建築上の問題点

建築上の問題についてまとめます。   1999年9月7日更新
これから家を建築なさろうという方にとって,選んだメーカーの家が「手抜き」なく きちんと建てられたか,サポートはどうだったかなど,大変気になることだと思います。 そういう側面から,工事を見ていて,あるいは実際に住んでみてわかったことなど, 実例をまとめます。

いくら工場生産がセキスイハイムの特徴であるといっても,施工は現場で人力です。 当然いろいろと問題が出ます。それらは,主として「人為的なミス」に起因する問題であるといえます。 ここでは,そういったことを中心に,問題と修正,それにその代金などの観点からまとめてみました。

不満点とその修正などはこちらから, 失敗についての項目をご覧下さい。こちらの方にあげてみたのは住んでみた結果の不満点で, 主として私の確認ミスが原因,それに対して,ここで触れようとしているのは建築上のミス,問題点などです。





(1)はじめに

別のところにも書きましたが,私は、住宅メーカーと工務店との違いは、いわゆる「チェック機能」 にあると思っています。有効に働くかどうかは別ですが、少なくともメーカーではオヤジの一言で 全部決まるというわけではなく、まわりの目や上司の目があります。自分の出世にも影響します。。。 いやでも,面倒でもやらねばならないことがある。それがメーカーです。
そして,組織として決まっていること(施主に対してカタログなどで宣伝していること)を きっちりやってもらえることが、メーカーに発注する施主から見た第一条件ですね。

で、施主としては、いかにこの機能を働かせるかがポイントだと思います。ポイントとしては,

こういった観点から,問題が起きないように物事を進める必要があります。
そうです,家は大きな構造物ですから,基本的に問題を出さないことが重要です。 少なくとも,fatalな問題は絶対に避けなければなりません。
そのためには,とにかく細かくお話をしていくことが必要かと思います。事細かな確認を積み上げること、 分からないことはとことん詰めること。それで、この施主はこういう人だという印象を持ってもらうことが 肝心だと思います。

会社組織はハンをもらえばその人の責任は終わりで、責任がどんどん次の人にバトンタッチされて いきますから、問題のある点はその人が責任を持ってくれる間にきちんと明らかにして解決して いくべきです。明文化することも必要です。安易にハンを捺してはいけませんね。

ハイムの場合は、据え付けまでに確認すべきことは、基礎の施工だけです。その他は任せられます。 というより、まかせるより仕方ありません。据え付けが終われば、あとは内装ですから、手抜きによる 問題といっても基本的な構造にかかわるような大きな問題は生じないと思います。
もっとも,きっちり設計が行われていたら,の話しです。。。現場で,鉄骨を切らないと施工ができない ような設計になっていたら?? 考えただけでもぞっとします。ハイムへの信用の問題,保証の問題も 発生しそうです。確認を怠ってはなりません。

それで、計画上の責任は営業担当と設計担当ですが、施工上の責任は、現場監督が全ておうようです。 引き渡しの時にハンを捺す紙がありますから、これにハンを捺したら、監督の責任は基本的には おしまい →自分の責任 と考えると良いと思います。といっても,1ヶ月とか半年とかの点検は ありますし、無料で修繕はしてくれます。

手抜きは、もちろん監督責任の範疇になると思います。ハイムの場合は,万一手抜きといっても、 現場施工されるのは基本的に内装だけですから、fatalなものにはならないと思います;ですから 見つかっても、基本的に手直しで何とかなるはずです。
問題は、見つかる時期が2年も3年も経ってからだったときに、費用をどうするかということだと 思います。下記するフローリングの問題は,この一部でしょう。

しかし、責任を明らかにすることをきちんと積み重ねておれば、問題はないのではないかと思っています。




(2)据え付け当日の工事不都合

  ・玄関ユニットの20φボルト位置があっていなかったため、たたいて修正。
  ・Cレンの連結用板の納まりに相当時間を要した。
  ・2階ユニットの納まりが悪く、足で衝撃を与えて入れていた。
   DKの北側屋根が特にひどかった。ドーンといって、全体が大きく揺れた。
  ・基礎とユニット床の密着が悪いところに、薄い鉄板を挿入して穴埋め。
  ・基礎とユニットの接続はボルト締め着けず。後で締めるらしい。

ボルトをたたいて直すなど,「とんでもない」と言いたいこともありました。。。 基礎のコンクリートにそんな無茶なショックを与えて欲しくはありません。
これは,設計ミスか,基礎施工のミスだと思います。基礎施工は,セキスイハイムから 基礎業者に委託されていて,特にボルト位置については納入時にかなり厳重な検査がある ようですから,おそらく設計ミスでしょう。。。

据え付け当日の詳細はこちらへどうぞ。




(3)工事中の不都合

◆外壁まわり

◆化粧木材

和室の柱に傷があるのを工事中に発見!! 床(ユカ)の傷は問題ないと思っていましたが, 柱の傷は許容できません。特に指摘しませんでしたが,引き渡し時にはパテで埋められて いました。あまり目立ちません。



(4)引き渡し後に分かった問題

◆ガスヘッダが玄関脇に取り付けられてしまいました。

玄関横の換気口を用いてガスヘッダがつけられ,ここからガスが引き込まれていました。 かっこうわるくていけません。
これは最終確認,押印した図面に位置指定がされておらず,かつ,施工時に説明も なかったため,ハイムで適当に工事されてしまったものです。引き渡し後4ヶ月経った 1998年11月に入ってから変更してもらいました。費用負担はもちろんなし。

◆水道工事代金

14万あまり返却されるはずだったのですが,なかなか還ってきませんでした。色々お話しして, 1998年6月になってようやく返却されました。納入後,丸一年です。。。

◆初期不良への対応

いわば初期不良というか,初期の性能劣化というような問題は多数ありました。
これはまあ,家といえども工業製品ですから当たり前でしょう。数の問題ではなく, それらが致命的でないか(下記するフローリングや壁の問題は,一種致命的だと思います), あるいは,きちんとサポートされるかと言ったことがむしろポイントだと思います。 ただし,時間はかかります。。。

それで,その当たりが黙っていてもきちんとサポートされるのがメーカーのよいところで, 事実今回も,数は多いですが,取り立てて言うほどの問題はなく,定期点検できちんとサポート されています
覚えている範囲で,具体的には次のようなことがありました。

  • 障子が開きにくい →若干削ってもらって解決。作業時間30分。
  • クロスが少しはがれてきた →のりで一発補修
  • 8畳/6畳境界の襖のわくの浮き →こちらも接着材で一発補修
  • 階段の手すり取り付け不安定 →木ねじの取り替え。長くて太いモノに交換。
  • 2F フローリング浮き
    このときには,フローリングを一部はがして対策しました。作業時間半日。しかし,今, 大問題に成長。。。
  • 台所の上がりかまち変形
    一旦サッシを取り外すという大工事になりました。
    何かの切りかすが詰まっていたことが問題だったようですが,サッシが重くて大変 苦労されている様子でした。おそらく工場側の問題です。作業時間1日。

逆に,下記のフローリングや壁の問題のように,致命的な大きな問題になるとなかなか サポートは得られません。これは当たり前でしょう。。。

◆大問題

1998年5月現在,とんでもないことがおこっています。 2階のフローリング,全てやりなおしです。。。。
今まさに,これから監督にFAXを入れ,日程や方法の調整をします(1998/5/8)。
   → こういう時は絶対FAXを使う必要があります。。。 何分ものが多く,今からものを動かすのは大変です。 タンスに無理がかかるのもイヤ!! ブルーシートをかけて,工事期間中バルコニーに出すという提案を受けましたが, 雨が降ったりしたらもう最悪です。とても正気の提案とは思えません。どうするつもりだろう。。。
この問題について,下記に追記しました,参照下さい。

◆台所の外壁

1998年5月になって気づいたのですが,上記した台所の外壁(交換されたもの)が基礎と 並行についていません。いがんでいるようです。パネルの素性はともかくとして, 上記フローリングのFAXに記載し,修理をお願いします。
この、パネルが基礎に並行に設置されていないという問題は,指摘後すぐに追工事いただき 解決しましたが、どうも,こういった工場生産部分に現場で手を入れる というのは,よくないようです。下記にこの問題を追記しました。参照下さい。

◆エアコン配管

1998年8月、2階のエアコンを付ける際に,配管の抜ける場所がなく,苦労しました。 結局,雨戸の戸袋を付け直すハメになりました。これは有料で2万円。
改造の所も見ていただければ幸いですが,エアコン取り付けパネルの 真後ろに戸袋がついているというのは、普通に考えると「設計のミス」です。 露出配管で逃げる手はありますが。。
エアコン配管については別の所にも書いていますので参照下さい。



(5)引き渡し一年経過後の定期点検 1998年8月12日 

引き渡し後一年経過し,無料定期点検としてセキスイファミエスのご担当の方が来られました。 この点検では,主として水まわりの点検が行われました。結論として,水まわりには問題なし。
しかし,上記のフローリングのことなど2、3相談し,また他の問題を指摘したりしました。 色々取り混ぜて,約2時間のお話でした。
私は理科系の人間で、ついつい構造など,どうなっているのですかと細かなことを色々 聞くものですから、とうとう、「吉田さんは色々くわしいから滅多なことを言えず苦しい」 と言われてしまいました。「技術のことを普通に教えていただけるとありがたいのですが」とお話しました。。。

◆フローリング

上記に記載した後,監督や今回の定期点検のご担当など,2、3の方が確認。 やはり浮いているということで,工事を行うことになりました。
今回の点検時には,次のような考え方を基本に,お話に臨みました。つまり、、、

ということで,ハイムとしても「今工事した方がいい」とおっしゃり,結局 工事は時候の良い秋(98年)に行うことに決定しました。
上記の提案もありましたが,いまのところは,2階の2部屋をフルに利用して 家具を移動しながら行う大変な工事になると予想されます。 工期は1、2週間でしょうか。

◆台所の外壁

点検のご担当と色々お話をしていて,外壁の取り付けは,基本的に内装側から 行われていることを教わりました。
この台所の外壁は,上にも書きましたように一度取り外されているのですが, そういった外壁取り外しは,「壊す」スタンスで臨むそうです。すると,次の パネルはどのようにして付けるか? 内装を壊すことはできませんから,外側から ねじで止めるのだそうです。当然,ねじのアタマが見えます。
上記,トユ取り付け穴らしいものが樹脂で詰めてあるのは,実はこの取り付け ねじであると,ここで気づいた次第です。
ということで,外壁パネル自体が使い回されていたのかと言った疑念は解決。

しかし,工場で内側から付けたものを,わざわざはずす必要があるのか?? これこそ,この項目の目的とするところの,工事施工ミス,または,そうせざるを 得ないような状況になった設計ミスであるといえます。

通常の工事と比較すると,外壁の耐久性が劣るといった問題が納入時からあった わけです。やはり上記したように,工場で作ったものを現場で加工するというのは 良くありません。

◆細かな問題

扉の開閉時のこすれなど,いくつか指摘しました。

これらについて、夏休み明けに手直しに来ると約束しています。

◆相談点



(6)補修工事 −引き渡し一年経過後の定期点検− 1998年9月2日

上記、引き渡し後一年経過時の無料定期点検に関する補修工事が8月31日に行われました。 上記項目について、順に処理し、また若干のことをうかがいました。

◆細かな項目

◆教えてもらったこと

大きく2点、教えてもらいました。  

◆次回

ご担当の方曰く、「次は2年点検に来る。それまででも何かあったら、すぐに連絡が欲しい。」 とのことで、きちんとした対応をしていただいており、その点全く安心しています。

さあ次は、フローリングの張り替えです。
まさか,ブルーシートで作業したりしないでしょうね。せっかく家を建てたのに, また地震後の雨よけみたいなことに逆戻り なんて,とんでもないことです。




(7)フローリング張り替え       1998年11月23日

さて、懸案のフローリング張り替えです。
10月末まで何も連絡が無く、少ししびれを切らした形でこちらから確認の電話を入れました。 聞いてびっくり、お世話になっていた監督が移動されたとかです。それで、新しいご担当の方 曰く、引継はしているものの、秋に工事と言うことは聞いていなかったと。。もうそろそろ我慢も 限界か。。。文句タレ モードに入ってしまうのも時間の問題のように感じます。。。

問題を整理すると、
・いつ工事するか
・荷物の移動をどうするか
・全面張り直し

といったことで、その後、何回かのやりとりの後、11月第2週に工事をしてもらうことになりました。

工事当日、朝から、セキスイハイムの引っ越し担当の方と工事担当の方、合わせて7,8人が来宅。 一度に2階にあがると、この人数は結構な重量です。。。
ものすごく重たいと思われたタンスなど、さすがに人海戦術は強い。あっという間に部屋から部屋へと 移動し、すべての床面が現れました。心配していた、ベランダに出すというようなことは、全くの 杞憂でした。
こうなればこっちのもの、監督と工事担当の方が床をじっくり確認し、どこが浮いているか、順次確認を されました。その結果、私が指摘していた以外の場所には浮きは見られないことがわかりました。

ここで問題。
全面張り替えか、浮いている箇所の補修か。
残念ながら、工事は月曜から実施されたため、私は同席できず、その場でも話もできませんでした。 結局結論として、後者になりました。これでいいのかどうか??
補修と言うことなら、これは都合5度目のフローリング補修になります。今回の工事の位置づけを、私は、 「過去4回補修をして、それでもまだ浮いてくるから、今回全面張り替えしよう」と言うことだと 理解していました。つまり、何度も補修が必要と言うことは、基本的な施工不良があるから、それを 今回の張り替えで根本的に修繕しようと言うスタンスだと私は理解していたのです。それなら、、 ということで、全面張り替えしやすいように、荷物も大幅に移動し、すこしでも協力しようと つとめたのでした。。。。。

結局、1週間かかるだろうと言っていた工事は、2階二部屋のフローリングを全部確認して、必要な点を 補修して、わずか2日間で終了しました。

落ち着いて考えてみると、やはりどうも話が違います。
今回の工事では、当初工事の施工不良は何ら改善されて居らず、私なりには、上に述べた問題も 何ら改善されなかったと言えます。もし再発したら、家具の移動に伴う痛みも含めて、すべての責任を 求める必要があるように思えます。
まあ、今のところはいいとしましょうか。監督に、上記話しをし、「今後一切フローリングが浮くと言うことは ありません」と言ってもらいましたんで。残念ながら電話でですが。

もめ事があったら、担当者を移動して引継責任を曖昧にし、対応そのものの性格をぼかしてしまう、 というのは、この業界に限らず、世間一般の、ごく普通のごまかし方なのかもしれません。
まあでも、だからこそ、「あの人はどうも話がしにくい」などということなく、新しい担当者と新しい気持ちで、 とことん話ができる というものなのかもしれません。前向きに考えましょう。。

とはいっても、、やはり正直、疲れます。将来に問題を残したかもしれません。。。




(8)あれれ!!      1999年1月9日

正月休みにフローリングがまた浮いているのを発見!!。どうしましょう。 「今後一切フローリングが浮くと言うことはありません」と言ってもったのはいったい何だったんでしょうか。さて困ったな というのが正直な印象です。
まだなおしてもらってから時期も経っていませんから、とにかく 言えば直してくれるでしょうから、やはりきちんと対応をお願いするのが筋でしょう。 しかしそうすると、前回の対応の問題(施工不良を認めて全部張り替える工事を する予定だったのに、一部修繕ですましてしまった)が浮き彫りにされて、どこか ぎくしゃくしたものを出さざるを得ませんし、また、家具移動など、実際大変な準備が必要です。 準備をせずに、そちらの責任できちんとやれと迫ることはできるでしょうが、準備をしなければ 実際傷も付くでしょうし、痛みます。
どこまでセキスイハイムに協力する必要があるのかと悩んでしまいます。。。 さて、どうしましょう。。。。とりあえず、FAXだけは入れておきましょう。




(9)あれれ の点検      1999年9月7日掲載

夏休み前、7月の終わりころでしたか、突然電話がかかってきました。「今年1月に受信していたFAXが出てきた。フローリングの 調子はどうだろうか」 といった内容でした。。。。。。

。。。。。 という感じです。

まあ、それはそれとして、とにかく点検はお願いしましょう。 満2年点検も兼ねて、種々お願いできればと思いましたので、夏休みに一度訪問してくれるよう 頼みました。
さて夏休み。お盆の最中だというのに、お二人も来宅いただき、フローリングと2年点検について話しました。
まず、フローリングについて。高まる胸を押さえながら、過去の経緯と、前回の対応についてお話しました。 どんな対応をしてくれるだろうか、ドキドキ、、
「前回の対応は施工部門、今回は、アフタサービス部門がそれぞれ実施します」 ということで、いろいろ都合も あるとは思うのですが、前回と同様の対応を快諾いただきました。10月ころの、気候のよい時期を見計らって、 また、荷物の大移動をすることになります。。。。これはこれで大変です。
どうもお話を伺うに、この種の問題は結構多発しているようです。しかし、まあ、ユーザーから見れば、 2年たってもきちんとクレーム対応してくれているということで、そこはやはり大メーカーさん;信頼できます。
それから2年点検。これは何も問題なく、すーっと過ぎてしまいました。
秋に向けて、また荷物整理をしなければなりません。無線機をたたんでQRVできない間に、パンザを建てて しまいましょうか。。。


地震からの復興へ戻る、  ホームページへ


ジオシティーズの入り口へ このコミュニティの入り口へ ご近所を訪問する