〜一人の魂の救い〜


          「人の子は、           

失われた人を捜し出して救うために来たのです。」

                     ルカ19:10 


 先週、田中先生という牧師が富士吉田に来てくださいました。先生はその前日まで名古屋で大きな集会をしていました。

ホールいっぱいの群衆に向かって大声を張り上げていたのです。その興奮が冷めないうちに小さな私たちの教会に来てくださいました。

 相変わらず大声は変わりませんでしたが、その落差はいいようもなかったと思います。でも、そのことを気にすることなく、丁寧にお話し下さいました。

また、一緒に食事に出かけ、少人数で歓談するときにもご自分の様々な経験を話してくださり、変わることはありませんでした。

この姿勢を見ながら私はイエス様のことを思っていました。 イエス・キリストの元にはいつもたくさんの人が押し寄せ、人だかりがしていました。

 ある時、山の上でイエス様が教えられていたとき、その山には男だけで5千人がいたといいます。イエス様はその5千人に食事をさせました。

たった5つのパンと二匹の魚で養ったことは有名な話です。とにかく、イエス様の周りにはいつも大勢の人がいたのです。

 でもあるとき、イエス様はサマリヤという地域を通られました。サマリヤという地域はイスラエル人にとっては嫌いな場所でした。

 イスラエル人は家系がはっきりしていて、何代にもわたってたどることができる純粋な民族ですが、サマリヤは混血の町でした。 元々は

イスラエル人が住んでいましたが、昔占領され、それ以来民族が混じり合ってしまったのです。イスラエル人はサマリヤ人には挨拶もしないと言う状態でした。 

 そこを通りかかったイエス様はのどが渇き、井戸のほとりに座り込みました。一緒に歩いていた弟子達は町に買い物に行きました。 そこにサマリヤの女が 

やってきました。それは暑い盛りの真っ昼間でした。ふつうこんな時間に水をくみに来る女などいません。イエス様はこの女に話しかけました。

女はイスラエル人に声を掛けられ、びっくりしました。イエスさまは「わたしに水を飲ませてください」と言われたのです。それは話のきっかけでした。

イエス様はこの女が前に5人の人と結婚し、今その人たちと分かれて、夫でない人と一緒に生活していることを知っておられました。

イエス様はそのことを一言も追求したり、叱ったりしませんでした。女に事実を語られました。 女はこの方はどんな方なのだろうといぶかりました。

その後イエス様の話を聞くうち、この方こそキリストだと気がつきました。 そして、今まで隠れて生活していたにもかかわらず、彼女は大声で叫びました。

「来て、見てください。私のしたこと全部を私に言った人がいるのです。この方がキリストなのでしょうか。」彼女はイエス・キリストに出会い、救われたのです。

イエス様は大勢の人を集めることができます。一度に救うこともできます。でも、一人の人を丁寧に扱ってくださり、救うことができます。

先ず大切なことはイエス・キリストに出会うことです。「人の子(キリスト)は、失われた人を捜し出して救うために来たのです」という言葉はあなたのために

呼びかけられている言葉です。後はあなたが心の扉を開くことだけです。


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