C型慢性肝炎

C型慢性肝炎とは?

 C型慢性肝炎とは、ウイルス(C型肝炎ウイルス:HCV)が原因で肝炎をおこし肝臓の障害が長期(少なくても6か月以上)続いている状態にあることを意味します。
 慢性肝炎の場合は、急性肝炎と異なり肝機能が急激に悪化するということはありませんが、その代わりに、5−30年と長い期間をかけてですが、肝硬変や肝癌へ進行する場合があります。その為、今のうちに、しっかりと治療しておく必要があります。
これから使用するインターフェロンはC型慢性肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスを排除し、あなたの肝臓の障害を改善するという効果が期待できる薬剤です。しかしインターフェロンを効果的に使用するには、いくつかの注意点があります。これから、その主なものを簡単に説明いたしますので、主治医の指示に従って、きちんと守るように心がけて下さい。

T.C型慢性肝炎のインターフェロン療法

 C型慢性肝炎と診断された方は、インターフェロン療法をするためには、入院となります。入院後1週間は、血液査と画像検査と肝生検が行なわれ、慢性肝炎の程度を決定します。それからインターフェロン療法がはじまります。インターフェロンが投与されて、最初の5日間ほど発熱がありますが、その後発熱は改善し紛2週間で退院できます。
 ウイルスに感染した細胞は、ウイルスを排除しようとします。インターフェロンは、この防御作用を活性化させる坑ウイルス薬で、C型肝炎の増殖を抑制することが知られています。
インターフェロンの投与は、筋肉注射で行なわれます。また、C型肝炎ウイルスの増殖を効果的に抑えるには、最初にインターフェロンを毎日投与し、ウイルスを協力にたたいておいてから、その状態を維持させるため、週3回の投与を長期間続けるのが良いとされています。退院してからも少なくとも3−6か月は、インターフェロン投与をうけることになります。この期間は、症状により異なりますので、主治医の指示に従って下さい。
インターフェロン療法は、個々の症例によって、治療効果に差がありますし、治療を受ける期間も異なりますので、主治医の指示に従って、間違いのない治療を受ける必要があります。例えば、症状が良くなったからといって、勝手に治療をやめたりすると、せっかく良好に経過していても、元の状態に戻ってしまうことがありま
す。主治医の指示があるまで、根気良く通院して下さい。
(インターフェロンの副作用)

 インターフェロンの投与し始めは、38−39℃の発熱が見られることがありますが、解熱剤でやわらげることができます。また、人によりインターフェロンの投与中に脱毛がみられることがありますが、一般的に投与終了後、数か月でまた生えてきます。そのほか、かぜをひいた時のように全身のだるさ、頭痛、食欲不振、節痛等や、白血球減少、血小板減少などがみられることがあります。日頃から心身の状態に注意し、異があれば、すぐに医師に相談して下さい。


(インターフェロン使用に際する注意)

 インターフェロンの使用に関しては、主治医が慎重に換討したうえで決定しますが、次の様な方への投与は、特に注意を要しますので、該当することがありましたら、あらかじめ主治医とよく相談して下さい。
1)心・腎・骨髄・中枢神経の障害ある方
 2)自己免疫性疾患のある方
 3)妊婦・授乳婦
 4)未熟児・新生児・乳児・幼児・小児
 5)アレルギー素因・過敏症のある方
また、抑うつ、老人性痴呆等の精神症状がある場合、症状を悪化させる可能性がありますので、注意が必要です。

U.日常の注意

1)一般的な衛生を心がける
 C型肝炎治療中といっても、C型肝炎ウイルスの感染に対して、日常生活では、あまり神経質になることはありません。今までの生活習慣をかえる必要はありませんが、一線的な衛生に心がけることが、感染防止につながります。

2)心身の安静が必要
 肝臓は、糖・蛋白質・脂肪を分解したり、別の形に作り替えるという非常に大切な働きをしています。過度の安静は必要ではありませんが、激しい運動は避け、疲れがたまらないように注意して下さい。また、精神的な面も回復に影響しますので、悩みごとがある場合は、一人でくよくよせず、医師や看護婦などに相談して下さい。いずれにしても、無理をしないように心がけて下さい。

3)食事にも気をつける
 からだ全体の砥抗力をつけるためには、食事も大切です。主治医の指示に従って、バランスのとれた食事をとるように心がけて下さい。香辛料はひかえ、アルコール類は肝臓に負担をかけるので、飲んではいけません。


V.インターフェロン治療後の注意

1)定期的な診察を受けて下さい
 インターフェロンの治療が終っても、C型慢性肝炎が完全に治ったわけではありません。個々の症例によつて効果のあらわれかたに差があり、投与終了後、数か月から1年以上かかって治る例もあります。また逆に、治っているようにみえても、しばらくすると、肝炎が再発してくる例もあります。
これらをチェックする為にも、主治医の指示に従って、定期的な診察を受けるようにして下さい。また、何か異常を感じたら、診察予定日以外でもみてもらうようにしましよう。

2)肝臓を大切に
  からだの抵抗力を強めることは、ウイルスに対する抵抗力を強めることにつながります。そのため、激しい運動は避け、翌日に疲れを残さないようにこころがけましよう。また、栄養のあるバランスのとれた食事を心がけて下さい。たとえ治療が終了したといっても、治療中と同様に、肝臓をいたわりアルコール類を控えて、規則正しい生活をおくってください。


C型慢性肝炎インターフェロ治療成績に関する解析

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