
今回は、昆虫や花粉等の表面を観察して頂きました。これらは走査電子顕微鏡で簡単に観察できる材料です。
しかし、大学の研究では、簡単に観察出来るものばかりを観察しているわけではありません。細胞を取りまいたり組織の間を埋めている結合組織を消化酵素によって取り除き、観察をする方法を我々の教室で開発しました。以下はその中で特に学会で注目され、世界中の教科書から写真の掲載依頼の有った血管と神経筋接合部の写真を紹介しました。
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知覚神経細胞の形態の変化。発生初期にはaのように突起が2本有ったものが、bのように2本の突起の根元の部分が接近し、最終的にはcのように、1本の突起を持つ細胞となります。従って、このような細胞は本当は単極(突起が1本)ではないという意味で偽単極細胞と呼ばれています。 |
| これは動物実験施設の藤原隆助教授からお借りした写真です。真ん中のホースのようなものが血管です。血管の周囲には血管周細胞が取りまいています。まるでインベーダーかタコのように見えます。これらの細胞の足は血管周囲を取り囲み、締めつけることで血流を調節しているようです。 | ![]() |
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これは、第二解剖学教室出崎順三講師からお借りした写真です。3本の大きな筋肉に細い神経が2カ所の神経筋接合部を形成しています。よく見ると筋肉にはいくつもの横紋が見られます。この写真のように、神経から筋肉に興奮が伝わり筋肉が収縮して体が動くのです。 |