〜兄は弟に仕える〜


神はモーセに「わたしは自分のあわれむ者をあわれみ、

自分のいつくしむ者を慈しむ」と言われました。 

                   ローマ9:15 

 今から3500年ほど前に、イスラエルにアブラハムという人が居ました。アブラハムはイスラエルの父と言われ、また信仰の父とも

言われています。 このアブラハムは奇蹟により、百歳でイサクという息子を得ることができました。イサクは結婚し、双子を得ました。

兄はエソウと言い、弟はヤコブと言いました。この双子が生まれたとき、二人の母、リベカは不思議な言葉を神様からいただきました。

「二つの国があなたの胎内にあり、二つの国民があなたから出る。 一つの国民は他の国民より強く、兄が弟に仕える。」と

言うことでした。その後二人とも順調に育ち、兄エソウは巧みな猟師となり、弟ヤコブは天幕に住む穏やかな人となりました。

 ある時、エソウが猟から帰ると、ヤコブはおいしそうな煮豆を煮ていました。エソウは非常に腹が空いていたので、煮豆を食いたいと

思いました。ところがヤコブは交換条件を出してきました。当時イスラエルの国には長子の特権というのがありました。

 その特権を渡してくれるなら煮豆を食べさせてもいいというものでした。エソウは長子の特権どころではありません。

とにかく目の前にある赤く、うまそうな煮豆に集中しています。エソウは目に見えない長子の特権など軽蔑していました。 しかし、

ヤコブはむしろ目に見えない長子の特権を大切に思っていました。 神様は目に見えないことこそ大切です、と言われます。

 やがてイサクは歳をとり、目もかすんできました。自分の終わりが近づいたと考えたイサクは長男のエソウに自分の身代をわけ、

祝福しようと思いました。 死ぬ前に息子の狩りによって捕った獲物で料理を作ってもらって、それを食べて死のうとも考えました。

そう命令されたエソウは勇んで狩りに出かけました。 これを聞いたリベカはヤコブを呼び、飼っている群の中から一番いい羊を

殺してきなさいと言いました。それを料理してあなたの父に食べさせ、エソウの代わりに祝福してもらいなさいと言うわけです。

 ヤコブはさすがに最初、躊躇しましたが、母が保証すると言うことで実行しました。 まんまと父をだまし、祝福を横取りしてしまいました。

だまされたと知ったエソウはヤコブを殺してやる、と息巻いていました。ヤコブは父母の元を離れ、母の実家に逃げました。

 その逃避行の間に神様はヤコブに現れ、ヤコブを守り、祝福すると言われました。

 ヤコブは母の実家で娘を嫁として迎えたが、おじさんにだまされ、何度も約束を破られながら過ごさなければなりませんでした。

ヤコブは兄さんをだまし、家から逃げてきた人です。神様はヤコブを祝福すると約束しましたが、ヤコブがした悪いことの刈り取りは

させられました。何度もヤコブはおじさんからだまされ、我慢した後、そこから逃げ出しました。そして両親のもとに逃げてきたのでした。

 最初、お兄さんが怖く、列の一番後ろから着いていきました。でもある晩、神様の使いととっくみあいのけんかをしました。

そのときヤコブは「私を祝福しなければさらせない」と言いました。ヤコブはそのとき、イスラエルと言う名前をいただきました。

彼は元気づけられ、列の最前列を歩くようになりました。


 神様は私たちがどんな人であるかと言うことより、神様の祝福を追い求め、見えないものにいつも目を向ける者を祝福されます。

あなたは何に注目していますか。

 「こういうわけで、このように多くの証人が、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちもいっさいの重荷と

まとわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐を持って走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり、

完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをもろともせずに十字架を忍び、

神の御座の右に着座されました。」 私たちが注目すべきはイエス・キリストです。 アーメン!


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