笑う土佐弁・完全版



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笑    ………………………………………………笑う土佐弁◆No.1◆
笑う
笑う土
笑う土佐
笑う土佐弁

………………………… http://www.geocities.co.jp/HeartLand/6345/

御購読ありがとうございます。

本メールマガジンでは、高知県出身関東圏在住の私が、つれづれに故郷
を思い出しながら、やっーぱちょっと変だよなー、と思う土佐弁を紹介
します。

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注)MS明朝などの、固定フォントで御覧ください(×MSP明朝)。
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笑    ………………………………………………………◆こやらい◆
笑う土
笑う土佐弁

       「子育て」の意。最近はめったに言わないのではないか。
◆こやらい◆ 高知県人の間では、ギャグとしては通じるかもしれない。
       くたびれた「ねんねこ」で子どもを背負っている、これま
たくたびれた母親の姿が目に浮かぶ。色白でほのかに赤いリンゴのよう
な子どもの頬では、涙と鼻水とヨダレが乾いてひび割れている、という
状況。母親のこめかみに膏薬など貼られ、背負われた子どもの首がガッ
クンと後ろに垂れていればなおよし。でもこの姿勢は子どもに悪いって
言われてるんだよねー(いないって、そうゆう親)。

◆ といったようなことをホームページのほうに書いたが「子をやらう」
  の「やらう」って、どういう意味なんだろう。試しに国語辞典を引
いたら「やらう」は「追い払う」の意味だった……うーん、子だくさん
の昔には、シッシッと追い払いながら育ててたのかもしれない。


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笑 笑 笑 笑…………………………………………………………………………………
 う う う
土 土 土 土                   笑う土佐弁 No.3
 佐 佐 佐 
弁 弁 弁 弁…………………………………………………………………………………
                http://www.geocities.co.jp/HeartLand/6345/
……………………………………………………………………………………………………

御購読ありがとうございます。笑える土佐弁をお届けします。

ファイルの大きさが20KBを超えています。ダウンロードに時間のかかった方、申し
訳ありません。

本号に投稿して下さった方は(順不同)、

・ニシモリさん・キーコさん・Kakkaさん・ゆうちゃんのママさん・ブエブエさん
・まごろうさん・HIROさん・ゆうかさん・yuriさん・ピヨさん・楠瀬さん
・プリッツさん・山彦さん・雅さん・えびちゃんさん・CapeForestさん

です。たくさんのメール、ありがとうございました。

本日登場する土佐弁は(順不同)、

【ちゃがまる】【わらくれる】【みしくれる】【こやらい】【みてた】【まける】
【じってな】【てんくろ】【えずく】【しのべる】【くるめる】【がい】【たつ】
【ごうなのう】【じょうとう】【うげる】【おおごと】【たれば】【たまるか】
【たかでまっことなんぼゆうたちやちもないことをゆうまい】【かあらん】
【めった】【しよい】【まぎる】【ケーキ】【超】【おおきに】【ごんごん】
【おんちゃん】【いごっそう】【はちきん】【とりよき】【ごねる】【ほげる】
【へんしも】【ざんじ】

です。あなたはどれで笑いますか。私は「まけまけ……」でおおいに笑いました。

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注)MS明朝などの、固定フォントで御覧ください(×MSP明朝)。
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■笑う土佐弁■…………………………………………………………………………………

【ちゃがまる】

これもある種笑いを期待して使うくらいの古語ですね。車などが故障して動かなく
なった状態。路上で止まること。人間が病気になって働けなくなったときにも使う
のかなあ。現在完了形in土佐弁では「ちゃがまっちゅう」。現在進行形では「ちゃ
がまりゆう」となるところだが、原型自体が「壊れた状態」をいうため、進行形は
論理的に存在しない(と思う。プスプスプス、とエンジンが止まりつつあるごく短
い間になら使えるかもね)。なお付加疑問文なら「ちゃがまっつろ(う)」。但し
これは土佐弁の中でもかなり「悪い」ように聞こえる。「……(し)つろう」は
「……だったでしょう?」と過去形用。現在形用の「……でしょう?」は「……や
ろう」というけど、これは過去にも使う。「ほんじゃき(それだから)そう言うた
やろう」「そう言うつろう」――後者はやっぱり古臭い。

@というのがHPに書いたもの。すると「ちゃがまる」と似てるので「みしくれ
る」っていうのがありますよね、というメールあり。

>>「ちゃがまる」が自然に壊れる、みたいな意味で「みしくれる」は、いじって
いて壊れたときに使います。「みしくれてしもうたちゃ」とかいいますね。「むし
る」から派生したのかもしれないですね。

@HPのゲストブックにも、えびちゃんさんから「わらくれる」という言葉が届いて
います。

>>ひっとりいかんなるがが『ちゃがまる』で、つつき壊いたがが『わらくれる』
ばあの感じやぉかねぇ。

@「みしくれる」も「わらくれる」も知らないんですよね。いじってだいなしにす
るのを「わやくちゃにする」とは言いますが、ちょっと違う言葉のような。

■笑えない土佐弁■……………………………………………………………………………

第一号の【こやらい】について、幾つかメールが届いています。

>>(まごろうさん)県西部の大方町に長くいたんですが、確かにえいさんのおっ
しゃるように「こやらい」まだまだ現役です。でもたぶん「こやらい」じゃなくて
「子洗い(こあらい)」ですね。訛ったのかもしれませんが、その大方の知り合い
の方は、正確に「こあらい」と発音していました。

@ゆうかさんの御両親も「現在でも普通に使っています」とか。また山彦さんも、

>>子洗い(こあらい)かと思っていました。自分で風呂にも入れない子供の世話
をする。子供を洗ってやる、転じて、自分で自分の事が出来ない子供を教育し育て
ることかと思っていました。いずれにしても「こやらい」所により人により「こあ
らい」と聞こえますが、この言葉、現役ですよ。

@結論。「こやらい」は現役である。現役であるすなわち、そんなにおかしくない
ということかな。私はやっぱり笑いますが……。何だかタライで赤ちゃんを洗って
るイメージがあるんですよね。

           ……………………

【みてた】については、たくさんのメールをいただきました。雅さんはただ一言、
「亡くなったという意味です」と書いて下さいましたが、キーコさんによりますと、

>>「無くなった」を意味します。人なら「亡くなった」、物なら「(使い切って)
無くなった」です。今でも西部では、健在な言葉だと思います。

「○○さんが、みてた……」は、惜しまれつつ逝去した様子を表します。老衰でし
かたなく死んだ場合や、ながい闘病生活のあとに帰らぬ人となった場合には、ほと
んどこう表現されています。県西部の美しい言葉の代表の一つと思います。

生前、周囲に迷惑をかけたりして嫌われていた場合には「みてた」は使わないよう
に思いますが……「○○? ありゃ、とうに死んだよ」

物にたいして「みてた」は、単純に「無くなった」の意味で、すぐに補充・買い増
ししておかなくちゃという気持ちが、隠されています。

台風で停電した時の父母の会話:
父「はよう、そこの引き出しからろうそくを出して」
母「えーと、ここじゃったきにぃ。どうも、みてちゅうにかわらん」

大好きなお菓子をどんどん食べすすんだ子供が、無くなってしまって「あぁ! も
う、みてた!」「あぁ!はや、みてた」と言います。

漢字は何を当てるのでしょうか。「骸てた」「亡てた」「棄てた」は、私の創作で
すが……。

@漢字については、yuriさんと楠瀬さんから、

>>(yuriさん)私は人が亡くなるという意味で使っていました。「ゆうべ、おじ
いちゃんがみてた」というかんじです。漢字をあてるなら「満てた」でしょうか?
そう書くといい言葉だなと思われませんか? アクセントは「て」において発音し
てください。

>>(楠瀬さん)「死ぬ」のやさしい言いまわしです。命が満期になって、満ちて
あの世へ旅立つといった意味でしょう。

@というメールがありました。時が満ちて亡くなった、という感じでしょうか。で
も「なくなる」は「空になる」ことなのに「満ちる」というのはおもしろいですね。
砂時計みたいに、この世からあの世に移るみたいな。

@いわゆる突然死には使うのでしょうか。それともロウソクのロウがなくなるよう
に、死がある程度先に見えていたときにのみ使うのか……どうなんでしょう。

その他、幾つかの例文が届いています。

>>(山彦さん)「誰某さんが、みてたと」「そんであさって葬式ぢゃと」
「そりゃあいかんねえ」(それはお気の毒ですね)

>>(山彦さん)田舎の小さな雑貨店へタバコを買いに行ったら、
「しゃんとみてちょります」(あいにく売り切れです)

>>(Kakkaさん)買物客「おんちゃん、大根あるかよ」
八百屋「今日はもうみてたねぇ」

           ……………………

【まける】という言葉が前回出ましたが……。

>>(ゆうかさん)多分原形は「撒く(まく)」だと思います。「水を撒く」と言
いますよね。この場合は、他動詞として普通に使われています。「撒ける(まける)」
(→自動変換できた!)は、自動詞で、水が自ずからこぼれでる様を表現したもの
と想像できます。そう考えると「水が撒ける(まける)」も、あながち文法上間違っ
てはいないように思えます。私もこちらに出てきてかなりの間、うっかり「あ、ま
ける、まける!」と言ってしまっていました(ビールをつがれる時なんかに)。

@なるほどねー。御主人が高知県人だという、ゆうちゃんのママさんからは、

>>はじめて主人の実家にいったとき、主人がコップを出して「まけまけいっぱい
入れて」……何が何だかまったく分かりませんでした。おふろのお湯があふれそう
になったときも「まけまけいっぱいになっちゅう」でした。

@「まけまけいっぱい」……爆笑。使うことは使うのですが、改めて聞くと顎が外
れます。プリッツさんも、

>>「まける」については応用編として「まけまけいっぱい」がありますよね。あ
の表面張力め〜いっぱいで、今にもまけそうという感じが良く出ていて好きです。

@とのこと。うーん、笑える。まけまけいっぱい。

           ……………………

その他、前回の土佐弁について、みなさんからのコメントです。

【じってな】

>>(山彦さん)「あいとはじってなけこの仕事をたのんぢょいたらええねや」
(あの人は、真面目、実直だから、この仕事を頼んでおけば良いですね)

【てんくろ】

>>(山彦さん)「あいとはてんくろうじゃけてんごうせられんぞ」(あの人は、
自分の利益の為に人を騙す人だから、期待感を持って付き合ったら駄目だよ)

>>(ゆうちゃんのママさん)もしかして「手ん黒」って書くんじゃないですか?
高知出身の宮尾登美子さんの本の中にあったような気がしますが「手癖が悪い」み
たいな意味なのかな?

@要は「他人を騙すよくない人」のこと? 愛嬌はないんですね。

【えずく】

>>(yuriさん)私は違う使い方をしてました。二日酔いで胃が気持ち悪いときな
んかに「うー、えずくー」と死にそうな声で言ってる人がいましたよ。

>>(ニシモリさん)「おえっ」って嘔吐しそうになるんかと思ってた〜。

@「えずく」って、前号では「威張る」みたいに紹介されてましたね。ひょっとし
たら「えずい」と混乱してるのかも……と書いていたら「前回 私がメールした
【えずく】なのですが、家内に確認したところ、それは【えずい】じゃない?、と
言われてしまいました」というメールが入りました。

>>(CapeForestさん)変化形で【えずくる】とは言うかもしれないけれど【えず
く】と打切る言い方はしないみたいです。で、意味のほうも「偉ぶる、威張る、得
意がる」というよりも「ひどい、わるい、ずるがしこい」という感じらしいです。
いずれにしても、主に人物に対する悪い評価に使うのは間違いないのですが、私の
理解は ちょっとハズしてたみたい……混乱させてごめんなさい。

>>(CapeForestさん)ちなみに、反意語に近いものとして【し(ん)よい】という
言い方があるそうで、こちらは「いい感じ(の人)」を表すらしいです。

@「しんよい」「しーよい」は「たやすい」という意味ですが、人柄にも使うので
しょうか。

【えずい】

>>(Kakkaさん)ひどい、気味が悪い、まずいの意味。
例「さっき食うたラーメン、えずかった」

【しのべる】

>>(山彦さん)他に「くるめる」なんて言葉もありますよ。たとえば「洗濯もん
をしのべよったら宅急便が来たけ、下着をくるめた」(洗濯物を整理していたら、
宅急便がきたから(洗濯物の)下着を隠した)なんて使われ方もあります。

           ……………………

じゃんけんについては「思いっきりこの通り使ってました(yuriさん)」という方
もおられました。「グーとパーぞーね」と言って、チョキを出すと負け、というじゃ
んけんもあったような気もしますが。

>>(プリッツさん)じゃんけんで思いだしましたが、複数の中から選ぶときの
「どちらにしようかな」という歌にも地方の特徴が出ますよね。私は「どちらにし
ようかな。裏のごんべえさんに聞いたら分かるぞね。太鼓叩いてどんどこしょ。も
一つおまけにどんどこしょ」でした。

>>全国的には「どちらにしようかな。天の神様のいうとおり」というのが一般的
で、それに色々くっつくらしい。京都の舞鶴の友人は「どちらにしようかな。天の
神様のいうとおり。ぶっとこいてぶっとこいてぶっぶっぶ。ロウソク一本立てまし
た」と言っていました。場所は忘れましたが「どちらにしようかな。天の神様のい
うとおり。空向けおへそ」と言う人もいました。高知は何故神様ではなく、裏のご
んべいさんに聞くんでしょう。謎ですね。

@うちの近所は「天神様の言うとおり」でした。でも「裏の誰それさんに……」も
使ってたように思います。高知だから「浦の……」なのかも。

■笑う○○弁■…………………………………………………………………………………

ブエブエさんより、讃岐弁を少し。

>>【がい】ですが、これは土佐弁というわけではないようです。大学生の頃、家
具屋さんで、ドアを雑にしめたところ、香川出身の人に「がいにしめた!」といわ
れました。どこまでの地域で使われているか分かりませんが、高知だけということ
ではないようです。

@土佐弁の意味がわからないとき、広島弁とかも結構参考になるんですよね。県境
も国境も「言葉を使う動物・人間」をきっちり分けられるわけではないと……。

           ……………………

Kakkaさんからは、笑う新潟弁対土佐弁が。

>>新潟弁「ちょす」−土佐弁「つつく」
  新潟弁「ずる」−土佐弁「いごく」
  新潟弁「いちがいこき」−土佐弁「いごっそう」

@さすがに新潟くらい離れると、全然違います。「ちょす」も「ずる」も変だ!

■困る土佐弁■…………………………………………………………………………………

>>(ゆうかさん)「戸をたつ」という言葉、ご存知ですか? 高知の西部の方言
かしら?「戸を閉める」ということです。これは、高知市内の友人にも通じません
でした。

@「戸をたてる」とも言いますね。同じく「閉める」の意。

           ……………………

>>(キーコさん)母の田舎の仁淀村で、祖母から聞いた言葉に「ごうなのう」が
あります。話の相づちに、頻繁にでてきました。アクセントの違いが可笑しくて
笑ってばかりの子供時代でしたが、今となっては妙になつかしいのです。どなたか
ご存知ありませんか? 地域限定? 現在は死語?

@「がいな」につながるのでしょうか。たまらんねえ、という感じ?

           ……………………

ピヨさんからは、三つ。

>>【じょうとうやねえ】
「これは、まっことじょうとうや。はよう、来て来て。えいろう?」……私の祖母
は着物屋を営んでますが、良い商品が入るとこの言葉を連発します。「じょうとう」
は、大変良い物という意味の他にも美味しいという意味も含まれてるようで、美味
しい物(旬の物、新鮮な物)を食べる時にも「こりゃあ、じょうとうや!うんと、
えい!」とうげます。

【うげる】
「あの人は、うんとうげちゃったら喜ぶき」……誉める、持ち上げる(ヨイショす
る)、という意味に使います。何か人にしてもらったり、物を貰った時に感謝の気
持ちをこめてお礼を言ったり、また、気に入ってもらいたい相手におべんちゃらや
ヨイショ!する様子を表現した言い方です。

【おおごと!!】
「いや!困った!!大事(おおごと)ちやぁ」……大変な事が発生した場合に叫び
ます。私も最近、子供(5ヶ月)が何かした時によく大声で発します。また、大変
な事があった後にも慰めの意味で言う事もあります。
「ほんまに、大事やったねえ。大丈夫やったかえ?」

@「うげる」は知りませんでした。「上げる」の変化?

           ……………………

>>(楠瀬さん)「たかで、まっこと、なんぼゆうたち、やちもないことをゆうま
い」……お分かりですか(^^)。私のおばあちゃんがよく喋っていた土佐弁です。
「ほんとうに、いくらなんでも、愚にもつかないことをいってはいけない」といっ
た意味の言葉です。高知市北近くで話されていたようです。なんか親しみがあって、
づかれているのに、腹も立ちませんね。

@づかれましたか……。やちもない、というのは土佐弁ではないような。そうかな。

           ……………………

>>(まごろうさん)よく使われていたのが「たれば」と「たまるか」ですね。
「たれば(たぶん足れば)」は、たくさんと言う意味で使われてました。「たれば食
べたき、もういらんちゃ」とか。「たまるか」は有名ですよね。僕は好きです。
「よいよたまるか、雨が続きゆうね」とか。

@お、これは私は「たるばあ」ですよ。「たるばあ食べた」と言うのです。「たか
でたまるか」という土佐弁は有名。同じく「たまるか」の類でCapeForestさんから、

>>【め(ぇ)った!】【たまぁるか!】
参った、たまらん、やられた、すごい、などの意味で、義父がよく使います。「た
まぁるか」は、共通語でも「たまらん」とか「たまんねー」という使い方をするの
ですぐに判りましたが「めぇった」は全然ピンと来ませんでした。

           ……………………

「かわるにかわらん」についてのコメントが多かったです。「替わると言いながら
かわらないという」と、矛盾して聞こえる有名な土佐弁。

>>(CapeForestさん)初めて聞いたときは「???」でした。実は今でも「??」
です。聞いてるぶんには話の流れでだいたい理解できるのですが、自分で使うこと
はできないですね。ちなみに、発音は「あ」ですか? それとも「わ」?雰囲気的
には「かーるにかーらん」のように「ー(長音)」に聞こえるのですが……。

>>(ゆうちゃんのママさん)お義母さんが「土佐弁じゃき分からんやろ」と説明
してくれましたが、いまひとつ理解できませんでした。よさこいのグループの名前
でも「かわるにかわらん」ってあったから結構ポピュラーな言葉なのかな?

@……ポピュラーなのです。以下参照して下さい。

>>(プリッツさん)私の好きな土佐弁は「そうにかあらん」です。意味は「どう
もそうらしい」ですが、古典の授業でこの言葉が出てきて、高知ではこの言葉がそ
のまま残っていることを知り、感激した覚えがあります。古典では「そうにか、あ
らん」と読みますが、高知では「そうに、か〜らん」と発音しますよね。「変わる
にかあらん」などの紛らわしい言い方もあり、他県の人を混乱させるのも楽しかっ
たです。

@「そうにか、あらん」って、目からウロコ。みんな「そーに・かーらん」と思っ
てますよね。

           ……………………

>>(ゆうちゃんのママさん)邪魔になることを「まぎる」って言います? 「姉
ちゃんがそこに置いてったき、まぎってかなわん」っていう使い方でしたが、これっ
て「間切る」って感じかしら。

@まぎる。紛れるとはまた違った言葉です。

           ……………………

>>(CapeForestさん)【おんちゃん】おじさん。ちょっと当たり前過ぎですが、
初めて聞いたときは「クスッ」と笑いました。

>>【いごっそ(う?)】【はちきん】実際には「はちきん」を使ってるところは聞
いたことないです。最近は言わないんですかね。「いごっそ」は、うちでもよく使っ
てます。何故なら、次女がほんにいごっそやき。

@おんちゃん、は確かに変ですよね。でもふつーに使用します。おぢさん、なんて
表記もします。「ぢ」をちゃんと発音できるのは、記念物的土佐人。

           ……………………

>>(雅さん)通じない言葉って結構多いですよねぇ〜。例えば「とりよき」「ご
ねる」「ほげる」とか、通じなかったんですよねぇ〜。

@高知県でも通じないのは多いですね。「ごねる」は標準語にもありますが、他の
二つは聞いたことがない……。

>>(HIROさん)僕の好きな土佐弁は「へんしも、ざんじに」です。なんか、めちゃ
くちゃあわてなきゃいけないような語感がいいですね。

@これは有名。どちらも変な土佐弁です。

■これも土佐弁?■……………………………………………………………………………

>>(ゆうちゃんのママさん)高知の人ってアイスのことを「ケーキ」って言いま
せん? あれって何で? だってふつうのそこらへんに売ってるアイスなのに??

@ひゃー、言います言います。「ケーキ」って。関東に来て「アイス」っていう言
葉がむしろ新鮮でした。

           ……………………

>>(ニシモリさん)「超〜」っていうのを使ってて、コギャルの真似してるとい
われた。でも、私の周りの土佐人は小さいときから使ってたんだけど……。

@私も「チョー何々」って、よく言いました。「めっちゃ何々」とかもわりと自然
に使ってたのですが、まさか高知発全国行きというわけでもないでしょう。

■土佐弁進化論■………………………………………………………………………………

>>(ブエブエさん)ところで土佐弁といえば、拗音が非常に多い言葉ですよね。
大阪にすんでいたころ、土佐人の女の子対関西圏の大学生と合コンしたことがあ
るのですが、こちらの目印は「ちゅうちゅういってる奴を捜せ」だったそうです。

@ニシモリさんも言われるように「土佐弁って『ちゅうちゅう』いってる……」の
ですが「ちゅう」と「ゆう」については、たくさんのコメントをいただきました。

>>(プリッツさん)「〜ちゅう」は現在完了形、「〜ゆう」は現在進行形です。
「雨が降りゆう」は今まさに雨が降っている状態。「雨が降っちゅう」は雨は上がっ
ているが、水たまりなどができていて、雨が降っていたことを示す状態です。標準
語に訳すとどっちも「雨が降っている」だけど、土佐弁ではきちんと意味が分けら
れるなんてかっこいいですよね!

>>(ブエブエさん)待ち合わせなどで「○○君がきゆう」は、現在待ち合わせ場
所に来ている(来つつある)状態(○○君の姿が見えている)、「○○君がきちゅ
う」は、もう既に到着済の場合。これも東京だと「○○君がきてる」となり、言葉
だけで、どちらの状況かを説明するには「今」とか「もう」をつける必要がありま
すよね。こんなこと教えた先生は、ぜったい「高知出身」じゃなかったなぁ、と推
測するのであります。

>>(まごろうさん)高知大の先生が言ってました。「日本語で、現在進行形と現
在完了進行形を使い分けられるのは、高知弁だけだ」……例えば、以下のように使
い分けています。

1.雨が降りゆう
  →(ただ単に今)雨が降っている。[現在進行形]
2.雨がふっちゅう
  →(前から雨が降っていて今も)雨が降っている[現在完了進行形]

@うーん、降っちゅう雨は、現在は降っているのかいないのか。悩むところです。
他にHIROさんや、ゆうかさんからも同様の指摘をいただきましたが、このお二人は
「ちゅう完了説」でした。

           ……………………

@ちょっと話題が変わりまして……。

>>(まごろうさん)司馬遼太郎が書いてましたが、幕末において、坂本龍馬など
土佐藩の志士が脱藩して、長州や薩摩のように藩の後ろ盾がなくても活躍できたの
は、京都に出てきたとき「自分たちの方が正しい日本語を使っている」と感じたと
いうことも大きく関係しているのだろう、と言うことです。

>>高知弁は、今の人は無理らしいですが、おじいちゃんぐらいの人までは、五十
音を区別して正確に発音できたということです。「あいうえお」と「やいゆえよ」
「わいうえお」の「い」「え」はそれぞれ別々の発音で、単語によって違うのだと
のこと。全国でも「ウヰスキー(ワ行のい)」とかにちょっとだけ残っていますね。
これを高知では、つい最近まで正確に使い分けていたとか。このように、高知弁は
幕末の志士が自信を持つほど、昔からの正しい日本語の使い方が一番多く残ってい
る方言だそうですよ。

@「水(みず)」を「みドゥ」と言える、というやつですね。だぢづでども言える
とか。しかし龍馬が活躍できたのは……ただの豪快な田舎者だったからでは。

@日本で最も汚いのは土佐弁、きれいなのは加賀弁、と聞いたことがありますが、
その土佐弁に古語が最も残ってるなんて、昔の人はどんな言葉を使ってたのやら。

■編集後記■……………………………………………………………………………………

ひゃー、すごい量のメールです。でもまぐまぐの容量制限は30KBですから、まだま
だ大丈夫。鼻息も荒く仕上げました。ゆるゆる読んでくださいね。

ここで幾つか、結びの言葉を。

>>(山彦さん)それでは、おおきに(それでは、さようなら)……多くはないで
すが「さようなら」も「ありがとう」も「おおきに」で、高知県西部のここでは通
用しています。

>>(ピヨさん)これからも、ごんごん(どんどん)えいがを(面白いのを)見せ
てええ?(見せて下さいね)ほんなら(それでは)また。

「ごんごん」……これもすごい土佐弁だ。それではみなさま、第三号までごきげん
よう。御投稿お待ち致しております。

……………………………………………………………………………………………………