C型慢性肝炎とはどんな病気?


1. C型慢性肝炎の患者さんでは、多くの場合どのような経過をたどるのでしょうか。

C型慢性肝炎としてみつかる経緯ですが、最も多いのが症状もないのに健康診断や
献血の際に、「肝臓の数値が異常ですよ」といわれたり、「あなたはC型肝炎ウイルス
の抗体が陽性ですよ」といわれて来院するケースです。
こうした患者さんに対して詳しい検査を行い、GOTやGPTが変動したり、
ウイルスを測定して陽性だった場合に、慢性肝炎という診断がつきます。
もちろん、急性肝炎を発症してそれがC型であったという方もいます。
こういった急性肝炎の場合、7−8割の方が慢性肝炎に移行することがわかっています。
C型慢性肝炎は肝臓の病変が軽いままで経過することもありますが、大部分が進行性で慢性肝炎が続いていると肝硬変、肝癌へ進んでいきます。
典型的なものとしては輸血後に肝炎を起こし、その後に肝癌が発症するという例があります。こうした患者さんでは、だいたい25年くらいで肝癌が発症しますが、これが最も怖いケースです。

2. C型慢性肝炎の患者さんの症状には、どういったものがあるでしょうか。

C型の肝疾患には慢性肝炎から肝硬変、肝癌がありますが、慢性肝炎のときはほとんど症状がありません。特にGPTが100とか200という単位でも症状がないのですから、症状がないことが特徴と考えた方が良いでしょう。
ですから、自分はウイルスなど持っていないと思っても、過去に輸血をしたことがあるとか、あるいは医療機関で手術をしたことがあるとか、家族に肝臓の悪い人がいるときは、ひょっとしたら自分もC型肝炎かもしれないと思うことこそ大事です。
 しかし肝硬変になってくると、足にむくみが出てくるとか、顔に血管が浮いてくる、こむらがえり(足がつる)といった症状がみられます。その他、何となくだるい、尿が濃くなるなどの症状がでてきますと、症状が相当進んでいるといえるといえます。

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