1. 点取占いとは

『点取占い』は、駄菓子屋などで販売されているおみくじのようなもので、小さく折り畳まれている紙(右図参照)を広げると小学校低学年でも理解できる程度の日本語で10〜20文字程度の“占い”が書かれている。“占い”は漢字かな混じり文だが、漢字にはルビがふられている(ごくまれに例外も存在する)。“占い”に続いて、カットが添えられている場合もある。最後に●や○などの記号と点数が書かれている。(画像をクリックすると詳しい説明を読むことができる)

“占い”の内容は、学校や将来の職業、食べ物、道徳(倫理)、乗り物、を主題にしたものから、分類しにくい不可解なものまで子供の興味を持ちそうなテーマを中心にまとめられている。前述の“学校”、“将来の職業”、“食べ物”、“道徳”などは比較的数多く取り上げられているテーマだ。

“占い”の文体としては、占いの基本である推測(予測)から命令、禁止、叙述など幅広い。疑問なども含まれていて、これは通常の占いの域を遥かに超越する。時制に関しても現在形(未来の事象の予測も含む)を中心に、“占い”にあるまじき過去形のものも存在している。

『点取占い』の最大の特徴は、その“占い”のメッセージ部分にある。

チョコレートをなめたい ○8点
これでは、“占い”ではなく単なる願望の叙述だ。“占い”と名乗りながら、その体裁を持たず、さらに何やら点数がつけられている。この点数が本体の“占い”とどう関係しているのか判断に苦しむ場合もある。このような“ずれた”感覚が何とも言えないおかしさを醸し出している。

小売店では、左図のようなパッケージに入れられて販売されている。(画像をクリックすると詳しい説明と拡大図を見ることができる)さらに説明すると、このようなパッケージは、大きな台紙に縦4列・横3列の12セットで貼りつけられて、駄菓子屋の壁などに掛けられている。購入希望者は、好きなところからひとつずつちぎりとる。

製造元はワカエ紙工株式会社(大阪府東大阪市楠根2丁目4-18)という会社。以前、何かの雑誌(『宝島』?)社長のインタビュー記事を掲載していたが、紛失してしまったので詳細はわからない。『点取占い』の歴史などについて取材されていたと記憶する。いつかお会いしてお話しをうかがってみたいものだ。(ワカエ紙工株式会社が“点取占い”の製作・販売を始めたのは数年前だという。もし、それが正しければ、前述のインタビュー記事はそれ以前の会社に対しておこなわれたものかもしれない。)

このパッケージに前述の“占い”が16枚封入されている。さて、これでどうやって遊ぶのか?それは次章で説明する。

Reference Pages

  1. 点取占いの仕様
  2. 点取占いのパッケージ