直線上に配置

イギリスの”階級社会”事情(2)


階級社会の分類

上から順に

UPPER CLASS (上流階級)
MIDDLE CLASS (中産階級,中流階級)
WORKING CLASS (労働者階級)

となる.そしてMIDDLE CLASSはさらに

UPPER MIDDLE CLASS (上位中流階級)
MIDDLE MIDDLE CLASS (中位中流階級)
LOWER MIDDLE CLASS (下位中流階級)

と細分類されるがこの階層間は移動可能である..
ここで日本人がおちいりやすい大きな落とし穴がある.
それぞれの日本人がもつ日本語訳のイメージと実情がかなり,かけ離れているのである.

ここでは,現在 ”私”がもっている知識,常識(独断と偏見ともいう)でこれらを階級を説明してみたい.全ての文のはじめにに”私の意見では”,最後に”だと思う”を付け加えて読んでください.

UPPER CLASS (上流階級)


日本語で言う ”上流階級”より ずっとずっと格が上で,上流階級というより,むしろ”貴族階級,華族階級”といったほうがしっくりくる.金を持っているのはもちろんだが,相応の社会的地位(会社的地位ではない!)が必要である.イギリスで一般的なUPPER CLASSとは,先祖代代の莫大な土地を持つ諸侯(日本でいう大名)であり,自分の財産の管理が彼らの”仕事”である.

UPPER MIDDLE CLASS (上位中流階級)

日本語でいう”お金持ち”がここに分類される.とても”中流階級”とはいえないような人たちがここにいる.誤解を恐れず言えば,MIDDLE CLASSで出世をし,金を得て左うちわで充実した生活をおくれるCLASSである.

MIDDLE MIDDLE CLASS (中位中流階級)
LOWER MIDDLE CLASS (下位中流階級)


中程度の社会的地位はあるものの,金に困って始終意識しなければいけないのがLOWER,そこまでいかないのがMIDDLE.MIDDLE内を分類するのは金銭的な生活レベルであって,はっきりした境界線は無い.

WORKING CLASS (労働者階級)

単純労働で安い賃金.服装に無頓着.と書くと誤解をまねくかもしれないが,事実である.


さて,分類が終わったところで,私が出会った人々をそれぞれの階級に分類してみよう.かなり,失礼なのは承知だが,やむを得ない.

私のフラットの大家さん−−−UPPER MIDDLE
家賃が高いせいか,細かいところでもあまり金銭的な話にならず,全て無料で対応してくれる.いつも,背広とネクタイ.私のフラットは名義上は彼の奥さんのもので税金対策だとか.対応は全て彼が行っている.車はジャガー.

KUK(英国コマツ)の副社長−−−UPPER MIDDLE
Iさんであるが,実は私の元上司だったりなんかする.たった3ヶ月だったけど(笑).本人によると,KUKの副社長は日本の部長相当くらいだといっていたが,イギリスの平均所得からみれば確実にこのクラスであろう.

大学の担当教授−−−UPPER MIDDLE 〜 MIDDLE MIDDLE
イギリスの所得水準から照らして,かなりの額をもらっているであろう.でも服装はあまりきれいとはいえないが,まあ,大学内のご愛嬌ということで.ちなみに車は古かったが,イギリス人は古いものを大事に使うので,こんなところで判断するのはどうかな?頻繁に日本,欧米を訪問している.

語学学校(大学)の講師−−−MIDDLE MIDDLE
教授でなければこのクラスではないかと思う.

対応してくれた銀行員−−−MIDDLE MIDDLE
口座を開くのに対応してくれた年配の女性は,非常に丁寧で(早口だったけど),仕事もはやかった.

以下はWORKING CLASS

大学の掃除のおばさん,ケーブルテレビをセッティングしにきてくれた人,配管工,郵便局(ロイヤルメール)の配達人,市内を掃除している人(公務員),消防士...はもちろんだけれども,
スーパーのレジや各種ショッピングセンターの店員,レジもここに入るんではなかろうか?

なお,研究室の学生(博士課程)はまだ社会人になっていないが,おそらく,MIDDLE MIDDLE クラスに属するのではなかろうか.親に直接会ってないんで分からないんだが.もちろん,彼らが出世したら,UPPER MIDDLEになれるかもしれない.



イギリスの階級社会を認識するとき

その次のお題
ハリーポッターの階級社会
シャーロックホームズの階級社会
日本の階級社会



トップ アイコントップページへもどる

直線上に配置