徒然記 「 新・蛙鳴蝉噪(アメイセンソウ) 」
2005年 4月


2006年   4月  9日(日)

・Meav "A CELTIC JOURNEY"
・Hayley Westenra "Crystal"
・Chloe "Walking in the air"
                                     .
 さて、今回は、3人の女性ヴォーカルを一列に並べてみた。メーヴとクロエは、
アイルランドからで、ヘイリーは、ニュージーランド。3人とも、どこまでも突き
抜けるような、美しく透明な声の持ち主だ。なかでも一番透明なのはメーヴで、そ
の美しさは、群を抜いている。ヒーリング感というよりも、天上感さえ感じる。あ
る種の、近寄りがたい雰囲気さえ持っている。それに比べ、まろやかなのがヘイリ
ー。彼女のは、メーヴのそれに比べると、角が丸く、優しさがあり、気品が違う。
クリスタルヴォイスなるものを、メーヴを基準に考えると、他にクリスタルヴォイ
スと呼べる歌手が居なくなってしまうと思う。ヘイリーは、ワールドスタンダード
な、クラシック声楽曲などを多く歌唱しているので、品の違いは明らかだ。そこへ
クロエも一緒に並べると、一番の有望株は、クロエではないかと思えてくる。メー
ヴは、アイルランドのトラディショナル、ヘイリーはクラシック、クロエはトラディ
ショナルとクラシックを併せ持つ別のモノを感じる。一番近いのは、ミュージカル
系の歌唱だ。言葉の一音一音をハッキリとクチで形を作って発音・発声しているよ
うな、ミュージカル系歌手の声によく似たモノが聞こえてくるのだ。

 ケルトとか、アイルランド系の音楽が、単なる短期の流行で終らないことを切に
祈るが、本来それらは、文字通りトラディショナルな、民族的音楽であるはずなの
で、これらの盤に収録されているような、音楽的快楽度の強い曲ばかりでは無いハ
ズ。メーヴとクロエの盤に収録されているケルト曲は、ほんの一握りの特別な曲達
と考えていたほうがよいだろう。

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2006年   4月  7日(金)

・Bei Xu "Bei Xu"
                                     .
「鏡の向こう側の世界の、表裏が逆の、外内が入れ替わった、ケイコ・リー」か?
良い意味で「へぇ〜、こーゆーテイストのヤツだったか」と感じ、悪い意味のほう
でも、「へぇ〜、こーゆーテイストのヤツだったか」と感じた。

ルックスからは遠い、シャガレの混じる高域、ノラ・ジョーンズに通じるような、
デッドな低域。…なんというか、あのヒトと、このヒトのあいだ、というような感
じに、隙間に位置するのだけども、必要にして充分な存在感を醸し出すことに成功
しているかも知れない。

…でも、1曲目は、アラニス・モリセットに似てると思う。


・HARISU "4th Album"
                                     .
 ご存知(?)、K−POPシーン内では後にも先にも、単独種であろうと思われる、
ハリス嬢(??)の4枚目。

 ココまで来ると、まさに芸術品だ。正直、吸い寄せられてしまう。
ハリスの性別や魅力は、確かに、造られたモノであり、それは判っているのだが、
それでもなお、ヌレヌレの色艶的なものの存在を感じ、惑わされそうになるのは、
やはり、どこかでそういったモノを望んでいる自分が、部分的にもあるからだと思
うし、人工物だから、とか、自然物だから、とかいう判断基準さえも無効にしてし
まうくらいの説得力があるからだと思う。実際、この写真を初めて見るかたは、こ
れが、かつては男性だった、とは微塵も感じないだろう。

…とはいえ、ハリスが男性から女性へ性転換をして得た極上のルックスと、発表し
たCDの内容は、関係のない別問題だ。肝心の、K−POPSとしての内容だが、
特に目立つところはまったく無し(笑) これといって面白いところも無し。まった
く投資対象からは除外して考えて良い。

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