[基礎知識と流れ] [契約書] [輸出許可書] [事前確認申請] [輸入申告] [事前確認書返送] [問い合わせ先と関連リンク]

<はじめに>

一般的な誤解とは別にワシントン条約対象種は正規の手続きを踏むことで輸入することができます。

ワシントン条約にはI類からIII類まで絶滅の危険度に応じてランクづけされています。
I類は絶滅に瀕しているため、ほぼ商業目的では取引が行えません。

I類で取引が可能なのは
1.「指定の施設」で商業目的で増やされた個体
2. 研究目的で輸入する場合
のみです。
「指定の施設」とは締約国会議で認められた施設であって、例え商業目的で増やされたとしても輸入できるわけではないようです。一方で、アメリカの管理当局(USFWS)は繁殖個体であるならば輸入許可をとることができるなら輸出許可を出すといっています。そして、日本の通産省はアメリカが輸出許可を出すならば輸入許可を出すといっています。

一方、II類またはIII類では相手国が輸出許可を出しさえすれば、合法的に取引することが可能になります。

今回私が輸入し、紹介するのはワシントン条約II類の輸入の手続きについてです。

実際に輸入しないにしてもご自分のペットがどのような経緯で日本に運ばれてきたのか知ることもまた一興だと思うので気楽に読み流していって下さい。

<基礎知識>

ワシントン条約は幾つかの省庁で管理しています。

外務省:
ワシントン条約の管理をしています。対象種に含まれるか否かや国際会議に出席するのはここです。
通産省:
ワシントン条約にまつわるさまざな運用を行っています。実質的な挙認可権をもっているのはここです。生体の担当部署は貿易局・農水産室です。Tel. 03-3501-1511 (2731: 内線)
大蔵省管轄の税関: 輸出入の許可を行います。
環境庁と水産庁: 国内で繁殖した場合の繁殖証明を行うのはここです。

通常、ワシントン条約対象種の輸入は相手国の輸出許可をもらった時点で税関にいき手続きを行うだけなのですが、生体を輸入する場合「事前確認」と呼ばれる手続きをしなくてはいけません。
事前確認とは相手国が輸出許可を発行したあと、その証明書が本物かどうかを通産省のお役人が相手国にホントに輸出許可を出したかどうか確認するということです。
我々はお役人に「事前確認してよぅ」と書類を提出してお願いしなくてはいけません。
このお願いをすることを「事前確認申請をする」といいます。
事前確認が終わった時点で実質的な輸入許可が下りたことになります。
事前確認申請は通産省かお近くの通産局に頼むことができます。

事前確認人申請に必要な提出書類は3種類です
  1. 確認申請書
  2. 輸入に関する契約書のコピー
  3. 輸出許可書のコピー

<流れ>

通常の輸入の流れと比較することが一番だと思います。
ワシントン条約非該当
  • 業者に輸出してもらう
  • 航空貨物を取りにいく
  • 税関に輸入申告書を作成・提出
     
  • 輸入許可
  • いっちょあがり
ワシントン条約II類
  • 業者に契約書を書かせ、FAXしてもらう
  • 事前確認書を入手する
  • 業者から輸出許可書をFAXしてもらう
  • 事前確認申請をする
  • 事前確認後、事前確認書を取りにいく
  • 業者に輸出してもらう
  • 航空貨物を取りにいく
  • 税関に輸入申告書を作成、
    事前確認書と輸出許可書を添付して提出
  • 輸入許可
  • 税関にチェックを受けた
    事前確認書を通産省へ返送
  • いっちょあがり

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