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G:そうそう、そこのキミだよ。なんだい、大きな荷物抱えて、親はどうしたんだい?
K:親って・・・ボク一人で来てるンですけど。
G:いや失礼。よく見ると子供って年でも無いようだね、イタリア語もペラペラだし。
日本の学生さん?なかなか面白い人相をしている。よかったら運勢を見てあげよう。
K:ええ?けっこうですよ。ボクこの国に来てからロクな目に遭ってないし、金銭的にも余裕無いもんで・・・。
G:そりゃ可哀相に。そんなに高い料金は取らないから。これ以上ひどいめに遭わない為にも
ぜひ自分の
運勢を知り、対策をこうじて置いた方がいいよ。
K:そうかなあ、また上手い事言って騙すんじゃ無いだろうなあ。この国のヒトってなんか信用置けないんだよねえ。 レストラン「トラサルディー」のトニオさんはいい人だけど・・・。
G:さあさあ、そこにかけて。手を見せなさい。おや?キミは大変、人を引き付ける力が強いようだねえ。
K:え?わ、わかります?実はそれが悩みの種だったりするんだけど。
G:わかるわかる。おまけに集まってくる人間はみんな個性が強くって迷惑な奴等ばかり・・・・
K:ええっ?そんなコトまでわかっちゃいますか?なんででしょうねえ、高校入ってから波乱の人生ですよ。
G:そう。まさしく運命に翻弄されている。しかしそれは世界が君を中心に回っているという暗示に繋がるんだ。
K:なに言ってるんですか。ボクなんてなんの取り柄もないフツーの高校生ですよ。スタンドが出せるくらい・・おっと。
G:むむむ。3つの力をもつ守護神がいるようだ。だいぶ助けられているようだが、友人の力も大きいぞ、もっと
大切にしなさい。
K:そうですねえ、まあ、死に掛けて助けてもらったことも何度かあるし・・・
G:ムムッ?キミはこの国に人探しに来たんだね?
K:良く当たるなあ、その通りです。誰を探してるか、わかりますか?
G:わかる・・・いや、そんなバカな!君が探す男というのは今から120年前に生まれた男の息子だ、
なのになぜか君より若く、しかも人間で無いものの血を引いている・・・・?
K:まったくその通りなんです。まいったなあ、いや、もう会っちゃったんですけどね。不思議な奴だったなあ。
G:なんという数奇な運命なのだ。君はその男に導かれてこのサルディニアに来てしまっている!!
K:えっ?!まさかッ?!もうあいつに会うのはこりごりだから、イタリア本島を離れてここまで来たのに!!
G:運命だよ ・・運命には逆らえない・・・じきに君は彼に会う・・・いや、彼の仲間と共に戦うことになる・・・ある
強大な敵と!
K:じっ!冗談じゃああ無いですよっ!!ボクは2年前にも死ぬほどの目に遭いながら実に恐ろしい敵と
闘ったんです。イタリアに来てからもそういう目に遭ったし・・もうイヤだっ!!絶対嫌だッ!!帰ります、僕。
G:ま、待ちなさい!2千円置いて行きなさい。そしたらその運命から逃れられる術を授けよう。
k:えーーーっ!?なんかウソ臭いなあ。まあ、今まで当たってるから、信じようか・・でもなぜイタリアで「円」なの?
G:(水晶玉を凝視していて聞いてない)アンダラ・ベッタラ・イヤハッハー、エイッ!!おお!出たぞ!!君のラッキー
アイテムはクツ下!!片方裏返して履くと命が助かることがある。
K:それ・・・もうやりました。効かないと思います。
G:ううむそうか、ならば仕方が無い、逃げるしかないな。キミの会いたくない人物は亀を伴ってこの先の岬に 向かっている。絶対そっちに行かないよーに。君にとって「亀」は不吉だ。絶対避けなさい。
K:あ、そういえば仗助さんと初めて会った時・・あと、吉良はたしか「カメユー」の社員だったなあ。
G:いかん!早く逃げないと君は恐ろしい力を持った奴等の三つ巴の戦いに巻き込まれるぞ!!
K:うわっ!こうしちゃいられないっ!おじさんアリガトっ!!さよならっ!!(荷物抱えて空港の方に戻る)
G:あー!これこれ2千円っ!!・・・・行ってしまったか。しかしぐずぐずしてはいられない。私も今日は良くない
卦が出ている。早仕舞いせねば。おや?あそこで子供にかまってるあの男・・・あっ!!轢かれた!!おや?
大丈夫だったかな?なんて運の強い奴だ、興味があるな。どれ、もう一人占ってから帰るか・・・
END