
こんな人が日本語を勉強しています。
- 日本企業のジャカルタ支社でバリバリに働いているOLさん
- 政府の機関で日本を担当している人
- ガルーダ航空の機内通訳の人
- 日本企業の工場で通訳をしている人
- 大学の文学部日本語学科の学生さん
- 日本語の先生
- 観光ガイドの人などなど・・・・
変わったところでは・・・
- 日本のマンガをインドネシア語に翻訳している人
- 日本のテレビドラマの買い付けをしている人
- 研修で日本に2年いる間に長渕剛のファンになった人
- 日本のとある宗教団体に入った人などなど・・・・
さらにさらに・・・
- 日本人とただただ結婚したい人(?)
- 日本のファミコンのロールプレイングゲームをやってみたい人(!!!)などなど・・・・
自分から進んで勉強している人ばかりではありません・・・
- 高校の第二外国語でなんとなく日本語を選んでしまった人
- 本当はアメリカに留学したかったのに、選からもれて日本へ行くことになった人 などなど・・・・
もちろんみんなインドネシア人ですよ!!
年令では20代、性別では女性が多いです。
さて、ここで問題です。
インドネシア人が日本語を勉強するというと意外に思う人がいるかもしれませんが、去年まではインドネシアは中国、韓国、オーストラリアに次いで世界で4番目!!!に日本語学習者の多い国だったんです。
しかし、最近高校のカリキュラムが変わり、日本語を第二外国語として教えるところが減ってしまったので、かなり日本語学習人口は減ったと思いますけど・・。ちなみに私が教えているところでは、1年で約300名ぐらいの人が日本語を勉強しています。実は上のいったい誰が?の例は私の学生の例がほとんどです。
学生の内訳は、日本語学科を中心とした大学生が全体のほぼ半分、社会人が4割ほど、残りは主婦や就職活動中の人です。でも、大学生の中には経済学科や法学部の学生もいて、経済に関する勉強をしつつ日本語も上級なんてほんとに頭が下がります。
私が知る限り、インドネシアで日本語を学ぶ方法には次のようなものがあります。
- 大学の日本語学科・日本語教育学科等で
- 高校の第二外国語として(私立では中学でも教えられている)
- 一般向けの街の日本語学校で
- 企業の研修で(日本へ短期間行くものもあるようです)
大学では、ジャカルタおよびジャカルタ周辺のJABOTABEK地区ではインドネシア大学、ダルマプルサダ大学、ナショナル大学、ボロブドゥール大学、アトマジャヤ大学などに日本語学科や日本語クラスがあります。
インドネシアの大学は4年制のものをS1、3年制のものをD3と呼ぶのですが、S1では主に研究者要請のために、D3では会話習得のために日本語教育が行われているようです。その他、正規の授業としてではなくKhursusと呼ばれる語学講座(でしょうか?)にも日本語があります。
また、地方では、スラバヤ、ジョグジャカルタ、メダン、マナドなどに日本語学科、日本語クラスを持った大学があり、IKIPと呼ばれる教育大学でも日本語教育および日本語教員養成が行われています。
大学によって状況はさまざまで、日本政府からの援助を受けて立派な施設があり図書なども整っているところもあれば、教科書や教具も十分にあるとは言えないところもあります。
高校では第二外国語として日本語が選択できるところがあります。インドネシアの日本語学習者の多くをこの中等教育レベルが占めていたのですが、上にも書いた通り、高校のカリキュラムが昨年から変わり、かなりの数の学校で日本語が選択科目からはずれてしまいました。
それでも、ジャカルタでも数校で日本語の授業が行われ、インドネシア全土ではまだかなりの数の高校生が日本語を学校で習っているようです。
彼らのうちの多くは高校で日本語を学んでもそれ以降日本語に触れる機会はまったくといっていいほどないのですが、それでも皆とても暑い教室で非常に熱心に勉強しています。一般日本語学校はジャカルタだけでも2、30校あるようです。英語教室やコンピューター教室などとともに併設されている学校を含めるとかなりの数になるのではないでしょうか。
大手の学校には100人単位で学生がいます。ここで学んでいるのもやはり大学生が多いようで、少なからず多学科の学生も見られます。
大学、高校、一般学校いずれもインドネシア人教師がほとんどです。
インドネシア人の先生の多くは教育大学の日本語科出身ですが、日本語力にはかなりの開きがあります。
日本文学などを専門にして日本に留学した先生方の中にはかなり流暢に日本語を話す方もいます。しかし話すのはちょっと・・という先生も少なからずいます。
これは何も先生の勉強が足りないわけではなく、インドネシアの日本語教育が読むことと書くことを中心に行われてきたことに遠因があると思います。
また日本でもそうですが日本語教師の給与は決して高くなく、多くの先生が複数の学校をかけ持ちして教えています。極端な場合には朝、昼、夜で教える学校が全然違うなんていう場合もあります。
日本人の先生は非常に少ないです。インドネシアの日本人日本語教師の多くはインドネシアの方と結婚なさってこちらに住んでいらっしゃる方々です。
これにはビザの問題も関係しているのですが、多くの学校が日本人教師の援助が必要なのにも関わらず、現状では日本人の教師がいるのは限られたごく一部の機関のみです。
これはそれこそ人によっても違うと思いますが、私が教えた学生は日本の企業で働きたいからと答える学生が多いです。本音はやはり給料が高くて安定した外国企業で働きたいというところにあるでしょう。
ただし最終的にどうしたい?と聞けばそう答えますが、学生たちは日本の色々なことに興味を持っています。
やはり若い学生が興味を持っているのは日本の歌やテレビドラマ、ファッション、電気製品、車などのようです。
インドネシアでも「どらえもん」や「ドラゴンボール」は放映されましたし、デパートの本屋には日本のマンガの翻訳ものがずらっと並んでいます。
また、「東京ラブストーリー」や「ひとつ屋根の下」「あすなろ白書(だっけ?)」などのいわゆるトレンディードラマが吹き替えられてテレビで放映されています。
これらのドラマでも主題歌だけは日本語のままなので、ドラマの主題歌はみんなよく知っています。また「JAPAN HITS」なんてタイトルで日本のヒット曲集が売られています。
安室奈美恵やドリカムやThe BOOM、郷ひろみ、五輪真弓などはアルバムそのまんま売られてます。
ただし、これ誰?とかこんな人日本で流行ったの?ってのが多々見られます(^o^;ちなみに私が授業中などに学生からこれが好き!と言われたのは、ミスチル、ドリカム、SMAP、スピッツ、今井美樹、中山美穂、長渕剛、松田聖子、五輪真弓・・。ちなみにシャ乱Qはウケが悪いそうです。
います。ただし、限られた人たちのみです。ひとつの道は文部省の奨学金を受けること。ただしこれは公務員などからインドネシア政府が選びます。もうひとつの道は日本に提携校を持っているインドネシア大学などから留学する方法です。
これ以外には私費で留学し、日本で奨学金を受けるしか道はないようです。一般学校で日本語を勉強している人はよほど金持ちでない限り、留学は難しいようですし、インドネシア大学にいても他学科の学生は留学の資格がないそうです。
文部省の奨学金を受ける人たちは主に理科系の学科へ留学し、大学院を目指します。大学から留学する人は1年ぐらい日本語を勉強してくるケースが多いようです。
97.11.29更新
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