1917年移民法

 2月にウィルソン大統領の拒否権を押し切って成立。これまでの東欧、南欧からの「新移民」規制から、アジアからの移民の規制に重点を移した。
 「アジア移民禁止地帯条項」(Asiatic Barred Zone Clause)によって、北緯20度以南、統計60度以西、南緯10度以内所在の島嶼および東経110度以西、東経50度以東、北緯50度以内のアジア大陸諸国の移民が禁止された。
 このうち、中国、日本、フィリピンは例外とされたが、中国はすでに1882(明治15)年の中国人排斥法によって全面的に入国を禁止されており、フィリピンは米領であった。日本は、紳士協約による移民規制が存在することから除外された。

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