ペンギン

食べて出せれば飼育は成功!
ナマケモノ所有の虫にはご注意を!



ミユビナマケモノは草食動物です。
野生のものは、クワ科のセグロビアやニセパパイヤという木の
若葉や若芽を中心に食べています。
しかし与えればかなりいろいろなものを食べそうなのです。●1 ●2

動物園におけるナマケモノのエサは、ホウレンソウや小松莱、ニンジン、キャベツ、
リンゴやバナナなどの果物です。
米つぶやパンを食べることもあります。
とりあえず家の冷蔵庫にある野菜や雑穀をやって、
食べるかどうかを試してみましょう。
バナナなどは中身より皮を好んで食べるので、
飼い主と1本のバナナを仲良く分けっこすることもできます。
これができれば経済的にも大助かり。

食事の姿勢もなかなかユニーク。
木の又に背中を落ち着かせて寝ころんで食べたり、
木から逆さまにぶら下がって食べることもあります。
逆さのほうが消化がいいということなのかどうかは不明ですが、
まあ、お行儀のよいほうではありません。

問題は与え方です。
バナナやリンゴは天井からハリガネでっるすと、上手に手でもいで食べます。
皿におく場合は慣れるまで薄く小さくスライスしてあげましよう。
初めてあげるエサの場合、最初は関心を示さないかもしれません。
手で口の中に入れて餌付けをしましょう。
手を近づけると威嚇のためか口を開けますから、
それを狙ってサッと押し込むのです。
もし吐き出したら、ノーサンキューということ。
気に入れば、次からきっと自分で手を出すようになります。
多少荒っぽい方法のようですが、餓死するよりはマシですから。

うまくエサを食べてくれるようなら、次は「出す」方の心配です。
それまでボーツと動かずにいたのが急にもそもそし始めたら、トイレの合図。
ナマケモノは生まれついての便秘症で、3日から1週間に1度くらい、
コロコロのウサギのウンチ状の便をします。
地面に四つん這いになり、背中をよじったりしていかにも苦しそうな排便のようすを見たら、
こちらまで思わずりきんでしまいたくなるでしょうが、
声をかけると気が散りますから、ぞっとしておきます。●3 ●4

しかし、トイレのしつけの方はなかなかのものです。
排尿も排便も、自分で決めたところにきちんとします。
本来は、地面に小さな穴を掘ってするのがナマケモノのトイレマナー。
もそもそと体を動かしてトイレの合図を送ってきたら、
暖かい時期であれば庭などに出してやるのもいいでしょう。

野生のナマケモノは長い体毛の間にたくさんのダニや小虫を飼っています。
この虫たちはナマケモノの便に卵を産んで繁殖する習性を持っているので、
念のため汚物はすぐに片づけるようにしましょう。●5 ●6
●1 フタユビナマケモノは、ほとんど雑食で、
野菜や果物の他に昆虫や鳥の卵、ソーセージなども食べます。

●2 ベンジャミンやインドゴムなどの観葉植物にも、
食用としてお気に入りのものは多くあります。

●3 ナマケモノの筋肉は退化して弱くなっているため、
平地を歩くのは苦手です。
四つん這いでよたよた歩くところなどは、なさけない限りです。

●4 ストレスなどの理由によって本物の便秘になることもあります。
あまり出ないようなら、やさしくつかまえて浣腸してみましょう。

●5 ナマケモノの体毛の中には虫だけでなく、
藻や苔などの植物も住んでいます。
これらと同居することで、毛の一定の水分が保たれる仕組みになっているのです。
けっして虫退治をしようなどと思わないように。

●6 野性のナマケモノはよく川泳ぎをします。
この時背中の虫たちが溺れないよう、頭や背の一部は漏らさずに泳ぐのだとか。


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