肝組織学的進展度かみたC型慢性肝炎に対するIFN治療の効果と問題点

日野邦彦、飯野四郎(聖マリアンナ医科大学)

目的:1997年、慢性肝炎の肝組織学的進展度をstage0〜4に分ける新しい犬山分類が提唱された。今回我々は、IFN治験前の肝組織像をstage分類し、治療効果との関連性を検討した。

結論:
1)stage別CR(著効)率は

stage1:21例(37%)、 stage2:17例 (35%)、 stage3:8例(17%)、 stage4:9例(11%)であり、進展とともに低下した。

2)stage別に投与終了後のHCC発生率をみると、
  

  stage1:0例
  stage2:2例(4%)
  stage3:6例(12%)
  stage4:17例(21%)と次第に高率となった。


これらを効果別に検討するとstage2と3ではNR例からのみ発生したが、
stage4では著効例の3例(33%)、無効例の14例(25%)と、効果との関連はなかった。
stage4では対照の自然経過観察例44例(HCC発生7例、16%)と比較しても有為差はなかった。

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