歳のテレビデビュー以来、どういう風に進まれたかという事です。
AKO  ああ、それがですねぇ、先ほど言ったつまらない大学とは矛盾してると思いますが、
      スカウト以降、自分でもどうしていいかわからずにいて、大学の先生に相談したんです。
      そうしたら、その教授が親切にもプロダクションのマネージャーを紹介して下さって、
      会う段取りまでしてくださるし・・・。その教授はNHKの朝ドラの主役のオーディションの
      お話まで持って来て下さるし・・・感謝の一事につきますね。
編集者 ほほぅ、それはその教授にAKOさんの才能を見込まれたというわけですね。
AKO  いえいえ、そういう事ではないと思うんですけど、やたらとキャンパスで目立ってました
      からねぇ。顔は派手だし、行動も大胆で・・・(笑)
編集者 確かに目立ちますよねぇ、いえいえ悪い意味ではなくて。で?
AKO  あ、そうです、NHKのオーディションは見事に落ちて(笑)。なんと言っても紹介して
      もらったそのマネージャーの方に出会えたのが私の運命を決めたと言っても
      過言じゃないと思いますよ。
編集者 え?というと?
AKO  ええ、そのマネージャーが力のある人で、これもなぜか私の事を気に止めてくれて
      いきなり、マネージメントしてくれたんですよ。テレビのドラマはもちろん、日本でも
      2本の指に入る位の
私の尊敬していた舞台の演出家を紹介してくれたりで・・・。
編集者 へぇ〜。やはり、才能をみこまれたんじゃないですか。
AKO  え?だって、そのマネージャーは私の演技もろくすぽ見てもらってないのに
      見込まれるもあったもんじゃないですよ。
編集者 じゃあ、AKOさんにオーラが沢山、光ってたとか・・・。
AKO  ハハハッ、そんなおだてないでくださいよ、すぐ調子に乗っちゃう性格ですから・・・。

(中略)
編集者 時間もないのでインタビューを進ませてもらいますが、AKOさんは舞台から入った
      とおっしゃってますが、テレビもやってたんじゃないですか。
AKO ええ、でも、テレビのドラマは役がたいして大きな役じゃなかったので、
      舞台で、しかも日本の2大演出家の1人と言われた、
木村光一先生に中抜擢、いや
      小抜擢かな?されたのが舞台から入ったと自分では思ってるんですよ。
      ジュディーオングさんのかたき役みたいな役を頂いて・・・。
(中略)
編集者 今日はAKOさんのプロの女優になるまでの過程をいろいろ聞かせて頂いて
      こちらの失礼な発言もあったと思いますが、本当にありがとうございました。
AKO こちらこそ、意味不明な事も発言しちゃいましたし、失礼しました。
編集者 AKOさん、その豊かな好奇心と積極性と明るく大胆不適な性格でスターへの
      夢を是非ともかなえてくださいね。本当に今日はお時間頂いた上に、貴重なお話を
      有り難うございました。
AKO あっ、こちらこそ、こんな私のお話でよかったのかなあ?
     まっ、本当に辛抱強く聞いて下さって、ありがとうございました。

編集後記 明るくハキハキと話すAKOさんの中にフツフツと夢を実現する為のまっしぐらな
       もう1つの姿が本当に印象的でした。私自信も応援したい気持ちが強くなった
       今日のインタビューでした。


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