フェアプレイにはまだ早い(2001年1月)


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2001.1.31(Wed)
 なんかいきなり「今日の得票」がなくなっちゃったんですけど。あー、気になる気になる。日記も更新されてないし。気になるよー。
 まさかこんなとこ読んでないとは思いますが、もし昨日書いたことが気に障ったなら幾重にもお詫びします。馬鹿の戯言ですから、ぜひともお気になさらずに。

 さて今日は、「ヒラリーマン随筆日記」を。
 「ちゃろん日記」と並ぶ、読み物系サイトの老舗。今は更新頻度が落ちたため、やや順位も落ちましたが、毎日更新していた頃は、ReadMe!のベストテンを争い、読み物系サイト(同義反復みたいですが、今のReadMe!は、情報系、ファンジン系サイトが上位を独占しているのです)では随一の人気を誇っていました。しかしどうも、日記猿人→日記才人では評価がイマイチなのです。新作が出れば必ずトップの「ちゃろん」に比べると、得票数が格段に少ない。

 大きなお世話ですが、その理由を考えてみました。
 まず内容では、「ちゃろん」とはそう差がないと思われます。各項目について優劣をつけてみるなら、
 文章の長さ:ヒラ=ちゃろん(やや長め)
 文章の読みやすさ:ヒラ>ちゃろん(専門用語、隠語が少ない)
 テキスト勝負の度合:ヒラ>ちゃろん(拡大文字など不使用)
 ギャグの数:ヒラ=ちゃろん(多い)
 ギャグの飛躍:ヒラ<ちゃろん(ぶっとんだギャグは少ない)
 オチ:ヒラ=ちゃろん(必ずつける)
 という感じですか。ギャグの飛躍度合では一歩譲るものの、それ以外では互角か、優位に立っていると思います。

 それがなぜ人気がないのか。
 ひじょうに大きなお世話ですが、仮説を立ててみました。
 仮説1)単行本になったのでやっかまれている。
 仮説2)フレーム表示サイトなので嫌われている。
 仮説3)サラリーマンの職場日記、というスタイルが、若年層の多い日記才人にはウケない。
 仮説4)やっぱオトコだから。
 仮説5)愛場広友というペンネームを使ったりして、私生活をほとんど漏らさないスタイルが、セキララ好きの日記者には嫌われる。

 ということで、さらに大きなお世話ですが、得票数アップのための改善策を考えてみました。
 1)単行本を絶版にする。
 2)フレーム表示をやめて、クリック毎に新ウィンドウが開くスタイルにする。ついでに広告ウィンドウも開く。
 3)ウルティマオンラインととっとこハム太郎とFF10とときメモ3とヤフーオークションとモーニング娘。と椎名林檎の観察日記にする。
 4)「広場愛」と改名し、ネカマになる。著者近影には伊藤つかさの写真を使う(今の若い人知らないから大丈夫)。
 5)とりあえず不倫してみて、それを日記に書く。
 …………あれ?


2001.1.30(Tue)
 ふと気づいた事実が、気になって気になって、どうにもならないってことありませんか? 私にはあります。
 それは、丈恭子さんの日記「honeyed words」と、「あの恋の終焉」なのです。

 それに初めに気づいたのは、新作リストでのこと。だらだらと一覧を眺めていた私は、ふとこの日記に気づいたのです。同じ作者名で並んでいるふたつの日記。そのときは、「ははあ、一緒に更新して報告したんだな」と、あまり気にも留めませんでした。
 しかし翌日の新作リストでも、また仲良く並んでいた日記。でもそのときも、「毎日ふたつの日記を同時更新するなんて、なんてマメな人なんだろう」と感心するだけでした。

 しかし得票状況のページを覗き、さすがの私も、この奇怪さに気づきました。
 このふたつの日記、得票数もまったく同じで、仲良く並んでいたのです。
 前日の得票を覗いても、やはり同数の得票。今週の得票を見ても同数。同じ人の日記だとはいえ、得票数まで同じだなんて、そんなことあるのでしょうか。それも一票や二票ではない、日に十数票です。偶然一致するなどという可能性は考えられません。なにかある。
 そこで、その理由を考えてみました。

可能性1)読者がみんな律儀な人で、必ず両方見て、両方投票して帰る。
可能性2)同じフレームに収められたコンテンツなので、つい両方に投票したくなる心理的傾向がある。
可能性3)ページのどこかに「両方の投票ボタンを押すのです」というサブリミナルメッセージが隠されている。
可能性4)ひとつの投票ボタンを押したら、もうひとつの投票にも連動する宇宙人のテクノロジーが使われている。
可能性5)実は恭子さんは鉄の規律を誇る某秘密結社のボスで、団員に両方投票するよう命令している。
可能性6)実は恭子さんは鉄の規律を誇る某宗教団体兼政治結社のボスで、党員の居住地域によって投票を完璧に割り振っている。
可能性7)日記才人の管理人が投票にゲ(以下削除)

 ああ、謎は深まるばかり。

 嘘です。冗談です。本気にしないでね。恭子さんはいい人なので(話したことないけど)宇宙人とも宗教団体とも関係ありません。管理人さんは清く正しく正義の人(会ったことないけど)なので、決してゲタなんかはかせてません。噂を信じちゃいけないよ。


2001.1.29(Mon)
 最下位つながり(イヤなつながりだな)ということで、今日は大リーグの最下位チームを紹介した日記など。「おらが町のメジャーリーグ」こと、その名もミネソタ・ツインズ。

 1月14日に書かれた昨年の成績によると、69勝93敗の勝率.426。ちなみに某在阪チームは57勝78敗の.422。なんか親近感のある数字です。
 おまけに「まともに勝負できるのは中継ぎとストッパーだけ」というのも、似ているな。
 フロントがお馬鹿さんなのでファンが「オーナー替えろ!」と叫んでいるのも、身につまされます。
 87年と91年にワールド・チャンピオンになって、それ以来鳴かず飛ばず、という歴史にも類似点が。
 おまけに、ワールドチャンピオン時の監督と、ぼろぼろの最下位時の監督が同一人物という点まで同じ。ここまで似てると、他人とは思えません。
 ただし、ツインズにはミルトンという、やがて球界屈指の好投手になるだろうと言われている若い投手がいるそうです(1/15)。これが大きく違うところ。福原じゃなあ。球速が5キロ増してコントロールがよくなって変化球が切れてスタミナがついて左投手だったら、球界屈指の好投手になれるんだが。

 ところで別コンテンツの「本日の大リーグ」では耳より情報が(1/22)。フリーエージェントで移籍先の決まっていない28選手の中に、なんと、あのリッキー・ヘンダーソンが入っているそうです。獲れ獲れ、すぐ獲るんだ。42歳とはいえまだ足は健在。三千本安打目前の名選手だ。三番に据えて、上坂、平下と快速トリオだ。濱中や塩谷なんか使ってる場合じゃないぞ。


2001.1.27(Sat)
 「阪神365日」。日記才人のプロフィールによると、「阪神が優勝するまで、毎日書きつづける日記」だそうです。……永遠やな。
 と、いういやごとはともかくとして、シーズンオフの昨今、よく書くことがあるな、と、感服します。いや、もっとも、シーズン中は怒りで書く気にもならない、ということも多いでしょう。よくぞ乗り越えてきました。
 ほぼ標準的な阪神ファン、という感じでしょうか。出ていった選手(大豊、新庄)にはとことん冷たく、フロントは馬鹿呼ばわりするけど契約で揉める選手(藪、川尻)はボロクソ、ナベツネ大嫌い、という、阪神の公式掲示板とほぼ同じスタンスを貫いている様子です。ま、ナベツネが好きな人はこの世の中におらんでしょうけど。
 違うのは、トレードに対する考えかな。この人は日本ハムの西浦選手をトレードで獲得したり、元横浜のローズを獲得することに期待しておられたようですが、公式掲示板ではねえ。「ローズなんぞいらん! 西浦なんぞいらん! それより濱中や秀太を使って育てろ! 四番が欲しけりゃ、桧山がおるやないか!」という意見が主流ですからねえ。とほほ。濱中なんぞスタメンにしてたら、最初っから最下位確定やっちゅうこと、わからないんですねえ。ちんぴょろすぽ〜ん。
 で、まあ、今年の阪神ですけど。今年ほど夢の持てない年も珍しいなあ。投打すべてにわたって期待薄。塩谷とか桧山とかがクリンナップ打って、また馬鹿にされるんでしょうねえ。また今岡が中途半端なバッティングと投げやりな守備を見せてくれるんでしょうねえ。また広沢がファールを追わなくて怒鳴られるんでしょうねえ。投手はまだ数を揃えたとはいえ、柱になる投手がおらん。藪はまたノックアウト続きなんでしょうねえ。川尻もあかんのでしょうねえ。星野も相変わらずなんでしょうねえ。太陽が人気取りのため大車輪で投げて、前半でリタイアするんでしょうねえ。そもそもリリーフエースがおらん。葛西もいつ倒れるかわからんし。テスト入団の成本に期待するようでは、あかんよなあ。
 いっそどうでしょう、発想を逆転させて、日記をやめてみては? 「優勝するまで書きつづける」から、「書きやめたら優勝する」への転換です。ついでにファンもやめて……って、やめられないんだよなあ。なぜか。


2001.1.26(Fri)
 日記は空間の旅行だけでなく、時間旅行も可能にする、ということで、今日は、「太平洋戦争日誌・空の生活」を。海軍航空隊に入隊した学徒動員生の、昭和18年から敗戦までの日記です。

 こういう日記は、歴史の本や戦史などでは出てこない、瑣末な日常生活などを読むのが楽しいのですが、残念ながら、そちらはあまりないのですね。
 入隊後のシゴキとか、食い物の話とか、無能な隊長の悪口とか、そういう話が読みたいのですが、残念ながら書かれているのは使命感と天皇陛下への忠節と立派な上官だけ。19年2月5日の「有野分隊士より深刻なご注意あり。気合いを入れて頂く」なんて記述、もっとつっこんで書いて欲しかった。これって、ビンタか精神棒ですよね?
 検閲されていて書けなかったか、そういうくだらぬことを書く必要を感じない、昂揚した人だったのか。後者かもしれませんね。なにせ学徒動員とはいえ、大卒はエリート。教育後即少尉任官の、将校様ですから。19年4月30日に「『百万両の壷』頗る馬鹿げている」と書くほどの人ですから。丹下左膳の映画を見てこんなに怒るくらいですから、たぶん私も含めて日記才人なんぞ読んだら、「恥を知れ非国民!」と激怒するでしょうな。ああ、いい時代になったものです。

 逆にあのころ、真面目な人がこんなことを真面目に信じてたぞ、という好例にはなるかもしれません。引用するのは西郷隆盛や藤田東湖や吉田松陰。または明治天皇の御製。そして精神論と必勝の信念。
 石垣の航空隊から燃料廠勤務へと移り、20年7月には、ついに燃料不足で松根油の生産担当となり、講習を受けたりしていますが、こんなもん使うようになったらお終いだ、という感想は生じていないようです。

 少尉として任官して、歴戦で年上の下士官を率いる。これって、かなり辛いことだったと思うのですが、そういう愚痴もいっさい書いていません。つーか、部下のこと、ほとんど書いていません。19年12月31日に「敵潜索攻に出た山末飛曹長の飛行機が帰らぬ」と書かれているのみです。
 海軍は将校と下士官の間で相当な差別があったので、もはや人間扱いしていなかったのかもしれませんね。19年8月30日の「分隊士連中と共に第一倶楽部で騒ぐ。余り面白くない」というくだりが、その感情を物語っているのかもしれません。

 それにしてもこの人、幸運児です。20年4月に石垣島から九州に配置転換された直後に、米軍沖縄上陸。そのまま石垣島に残っていたら、万にひとつも生きては帰れますまい。
 敗戦、復員後も家は焼けず、家族は健在、占領軍の仕事にありつく、と、かなり恵まれています。占領軍の事務をどんな気持ちでとっていたか、ちょっと聞いてみたい気もしますが。


2001.1.25(Thu)
 ああっ、みなみさん(1/23)のここさん(1/23)みなこさん(1/20)、せっかくずん胴の検証をやっていただいて恐縮なのですが、あの数値基準はすべて、てるさん「きらめき高校身体検査」から引用したものです。基準についてご不満がある場合は、どうかてるさんに。とはいっても本人いつもの国外逃亡中ですが。

 日記でゆく海外旅行シリーズ第二弾は、「ベトナムに住んだらば」。1999年からベトナムのホーチミンに住んでおられる主婦の方です。その前はインドネシアのジャカルタに住んでおられたとか。

 ベトナムの生活感溢れる記述がふんだんにあって、読んでいると楽しくなります。写真がないのが残念なくらい。食い物の話が多いのも嬉しいですね。ベトナムはなんせ食材が豊富で、旧植民地の関係でフランス料理や中華料理も発達しているので、「世界一メシのうまい国」と呼ばれているとか。高級レストランでなくても、フォーという麺だとか、肉の煮込みをぶっかけた飯だとか、揚げ春巻きとか、そういう屋台で売ってるような料理もうまそうですね。いやはや、ああ、ハラ減ってきた。
 昨年9月には、ハノイ、ハロン湾にも行ってこられたのですね。いいなあ。ハロン湾。すばらしく綺麗だそうですね。それに海老も魚もうまいし、シャコなんか50センチくらいのをバターで蒸して食うそうです。
 それにハノイの犬肉料理屋! なんでも、犬鍋の店がずうっと、道路沿いに並んでいるとか。人呼んで「犬肉通り」、なんとすばらしい名称でしょう。人間と生まれたら、いちどは行ってみたい場所でしょう。犬に生まれたら、行きたくないけど。犬肉通りを見て死ね。
 そうそう、ベトナムといえば、私は司馬遼太郎の「人間の集団について」(中公文庫)の印象が強いのですが、その中に「ベトナム人は悪食をする」という話がありまして、例としてネズミ、蛇を食べる話が出ていたのですよ。すっかり信じ込んでいるのですが、実際のところどうなんでしょう。確か数年前、「ベトナム人が蛇を食べ過ぎるためネズミが増えて穀物の食害が増大した。ために政府は『蛇を食べずにネズミを食べましょう』というキャンペーンを開始」という記事が出ていたので、たぶん本当ではないかと思うのですが。こちらでは、99年11月9日の「ホビロン(孵化寸前の胎児的雛をゆで卵にしたもの)」2000年8月26日の「発酵豚肉(マム・ルオックかな?)」くらいしか登場していません。どっちも食べてないし。
 ちょうど今は、旧正月のお休みだそうです。テトと言うのだとか。テトというと、「テト攻勢」という不穏な単語が心に浮かぶのですが。そういえば、戦争の影は生活にはもう関係ないのかな。博物館とか、ホーチミン郊外の塹壕だとか、もう観光名所になっちゃったんですかね。そういえばベトちゃんドクちゃん、今なにしているんだろう。
 ベトドクといえば、米軍の枯葉剤散布で、人間がああなるくらいだから、当然その地のネズミや蛇や犬なんかも、そういう突然変異を起こしたのがいるんでしょうね。すると……そういうのを姿焼きかなんかで頂くのは、これこそ究極の悪食かも。キミは食えるか。食ったら死にますって。


2001.1.24(Wed)
 海外在住の人の日記を読むのは愉しいものです。ガイドブックやテレビ番組にはない、現地の生の雰囲気を味わえるような気持ちがして。ということで今日は「トリノ憂晴」を。
 私、トリノというと聖骸布しか思いつかないのです。そう、あの、キリストの姿が写っているとかいう怪しげな布。ははあ、イタリアだったのですか、あそこ。もっともイタリアにしても、ムッソリーニ、ダヌンツィオ、ピッツア、パスタ、キアンティくらいの知識しかないのですが。

 作者のチカさんは1999年からトリノ在住だそうです。トップコンテンツの「トリノ生活」には食い物や宿や留学のガイドなど、役に立つ情報満載です。
 残念ながら過去日記は辿れないようなのですが、最近の日記だけでも楽しい。食べ物やイタリアのテレビの話題など、生活感満載です。
 ところで1月3日の話題ですが、イタリアで去年祝ったのって、ひょっとすると、聖年祭でしょうか。それなら、2000年に祝うのが正しいのですが。あれはなんか、50年単位にその最後の年を祝うらしいので。

 それにしても気になるなあ。どこにも、聖骸布に触れている記述がない。
 ひょっとして、何か隠してませんか? 
 もしや、イタリア政府が情報を故意に隠蔽しているとか。聖骸布のことを喋ったら、黒い服の二人組が訪れ、脅迫するとか。
 いやきっとイタリア人のことだから、白地に赤の縞のだぶだぶ服で、変装のため顔を白塗りにして目の下に涙を描いて、鼻を赤く塗り、「ボンジョールノ! ムッソリーニ、カルボナーラ、イタリアーノ!」などと陽気に脅迫するのでしょう。で、脅迫に屈しないと、今度はフェリーニの映画に出てくるような怪力芸人がインチキの鎖を切って見せる、とか。小人がとんぼ返りしてみせる、とか。そんなの怖くなんかないやい。いや逆に怖いか。


2001.1.23(Tue)
 今日は、「ピクシーちゃん、ご乱心」を。とはいっても、もう紹介の要がないくらいの人気日記ですね。
 「ピクピク日記」との二本立てで日記を書かれているようです。「ピクピク」はセキララ系、「乱心」はほのぼの系、という感じの使い分けなのかな。すいません、また「なんとか系」という言葉を使ってしまいました。嫌う人も多いのに。分類、好きなもんですから。
 現在旦那さんと子供さん二人。旦那さんとは同じ会社で共働き。旦那さんのご父君が経営されている同族会社のようです。岡山在住のようですね。日生の話なども書いておられました。確かに、あそこの殻つき牡蠣の値段にはおったまげたなあ。岡山の女性というと……よそう、ここでは岡山イヂメは。
 日記の内容は、さすがに子供関係の記述が多いものの、母もの日記にしては割合が低いほうか。職場のことや旦那のことなども多く書いてあり、全方位外交、といった感じです。

 この旦那さんがいい味出してます。昨年11月23日の「ボクに欲情されないように、そんなヨレたパジャマを着てるのか…」という発言はナイスです。奥さんに「ヨレてようが、何だろうが、欲情する時は欲情するんだし…」と、読まれきっているところが更にナイスです。どうでしょういっそ、一歩進んで、「ぼろぼろの服でないと欲情しない」ところまで調教するのも一興では。浮浪者趣味とか、こ○き趣味とか。
 昨年12月26日の「赤い下着のサンタさんは来なかった」は、哀しい話ですね。私、ついもらい泣きをしてしまいました。ほろほろ。ところで12月29日の日記にも書かれていますが、人間、三十代も後半を過ぎると情動失禁といって、やたらに涙もろくなります。つまらないことに涙してしまいます。だからといって感動しているか、というと、そうでもないのですね。単に身体のどこかにガタがきた結果の涙ですから。三十五すぎの人間の涙と、十代女性の涙は、相手にしないほうが得策です。
 昨年12月6日の「弱い言葉」によると、旦那さんへのプロポーズは、ピクシーさんの方からされたそうです。「子供できたんで、結婚してよ」と。
 ううむ、これを聞いたときの旦那さんの心情はいかばかりか。男にとって「できちゃったの」は、弱い言葉というか、弱点を突かれるというか、最終兵器だからなあ。気が弱い男性なら、気絶しますよ。疑われるのであれば、近くの男性でおためしあれ。

 10月31日の「目指せ、こんな日記書き」には正直、意表を突かれました。なるほど、日記=続き物論ですな。一話完結と思わず、明日にひくつもりで日記を書けば、簡潔に書けるわけだ。いちいち登場人物の説明を加える必要もないし、背景の描写をする必要もない。「そのうち、わかってくるでしょ」と構えていれば、そう長くならないってもんですな。
 もっとも、これも構成力を問われるところですが。なにせ日常は、うまく続いてくれない。突発事故がとびこんだり、せっかく伏線をひいた事件が尻切れトンボだったり。重要人物だと思って細かく描写した人間があっけなく去っていったり、チョイ役だと思ってた人物が突如ブレイクしたり。よほど引き締めていかないと、躁病患者の書いた新聞小説のごとく、お話はどこまでも広がり、ついには宇宙の意思とやらと対決する羽目になる、かも。

 最後になりましたが、イラストも得意なようで、「いろいろメニュー」のように、gifアニメなども掲載されているようです。そこでリスペクトのおしるしに、私からこんなJUJU−BOWを……って、これでオチのつもりかい。ひどすぎ。


2001.1.22(Mon)
 今日は、杜の都発 にんじんの小言をば。実を言うとこの日記、日記才人より先に、雑文速報でいつも読ませていただいていました。
 その名の通り仙台在住のお父さんの日記です。仙台がお好きらしく、仙台情報ページも開いていらっしゃいます。でも、日記にはあまり生活は反映していないようですね。どちらかというと「日常雑記」より「思うこと」に比重がかかった内容となっています。
 過去ログは最近の自選しか置いておられないようですが、ずっと読んでいくと、しみじみと筆者の人柄のよさが偲ばれます。オリンピックで日本選手がメダルを取ったら素直に喜び、自分の日記が十票獲得すれば無邪気に喜ぶ。
 雑文速報に登録はされていますが、雑文速報系文化、もしくはリードミー系文化というか、斜に構えたところやひねくれた物の見方、というのはあまり感じられません。そのへんは素直で健全な日記才人系文化、なのでしょうか。
 ああ、オレにもこんな汚れなき時代があったなあ、あのココロを持ちつづけていれば、今ごろは真面目な会社員で、優しい妻に可愛い娘くらいいたんじゃないかと思うと、ああ泣けてくらあ。
 日記才人がらみの記述も多いのですが、運営方法や他の日記にイチャモンつけるようなひねくれた方向ではなく、日記才人の運営方法やそこの文化を学んで、早くコミュニティに溶け込もう、という、じつに前向きな姿勢であります。見習いたいもんでございます。うん。

 ぜんぜん関係ないのですが、昨年10月13日の記述を読んでふと思いました。ソニーのアイボが25万円から15万円に。これって、どこかで聞いたような……そうだ、昔ダッチワイフ今ラブドール、オリエント工業が誇る究極のラブドール「Candy Doll」の価格と一緒ではないか! スタンダード版の「Candy Doll Wink」が定価24万8千円、廉価版の「Candy Doll Petit」が13万8千円。そうか、ソニーはこんなところから勉強して、「カネに糸目をつけない独身男性の出せる金額」を考慮の上、値付けしたのだな。やるなあ。

 閑話休題。
 最後にひとつだけ、気になることがあります。この方の日記の特徴として、毎回最後にケダモノの写真を載せているのですね。これには何か、隠された意味があるのではないでしょうか。
 ひょっとしたら、前向きで素直で真面目な自分から逃れたい、家庭も地位も体裁も捨てて、ケダモノのように自由に放埓に生きたい、日記でもケダモノのように他人の日記に噛み付き、食いちぎり、殺戮したい、そんな願望が無意識のうちに込められているのではないでしょうか。なんとなく、期待。
 ……って、あ、今日に限ってケダモノじゃないじゃん。なんか諸星大二郎の「六福神」みたいなへんてこな像だ。お、オチが、オチが……ちんぴょろすっぽーん。


2001.1.21(Sun)
 ひょっとしたらページ削除しちゃったのかなあ。繋がらないんだけどなあ。もし、消してしまったとしたら残念です。
 私から言えることではないかもしれませんが、書きたいことは書いたほうがいいと思いますよ。削除とか撤退とかしても、ストレスが貯まるだけだと思いますよ。何言われたって、自由にどんどん書けばいいじゃないですか。どうせ、自分のページなんですから。もちろん、私もそれを読んで勝手なこと書きます。どうせ、自分のページなんですから。

 なんか凄いな、と思ったのがこの日記。「あたしの中のあたし」。いや内容というより、ここまで形式を縛る日記があったのか、という驚きで。エロページをクリックしたら、いきなり外国に電話をかけた、ような驚き。一瞬、パソコンが暴走したのかと思いましたよ。その次には、いきなりビデオレターが開いたのかと錯覚しました。びっくりびっくり。ちんぴょろすっぽーん。

 (追記)なんか件の日記は、作者側の登録削除でなく、家主(メモライズ)側からの強制削除だったらしいですね。ううむ、それは、納得いかんなあ。犯罪行為を行うことと、犯罪行為について書くことは、まるで違うと思うのだがなあ。ましてや、不倫は犯罪ですらないのだが。なんだったら、共闘しますぜ。仰られた通り、私のページも、世間様にそんな大きな顔ができないコンテンツが揃っていますので。ちなみにメモライズの基準からすると、私のページは「阪神選手に対する名誉毀損」「雑文書き、日記書きに対する虚偽の情報の公開」「公序良俗に反する表現」「必然性のない性的描写」「阪神ファンの健全な育成に障害を及ぼす可能性を有する表現」あたりが該当しそうです。
 とはいっても、無料サービスということで、ちょっと借り手にも引け目があるか。かといってもなあ、そのうち有料サーバでこのくらいの検閲をするようにならないとも限らないのだしなあ。


2001.1.20(Sat)
 そうか、「Good-bye husband 私はあなたのお金で好きなことをします」の人は、私のことを書いていたのですね。
 昨日の日記でなんか怒っておられるようなのですが、「ほー、誰か逆鱗に触れるようなことを書いたのかなあ」と、まるで他人事のように感じていました。「売女」とか書いていたので。でも今日の日記で「なんとか帝國」と書いていたので、ようやく私のことだと気づきました。
 ええと、私は男性です。すみません。期待にお応えできなくて。
 「自分の土俵でしかモノの言えない」とおっしゃいますが、そういうものなんじゃないのかな。みんな、自分の価値観で判断してモノを言うわけで。それを聞くか聞かないか、も、その人の価値観による。
 「正論振りかざして弱いものいじめ」という言葉には、正直、頭がくらくらしました。いつから強者と弱者が決められたのでしょう。同じ日記才人という土俵の上でしがない日記を書いている、同列なのではありませんか? 「よく生きてるね」「女の風上にも置けない(いやそら、男だから置けないかも)」という言葉のほうが、いじめに近いのではありませんか?


2001.1.19(Fri)
 ええと、今日は「Good-bye husband 私はあなたのお金で好きなことをします」です。ネタを寝かしているうちに、愛蔵太さんのメールマガジンで先に「ある種おすすめ」に書かれてしまい、やや気まずいです。
 題名に反して、旦那とは別れていないようです。好き勝手なことはしているようですが。「生活のために、三日に一回死体のようになって抱かれる」そうです。売春婦よりタチ悪い、と思うのは、私だけなのでしょうか。死体を抱く旦那も迷惑な話ですな。ネクロなら好都合ですが。

 ま、要するに、結婚したことを後悔してぐだぐだ抜かしている奥様の日記なのですが、それにしてもぐだぐだの内容が、なんか凄い。
 「不倫は多くて週2回」で、「真面目な主婦」を名乗るのは、さすがに常軌を逸しているのではないでしょうか。
 「離婚を考えたが、子供のために我慢した」と言っておきながら、「育児放棄で、実家に預けた」とはこれいかに。「私のことを冷淡な母親と思っている人が多いみたいだが、私は良のことを一日として忘れたことはない。ただ足が向かないだけ、実家に」と言われましてもなあ、ふつう世間では結果で判断しますからなあ。たぶん子供も、結果で判断するでしょうなあ。はっきりいって子供に愛情なんぞカケラもなくても、毎朝メシを作る母親のほうがよっぽど立派なわけで。これで「結婚制度の被害者」を名乗られても、説得力にちょっと欠けるかも。

 1月14日には、「経済力もないのに子ども連れて離婚する女性とか離婚したがっている女性とかが出てくるのよ。だめじゃんって思うね。子どもが悲しい思いするだけじゃん。私なんか親に『経済力のない女は離婚なんて言語道断。一生連れそうべし』って釘刺されてるからさ、偉いもんだよ。親の意見にしたがってるもん。今の世の中、自己中な女って多いね」と語っておられます(いかん、つい引用が長くなった。あまりにも素晴らしい文章なので)。
 ううむ、離婚しなければ、子供が喜ぶとでもいうのでしょうか。冷え切った家庭。父親は無口。母親は年下のツバメやらいかがわしいネットで知り合ったいかがわしい男たちと遊びほうける。こんな家庭はイヤだ、と言わない子供のほうが珍しいと思います。離婚したほうが、まだしも誠実さを子供にアピールできるように思うのですが。ま、どーでもいい話ではありますが。
 さらにその下の投票ボタン、「票が入ってないと更新する気しないから押して下さい」という文言が、上の文章との相乗効果で、ますますいい味出してます。どっちが自己中なのか。

 いかん、今日はつい真面目に日記を読んでしまった。よってオチなし。


2001.1.18(Thu)
 今日はちょっと怖い日記を。「沙羅のホラーな日常」です。
 冷感霊感少女兼不登校少女の沙羅ちゃんの日記。
 ただし自筆ではないそうです。本人からの聞き取りに基づき、御母堂のうにゃんこさんが書いているとのこと。なんでそんなややこしいことするのか、よくわかりませんが。沙羅ちゃんも昭和生まれだから、日記くらい書けると思うんだけど。やはり霊的現象のしからしむところか。

 沙羅ちゃんのもとには夜な夜な「お客さん」が訪問されるそうです。むろんアポイントなし。死んでいるとはいえ、失礼な奴らですね。深夜に断りもなく訪問されることが、どんなに迷惑なことか。それでも、1月5日のように、呼び鈴を鳴らして入ってくるのは、まだ礼儀正しいほうか。無礼な霊だと、ドアも開けずに勝手に入ってきやがるもんな。死人のくせに。
 ちなみにそのやや礼儀正しい「お客さん」、とっても美人だそうです。ただファッションセンスがダサダサ。黒のワンピースに真っ赤なコサージュ、パステルブルーのパンプスだとか。霊界にはファッション雑誌なんかないんでしょうねえ。気の毒に。でもなあ、死んだら恥もなんもないのかね。もし生きてたら、そんな格好で人前には出られないだろうに。
 おまけにそのダサ姐さん、髪の毛が異常な速さで伸びるそうです。やはりお菊人形とかとの関連なんでしょうか。しかしいくら伸びようと、霊界には美容院がない。ウェーブもかけられないし、染めもできない。ひたすら直毛が伸びるのみ。なんか哀れです。

 そんなのはまだタチがいいほうで、元旦には五、六人が押しかけてきたそうです。それも窓から闖入し、寝ている沙羅ちゃんを踏みつけて、どやどやと入ってきたそうです。
 まったく、迷惑ちゅうもんを考えていないのでしょうか。元旦ですよ。そこに大勢で、若い娘の部屋に。馬鹿じゃないでしょうか。だから幽的などといって差別されるんだよ。死んだとき、生命と一緒に社会的常識ちゅうもんも捨ててきたのでしょうか。ったく。

 そうかと思うと、昨年12月6日にはポルターガイスト現象に襲われています。「ウチの幽霊はおとなしいね」とかなんとか、霊的の気に障ることを言ったら、物干し竿をがらがらがっしゃーんと落とされたそうです。他人事ながら、ハラ立つなあ。なんも言うたらあかんちゅうのか。あんたら、勝手に入ってきたんやないか。家賃もよう払わんと。「住ませてもろて、えらいすんまへん」と恐縮するのがスジちゃうんかい。死んだら、そんな常識も忘れたんかい。アホンダラ。いかん、私が怒ってもしょうがない。

 そのほか、細かい現象は枚挙に暇ないそうです。「黒い毛むくじゃらのモノ」が部屋の中を徘徊したり(11/10。ケサランパサラン? 毛羽毛現?)、「意識の集合体」なるものがオオサンショウウオのような形状で這いずりまわったり(11/15)、血みどろの女性の手が出現したり(11/22)、黒猫が出現したり消えたり(12/10)、などなど。ま、こいつら全部、人間の姿にすらなれないロクデナシでしょうな。上記の人間タイプの連中以下。できそこない。出てくんなボケ。

 そういう幽的の相手をしているため、必然的に沙羅ちゃんは時間感覚が狂ってしまう。学校にも行けず、自宅待機状態だそうです。こら幽的、テメエの責任だぞ。などといっても幽霊に責任感なぞカケラもありません。なんせ、「オバケにゃ学校も 試験もなんにもない」ですからね。困ったもんです。
 そういえば三島由紀夫の霊、という本も出ていましたね。なんでも、どこかの主婦に三島霊が憑依し、暴れまわるわ常軌を逸したことをわめき散らすわ襖に変な絵を書きまくるわ、さまざまの奇行をおこなったそうです。ためにその主婦は離婚の末、精神病院に強制入院。もう人生ぼろぼろ。まったく、三島だろうがサンショウウオだろうが、幽霊なんてどいつもこいつもロクデナシばっかりです。死ね。死んでるか。

 「人間、死んだらおしまいだ」と、強く感じさせてくれる日記でした。
 みなさんも死なないように。万が一死んでも、ちゃんと成仏して、生きてる人に迷惑をかけないように。くれぐれも下界を徘徊するような、ロクデナシにはならないように。お兄さんとの約束だよ。えい、何だ、君は。悪口を言われたからここに出てきたのか。女々しいぞ。抗議するなら、ちゃんと文書で提出せよ。白昼堂々とな。邪魔だ、散れ、亡者よ。dfoiajこら勝手に書きこむなdfいおあえrjふぃ死ね死ね死ね死ね


2001.1.16(Tue)
 本日は「狼の巣」をご紹介しようと思うのですが、やりにくいなあ。
 なんせこのサイトが日記からいかに妄想を発展させるか、日記をいかにトンデモない読み方で読むか、というアレなので、当の日記がトンデモだと、トンデモの二乗となって、わけがわからなくなってしまいそうな気も。

 ともあれ「狼の巣」です。ヒトラー総統の指導本部の名前でしたっけ。でも主宰者は総統でなく、総裁だそうです。ユダヤ人に配慮しているのかもしれません。
 なんでも総裁は、数々の陰謀を張り巡らされ、さまざまな方法で行動を阻害されているようです。なぜか豚汁が十人前できてしまった(1/13)とか(ちなみに「ぶたじる」派? 「とんじる」派?)、いつも帰るときに雨が降る(1/11)とか、ジャージャー麺が死ぬほど不味い(1/10)とか、ウエアのサイズをSに下げられる(1/8)とか、宮本武蔵を見させられてしまう(1/2)とか、部下の社員が勝手に辞めてしまう(12/2)とか、テキは手段を選びません。最後のは部下の扱いが悪いだけという気もしますが。
 このへん、ちょっと総裁としては情けないですね。秘密組織の妨害で行動ができない、というのでは、まるでどこかの電波少年ヒッキーくんの言いぐさではないですか。やはり「狼の巣」総裁を名乗るからには、武装親衛隊を引き連れ、邪魔する奴は実力で排除! というくらいでないと。そもそも、こっちが秘密結社なんだから。え、違うの?

 意外と社会に適応されている面もあるようです。交通事故の目撃(12/30)に際しても、警官の肩を持っておられるようです。そのへんの権威主義というかオカミに弱いところは、さすが総裁を名乗るだけのことはありますね。ま、ヒトラー総統も制服とか軍隊とか警官とか大好きだったし。
 もっとも「一発回答の部屋」では、警官は国家的陰謀の一端を担っているとされています。しかし、それだけ総裁が警官を評価している、ということなのでしょう。トップが日本政府だからイカンのだ、ワシが操れば有能な人形として使える、とね。
 裁判ではこれまで三連勝だそうです。しかも不戦勝(12/21)。ヒトラー総統も、法廷闘争で名を挙げました。「われわれは利用できるものは利用する。わざわざ便宜を与えてくれる民主主義の馬鹿さ加減に対しては、遠慮する必要はない」とも仰っていました。
 でも裁判、相手を親衛隊が拘束して、裁判所に出てこれなくしている、というのなら、もっといいんだけどなあ。

 どうでしょう、今後の日記では、親衛隊をもっと活躍させてみては? さらに日記がグレードアップするかもしれません。だんだん脳内妄想が暴走して、そのうち本気になってしまうかもしれませんが。そういう経緯でトンデモになった人って、割と多いのですよ。


2001.1.14(Sun)
 eikoさんごめんなさい。昨日の一行コメントはトンデモ系のタイトルが思いつかなかったので適当に書いただけです。日記本文のどこにも、まったく反映されていません。深読みしても無駄です。「文章力」と「老人力」はまったく結びつきません。まあ、こういうタイトルを思いついたところに、多少老人力の発露がありはしますが。ごめんね。

 さてさて、ひょっとしたらパンドラの箱を開いてしまったのかもしれない……などと今ごろ悔恨の熱い涙をはらはらと流しているのではないですか、日記才人管理者殿。
 「日記ネタ」と「エロ」を中途半端にゲットーに閉じ込めてしまったもんだから、ほらごらん、得票上位陣の乱れっぷりときたら。
 「保健室の先生」「ノーパン」「テクニックを磨きたい」「初姫はお済みですか?」「ソファーで一点見つめ」「カメ」「私はエンジェルナース」」……これらは、1月13日の得票上位10%の一行コメントから抜き出してきたものです。嗚呼。
 なまじエロを別枠にしたもんだから、まあ雄とか雌が集まるわ集まるわ。管理人殿、もはや「日記才人」は、「割り切った紳士淑女が集う悦楽の園」に鞍替えする時期に来ているのかもしれません。

 そんなエロ日記の代表格、というか、日記才人をエロ空間にしてしまった元凶がこの「ニガシオ」です。一行コメントが「マンコってなに?」です。割り切りすぎるにも程があります。
 なんちゅうかまあ。放送禁止用語も出版倫理もなんのその。これをテレビで朗読したらピー連発は間違いなし、出版したら伏字連発、墨塗り連発でインク屋さん大儲け、みたいなサイトでございます。
 ここまで書いてしまうと、もはやエロティシズムはありませんな。混浴の温泉に妙齢女性が股おっぴろげて入ってきたようなものです。男の視線もなんのその、腰をぐっと突き出して女性器を露出して見せ、てへっ、と笑って見せるようなものです。立つどころではありませぬ。乳も股も見る余裕はありませぬ。ヤバいものを見てしまった、目だけは合わせないようにしなければ、と思いっきり引いてしまいます。
 こんな人に、「やらせてください」とメールする人もいるのですから人間いろいろ(9月冒頭)。男が軟弱になった、とよく言われますが、まだまだツワモノはいるものです。漢です。私だったらとても立たない。ナニ言われるか、分かったものじゃないもん。10月6日のおかず談義ではありませんが、想像でもヤだなあ。
 違う。そういう意味じゃなくて。
 エロがやらしいのは、隠微にこっそりと、躊躇いがちに書くからなのですね。こう豪快に、堂々と書かれると、瀑布に身体を打たれるような爽快感さえ感じてしまいます。ラブレーの哄笑が聞こえてきます。ふと、「石焼きいもは腰を浮かす」という雑文を、思い出してしまいました。いや、「堂々と豪快に語ることが、笑いにつながる」という共通点で。

 ううむ、今日はオチがない。邪推するっていっても、こーゆー日記に、「本当はオトコなんでしょ?」とか「10月30日の写真だって、本人じゃないよね?」と突っ込むほど馬鹿らしい行為もないしなあ(30日の写真は誰か有名な人なのかな。私は知らないけど、超有名人の写真で笑わすってギャグなのかな、とふと思ったり)。逆に男は、ここまで書けんと思うしなあ。開き直った女性ほど怖いものはないです。いやはや。
 そういえば最近の日記は会話主体で強調文字が多くなって、なんとなく「ちゃろん日記」に芸風が似てきたような。それにほら、ふたりとも、コスプレ趣味が共通してるし……てなわけで、今日は、「ニガシオ=裏ちゃろん日記」説でオチとさせていただきます。って、あまりの根拠薄弱さに、我ながら書いてて頭がくらくら。


2001.1.13(Sat)
 このところ「文章力とはなんぞや?」という、議論、というか言い合いが起こっているようですが。今のところは言葉の定義に終始しているようなので、議論、というところまで行ってはいないでしょう。
 うーん、どうもみなさん、文章力という言葉について誤解してらっしゃる。文章力というのは、「文章の迫力」でもなければ「文章の魅力」でもなく、「わかりやすく相手に伝える力」でもなく、ましてや「描写力」でも「筆力」でもないのです。

 「文章力」とは、コトダマの力、そのものなのです。
 言葉にはそれぞれ言霊(ことだま)という、言葉そのものの持つ力があるのです。呪文や祈祷がその代表的な例でありましょう。高僧の像などで、口から炎や小さな仏像がぞろぞろ出ているものがありますが、あれは念仏のコトダマを視覚的に表現したものです。霊的パワーを持つ人が強いコトダマを持つ言葉を発した場合、相手を物理的に傷つけたり癒したりすることすらできるのです。
 文章とは言葉の羅列であります。しかし単なる羅列ではない。言葉をうまく並べた文章というものは、言葉の持つコトダマを何倍にも何十倍にもパワーアップさせることができるのです。それはもう、人を生かしたり殺したりもできるくらいでございます。そのような恐ろしいコトダマの力こそ、「文章力」なのです。

 「文章力」をどのようにして計るか、という問題ですが、それはもう、結果で判断するしかありませんね。つまり、そのコトダマの力で、何人の人を害してきたか(コトダマで人を癒した人は今のところ皆無)。たとえば日記才人(猿人)から追放した日記書きの数、とか、登録抹消させた日記の数、とか。
 ですから皆様、くれぐれも、「文章力」を身につけようなどとは、思いめさるな。「文章力」は、持つ人を必ずしも幸せにしません。むしろ不幸になる人が多いくらいです。○○さんとか○○○○さんとか。


2001.1.12(Fri)
 なんか知らないうちに、「菅野もぐ穂」さん祭りに参加していたようです。ちーとも知らなかった(過去日記ちゃんと読めよ<ゴメン、アレ書いたの月曜日だったの)。
 カンノというと、なんといっても「エコエコアザラク」ですねえ。あの怖い顔の佐伯日菜子と、互角に戦ってました。いやはや。あとはヌードかな。自費出版の。日本一売れた同人誌。
 んーと、もぐらさんについてはアレですね。「パンツは三日に一回は替えるように」。以上。

 今日は「ひとりごと」をば。
 なんと、あの伝説の「日記リンクス」からの参加者、古豪というか古参というか古強者というか、かの「日記なんてね」のみえさんの御母堂だそうなのです。あ、古を並べたからといって誤解されないように申し上げますが、みえさんはまだ、うら若き令嬢、だと思います。たぶん(プロフィール等見当たらないので、まったくの推測ですが)。
 何が珍しいといって、親子で日記才人参加というのが珍しい。決して絶無ではないと思いますが、こういうのって、親バカで子供に日記を書かせて自分のページに載せちゃう、なんてノリが多いと思うんですよ。その点、こちらは子供から母親へ。子供に影響されて親がPC勉強はじめるという、遺伝子逆流というか逆下克上というか掟破りの逆サッカーボールキックというか。どうでもいいけど新日よ、川田の顔面攻撃を反則扱いしたら、呼ぶ意味ないじゃん。失礼。つい趣味に走ってしまいました。

 ともあれ御母堂の日記なのですが、順番に読むと段々と上達してくる様子が見えて清々しいです。句読点のつけ方も覚え、改行もうまくなって、読みやすくなっています。ちょっと改行増やしすぎの気もしますが。
 そういえば以前ネタにさせて頂いた「貴乃花……いや「菜の花日記」さんも、文字の色分けからついに拡大文字にまで手を染め、いよいよABC文体へ近づいているご様子。

 それにしても不思議なのは、お二人の日記の内容です。
 御母堂のページを娘御が作ってさしあげている、というような親密な関係でありながら、奇妙なことに、同じ記述がめったに出てこないのですよ。それはもう、ふたりして、ネタかぶり防止協定を結んでいるかのように。
 たとえば1月5日には、御母堂の日記には「娘にPC特訓を受ける」とありますが、娘御の日記にはそれに関すること何もなし。逆に1月3日には、娘御の日記に「母の刺繍ページ作成」とありますが、御母堂の日記には何もなし。娘御がラーメンを頭からかぶっても(2000/12/18)、父上の誕生日であっても(2000/11/27)、御母堂は無視。そういえばお二人ともダンスをされるそうですが、一緒にはやらない様子。まあ御母堂はドレスから察するに社交ダンスのようで、娘御はタップダンスなのですが。
 わずかにネタがかぶるのは、松田聖子離婚、静香結婚、鈴木その子死亡など、芸能関係のみというのは、どうしたことか。

 ふと思うのですが、おふたりは実は親子でない、とか。叶姉妹のような、グレート&トシ・トーゴーのような、ユニットではないでしょうか。と、ふと妄想してみたりするのです。
 どこかで「明日のスターは君だ!『日記なんてね』のみえちゃんの母親大募集!」というような企画があったのかもしれません。そこに全国から七千五百人が応募。地区大会、第一次予選、第二次予選、最終選考と厳正な審査を重ね、ついにつんくや小室や糸井や秋元が見守る中、華麗な踊りを披露した栄子さんがみごとグランプリ! ネットデビュー! というような、そんな番組がテレビ東京あたりであったのかもしれません。
 私もやろうかな。「ぼくのお嫁さん大募集!」って……え、ユニットならいい? ユニットじゃなきゃいや? 実生活は絶対ダメ? ……シクシクシク。


2001.1.11(Thu)
 「もぐら雑記帖でした」といえば、その昔ハム☆スターさんとの交際疑惑が持ち上がり、JOYさんが自信満万々で仲人に乗り出した、たしかそんなページだったと思います。
 トレードマークは日に照らされてへばってるモグラさんのイラスト。、ああ明日には干からびてシデムシやカツオブシムシの餌食だな、などと他人事ながら心配していたのですが、まあハムスターの餌食になるのとどちらが幸せだったか、それは誰にもわかりません。
 本当に雑記帖の人だったのか、ちょっと確証はないのですが。日記は三ヶ月で削除する方針のようですから、熱愛時代のは残ってないのです。……と思ったら、バックナンバーをどんどん辿って、昨年一月までは戻れるようです。あ、やっぱりそうでした。一月頃に該当発言あり。

 昔は日記の三分の一くらいは、テレビネタ以外を書いていたけどねえ……。
 いまや、100%テレビネタ。それも100%芸能ネタ。ギャグも芸能ネタ。なるほど、こういうのがオヤヂギャグでない、若人ギャグってやつなんですね。あきら(以下撲殺)。ただ時々、「ひょうきん懺悔室」とか、「クイズダービー」とか、若人とは思えないネタがあるんですけど……。
 いや、登場人物は超有名タレントばかりなので、名前は知っています。しかし、ドラマやワイドショーを見ない私としては、それ以上の情報がまったく……。
 そらまあ、三田佳子の息子が覚醒剤でとっつかまったとか、三木助が自殺したとか、ジャニーズはどんな凄いスキャンダルを起こしても事務所が揉み消してくれる、ジャニーズ事務所に睨まれても書くのは鹿砦社と噂の真相くらいだ、とかくらいのことは知ってますが。あ、ジャニーズのタレントが女を見る目がないのは、ジャニーさんにはぐくまれて育ったため、彼らはデビューまで女性を見たことがないからです。

 あと、勝手に芸能人同士を喧嘩させるのが趣味のようですが。
 浜崎あゆみと矢井田瞳なんてのはわかるんですが、なんでやたらに山瀬まみが登場するんでしょう。噛ませ犬でしょうか。まるで「筋肉番付」のケインコスギのようです。<やったぜ、芸能ネタギャグ、ひとつ書いたよ!
 あれかな、売れないっ子芸能人を苛めるのが好きそうだから、「溺れた犬は叩け」の精神でやっているのかな。和製芸能版女BOWDO、ってところでしょうか。遠峯、もとい、華原朋美もお好きなようです。いやお嫌いなのか。

 しかしながら、やはり文章の三分の二は判読不能です。わかりません。「宇宙的波動のαからγへの変換により、地球の地軸はポールシフトを起こして逆転した。そのためアトランティスは、ビミニ・ロードを海底に、ミステリサークルを地上に残して忽然と消滅した。しかし精神存在はラエルとして復活し、ハッチンソン効果を利用して夢のタキオン・エネルギーで彼女をゲットしようと画策。それを暗示する超古代の遺跡が火星の人面石である」などという文章のほうが、まだ理解できます。そういうのが理解できる私のほうも問題山積ですが。
 わからない内容でわからない芸能ギャグの羅列を読んでいると、なぜか寒くなってきました。テンションだけ高い吉本系の若手漫才を見ているような気分、とでも言うのでしょうか。いやこれは、未知の世界を知ったための恐怖感なのでしょう。そういえば日記才人の「コミカル」ってカテゴリ、登録するのに勇気がいりますよねえ。みなさまはいかが?
 やっぱり、ハム☆スターさんと結婚してほしいなあ。旦那がおどろおどろのホラー漫画を陰気な顔でしこしこ描いている横で、奥さんはワイドショーを見ながら速射砲のように喋りたおす。理想の家庭というか、爆笑夫婦というか。「芸能界残酷物語」とか、旦那の作風も広がるだろうし。四コマギャグになっちゃいそうな気もしますが。そういえば四コマ雑誌によくある、「ワッハハ爆笑まんが一挙掲載!!」などという見出しは、やめてほしいなあ。買うのに勇気がいるから。


2001.1.9(Tue)
 日記才人のカテゴリ分けは、どんどん進んでいるようですね。特に内容別カテゴリ
 つい最近、「趣味」から「ペット・動物」が独立したばかりですが、同じく趣味から、「俳句・短歌・川柳・狂歌」を独立してくれ、という要望があるようです。それに、「俳句や短歌は第三芸術だ。亡国の音だ」と噛み付く人もいれば、それなら「都都逸・かっぽれ」というカテゴリも作れ、と叫ぶ人も。
 さらには「芸能・音楽」から「テレビ」を独立させろ、という要望もあるようです。ばうわうさんかもしれません。
 そしてついには、「生活・日常」から「病気・通院」を独立させろ(1/7)、とのご意見も。
 それならいっそ、「鬱・引きこもり」というカテゴリもどうだろう。登録者多そう。そうなると「リストカット・自殺」というカテゴリも、どうしたって欲しくなる。そして実際に自殺が起こり、轟々たる新聞の非難の前に、日記才人は潰されてしまうのです。カッコいいなあ。

 真面目な話、「職場の愚痴」ってカテゴリは欲しいかも。それって、読みたくないんだもん。プログラマであろうが、風俗嬢であろうが。でね、「愚痴」カテゴリの人は、一般新作リストから見えなくしちゃうの。


2001.1.8(Mon)
 今日は「ふつーな主婦のふつーな日記」を。
 各界から「いわゆる主婦日記の、規範のようなページ」「日常をセキララに描いた日記の基本形」と絶賛されている日記ですが、さてさて。
 いきなり1月5日の記述に仰天します。息子さんと友人二人で遊んでいて、その友人のうちひとりに困っちゃった、という話なのですが、「K-1ごっこで、ちょっと蹴られただけで『骨が折れたー』と泣きついてくる」とその軟弱さを笑っているのです。私、これを読んで眩暈がしました。
 あなたは格闘技というものを舐めている。
 ごっことはいえ、K-1とかPRIDEとかで使われている技は、瞬時に人を殺す力があるのですよ。ミドルキック一発で、アバラが折れるのですよ。脇固めで関節は破壊されるのですよ。いえいえ、プロレス技もそうです。スリーパーとか四の字とか、あれは敢えて掛けるほうがポイントをずらしたり、こいつの筋力ならここまでかけても大丈夫、と力を加減するから決まらないのであって、子供がむやみに掛けたら、殺人技になる可能性は十分なのです。
 どうも女性の方はそのへんを理解していない方が多いからなあ。これは管理責任ものです。特に蹴りはいかんです。リンチなんかでも蹴りが急所に入って死ぬこと多いです。それを止めるのは、けっして過保護ではありません。

 そういえば昨年12月28日には海老を殺せないのに天麩羅はむさぼり食ったり、どうも情報と実行というか、作る人と食べる人というか、そのへんにギャップのある方らしいです。「鶏をシメるのを見て、それから鶏肉が食えなくなった」という方の話なら、納得して聞けるんだけどなあ。私は食うけど。

 昔ビートたけしが、「いちばん怖いのは若いサラリーマンだ。だってあいつら、地位も名声も財産も、失うもの何もないもん」という発言をしていましたが、主婦、というのも怖いもの知らずの存在かも。
 この人は言いたいことを言っているだけです。怖いものはありません。昨年11月11日なども、誤って運動会ビデオを消した義兄にボロクソ言って、青ざめさせております。交友関係、親戚関係、学校関係、すべての関係を破壊してやまないその言葉の暴力は、爽快ですらあります。そこんところに人気が集まるんでしょうね。
 特に他の子供の行動は、許せないようです。雌の本能とでもいいますか。1月5日もそうですが、昨年12月5日なんかも、そうですね。自分の子供だけが可愛い、それは自然で当然の感情です。
 雌だっていいじゃないか、本能で喋ってもいいじゃないか、人間関係なんか壊そうじゃないか。ええじゃないかええじゃないか。そんなことを教えてくれる日記です。


2001.1.7(Sun)
 「いつか君のいる場所に」さんの喩えに従うと、このページなんぞは完全に、女の子のミニスカートを凝視してその陰部を妄想するタイプですな。深く考えると首を吊りたくなるので、ここはさらっと流して。
 今日は龍成さんの「D−Point」を。しまった、書こうと思ってたら先に言及されてしまった(1/5)。しかも絶賛。ええい、せっかくのネタがもったいないから書いちゃえ。
 龍成さんといえば昔は「龍成しい」と書いて「さびしい」と読ませるくらいのお方で、日記猿人の年上の方々からさんざんいじられていました。それに萎縮したり反発したり開き直ったり泣いたり爆発したり求愛したり振られたりと、昔の日記は不安定ながら不思議な魅力がありました。「半分泣きながら書いているような日記」とは、けだし名言だなあ。懊悩してました。
 あの頃のログには、もうリンクしていないのですね。ちょっと残念です。などといいながら一応インフォシークで検索して、ナゼか引っかかったきむあつさんの「れすッ!」を熟読している私って、いったい……。そういえばきむあつさんって、某少女日記をネカマ呼ばわりして総攻撃を食らい、撤退のやむなきに至ったのですねえ。って、どうでもいい昔話ですが。しかしながら、人様の日記を代筆だとかロボットだとか言っている日記も、いつか同じ目に会うのかも。きゃー。<ちょっと懐かしいオヤヂギャグ

 ともあれ、そんな龍成さんも、気がついてみればいじめっ子の先輩がほとんど引退同様。頭を抑えていた重石が取れ、すっかり伸びやかな性格になったようです。「在るがままの自分を忠実に書こう」(1/1)と、前向きな発言で未来に向かっていらっしゃいます。若人です。あきらではありません。
 彼女(相方もしくはチャッピー)もでき、すっかり日常生活もエンジョイされているご様子。iモードで携帯メール送りあったり、ユニクロで服を選んだり、ディズニーランドでデートしたり、絵に描いたようないまどきのカップルでございます。ふんっ。うらやましくなんかないやいっ。ぐじゅぐじゅ。

 それにしても、自虐系懊悩系日記書き兼地雷踏み系謝り系日記読み日記書きから、生活系ほのぼの系日記書きへの、見事な転身。同一人物が書いたとは、信じられないほどです。
 思えば去年の2月9日、「ちゃろん日記」のパロディを書いてからぷつりと過去の日記は途切れ、そして11月に新ドメインで華麗な転身。
 この8ヶ月の間に、いったい何があったのでしょうか。思わず、「龍成は二人いた」という説を立てたくなってしまいますが、それはあまりに安易。
 「生き別れのお兄さん」説はちょっといいかも。地上で幸せな生活を送る弟を尻目に、以前の日記を書いていたのは、地下牢に繋がれていたお兄さん。相続の都合で自由を奪われ、鉄の仮面を被せられた貴公子、人呼んで龍成鉄仮面。今の人は、「サンダーマスク」なんて知らないって。
 最後がちゃろんだからなあ、いっそ、龍成=下僕(仮)という説はどうでしょうか。そういえば、日記の休止期間が「ちゃろん日記」とほぼ一致するところが怪しい。
 そういえば、昔、「チャッピーとゆかいな下僕ども」という、ながいけんの漫画もあった。これは唯の偶然とは思えない。作者からの秘められたメッセージ、チャッピーと一緒にいるのはもちろん下僕ですよ、そう語りかけてくるのだ。そう考えるしかあるまい。とりあえず、龍成=下僕(仮)、それで手を打っとこう。ぽん。誰と打つんだよ。


2001.1.6(Sat)
 なんだかんだ書いてきて、ふと気づくと四回連続で女性日記読み。いかん。これではまるで無差別ストーカーではないか。<そういうのは、痴漢といいます。

 慌てて「ヒトミの飼育日記」をば、読みました。でも雄っぽい。
 飼育日記というと、おおまかに二通りに分けられるような気がします。
 ひとつは、「ああ、猫ちゃんでしゅねー。可愛いでしゅねー。にゃーにゃー鳴いてましゅねー。いとおしいでちゅねー。ほらほら鮑の刺身でしゅよー。肝をまぶして食うとおいちいでちゅよー。ありゃ、耳ちゃんが取れちゃいましたねー。ぴろぴろー。でもそれも可愛いでしゅねー。つるつるー。つるつるー」というような、お気楽ほのぼの人畜無害系のペットウォッチング日記。
 もうひとつは、「家畜人ヤプー」とか、「どれい狩り」とか、「アンクルトムの小屋」や「マニア倶楽部」などの文学作品の流れをくんだ、鬼畜系、外道系の日記。お気楽系とは、文体からして違います。簡潔にしてハードボイルドです。「○月×日。ヤツ(ジャンガリアンハムスターのこと。ペットに名前をつけるのは漢ではない)に生の玉葱を与える。涙を浮かべて拒否していたが無理やり喉に押し込み、嚥下させる。やはり下痢した。あの学説は真実だった」などなど。それにしても、どっちにしろ不幸なのは、飼われている動物ですが。

 で、今回の日記はというと、文句なく後者に属します。後者のほうが、やっぱり面白いんだよなあ。
 露店で購入した、ヒトミという奇妙な動物(メス)の飼育日記。それに様々な登場人物が絡んで、狂気と淪落の蟻地獄にはまりこむ有様を、乾いた文体で描写しています。ちょっと、「絶望の世界」の影響があるかな。あれより主人公の年齢設定が上ということで、だいぶ読みやすいですが。それに、掲載されている「オフ会のお知らせ」が、なんだか妙に能天気で心地いい。どういう人材を集めようとしてるんでしょうか。
 で、このヒトミが、動物にしては妙に人間っぽい、そして他の登場人物と奇妙にシンクロしている、というお話なのですが。
 どうも気になるのは、やたらにリアルなんですよね。何がって、ヒトミの生態が。
 随所に書かれているヒトミの生態は、みごとに特徴を掴んでいますし、昨年の3月3日に書かれているヒトミの記述なんて、そのまま図鑑に載せてもいいくらいです。
 え、何にって? もちろん、宇宙動物エルバッキーですよ。

 宇宙動物、アルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー。「異星人からのメッセージ」(鷹書房)で公開された、猫のような姿をした写真が有名ですが、あれは地球の年で四十歳を超えた成体の姿です。生まれてすぐはヒトミのような、得体の知れない小動物の体型をしているのです。
 エルバッキーは動物の生体エネルギーをアルカリックパワーに変換して、エゴムライズやエネジガウザーなどを起こす力があるのですが、まだ幼生のうちは未熟で、エルバッキーも生体エネルギーを吸い取られたほうも衰弱してしまうのです。昨年の2月14日から18日にかけて起こったヒトミと飼い主の変調は、まさにその現象を忠実に描写しています。
 ちなみに、日記によく出てくる「甲殻虫」というのは、ウナズラプハーモ星の宇宙生物ドルバッキーのことでしょう。大槻ケンヂはエルバッキーとドルバッキーを混同していますが、実は天敵関係にあるのです。それを一緒に売るなんて、露天商もずいぶんとムチャをやるもんです。

 しかし、エルバッキーが露店で気軽に売っているなんて、どう考えてもおかしい。エルバッキーは知的生命ですから販売は銀河憲法で禁じられていますし、そもそも檻なんぞエウギャナーリで簡単に抜けてしまうのです。
 これは、一種の謀略なのではないでしょうか?
 考えてみればWeb日記というものは、軍や政府機関が謀略を行うには好都合です。真偽についていちいち目くじら立てる人はいませんし、読者の層も数もある程度広がっている。日記の形で、本当か嘘か曖昧な情報を流し、それが起こした反応を観測する。そして正式発表の時期を見計らうのです。
 飼い主さんは、政府機関の調査員の変名で、森ちゃんも知らない(あの人には危なくて教えられない)秘密機関の指令で、あの日記を書いているのではないでしょうか。おそらく、エルバッキーの協力のもとに。
 そして世論の反応を見て、「ヒトミの飼育日記」が一位になったとき、宇宙動物エルバッキーの存在が正式に公表されるのではないでしょうか。
 現在、日記才人では今月の投票数23で127位。ReadMe! の週間ランキングでは3939ヒットで70位。その日は近いのです。


2001.1.5(Fri)
 今日は、花津マリさんの「Mari's Web Watching」をば。
 花津マリというお名前が潔くてよい。「ヒラリーマン随筆日記」の愛場広友さんに通じるものがありますね。家族合わせみたいで。今となるとこういう名前は、ちょっと作為が強すぎて恥ずかしい、と感じる人も多いのでしょう。まったく意味のないHN、もしくは本名を平仮名に置き換えただけのHNというのが、どちらかというと今の主流のようですから。まあ、恥ずかしいといえば、「ちん子」という、ストレートに恥ずかしい名前も世の中にはありますが。ちん子。いやん。書くだけで恥ずかしい。
 バックのバラ模様は、やはり「ローズマリー」という洒落なのでしょうか。油断していると後ろから刺すぞ、という、隠されたメッセージなのでしょうか。いやん。怖い。

 ジャンル分けすると日記読み日記、となりましょうか。いや、たまに日記読み日記について書いていることもありますから日記読み日記読み日記となるのでしょうか。さらに日記読まれ人が日記に書いた感想に対して返している場合もありますから日記読み日記読み日記読み日記となるのでしょうか。するとこの日記は日記読み日記読み日記読み日記読み日記。
「ええい、それなら拙者は、日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記で反論してやる!」
「しからば愚僧、日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記読み日記で返すでござるよ」
「やーい、一個間違えてやんのー」
 ……というネタは別なところで使ったからナシ。

 それにしても、日記読みをした対象の方にメールするかどうか、というのは、微妙な問題ですね。
 私はズボラなので運営する全ページについて、無断リンクでやっております。承諾求めたことがありません。
 人によっては丁寧に、「今度こういう内容のことを書きたいのですが、許していただけるでしょうか」と事前に承諾を求めるそうですが。でも、それを宣伝と曲解して嫌う方もいらっしゃるそうで。
 まあ、日記読みに限らず、有名サイトになると、リンク依頼のメールが日に何件も来て、わずらわしくなることもあるでしょうね。中には業を煮やして、「リンクは勝手にしてください。メールは送らないでいいです。ってゆうか、送るな。相互メール依頼はいっさい黙殺します」と書いている人もいます。
 とはいえ私のようにズボラな方針でやっていると、それはそれで憎まれるかもしれません。後ろから刺されたりして。いやん。前からにして。<馬鹿


2001.1.3(Wed)
 今日は「野良ゲームプログラマ」を名乗る、えがみんさんの「Egamin Page -Diary-」を。「お仕事」を拝見すると、プレステのゲームソフトを主に作られているようです。それにしても、うら若き乙女が「せがれいじり」などというソフトに手を染めるのは、いかがなものか。
 プロフィールによるとモノポリーの大会でやたら優勝とか準優勝とかしていて、なんか凄い人です。いや、まあ、「日本モノポリー会長杯」とか、「モノポリー湾岸杯」が、どのくらい権威があるのか、私は知らないのですが。日本レコード大賞並なのか、FNS歌謡祭銀の鳩賞並なのか、それとも世界岩崎宏美そっくりさん大会中南米地区準優勝並なのか。
 やっぱり頭のよい方なのでしょう。日記を読んでも、コンピュータ関連の話と、モノポリーの話と、せのーさんの話で埋め尽くされています。せのーさんというのは、彼氏のようでございます。要するに仕事以外のプライベートタイムは、すべてせのーさんに捧げ尽くしている模様です。最近では体重増加に悩むせのーさんのために、料理を勉強しているそうです。まったく冥加な方ですね、せのーさんという人は。

 しかし、ここまで頻繁に登場すると、逆に疑惑が涌いてくるのです。ふつう、彼氏ないし旦那というものは、女性の日記にはあまり登場しないものです。既婚女性の場合、日記への子供の登場率と旦那の登場率は、平均して30000:1という研究結果を、どこかで読んだような気がします。また、彼女のいる男の日記への彼女の登場率と、彼氏のいる女の日記への彼氏の登場率は、平均して80:1という研究結果も、どこかで読んだような夢を見たような気がします。
 彼氏が多く日記へ登場する女性日記というのは、実は一種類だけ存在します。
 それは、不倫日記です。
 日記では記載されていませんが、ひょっとするとえがみんさんとせのーさんの関係は、道ならぬ関係なのではないでしょうか? 年齢的にもふたりは十くらい年齢が離れているご様子。せのーさんは、ひょっとして妻子ある男性ではないのですか?
 ううむ、それにしては、せのーさんと共にいる時間が長すぎるような気も……。いやいや、妻から放ったらかされているせのーさんに、同情がいつしか愛に変わり……。でもなあ、どうせなら妻はもとよりおらず、妻どころか人生から放ったらかされている私に同情を……そして愛を……ってそんなオチかい。


2001.1.2(Tue)
 さて今回は、「貴菜子の菜の花日記」です。まず最初にお詫びしなければならぬことがあります。貴菜子さんというお名前に惑わされて、「貴の花日記」と読んでしまい、お相撲さんなのかな、関取にしてはふぁんし〜なページだ、などと最初に思ってしまったことを。
 貴菜子さんはSOHOでコンピュータ関係の業務を行っているらしい、まだ若い方のようです。随所に若さが滲み出ています。その最大は、12月27日の日記でありましょう。「昔の野球の選手で王さんという人が」という記述です。おお。王。ビッグワン。荒川道場。真剣白羽渡り。コント55号。756号。鈴木康二朗。国民栄誉賞。ピッチャーカトリ。バース連続敬遠。ちょっと変なのも混じってますが、数々の栄光に輝いた背番号1も、もう単なる昔の選手なのね。きっと貴菜子さんは、長島の現役時代がどうのこうの熱く語るジジイを見て、「ボケたアゴ割れジジイに、なに熱くなってんだよ」とひそかに軽蔑している私のような心境なのでしょうね。こうして世代は変わってゆくのね。

 それはともかく、貴菜子さんは、まだ技術者としては発展途上のようです。HP作成講座で「こういうのは悪い例です」と名指しされてしょげたり(12/14)、ウィルスに悩まされたり(12/28)、お絵描きソフトに悩んだり(1/1)しています。
 しかし貴菜子さんは向上を続けるのです。日記の随所に「がんばるぞ!」と記述しておられます。早く一人前になりたい! というオーラが充満しています。
 仕事だけではありません。日々これ勉強なのです。漫画に感動したり(12/21)、心理学の本に深く感じたり(12/28)と、のんべんだらりと生きているおっさんとは、生きる態度が違います。ただ、あまりにも深く感動しすぎるため、宝石水、などという怪しげなものに騙されかけたりもしています(12/15)が。
 こうしてみると、貴菜子さんというのは、ラブコメ少女漫画のヒロインのようですね。ちょっぴりドジで、どこか抜けていて、でも一生懸命でポジティブな女の子。番長を善導したり、委員長と結ばれたりするタイプですな。

 しかし、あまりにも出来過ぎている、というのが、ちょっと不安ではあります。「あまりにもあからさまな証拠は、捜査を誤った道に導く赤鰊」という推理小説の金言もあります。
 もしかすると、貴菜子さんの正体は、海千山千、バリバリのネットワーカーかもしれません。「ちょっぴりドジで初心な女の子」という姿は、罠かもしれません。
 「うふふ、ウブな小娘だな」などと喜んでナンパメールを送ったりしたら、それが最後、数ヶ月後にはWebで公開され、糾弾され、晒し者にされ、追放される、そんな運命が待っているかもしれません。あな恐ろしや。心当たりのある方は、どうかお気をつけあそばせ。おほほほほ。<いかん、ナニかが憑依した


2001.1.1(Mon)
 日記才人もいよいよ本格稼動とのこと。あけおめ! ことよろ! <古すぎます
 さっそく更新報告のページを開いてみたら、早くも数人が報告。いやはや、早くていらっしゃる。こんなとき、「がはははh、寂しいのか?」などと豪快な言葉を吐く人が今年はおられないことを思い、寂しさもひとしお。

 ちゅうわけで21世紀最初に更新した寂しさチャンピオンについて書こうと思ったのですが……な、なんと、ななゑさんではございませんか?! 失礼ながら最近は日記も滞り気味でおられるというのに、なんと悪運、いや違った、ご運のよろしいこと。悪霊、いや失敬、守護霊でも憑いて、いや失礼、付いているのでしょうか。将門とか。

 そんなななゑさんの日記の特徴は、やはり日常の些事(些事でないこともありますが)を観察し編集し誇張し歪曲し、なんとも奇妙な文章世界を構築することでありましょう。
 現実を再構築するその手腕に幻惑され、「こんなのは日記じゃない!」とかおっしゃる方もおられるようですが、失礼ながらそれは日記というジャンルに関する認識が浅すぎる。それでは、「土佐日記」も「更級日記」も「奥の細道」も、日記として認めない、ということになってしまいます。
 誇張と凝縮と歪曲こそ、日本の日記の伝統なのです。むしろ小説よりも、日記に多くのフィクションを盛り込む、それこそ日本人なのです。

 さらに感心するのは、ななゑさんを取り巻くキャラクターの多彩さと珍妙さでございます。お母様、お父様、妹さん、イトコ、だれもかれも珍妙かつムチャクチャな行動でななゑさんを悩ませます。
 これらの人々は、ななゑさんと同じ血が流れているから、という説明で納得できるかもしれませんが、妹御の同棲相手、母上の義姉、母上の旧友、父上の親友、行きつけの美容師、皮膚科のお医者様、ことごとく奇妙で珍妙ならざらぬものはございません。やはり、ななゑさんが発する珍妙オーラで、周囲の万物を珍妙化してしまうのでしょうか。ななゑさんに近寄るものは、すべて珍妙になってしまうのでしょうか。世界珍妙化計画なのでしょうか。なんだか、唯一のマトモな人間、下僕(仮)さんが可哀想になってしまうくらいでございます。

 いや待て、作者のななゑさんを初め珍妙人物で埋め尽くされたこの世界で、たったひとりまっとうな人物が存在するなんて、なんだか妙だ。作品世界の整合性が崩れる。おかしい。ということでふと思ってみたりするのですが、

 実は「ちゃろん日記2001(仮)」の作者は、下僕(仮)さんではないのですか?

 それならひとりだけ、マトモな人物であることも納得できる。作者というのは、エエカッコするものだからです。自分だけマトモで、他人はぜんぶ変人、みたいな書き方をするからです。自分だけいい子、自分だけ被害者になりたがるものだからです。
 実はあのお美しい肖像写真も、下僕(仮)さんの女装姿ではないでしょうか。女装でコスプレ。二重の偽装工作です。
 そういえば「下僕(仮)」というのお名前と、「ちゃろん日記2001(仮)」というタイトルで、(仮)が重なっているのもあやしい。謎を解くために与えられた、真の作者からの秘められたメッセージではないでしょうか。

 ……うわ、なんか日記才人への登録がうまくいかなかったみたい。まずいな、「日記読み」へのカテゴリ登録がされていないよ。普通のリストに出ちゃってる。うわー、こりゃいきなりえらいこっちゃ。怒られるぞ。ううむ、なんとかならんか。ええい、カラ更新気味だが、もいちど登録だ。これで前のが消えてくれるといいのだが。ああ、今年も先が思いやられます。


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