クローンマウス


成長したマウスの体細胞を使って、遺伝的に全く同じクローンマウスを誕生させるのに世界で初めて成功した、と米ハワイ大の若山昭彦博士、柳町隆造教授らが23日発行の英科学誌「ネイチャー」に発表した。

体細胞クローンの哺乳類は、羊、牛と合わせ三種類となり、ヒトを含めどんな動物でも遺伝的に同一な複製を作れる可能性がますます高まった。

若山博士らはクローンマウスに子供を産ませ、正常な生殖能力があることも確認。クローンマウスの体細胞から再びクローンマウスを作るのにも初めて成功した。

これまでに誕生させたクローンは50匹以上。クローンからクローンを作る繰り返しで、最初に核細胞を取り出したマウスを第一代と数えると四代目まで誕生している。

実験動物として広く利用されているマウスのクローンに成功したことで、柳町教授は「クローン技術の研究だけでなく、遺伝子や癌などの病気の基礎研究に幅広く利用できる」と意義を強調している。

ネイチャーに掲載された論文によると、成長した雌マウスの卵巣にある卵丘細胞と呼ばれる細胞から細胞核を取り出し、別のマウスから採取した未受精卵に移植、その後、これを代理母役のマウスの子宮に入れる方法で妊娠させ、雌のクローンを誕生させた。体細胞クローンの成功率は2〜3%だった。

最初の誕生は昨年10月3日で、日本の牛の体細胞クローンより誕生は早かった。第一号は卵丘細胞の英語にちなんでクムリナと名付けた。クムリナはいまも生存しており、別のマウスと交配し何匹も子を産んでいるという、

ワシントン7月22日共同

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