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フローレス島・ベナ村の家族 フローレス島はバリ島から東へおおざっぱに3つ目の島です。

コモドドラゴンのいるコモド島や山頂に三色の火山湖を持つクリムトゥ山、美しい織物イカットなど見るものが多い割に、それほど観光地化されていません。

大名旅行はできないものの、素朴な人々と素朴な工芸品に出会えます。



見どころ

コモドドラゴン

コモドドラゴン

島西端のラブハンバジョー(Labuhanbajo)から行けるコモド島(Comodo)、リンチャ島(Rinca)では世界で最も大きいトカゲ(?)コモドドラゴンに会えます。

私はリンチャ島へ行きました。ラブハンバジョーの宿で8万ルピアで漁船をチャーターして約3時間。海は雨期なのにとても静かでした。
船頭さんにぜったいに一人で歩き回っちゃだめだぞっ、まっすぐレンジャーの事務所へ行くんだぞ、危ないからなと言われて歩き出して、30歩・・・・目の前に2Mぐらいのコモドドラゴンが・・・。

気のいいレンジャーの人の案内で島を1時間ほど歩く間に、コモド5匹(最大で3Mぐらいでした)、野生の馬、牛、猿に出会えました。島も乾燥しているせいなのかちょっと他とは風景が違います。

でも、ぜったいに一人で歩き回っちゃだめだぞ。まっすぐレンジャーの事務所へ・・





イカット

イカットを織るおばあさん
スンバ島、ティモール島などと並んで、イカットで有名です。
フローレスのイカットは黒や茶など比較的渋い色調で、日本人受けするようです。

また、稲作と深い関係があるらしく、稲につく虫を食べる蜘蛛の模様が織り込まれているものは幸運を呼ぶとか、キリスト教の信者が多いだけあって、キャンドルが織り込まれたクリスマス用のものなんていうのもあります。

フローレスでイカットの産地といえば、有名なところではSikka村、Nggela村、Ndona村などがあります。どこも製作過程を見ることができますが、これらの村では観光客にイカットを売ることが重要な生活収入になっているので、売り手も必死です。買うつもりがない場合は最初からそう言いましょう。
ちなみにEndeの街にはイカットのパサール(市場)があってそこでも色々な村のものが見られます。

注意することは、雨期は農繁期なので織っていない村があること(Boawaeでそう言われました)、上記の村で売っているものには、機械織りや化学薬品染めのもの、機械で糸を紡いだものがあることです。まあ、機械織りでもじゅうぶん美しいですが。スンバ織りのフェイクものなんてのもありました。





ベナ村

ベナ村のお祭り
Bajawaからベモで1時間ほど行ったところにあるBena村は、いまだに電気もガスも水道もなく、Ngadaと呼ばれる独特の信仰を持っています。(私が行ったときには外国のテレビチームが入っていました)

私はBajawaからベモを片道だけチャーターして行ったのですが、村の子供に案内されて近くの温泉につかっているうちに大雨が・・。

結局、ベモはもうその日には村には来ないということで、そのNgadaの村のとある家に泊めてもらいました。

しかもその日は、年に一度のその村のお祭りの中日で、フローレス中からその家の親戚が集まり、暗くなるころには10畳二間ぐらいのその家には30人以上の人が雑魚寝・・。私はまったくのよそ者ですが、どの人もまるで家族のようにもてなしてくれました。

食事は白米に豚の脂身二切れというものですし、もちろん左手は不浄の手、竹を敷き詰めた床からはすきま風で、1泊だけでかなり消耗しましたが、本当に手厚くもてなしてくれて感激でした。(もちろん帰るときには一銭も受け取ってくれませんでした)

この家に一晩泊めてもらって、つくづく大家族の結びつきは強いのだと感じました。(あるいはその確執もすごいものだと・・) その家の父親が中心で、お爺さんはその後ろにデンと控え、奥さんたちはかいがいしく働く。子供たちは敬意は払っているんだけど、お爺さんを時々からかう。お爺さんも最初は怒っているんだけど、そのうち子供といっしょになって大笑い。(このページの一番上の写真はこのときのものです)

朝もやの中を黒いイカットをまとった村の人たちが思い思いに朝のひとときを過ごしていた光景は目に焼き付いて離れません。





クリ・ムトゥ山

クリムトゥ山
Keli Mutu山はフローレス観光の目玉かもしれません。

この山の山頂には三つの火山湖があり、それぞれに違った色をしています。この色は常に変わり続けているそうで、マナドに行ったときに出会ったドイツ人に写真を見せたら、俺が行ったときには全然違う色だったと言っていました。半年でかなり色が変わるようです。

クリムトゥに行くにはふもとのモニ村(Moni)に泊まるのが便利です。朝の4時ぐらいに宿へバスまたはトラックが迎えに来てくれます。モニは小さな村ですが、すでにロスメンが10軒以上あり、バックパッカーがたくさん歩いています。私はここでちょっといやなことがあったのですが、のんびりするにはよさそうなところでした。

その気になればモニから海岸近くにあるNgela村までイカットを作っているもっと小さな村々を見つつ歩いていくこともできます。Ngelaへ行ったら、ぜひ村の奥の海の見渡せる場所まで行ってください。ちょっと素敵です。
フローレスではどこでもそうですが、クリムトゥもやはり乾期に行ったほうがいいようです。私が行ったときも雲がかかっていてご来光は拝めませんでした。その前の日は雲で湖さえ見えなかったそうです。


旅の情報

島までの行き方

Sempati航空、Merpati航空、Boraq航空を使い、バリ・デンパサールよりスンバワ島ビマ経由で、ラブハンバジョー、マウメレへ渡るのが一般的。エンデ、バジャワにも空港がありますが、天候等の理由でキャンセル多し。特に雨期は飛ばないと考えたほうが・・。

どの航空会社も70人乗りぐらいのプロペラ双発機だと思います。私が行ったときは雨期でしたが、それほど揺れませんでした。スチュワーデスさんはあんまり愛想よくないですけどね。
デンパサールからフローレス島西端のラブハンバジョーへは2時間ほど、東部のマウメレへは3時間ぐらいです。意外に近いですよね。
Boraq航空がジャカルタ-マウメレという便を飛ばしているとのこと(要確認)

私が行ったときには、マウメレからデンパサールに戻るときクリムトゥ山の上を飛行機が2周してくれました。
島内の交通
バリのように観光地化していないので、島内の交通は不便です。
島を横断する舗装道路がありますが、曲がりくねっていて、雨期にはしばしば崖崩れで寸断されます。西端のLabuhanbajoからほぼ東端のMaumereまで700キロ、バスで20〜25時間ほどでしょう。バスでフローレスをゆっくり横断するには最低2週間は必要でしょう。ただしベモと呼ばれる乗合タクシー(日本の軽自動車バン)をチャーターすればもっと早く横断できます。(知り合いは3日で横断しました)

バスは日本の観光バスを一回り小さくしたぐらいの大きさです。ロスメンのお兄ちゃんに言えば切符を買っておいてくれます。4時間ぐらい乗っても5千ルピアぐらいだったでしょうか。本数は場所によりますが、少ないところでも一日に2本ぐらいはありました。

バスは地元の人が市場へ売り物を運んだりするので荷物と人でかなり込みます。2人掛けに2.5人座ることもしばしばです。隣の人の膝の上にはにわとり、屋根にはぶた・・・なんてのもあります。
私が乗ったときはクリスマスシーズンで、普段乗り慣れない子供が多かったせいか、あっちこっちで子供がゲーゲーしてました・・。
また、パンクで2時間休憩などということもよくありますし、雨期には崖崩れで山の向う側のバスまで山の中を歩けとか、けっこうハードです。

でも現地の人とお話もできますし、私は楽しかったですよ。

気候

海岸部と山間部でかなりの気温差があります。海岸部では30度以上ですが、雨期の山間部は20度以下まで下がります。長旅になるので、健康管理には十分な注意が必要です。山間部のバジャワ、ルーテンへ特に雨期に行く人は、必ず暖かい上着を持っていきましょう。

裏技としては山間部に入ったらイカットのサロンを買って、それにくるまって寝るというのがあります。快適です。
マラリア等の伝染病もあります。病院はEnde、Maumereに比較的大きなものがありますが・・・。

宿

フローレス島でバリのコテージっぽい宿があるのはマウメレのみです。他はすべて1万ルピアから5万ルピアぐらいのロスメンになります。私が行った時点でシングルルーム、水シャワー、ファン、朝食つきで1万ルピアぐらいでした。安いです。ただしシーツとかはあんまり換えてないみたいでしたけど。

おすすめの宿思いでの宿

Hotel Wisata(ラブハンバジョー)

1万5千ルピアでダブルルーム、水シャワー、ファン、朝食つき。ルーテンの方に向かった町外れにあり、まだ建物も新しいです。ここは部屋が向かい合ってずらっと並んだ奥にレストラン?があって、そこでうだうだしてると宿のお兄ちゃんが入れ替わり立ち替わり来て話し相手になってくれます。
とにかくこのレストラン?の居心地がよくて、私はここで何杯Kopi susuを飲んだかしれません。
この宿から100Mぐらいのところに映画館がありますから夜はそこで地元の人と映画を観ましょう。

Hotel Anggrek(バジャワ)

ここは強力におすすめします。なぜかっていうと飯がすごくうまいんです。他のロスメンに泊まってる人もたくさんここに食べにきてました。
部屋はやはりシングル、水シャワー、ファン、朝食つきです。バジャワは猛烈に寒かったので水シャワーはきつかったです。私がここに泊まっていたときはバジャワ中停電していたのでどんなもんなのかいまいちわかりませんが。でも宿の人は親切でしたよ。やっぱり1万5千ルピアぐらいだったと思います。
私が泊まったときはバリのジゴロが里帰りしていて、あっちゃこっちゃちょっかい出していました・・。

Sylvester(モニ)

バスがその前に止まったのでもういいやっと泊まってしまったのですが、なかなかよかったです。部屋はお世辞にもきれいとは言えませんが、経営してるおばちゃん達はいい人です。実際に切り盛りしてるのはおばちゃん達なのですが、その夫のシルベスターおじちゃんがいい味だしてます。この人ほとんど仕事してません。村の人にもからかわれてばかりです。村の人にお前となりにいるの誰かわかってんのか〜と言われたら、すかさずシルベスタースタローンでしょう?と答えましょう。
ここではけっこうしつこくイカットを買うのをすすめられます。私が3枚も買ったからなおさらでしょう・・。やはり1万5千ルピアでした。

Hotel Flores(エンデ)

エンデでは私は熱を出してしまい、初めは町中にいたのですが、そのあまりの騒々しさにとにかく静かなところを探してたどりついたのここでした。急な坂を上ったところにあり、中庭を囲んで部屋が並んでいます。私は奮発してダブル、AC、テレビ、お湯シャワー部屋を借りました。5万ぐらいだったかなあ・・。
ここは飯がうまかったです。レストランは外の人も食べにこられるようになってるだけあってきれいです。
ロスメンの隣には雑貨屋があります。さっきまでレストランで働いていたおばちゃんがレジに立っていたりします。同じ人が持ってるんですね。ちなみに経営は中国系のご一家です。息子のお兄ちゃんも話し相手になってくれます。
ここに泊まる場合、日本の古切手をおばちゃんにあげると喜ばれます。

Losmen Bogor2(マウメレ)

Bogor1と向かい合ってありますが、2の方がきれいで明るいです。なんでも昔はひとつのロスメンだったそうです・・。二階建てでかなりの部屋数がありますが、予約で満員だったりすることもあります。部屋はやはりシングル、ファン、水シャワー、朝食つきで2万ぐらいだったと思います。橋を渡れば街の中心部です。といってもここはどこでも街の中心部まですぐですが・・。




私の旅の行程

96/12/21

ジャカルタ出発

12/31

バスでエンデへ(発熱!)

12/22

バリうろうろ

97/1/1

ひたすらゴロゴロ(発熱でもイカット市場へ)

12/23

フローレス島ラブハンバジョー着

1/3

ンドナ村へ(イカットを見る)

12/24

リンチャ島(コモドドラゴン)

1/4

バスでモニ村へ

12/26

バスでルーテンへ(寒い!)

1/5

クリムトゥ山に登り、ンゲラ村へ(イカットを見る)

12/27

バスでバジャワへ(大雨!)

1/6

バスでマウメレへ

12/28

ベナ村へ(帰れなくなり1泊)

1/7

同宿の中国系オランダ人とうだうだ

12/30

ボワアエ村(イカットを見る)

1/8

慌ててバリ、ジャカルタ


97.11.29更新

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