第6回IBC・Aブロック審査ページ

審査における注意点
HN:

メールアドレス:

審査員以外審査できません。審査員はパピーゲバ、弧弦、山下銃、KKジハード、ノーセンス、管理人です。

※時事ネタはもう古くなってしまいましたが、僕が全部悪いのでその辺は目をつぶってください。申し訳ありません。


エントリーNO4 シベリア派遣部隊
人生すごろく

市河:へー、ここが碓氷の家か。思ってたよりも狭いな。

碓氷:しょうがないよ。4畳に6LDKだもの。

市河:それ、一部屋が狭すぎない?

碓氷:慣れればどうって事無いよ。

市河:そんなもんか?
    それにしても・・・・・・・・・・なんか暇だな。

碓氷:暇だな。

市河:何か無いの?

碓氷:『ジップロック』やる?

市河:・・・・・やるも何もあれチャック付ビニール袋じゃん。

碓氷:そっちじゃないよ。

市河:他にあるか?ジップロックって。

碓氷:実況パワフルプロ野球6、略して『ジップロック』だよ。

市河:なんちゅう略仕方だ!無理があるだろ。

碓氷:やる?

市河:ゲームしたい気分じゃないなあ・・・・・他は?

碓氷:『人生すごろく』ならある。

市河:何そのバッタモン。

碓氷:いや、まだやった事無いから面白さは保証できないけど・・・やる?

市河:やる。昼寝するよりマシだし。タダじゃつまらないから、負けた方はジュースおごりな。

碓氷:わかった。じゃあ、じゃんけん。

市河:最初はグー じゃんけんぽん。

碓氷:勝ったー。

市河:じゃ、お前からな。

碓氷:6、6、6、コロ・・・・・「1」か。

市河:そんなもんだよ、すごろくなんて。

碓氷:えーと、
    「ゴールまで進む」
    勝ったー!

市河:おい!ちょっと待て。何だそのマスは?

碓氷:ほら、早くジュース買って来い。

市河:・・・・・よく見たらこれ、1から6まで全部マスの内容一緒じゃん。
    って事は、順番が先の奴が絶対勝つ。何だよコレ、つまんね。

碓氷:負け惜しみは良くないぞ。

市河:今のは製造会社への怒り。なあ、ここ一帯のマスの内容は全部無視しよう。
    じゃないと、すぐ暇人になるから。

碓氷:その代わりもう一回振っていい?

市河:別にいいよ、1だし。

碓氷:コロ・・・・・「3」
    「ゴールまで進む」
    やったー!

市河:待て。話聞いてた?

碓氷:え?なんの?

市河:言っただろ、スタートからの6マスまでの内容は無視だって。

碓氷:いや、耳詰まってたから、あんまり聞こえなくて。

市河:耳かきある?それでお前の耳をかっぽじりたいんだけど。

碓氷:無い。

市河:綿棒は?

碓氷:無い。

市河:じゃ、小指でやれ。

碓氷:小指も無い。

市河:嘘つけ。

碓氷:本当。タンスの角にやられたんだよ。

市河:そんな破壊力ないぞ。しかもそれ足の小指専用じゃんか。
    手の小指はあるだろ?それでかっぽじれ。鼓膜が破けない程度に。

碓氷:うずまき管は?

市河:それもだ。
    はあ、ようやく回ってきたよ。それ。コロ・・・・・「5」
    無視無視。

碓氷:やべ、抜かれた。コロ・・・・・「3」
    「無事に生まれる。初めて喋った言葉は「女房は黙って酒持って来い! 」

市河:その赤ちゃん言語能力発達し過ぎ。きっとその家庭、亭主関白どころじゃないな。
    コロ・・・・・「5」また5だ。
    「身長50cm、体重3000gで生まれる。」
    標準的でよかった。

碓氷:まだ続いてるぞ。

市河:えー・・・と
    「その内、頭が40cm、2500g」
    頭でか。

碓氷:赤ん坊の頃はみんな頭がでかいんだよ。

市河:明らかにでか過ぎるだろ。体は大丈夫か?

碓氷:頭の大きさ、ギネスもんじゃん。

市河:嬉しくない。

碓氷:市河結構進んでるな。コロ・・・・・「2」
    「地元の県立高校に入学。柔道部に入り、全国大会で優勝する」

市河:すげーな。よーし、こっちも。コロ・・・・・「6」
    「有名進学校に入学。学年で成績一番で、野球部のキャプテンになる 、が 続く」
    続いたよ!どうなるの?この先どうなるの?最後の「が」が気になる。

碓氷:お前もいいなー。負けないぞー。コロ・・・・・「5」
    「急いで走っていたら曲がり角で人とぶつかって、お互いに一目惚れした。 右隣の人と結婚する」
    右隣だって。

市河:右隣?

碓氷:右隣。

市河:・・・・・・・・・・オレお前の左に行くわ。

碓氷:何でだよ!

市河:だって男同士じゃん!

碓氷:恋に性別は関係ないだろ!

市河:大有りだ!むしろ一番のポイントだ!容姿端麗だろうが才色兼備だろうが男だったら御免だ!

碓氷:市河、ルールには従え。

市河:やだ。是が非でも無理!

碓氷:背負い投げの出来る嫁なんてそうそういないぞ。

市河:確かにな。谷亮子ぐらいだし。・・・・・でもやだ!それにお前は「嫁」じゃないし!

碓氷:市河、落ち着け!これはあくまでも「ゲーム」の中の話だから。な?

市河:・・・・・・・・・・そうだよな。別に現実のお前と結婚するわけじゃないし。

碓氷:それもあったり。

市河:やめろ。リアルで怖いわ。
    まあ、それはさておき。オレの番。コロ・・・・・「2」
    「浮気が妻にバレて離婚する」
    よかったー。助かったー。

碓氷:じゃ、次―。コロ・・・・・「3」
    「仕事でミスをする 3マス戻る」
    1、2、3・・・で、また
    「急いで走っていたら曲がり角で人とぶつかって、お互いに一目惚れした。 右隣の人と結婚する」

市河:やだ!いくらゲームとはいえ、ここまでしつこい女、いや、男はもっといやだ!

碓氷:仕事も手につかないくらいだったんだよ。

市河:やめろ、そんな事言うの。それに一度会ってるのにまた一目惚れは無いだろ。

碓氷:ま、その辺は妥協して。

市河:あー、こっちもまた離婚してー。コロ・・・・・「5」
    「家を建てる」

碓氷:これで一緒に生活できるな。

市河:いや、結婚しても別居のつもりだけど。

碓氷:なんで?夫婦でしょ?

市河:この場合「夫婦」じゃなくて「夫夫」だと思う。

碓氷:あれ?何かそこめくれるぞ。

市河:はがしてみるか。ペリ・・・・・
    「ダイワハウスで家を建てる」

碓氷:なんでダイワハウスなんだ?

市河:・・・・・これどっかで見たぞ。

碓氷:ま、いいや。コロ・・・・・「4」
    「家が火事になる 家全焼」

市河:人の建てた家を燃やすな。コロ・・・・・「4」
    「、が頭の大きさが理由でいじめにあい、不登校となる」
    今更続きを出すな!話がややこしくなる。
    ちょっと待て・・・・・オレ今高校生だろ。結婚していいのか?

碓氷:大丈夫。28浪してるから。

市河:どんだけ落ちてんだよ、オレ。諦めろ。

碓氷:う〜ん、結構差つかれてるな。コロ・・・・・「5」
    「子供が生まれる」

市河:おいおいおいおい、ちょっと待てよ!何で男と男の間に命が芽生えるわけ?

碓氷:奇跡が起きたんだよ・・・市河、奇跡が起きたんだ!

市河:いらん奇跡だ。

碓氷:これからは男手二つで育てていこうな。

市河:「男手二つ」って初めて聞いたわ。コロ・・・・・「6」
    1、2、3、4、5、6!
    「ゴール」
    あーがりっと。

碓氷:うわ、やられた。
    ・・・・・あれ?何かそこめくれるぞ。

市河:まさか。ペリ・・・
    「ゴール
     裏面『人生すごろく 〜男と男の新婚ライフ編〜』に続く」

市河:もうやだー!
点数
感想


エントリーNO14 隕石
漫才/桃太郎

片桐 どうも隕石です。
小椋 ここまで来たからには頑張らなきゃいけませんね。
片桐 ・・・まだ予選ですが?
小椋 予選までこれただけでも奇跡ですよ。
片桐 投稿ページから投稿するだけで予選はこれます。
小椋 そんな奇跡を噛みしめながら漫才しましょう。
片桐 噛みしめる漢字も使い方も間違ってますよね?まあ頑張りますか。
小椋 あのですね、桃太郎って面白いと思いません?
片桐 確かにね、昔話の代表みたいなもんだからね。
小椋 だからね、今日は桃太郎をアレンジしてみたいと思うんだ。
片桐 どうしてそういう結論にいたったのか知りたいね。
小椋 まあ考えてきたんできいて下さい。
片桐 どぞ。
小椋 桃太郎、むかーし昔、おじいさんとおばあさんが広い野原で暮らしていました。
片桐 宿なし生活?
小椋 ある日、おじいさんは食材の芝を求めて山へ芝刈りに。
片桐 芝が食料なの?生活苦しすぎだよ。
小椋 おばあさんは水道代がもったいないので川に洗濯へ行きました。
片桐 シビアだな、つーかその時代水道ないから。
小椋 おばあさんが川で洗濯していると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れてきました。おばあさんは「これはいい食料が手に入ったぞ!」と喜んで桃を持って帰りました。
片桐 ちょっとおかしいけど、まあ昔話らしくなってきましたね。
小椋 その夜、おじいさんが桃を割ってみると、中からまさかりを持った子供が出てきました。
片桐 金太郎か!?
小椋 おじいさんはその子を「まさかりかついだ桃から生まれた金次郎」と名づけました。
片桐 次郎って、過去に前例があるのか!?そして名前が酷すぎるよ。
小椋 えっと、どうでもいい鬼の暴れっぷりは省いて・・・
片桐 省くなよ。
小椋 まさかりかついだ桃から生まれた金次郎のお兄さん、桃太郎は言いました。
片桐 やっぱ前例あったんだ。・・って事は最初の桃が流れてくるシーン必要ないじゃん!
小椋 「僕が鬼を退治してくるよ。」
片桐 うんうん。
小椋 「鬼を倒したら八つ裂きにしてマシンガンを撃ち込んで火あぶりにして・・・」
片桐 恐いよ!鬼よりも鬼じゃねーか!
小椋 「最後には的あてゲームの的にして、屈辱を味わせてやるよ。」
片桐 なんで最後だけちょっとしょぼくなったんだ?
小椋 そんな桃太郎におばあさんは「桃太郎やこれを持ってお行き」といって、みたらし団子を渡しました。
片桐 なんでみたらし?でもおいしそうだな。
小椋 桃太郎は旅に出ました。
片桐 やっと旅ですか。
小椋 桃太郎が歩いていくと物陰から何かが飛び出してきました。
片桐 ついにお供の登場だな。
小椋 それは犬でした、それもとっても可愛いチワワです。
片桐 役にたたないね、チワワ。
小椋 チワワがいいました。「桃太郎さん、みたらし団子を下さいな、くれたらお供になります。」桃太郎は言いました「わかった、団子をあげるから仲間になってくれ。」
片桐 それっぽくなってきたな。
小椋 でもチワワはここではみたらし団子を食べません。後から食べようと、ここにみたらし団子を埋めていきました。
片桐 埋めてったら食べられないのでは?
小椋 その後、桃太郎は生ごみをあさっているカラスに出会いました。
片桐 まあ一応鳥か。
小椋 カラスは言いました。「どうせおれなんか仲間にしてくんないんだろ、とっととどっかいっちまえ人間め!」
片桐 なんだそのひねくれたカラスは。
小椋 「お前な、人生そんなもんでいいのか?そんなくだらない事言ってて楽しいかよ!」
片桐 お、かっこいいじゃん桃太ろ・・・
小椋 と、チワワが言いました。
片桐 言ったのチワワだったんだ。俺桃太郎だと思ってたわ。
小椋 カラスが言いました、「桃太郎・・・お前、こんなすごいお方と旅をしているのか?できたら・・・俺も仲間にしてくれ!」
片桐 チワワが格上になっちゃってるよ。で、桃太郎はなんて答えたの?
小椋 桃太郎は言いました「へ?ごめん、聞いてなかった。」
片桐 話きいてろよ!せっかくカラスが言ったのに!
小椋 カラスを仲間にし、その後、桃太郎は今度はサルに会いました。
片桐 うんうん。
小椋 サルは言いました「桃太郎さん、みたら・・・」サルが言い終わらないうちに桃太郎は言いました、「お前に食わせるみたらし団子などない!」
片桐 桃太郎ひどいな!
小椋 サルは非常食として仲間になりました。
片桐 まあ所詮そんくらいの地位か。
小椋 桃太郎は鬼ヶ島の近くの海にきました。
片桐 ついに鬼ヶ島か・・・
小椋 桃太郎たちは船を作ります。
片桐 お、アレンジならではの設定だな。
小椋 桃太郎が船の材料を探していると、浜辺に小さなおわんが落ちているのを見つけました。桃太郎が近寄ってみると、なんとそのおわんが動き始めました!
片桐 ん?
小椋 そのおわんの中には、なんと一寸ほどの人が入っていたのです!
片桐 一寸法師だ!そいつ一寸法師だよ!
小椋 その瞬間、桃太郎は思いつきました。「そうだ、俺たちもおわんに乗っていこう!」
片桐 馬鹿だろ桃太郎!
小椋 桃太郎たちは各自myおわんで海に出ます。
片桐 なんだよmyおわんって、都合良過ぎないか?
小椋 しかし、鬼ヶ島の近くでおわんが沈み始めました。
片桐 そこまで耐えたことに驚きだよ。
小椋 泳ぐ桃太郎。
片桐 ・・・・・
小椋 その上で昼寝するチワワ。
片桐 楽するなよ!桃太郎よりも格上じゃんかチワワ。
小椋 巣に帰るカラス。
片桐 逃げるな!
小椋 食べられるサル。
片桐 だいたい予想はできたがな。
小椋 どうにかして鬼ヶ島についた桃太郎、しかし仲間は二人しかいません。
片桐 お前が一匹食べたからね、そして信頼性にかけてるもん。
小椋 でも桃太郎には作戦がありました。鬼が攻撃してきたら、チワワの潤んだ目を見せて「どうする?」ときく作戦です。
片桐 なんだそのCM的作戦は!
小椋 でもその作戦を使う必要はありませんでした。
片桐 ん?どうしたんだ。
小椋 その島には鬼は全く居ず、財宝も何もありませんでした。
片桐 ・・・・あ、一寸法師だ!あいつが先に倒しちゃったんだ!
小椋 そんなわけで、手ぶらで家に帰る桃太郎。
片桐 めでたしじゃないな。
小椋 帰ってみると、野宿していた野原には、立派な豪邸が建っていました。
片桐 え?どういうこと?
小椋 その豪邸に入ると、中にはおじいさんとおばあさん、そして一寸法師ときれいな嫁さんがいました。
片桐 ・・・一寸法師あんたらの手先か!もういいよ。
二人 どうもありがとうございました。
点数
感想


エントリーNO15 低気圧
ナルシスト運動会

織部:……………。

桑折:……………。

織部:……………。

桑折:……………。

織部:……………。

桑折:……………。

織部:……………美しい。

桑折:おっと、出ました。自らへの賞賛「美しい」の一言です。
   このナルシストっぷりは得点にも表れてくるのではないでしょうか?

織部:……………………………フゥ。

桑折:ここで感嘆のため息ー!
   ナルシスト織部選手、見事なナルシストっぷりです!

(ワーワー!パチパチパチパチ)

桑折:得点は……………9.37!見事な高得点。昨年の優勝者の貫禄でしょうか。
   絶妙でいて妖艶、奇妙でいて……奇妙でした!リプレイを見てみましょう。

織部:……(飲み物を飲む)

桑折:まず、つま先立ちで入場。会場に笑顔を振りまいた後、ターン。
   ……と、ここで急に静止。これは鏡を見入っているためですね。

織部:……フゥーウ。

桑折:ここで一度、頭から転倒。短く「ゲフン」と叫んでしまったものの、
   なんとそのまま技に持っていく荒業を披露。……そしてまた静止。
   鏡を見て……………美しいの一言。見事です。

織部:ンフー……………。

桑折:昨年の点数は下回りました。あの転倒が大きかったもようです。

織部:……………ンフゥーン………。

桑折:さあ、午前9時に開会しました「2006国際ナルシスト運動会」。
   今のところ前回優勝者ナルシスト織部がトップ。

織部:フフン、退屈させやがって。

桑折:余裕しゃくしゃくです。
   さて、ここからは趣向を変えまして、せっかく国際的な大会として開催されているのですから、
   海外参加者に「日本の運動会」を体験してもらう企画、「これが日本の運動会だ!2006」をお届けします。
   こちらは成績には関係ありませんので、解説として、現在トップのナルシスト織部さんに来ていただきます。

織部:ンフーン。

桑折:実況は引き続き私、桑折がさせていただきます。

織部:ンフー………………。よろしくね。

桑折:早くも逃げたいです。
   第一種目は「借り物競走」です。赤組・白組、ともに準備中ですね。

織部:薔薇組は無いんですか?

桑折:無いです。残念でしたね。
   では始まるようです。……………(ピー!)
   両組第一走者が一斉にスタート!

織部:………………。

桑折:速い速い!ほぼ同時に両者が借り物カードをめくっています!
   先ず、アメリカ出身のロバート選手の借り物カードに書かれていた物はー…?
   「メガネ」だ!メガネです。メガネを借りにロバート選手が走ります!

織部:……………。

桑折:これは借りることの容易い物だと思いますが、ナルシスト選手、どうでしょう?

織部:メガネ……メガネをかける…………メガネをかけた僕……………美しい。

桑折:変な方程式を考えています!

織部:美しさは……………プライスレス。

桑折:もはやロバート選手のことなど考えていないようです!
   ナルシスト選手、借り物競走には興味は無いんですか?

織部:借り物競走………?
   借り物の僕なんて………本当の僕じゃない!

桑折:何やらおかしな事を言っています!
   先ほど競技中のナルシスト選手の転倒、頭の打ち所が悪かったもようです!

織部:君たちも、何で競走なんて醜いことを………。

桑折:お、ナルシスト選手が何か言おうとしています。
   できるだけ聞かないようにしてください。

織部:競走なんてせずに……僕を見てたら良いんじゃないかな!

桑折:それじゃぁ競技になりません!良いから解説をしてください!

織部:フフン。つまらんヤツめ。

桑折:………あ、いつの間にか借り物競走が終わっています!
   申し訳ありません!

織部:申し訳ありません。実況の桑折君は、僕の美しさに目を奪われていたようです。

桑折:変な実況は要らないです……。
   ………第二種目は「綱引き」です。西側が赤組、東側が白組です。

織部:薔薇組は無いんですか?

桑折:無いです。どうやら覚えが悪いんですか?
   それでは始めたいと思います。
   ……………(ピー!)

(ワーワーワーワー)

桑折:これは白熱しています!気迫のこもった両組!
   赤組と白組、戦いの火花が散っています!!
   綱を一生懸命に引く両組の外国人勢!このあたり、どう思いますか?

織部:一生懸命………何事にも一生懸命…………何事にも一生懸命な僕……………美しい。

桑折:またもや方程式を考えています!

織部:美しさは………プライスレス。

桑折:聞いていて恥ずかしいんでやめてください!
   ナルシスト選手、綱引きにも興味は無いんですか?

織部:綱引き………?戦いが起こっているのか!

桑折:大袈裟ですね……。

織部:やめろ!……やめてくれ……………。
   僕のために争うなんて……………。

桑折:とんでもない勘違いです!みんな引いています!

織部:ちょっと……何で引くんだい君たち……。
   引くのは綱だけにしたらどうかな……。

桑折:うまくないです。聞かないようにしてください。
   変な病気になります。

織部:何で耳をふさぐんだい………僕の美しさに嫉妬しているのかな?

桑折:ポジティブにも程が有ります!

織部:もっと素直に………僕の身体を見てたら良いんじゃないかな!

桑折:脱ぎ始めました!おかしなことをするヤツです!

織部:食い入るように……いたっ!
   ちょっ、みんな、やめっ……いたい!

桑折:これは凄い。村民が一丸となって綱を持ち上げ、ナルシスト選手に向かって投げつけています!
   解説席に大きな被害!痛いです。これは痛いです。

織部:……うぅっ…………いたい……………。
   でも……………。

桑折:……………。

織部:気持ちいい……。

桑折:おおお、もはや普通に変態です!!

織部:………フゥー。

桑折:………次の種目です。ケガは大丈夫でしょうか。
   次の種目は「大玉転がし」です。
   赤い玉が赤組。白い玉が白組…。

織部:薔薇組は無いんですか?

桑折:では競技開始です!……………(ピー!)

織部:お、無視とは良い度胸だね!

桑折:ケガが有れば恐るるに足らずです。
   …おっ、これは両走者が激しく玉を転がしています!
   接戦です!

織部:………………。

桑折:さぁ、両走者、同時に折り返し地点でターン!
   まったく譲りません!どちらが勝つのでしょうか!
   ……おーっと、赤組転倒!赤組が転倒です!
   ケガが少し響いている織部選手、これはどう思われます?

織部:転ぶ…………起きる……………くじけても、すぐに立ち上がる僕…………健気で美しい。

桑折:今回は方程式にも若干ムリをしています!ケガの問題でしょうか?

織部:美しさは………罪。

桑折:と思いきや若干のアレンジが来ました!
   解説もせずに何のつもりでしょう!
   大玉転がしには興味が無いんですか?

織部:フッ………大玉転がしなんかには興味が無いね。
   僕は自分の玉を転がすのに精一杯だから。

桑折:黙りなさい!うまくない上に、ここで下ネタはおかしいです!

織部:みんなも………僕の局部を見てれば良いんじゃないかな!

桑折:下ネタをやめろ!何でこんな大舞台で下ネタを……。

織部:食い入るように………うおっ!

桑折:おお!選手が解説席にラッシュをしかけています!
   選手から殴る蹴るの暴行を受けるナルシスト選手ー!

織部:い、いたい!………は、はげしすぎる……!

桑折:ざまみろ!ざまみろ!

織部:やめて……やめろって………やめろー!!

桑折:……………。

織部:そ、そんなに激しくしたら、僕、壊れちゃう!

桑折:変態に拍車がかかってきました!勝手に壊れろ!

織部:………………。

桑折:………凄いケガですね。……さあ、こんな感じで「これが日本の運動会だ!2006」を終わります。
   外国人の方々は「これが日本の運動会なのか…?」という顔をしていますが……。
   さぁ、「ナルシスト運動会」に戻りましょう!
   ここから得点にも影響が出てきますが、ナルシスト選手は、これ、出られるのでしょうか…?
   最後の種目は「障害物競走」です。

織部:しょ、障害が多いほど燃えるさ。

桑折:おっ、ここでナルシスト選手が参加するようです!
   どんな障害物コースが表れるのか……おおっと?!

織部:……………。

桑折:何という事でしょう!ナルシスト有利のナルシストコース!
   さすがは「ナルシスト運動会」といったところ、
   ナルシスト織部、勝負あったかー?

織部:……………フフン。

桑折:ケガにも負けず、頑張るのでしょうか。見物です。

織部:……………。

桑折:それでは、選手が一斉にスタートです!……(ピー!)
   まずはハードルを超え………。

織部:フフン、軽いね。(ヒョイ)

桑折:ナルシスト選手、鮮やかです!ここで平均台に登る!

織部:ハッハン。(タッタッタッ)

桑折:ここもナルシスト織部選手、軽やかに切り抜け、

織部:(ファサッ!)

桑折:ガウンに着替えて……。

織部:フウー……。

桑折:ソファーに座り込みー………。

織部:……………。

桑折:ワイン片手に一言ー!

織部:「キミの瞳さえも、僕の瞳に完敗」

桑折:出ましたー!!得意気な顔をしていますが、まったくうまくありません!!

織部:ハッハッハッハッ!ハーッハッハッハッハ!

桑折:高笑いと共に………ゴールイーン!
   ダントツの1位!ナルシスト織部ー!!

織部:やったぜー!!

桑折:今年の優勝者もナルシスト織部選手ーーーー!

織部:いよっしゃーーーー!

桑折:さぁ織部選手、今回の「ナルシスト運動会」、ケガにも負けず、優勝しました!
   今………最高に美しいですよ!

織部:ありがとうございます……ありがとうございます!

桑折:それでは、テレビを見ている、会社の同僚に一言!

織部:えっ、テレビ?!……あ、えーと………ち、違うんです!社長!
   違うんだよ良子ちゃん!!
点数
感想


エントリーNO25 アイススケート
レム色の形式でハンバーガー

氷河「ハンバーガー。上からパンを、下からパンをはさんだ物。

  例 パン・ピクルス・ケチャップ・ハンバーグ・チーズ・パン。」

大雪「バンズ・ピクルス・ケチャップ・ハンバーグ・チーズ・バンズ。

   チーズバーガー。」

氷河「バンズ・うなぎのたれ・うなぎ・トマト・バンズ。」

大雪「バンズ・うなぎのたれ・うなぎ・トマト・バンズ。

   ミスマッチ。」

氷河「バンズ・オレンジジュース・リンゴジュース・バンズ。」

大雪「バンズ・オレンジジュース・リンゴジュース・バンズ。

   原形とどめられず。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「あれ?屋上からきれいな粉が落ちてくるよ?」

大雪「綺麗だねぇ…」

氷河「メロンパン・ケチャップ・ハンバーグ・トマト・レタス・メロンパン。」

大雪「メロンパン・ケチャップ・ハンバーグ・トマト・レタス・メロンパン。

   砂糖が…砂糖が…」


いらっしゃいませー

氷河「マック来たけど何食べようか。」

大雪「ん〜…ってこれは…」

二人「コンビニにありそう。」

氷河「食パン・ハム・レタス・卵・ツナ・食パン。」

大雪「食パン・ハム・レタス・卵・ツナ・食パン。

   ハンバーガーではない。サンドウィッチだ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「これ食えってか。」

大雪「だってお前虫だろ?」

氷河「バンズ・パーカー・バンズ。」

大雪「バンズ・パーカー・バンズ。

   あなたは何年かけて食べますか?5年?10年?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「これを食えってか。」

大雪「だってお前シロアリじゃん。」

氷河「バンズ・ジェンガ・バンズ。」

大雪「バンズ・ジェンガ・バンズ。

   崩さずに食べられるかな?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大雪「やっぱり日本人は和の心が大事じゃのう…」

氷河「バンズ・みそ・とうふ・あぶらあげ・大根・わかめ・バンズ。」

大雪「バンズ・みそ・とうふ・あぶらあげ・大根・わかめ・バンズ。

   ちなみに僕はコンソメスープ派です。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「バリバリバリバリ。モグモグモグモグ。」

大雪「印刷に使ったほうがいいよね。」

氷河「バンズ・紙・紙・紙・紙・バンズ。」

大雪「バンズ・紙・紙・紙・紙・バンズ。

   山羊の餌。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「……。ペッペッ。」

大雪「水を下さい。」

氷河「バンズ・塩・岩塩・salt・塩化ナトリウム・バンズ。」

大雪「バンズ・塩・岩塩・salt・塩化ナトリウム・バンズ。

   塩オンリー。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大雪「はぁぁぁぁぁぁ…! はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」

氷河「バンズ・一生懸命バーガーを開発するという気持ち・バンズ。」

大雪「バンズ・一生懸命バーガーを開発するという気持ち・バンズ。

   気持ちだけじゃ食っていけないんだよね。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大雪「ただいまの地震は震度7でした。」

氷河「建物・人・地面。」

大雪「建物・人・地面。

   マイホームを無くす無残さをかみしめろ〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大雪「さあ、ハンバーガー大食い選手権。ハンバーガーが今置かれました。

   そして今、氷河選手が階段を上り3階に行きました。

   チャレンジ開始です。」

氷河「バンズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・

   ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・

   ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・バンズ。」

大雪「バンズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・   

   ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・

   ハンバーグ・レタス・トマト・チーズ・バンズ。

   あなたは1階から?3階から?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

氷河「どーん。」

大雪「どーん。」

氷河「バンズ・爆弾・バンズ。」

大雪「バンズ・爆弾・バンズ。

   これでネタも人生も終わり。」

二人「どうもありがとうございました。」
点数
感想


エントリーNO37 ダブるクリック
自己紹介

鷲崎「どうも〜、ダブるクリックの鷲崎です!」

坂田「…おかんが…モリゾーになった…」

鷲崎「うっわぁ…この人なにを言い出すかと思えば…」

坂田「最近毛深くなったと思ったら…まさかモリゾーになるなんて」

鷲崎「しかもだいぶ時期ずれてるよね。愛・地球博って」

坂田「…ムックになってほしかった…」

鷲崎「ムックがOKな理由がさっぱりわからない。」

坂田「あ、どうも。キッコロです。」

鷲崎「坂田だろ!」

坂田「坂田だよ!!」

鷲崎「な…逆ギレ?」

坂田「いやぁ、これ見てる人は僕たちのこと良く知らないんじゃないですか?」

鷲崎「…急だなぁ。あぁ、まぁ、そうだろうね。」

坂田「どうも。僕の名前は坂田順平(仮名)です!!」

鷲崎「いやいや、本名を言いましょうよ。」

坂田「顔と名前がばれると、会社に……」

鷲崎「じゃあなんで公に出るんだよ!」

坂田「……買収される」

鷲崎「ないないない!お前が何で買収されるんだよ!!お前は株か?」

坂田「人間じゃ!!」

鷲崎「な…またキレた。カルシウム足りてる?」

坂田「牛乳を毎日三トン飲んでる」

鷲崎「飲みすぎ!!胃の中、ガバガバじゃねぇか!!」

坂田「あなたの自己紹介はいいんですか?」

鷲崎「え?あ、どうも。鷲崎正数です。正しいの『ただ』に数字の『すう』でまさかずです」

坂田「不正の『せい』に細木数子の『かず』ね」

鷲崎「あえてそういう風に変えるな!!」

坂田「あなたは何を毎日三トン飲んでますか?」

鷲崎「三トン飲んでること前提か!!」

坂田「前提じゃ!」

鷲崎「…キレ方がさっきから不条理なんですけど…」

坂田「特技とかあります?」

鷲崎「えぇ?そうだなぁ…」

坂田「僕はパジャマをひとりで着替えられるんですよ!」

鷲崎「大人なら誰でもできるわ!!しかも俺の話をぶった切って…」

坂田「おかあさんといっしょ、出演経験があります。」

鷲崎「ぱじゃまでおじゃまか?」

坂田「ポロリをやってました。」

鷲崎「マジで!!」

坂田「うそ」

鷲崎「…その減らず口、殴るぞ?」

坂田「止めてよ。今、口に中耳炎ができてるんだから。」

鷲崎「…なんかツッコむのめんどくせぇな!そのボケ!」

坂田「うるせぇ!」

鷲崎「…なんだよぉ…怒るなよぉ…キレるところ、おかしいだろぉ」

坂田「血液型は何型ですか?」

鷲崎「あ、僕、O型なんですよ」

坂田「あぁ、あの?」

鷲崎「どの?」

坂田「僕は、C型なんですよ。」

鷲崎「質問に答えろ!!あと、C型ってなんだ!!」

坂田「肝炎が。」

鷲崎「血液型の話だろが!!なめてんのか!!」

坂田「あ、血液型の話か。」

鷲崎「話振ったの、お前だろ!!!」

坂田「カルシウム、足りてる?」

鷲崎「は!!ごめん…誰かさんが不条理すぎて切れてしまった…」

坂田「牛乳、三トン飲めって」

鷲崎「いや、それはヤダ。あー、もう。オレ今風邪ひいてて気分悪いんだから、大声ださせないで。」

坂田「あ、お前も病気なんだ。」

鷲崎「なんか、その『も』っていうのが気に食わない。」

坂田「ちゃんと、治せよ。」

鷲崎「おー、初めてまともなこと言った。必死に治してますよ〜。」

坂田「あぁ、『必ず死ぬ』と書いてね。」

鷲崎「前言撤回だ。だからそのバラしかた、止めろ!」

坂田「体洗うとき、どこから洗います?」

鷲崎「唐突すぎだよぉ。…なんか『〜への100の質問』みたくなってきたな。」

坂田「いいから。どこから洗う?」

鷲崎「そうだなぁ…腕かなぁ。」

坂田「不合格」

鷲崎「…ん?ん?検定されたぞ、今。」

坂田「これだから素人は…」

鷲崎「お前は何なんだよ。」

坂田「ボディウォッシング名人です。」

鷲崎「なに?その名人。」

坂田「体洗う名人なんだよ。」

鷲崎「だれに名人だと認められたんだよ!!」

坂田「高橋名人。」

鷲崎「16連射とボディウォッシングに何の関係が!?微妙にわからない人もいそうだし、高橋名人。」

坂田「名人にもなると、どこから洗うと思います?」

鷲崎「…いや…わかりません。」

坂田「まず、浴槽を洗います。」

鷲崎「ボディじゃねぇの!?すいません。素人にはもうさっぱりです。」

坂田「木を見て森を見ずってよく言うだろ」

鷲崎「…これは素人の僕でも言えると思う。その使い方は恐らく間違ってる。」

坂田「体を洗う前に、まず体の周りをきれいにしろってことだ。」

鷲崎「…さっきのことわざの使い方が合っている気がしてきた。」

坂田「次に風呂場の床、壁、天井と洗っていきます。」

鷲崎「その時点でおそらく、数時間お風呂場にいることになるね。」

坂田「女性のお風呂の時間が長い原因はこれです。」

鷲崎「えぇ!!そうなの!?」

坂田「うそうそ」

鷲崎「まただまされた!!」

坂田「そしてやっと、体を洗い始めます」

鷲崎「やっとか…」

坂田「まず、盆の窪を洗います。」

鷲崎「そんなピンポイントなの!?どれだけ行程を踏むんだ、お前!」

坂田「524メンソールぐらい?」

鷲崎「その単位は一体なに!?あー、なんかもういいや。そんな体洗うことに命懸けじゃないから。」

坂田「えぇ?そうですか?わかりました。」

鷲崎「もう…。いい加減にしてくださいよ。さっきから…」

坂田「はい、ものまねしま〜す!」

鷲崎「は?は?」

坂田「波動拳が、なかなかだせない、リュウのものまね。」

鷲崎「いや、長文でそんなことやられましても…。しかもそれ、動きネタだし。」

坂田「そこはお前の表現力で!!」

鷲崎「えっとぉ…なんかきもい。」

坂田「表現力ねぇなぁ、お前。」

鷲崎「ムチャブリもいいとこだろ!!」

坂田「まぁそんなワケで、僕達のことをよくわかっていただけましたかね」

鷲崎「どんなワケだよ。お前がボディウォッシング名人ってことぐらいしか記憶にない。」

坂田「では、松ぼっくり収集家でおなじみ、坂田と!」

鷲崎「全然なじんでねぇ!!え…鷲崎でした!!」
点数
感想


エントリーNO33 ビショップ
転校生

(道端で子供たち3人がバトミントンで遊んでいる。ラケットとカバンを持った男の子が、アパートの陰から彼らを見ている。3人のうちの1人が彼に気づく。)

武史 アイツさっきからオレたちのこと見てるよな。

直樹 確かうちのクラスに転校してきた子だよ。

愛子 いっしょに遊びたいんじゃない?ねえ、誘ってあげようよ。

武史 おーい、そんなとこに1人でいないで、お前もこっち来いよー。

・・・

直樹 聞こえなかったのかな。

愛子 もう1回呼んでみたら?

武史 おーい、こっち来いよー。

・・・

直樹 今のは聞こえたはずだよ。何で来ないんだろ。

愛子 恥ずかしいのよ。転校したばっかりで私たちのことよく知らないから。

武史 そのうちこっちに来るんじゃないの?オレたちだけで遊んでようぜ。

・・・

直樹 まだこっち見てるね。

武史 まあいいじゃん。来たけりゃそのうち来るって。

・・・

直樹 まだこっち見てるね。気のせいかな。だんだんこっちに近づいてない?

武史 放っておこうぜ。さっき声かけて来なかったんだからさ。

・・・

直樹 やっぱり近づいてるよ。10cmずつ近づいてるよ。

武史 最初に見たときより明らかに近いよな。アパートから何メートルも離れてるよ。

愛子 やっぱりいっしょに遊びたいんだね。

武史 じゃあこっちに来ればいいじゃん。何で10cmずつ近づいてくるんだよ。

愛子 遊びに入れてって言えないんじゃない?私たちのほうから行ってみない?

直樹 そうしようよ。このまま10cmずつ近づかれるの嫌だよ。

武史 しょうがねえなあ。オレらのほうから行くか。

(3人が転校生に近づく。)

直樹 うちのクラスに転校してきた子だよね?

(転校生がうなずく。)

武史 名前何ていうの?

春彦 春彦。

愛子 いい名前だね。

春彦 ありがと。

直樹 オレ、直樹。クラスでわからないことあったら聞いてよ。よろしくね。

武史 オレ、武史。よくここでみんなと遊んでるんだ。よろしくな。

愛子 私、愛子。いっしょに遊ぼうよ。よろしくね。

春彦 僕、春彦。最近ここに引っ越してきたんだ。よろしく。

直樹 春彦はどこに住んでたの?

春彦 北関東。

直樹 北関東って言われてもなあ。何県なの?

春彦 栃木。

直樹 へえ、そうなんだ。

愛子 好きな食べ物は何なの?

春彦 納豆。

愛子 そっかー、栃木だもんね。私は納豆苦手なんだ。あの匂いがダメなんだよね。

武史 オレも嫌いだな。

直樹 オレも嫌いだよ。

春彦 さよなら。

(春彦が逃げようとする。)

直樹 ちょっと待ってよ。お前のこと嫌いって言ったんじゃないよ。納豆が嫌いなだけだよ。

愛子 今みんなでバトミントンやってたんだけど、春彦もいっしょにやらない?

春彦 うん。

愛子 じゃあ2対2でやろうよ。

武史 どうやって組分ける?

直樹 グッパーで決めよう。

全員 せーの!

(春彦だけがグーを出す。)

春彦 さよなら。

(春彦が逃げようとする。)

直樹 ちょっと待ってよ。お前1人でオレたち3人とやるわけじゃないよ。ちゃんと2対2になるまでやるよ。

全員 せーの!

直樹 オレと春彦が同じ組だね。バトミントン好きなんだよね?

春彦 何で知ってるの?

直樹 だってラケット持ってずっとこっち見てるからさ。そんなの誰だってわかるよ。

春彦 前の学校でよくやってたんだよ。

直樹 おお、すごいね。オレあんまりうまくないから頼りにしてるよ。

春彦 ちょっと緊張してるからうまくできるかわかんないけど。

直樹 やってるうちにみんなと慣れるって。それじゃ春彦がサーブやってくれる?

春彦 僕にサーブやらしてくれるの?その期待を裏切らないように死ぬ気でやるね。

直樹 そこまで深刻に考えなくていいよ。遊びなんだからさ。

春彦 じゃあ打つよ。そーれ!

(春彦の弾丸サーブに誰も反応できない。)

直樹 春彦、すごいね!

愛子 春彦、すごいわ!

武史 春彦、すごいじゃん!カバン持ったままで。

直樹 あのさあ、カバンは置いたほうがいいよ。
   初対面で緊張してるのはわかるけど、まさかカバン持ったままやるとは思わなかったよ。

春彦 うっかりしてたよ。

直樹 うっかりにもほどがあるよ。カバンそのへんに置いといたら?

春彦 うん、置いとくね。それとサーブは僕やめとくよ。向いてないみたいだし。

直樹 カバン持ちながらあのサーブ打つなんてお前、かなり向いてると思うよ。
   でもそこまで言うんならオレがサーブやるから春彦は前を守ってよ。

春彦 死ぬ気で守るね。

直樹 もっと軽く考えてよ。プロじゃないんだからさ。よーし、春彦に負けないようにオレも打ってみるよ。そーれ!

(直樹のサーブを武史が返した。春彦が渾身の力を込めて打ち返す。)

春彦 うりゃあ!

(バトミントンの羽根がアパートの屋根の上に乗る。)

春彦 あああ・・・。

直樹 屋根に乗っちゃったね。

武史 あれは取れないぜ。

直樹 どうする?

愛子 大家さんに頼んで取ってもらえないかな。

直樹 バトミントンの羽根ぐらいでいちいち頼めないよ。

武史 あんなに力いっぱい振るから。

春彦 ごめん、僕のせいで。

愛子 しょうがないよ。春彦が悪いんじゃないよ。

武史 屋根の上まで飛ばせるなんてすごいじゃん。

直樹 羽根なんてまた買えばいいんだからさ。

春彦 さよなら。

(春彦が逃げる)

直樹 ちょっと待てよー。ああっ行っちゃった。

愛子 カバン忘れていったね。

武史 このカバン何が入ってるんだろ。ちょっと開けてみよっか。

(武史がカバンを開ける。)

武史 何これ。ワラに包まれた細長いヤツ。

直樹 納豆じゃない?

愛子 確か納豆ってワラに包んで作るんだよね。

武史 3つあるな。

直樹 ちょうど人数分だね。

愛子 私たちに渡すつもりだったのよ。でもみんな納豆が嫌いって言ったから、渡すに渡せなくなったんだよ。

武史 それにしても何で納豆なんだよ。

直樹 みんな好きだと思ったのかな。プレゼントのチョイスとして納豆ってどうなんだろ。

愛子 せっかくだからみんなで納豆持って帰ろうよ。

武史 うん・・・。

直樹 そうだね・・・。

愛子 また会えるかな・・・。

武史 いつかきっと会えるさ・・・。

直樹 オレ同じクラスだし・・・。
点数
感想


エントリーNO31 いっぱいいっぱい
漫才/監禁

白石:どうもー、いっぱいいっぱいです。 何卒、IBCでも宜しくお願い致します。
    ということで頑張っていきたいわけですが・・・、しかし最近どうですか?

坂本:えっ、最近ですか?
    やっぱり物騒な事件、とくに凶悪犯罪が多いなぁってニュース見てると感じるんですよね。

白石:あぁー、それはそう思いますね。
    例えば、一家3人を殺しちゃって心中を図ったニュースとか。

坂本:も、もしもお城の奥のほうで閉じ込められているお姫様が私を呼んでいたらどうしよう・・・!とかね。

白石:いや、『とかね。』じゃないわ!
    なんで急にそんなファンタジーなゲームの世界の話になっちゃうんですか?

坂本:だって最近、『10年間監禁されてた!』みたいな監禁のニュースとかも多いじゃですか。
    だから、もしかしたら誰かが僕に助けを呼んでるかもしれない、と思うととても心配なんですよ。

白石:凄い無駄な心配な気がしますけど。

坂本:と、とにかく僕はどうやってでもお姫様を助けなければならないんだ!
    だからこの気持ちだけはどうしても君にも汲み取って欲しい・・・。

白石:なんか事態が急に大事のようになってません?
    まぁそこまで言うんだったら、是非ともお姫様の助ける方法を教えてくださいよ。

坂本:・・・・・・。

白石:おいおい、冗談きついぜー!
    ここでつまずくって事は、やっぱり君に何か異常があるんじゃないかって心配になってくるよ。

坂本:ち、違うんだ! 確かに場所は世田谷区なんだ・・・!

白石:おっ、えらい都心に誘拐されたな。
    じゃあ、『世田谷区まではわかるけど、そこから先の場所まではわからないんだっ!』とでも言いたいの?

坂本:・・・・・・じ、実はそうなんだよ!
    今思い出してるところだから、ちょっとペンと紙を貸してくれ。

白石:おいおい、あんまり時間かけるなよな。
    舞台上で地図書き始める男なんて前代未聞だし、ひたすらブーイングしか聞こえてこないから。

坂本:・・・・・・・・・・・・・・・あーもう! 北海道が難しい!

白石:あちゃー。 なんでまた世田谷区の地図書くのに、北海道から手を出しちゃったんだよ
    せめて東京・・・・・・いやそれでもでかい。

坂本:うーん・・・あ、東京か! よし、そうとなりゃ路線変更だ!

白石:路線変更って、あんた。 言っとくけど、今までと目的地は同じなんだからちょっとは考えてくれよ。
    ・・・・・・しっかし、あれが北海道とはとてもじゃないけど思えなかったなぁー。

坂本:・・・くそう! どうやったらうまく書けるって言うんだ!

白石:んー、どれどれ、・・・・・・・・・・・・あー、もうこれ朝鮮半島じゃん!
    その地図が真実だとすると、まさかの拉致事件発生で危うく国際問題に発展だわ。

坂本:ええっ! 何と言う事だ・・・。
    しかし僕は負けない・・・僕には任された使命があるんだ! そう、お姫様を守るという使命が・・・!

白石:つうかさ、なんか危ない信仰宗教に顔出してたりしない?
    もしくは昼間に大音量で軍歌を聴くライフスタイルを送ってるとか?

坂本:・・・・・・と、とにかく僕は、世田谷区に監禁された姫を助けに行くんだ!
    恐らくそこまでの道のりには、数々の試練が待ち受けているとは思う・・・。
    しかし僕には助けに行かなければならない使命があるんだ!

白石:なんだか質問に対する答えに露骨に激しい動揺が垣間見えた・・・・・・まぁいいや。
    でも一体どうやって助けに行くって言うのさ?

坂本:それはだな・・・まず自宅を出る!
    そして家を出たら歩く、歩く、歩く! ひたすら歩く! どんどん歩く!

白石:いや別に手段は聞いてなかったわ! それに大方の人が家を出て歩いて向かうだろうよ。
    ただどっちかって言うと9:1ぐらいの割合で助けるまでの過程を知りたかったんだわ。

坂本:あ、そっちか・・・。
    それは残念だけど、今は世田谷区の目的地に辿り着けるかの方が重要で先決だから・・・。 ごめんっ!

白石:もうその歩く勢いからして既に解決済みとしか思えないんだけども!

坂本:何はともあれ歩き続けること25分。 僕はついに品川駅に着いた!
    そして僕は電車に飛び乗った!
    ボディーが緑に輝く車体、そう彼の名を山手線・・・・・・いや、山手戦と言うべきか。

白石:なんだか言い方ありきだけど、身近にありすぎて恐ろしさが伝わってこないよ!

坂本:電車内では早くも火蓋がきって落とされた! 山手線内で、激しいオヤジ臭に耐える僕・・・!
    しかし思った以上にオヤジの臭さはきつく、予想以上に匂いは辺りに漂っている!!!

白石:どうでもええけどさっさと両車を変えろや!
    なんでそこまでのリスクを負ってまで、その両車にいるのかがわからん。

坂本:なぜなら弱冷房車だからだ・・・!

白石:無駄なところに神経使い過ぎだから!

坂本:なんとか耐えた僕は続いて埼京戦、さらには東急東横戦へ・・・!

白石:結構、君の家って不便なんだね。 品川駅まで徒歩25分だし。

坂本:中でも埼京戦では文字通り最強の戦いになってしまうのです!

白石:ホントに文字通りだったら誤変換もよいとこだ!

坂本:なんと僕が埼京線から東急東横線に乗り換えようとすると後ろからたくさんの駅員が、
    『待てー! チカンー!』

白石:どさくさに紛れて、また凄いことやらかしちゃったな。

坂本:追い込まれた僕。 それを絶体絶命と人は言う・・・。 しかし僕は落ち着いてこう言うでしょう!
    『誤変換です! 誤変換です! チカンなだけに置き換えます!』

白石:また誤変換をやった云々より、もはや日本赤軍級にお前が意味不明だわ!

坂本:しかし! この状況にありながらも、僕は見事にピンチを切り抜け11人の駅員を従えるのです・・・!

白石:どこぞのオヤジに催眠術でも学んだってか?

坂本:11人の駅員を引き連れ、一斉に東急東横線へと押し寄せる僕ら一行!

白石:なんでそんなJRの職員と一緒に私鉄沿線へ、しかもそんな大所帯で乗り寄せるんだよ!
    大騒ぎになること間違いないから、多少は考えてから行動してくれよ。

坂本:なんとこの東急東横線。
    激しい席の取り合いでおばさんとヒートアップすることになってしまうのだ・・・!

白石:『しまうのだ!』とか言ってる場合じゃないから!
    案の定、大勢で同じ両車に乗っちゃったから関係ないところで争いになっちゃったじゃないか。

坂本:この東急東横線・・・いや東急東横戦で、僕ら一行は重大なミスを犯してしまうのです!
    『次は〜横浜〜横浜〜。 お降りの方は降車口右手・・・』

白石:椅子取りゲームの果てに待っていたのは終点と・・・。
    そこまで椅子取りゲームをやってたお前と周りの人間関係が微笑まし過ぎるわ!

坂本:これは不味い! 時間が無い・・・! 慌てて反対ホームに飛び出す僕。
    『姫はどこじゃー! 姫はどこじゃー!』

白石:なんかそれだと、近所でずっと大声張り上げて独り言を言ってるおじさんに妙にそっくりだわ!

坂本:そしてまたしても目の前には敵のおばさんが・・・!
    僕らは最後の力を振り絞って戦った!
    『女性専用車両がなんだってんだー!』

白石:あー、もう完全に逆ギレだ。 そして犯罪者のレッテルが君についた。

坂本:僕はその捨て台詞を置いたまま、隣の両車へそそくさと移動した。

白石:なんであれだけ山手線では両車移動を拒否しておきながらも、その点だけは素直なんだよ!

坂本:・・・何はともあれ、僕はボロボロになりながらもついに自由が丘に辿り着いたのです!!!

白石:そうかぁ、ついにセレブ街で一際目立つもっとも関わりたくない存在になったわけだ!
    ボロボロになる程のどれだけ激しい席の取り合い・・・
    どれ程、椅子取りゲームで熱戦が繰り広げられたのかと、じっくり小一時間問いつめたいわ!

坂本:しかしそんなに簡単には物事進みません! なんと目の前には押し寄せる敵の軍隊が・・・!
    『ピーンポーンー♪ チャージして下さい。』

白石:あー、敵も思いがけないフェイントを喰らっちゃったわ。
    まぁ聞いてるこっちとしては、自由が丘で軍隊が出てきたことにかなりフェイント喰らったけども!

坂本:そんなフェイントがあった時、僕はこう思うでしょう・・・。
    『あぁー、あの黒塗りのトラック最高だぜ! 俺も日頃の練習をいかして一緒に街を走りたい!』

白石:あちゃー、やっぱり昼間に大音量で軍歌を聴くライフスタイルを送っていたんだね!
    確かにその事実は大方予想通りだったけども、敵にとっては予想外の展
開だよ!
    それでもそこまで練習していたとまでは知らなかった・・・僕は君を甘くみていた・・・。

坂本:けれども僕には、そんなライフスタイルに縛られている一刻の猶予は無かった・・・。
    なぜなら僕を待っているお姫様が居るからだ!

白石:おお、だったら何でこんな回りくどいことを・・・と今までの経緯に疑問点を感じながらも、
    初めて君が格好良く見えるよ・・・!!!

坂本:本当に? でも僕にとってはここからが本番なんだ!
    『実はさ、この世田谷区付近の地図をどう見ても朝鮮半島にしか見えないんだけど』

白石:いやお前がその地図書いたんだろ! もう止めさせてもらうわ。

2人:どうも有難う御座いましたm(。-_-。)m
点数
感想


エントリーNO26 七曜
漫才「逆転勝ちしたい」

日野:は〜い、ど〜も〜!紅一点の日野ちゃんで〜す!
月村:月村です。
火田:……火田。
水島:どもども、水島やで!
木部:えっと、木部だよ。
金子:私、金子と申します。
日野:はい!一週間、みんな揃って――
全員:七曜でーす!
土井:コラーッ!待て待て待てい!俺の紹介まだやん!ちゃんと言わせて!
木部:あれ?まだ言ってなかったの?
月村:長くなるから割愛したのかと思ったよ。
金子:確かに漫才で7人は多いですからね。
日野:別に一人ぐらい喋んなくてもわかんないんじゃない?
土井:お前ら、言いたい放題だな。何だよ、俺に対するこのアパルトヘイト。
水島:でも、そうは言いつつ、結構おいしいポジションや思てるんやろ。
土井:まあねー……って、何を言わせる。
日野:ま、こんな7人でやってるわけだけど……。
土井:だから俺の名前も言わせて。土井で――
水島:そないなことより、あのさ、オレ、逆転勝ちしたいねん。
土井:失礼なうえに、話が唐突だな。――俺、土井ですから。
日野:ねえ、野球とかで9回の裏からの逆転勝ちってよくなくない?
木部:あ、じゃあ、ボク、逆転負けしてみたい。
土井:発想の転換が自虐?――俺、土井ですからね。
月村:じゃあ、僕は公平に審判をしよう。
金子:審判、いいですね。
日野:だったら、あたしアンパイア。
土井:いや、審判を英語にしても変わらんから。てか、どんだけ審判おるねん。
水島:ほな、オレはバンパイアや。
土井:何で「ベースボールwith人の血を吸う魔性のもの」だよ。
   吸血鬼が野球してるとこ見たことないだろ。
金子:さあ、試合は3対2。9回の裏、2アウト。ランナーは出ておりません。
土井:唐突に始めたな、実況。ま、とりあえず、ここは塁に出て次につなげてほしいところだな。
水島:太陽が眩しい。早く生き血をくれ……。
土井:吸血鬼はしなくていいから。普通にやれよ。
水島:わかってるがな。よっしゃ、打ったるで!見とけ、ここで一発逆転ホームランや!
土井:逆転はまだ無理だ。ここでホームラン打っても同点になるだけだ。
月村:プレイボール!
土井:何で今さら開始のお告げ?今、9回の裏って言ったやん!
金子:さあ、まずは先取点を取ってゲームの主導権を握れるでしょうか。
土井:いや、あんた、さっき自分でも9回の裏って言ってただろ。何で覆す?
   先取点もう出てるし、主導権も握られてる。どう考えてもこれゲーム終盤だろ。
月村:ゲームセット!
土井:だからって終わるな!勝負まだついてない!てか、何もしてない!
木部:ウウー!
土井:試合終了のサイレンとかいらんから!
金子:うむ、実におしい試合でしたね。あそこのインコースの球を打っていれば……。
土井:どこのインコース?何も試合行われてないよね。てか、みんな突っ立ってただけやん。
水島:ガッデーム!(バットを叩きつける)
土井:いやいや、何で怒ってんの?動機は何だ?まだ何もしてないだろ。
木部:ふう、何とかバッターを押さえたぞ。
火田:……そうだな。
土井:何だ、この流れ?逆転勝ちも何もしないまま試合終わってるじゃん。
日野:うえーん。
土井:なぜ泣く?
金子:おおっと、観客の方が泣き出しましたね。これは悔し涙でしょうか?歓喜の涙でしょうか?
土井:どちらにも属さないはずですが。どこに泣く要素があったよ?
日野:もう!水島のバカーッ!
金子:どうやら悔し涙のようです。選手に対して怒りをあらわにしている模様です。
月村:うう……。
金子:おおっと、審判思わずもらい泣きです。
土井:だから何で泣くねん!今の単なる八つ当たりやん。それに、蛇足実況中継いらんから。
火田:……うう。
水島:かーっ!泣けてくるわ。
木部:ぐすんぐすん。
土井:お前ら、もらい泣きすぎ!何、この連鎖!
金子:私も思わず目頭に熱いものが……。
土井:あんたもかい!
金子:そういう土井さんだって。
土井:あ、あれ?この目から流れる温かいものは何?って、んなわけないだろ!泣いてねえよ!
日野:まったく、もう。男が揃いも揃って泣いてるなんてバカみたい。
土井:根源はあんただ、あんた!
水島:くそう……。(土をかき集める)
金子:ああ、土をかき集める彼の姿をご覧ください。これも一つの青春の形です。
土井:美化された高校球児を演じるなよ。てか、だから、まだ何もしてないやん。
月村:うう……。
土井:だから何でもらい泣き?思考回路どうなってんの?涙腺、そんなに緩いか?
月村:くそう……。(土をかき集める)
土井:いやいや。お前、審判だろ。土、関係ないやん!
火田:……くそう。(土をかき集める)
木部:くそう……。(土をかき集める)
土井:お前らも!まだ試合終わってないけど、今までの流れだったら、お前ら勝ったやん。
   悔しがる理由がどこにある?むしろ喜べよ。
金子:はっはっはっ!
土井:あんたじゃない!実況が喜んでたら、負けた方、気分悪いわ!
金子:皆が一心不乱に土をかき集める姿は滑稽ですね。
土井:そんな面白みかよ!
日野:うえーん。(かき集める)
土井:だから、みんなして土集めすぎや!
日野:うえーん。ポップコーン落とした〜。
土井:一人だけ集めてるもん違うやん!あんた、優雅にくつろいでただろ!
日野:うえーん。まだ半分も食べてないのに〜。
水島:くそう、くそう……パクッ。
土井:食った!ポップコーン拾って食った。泣きながらでも食欲旺盛やん。
月村:くそう……パクッ。
火田:……パクッ。
木部:パクパクパク……あれ?もうないの?
土井:みんな食って、食い尽くした。最早、お前らのかき集めてる目的変わってるやん!
金子:これでは、モゴモゴ、試合に、モゴモゴ、なりませんね、モゴモゴモゴ……。
土井:お口ん中が楽しい感じ!あんたもモゴモゴ食ってるやん。てか、いい加減、試合始めろよ!
金子:モゴモゴ……ゴックン。さあ、ピッチャーはどんな球種を投げてくるでしょうか?
木部:えっと、どうしようかな?
火田:……シュート。
土井:キャッチャー言うたらあかん。バレるバレる。サインで伝えろよ。
木部:え、何?シュートでいいの?
水島:ちゃうちゃう。ストレートやで、ストレート。
土井:バッター、わかってる上での情報提供!てか、ピッチャーも聞き返して漏洩に拍車をかけるなよ。
木部:うん、ストレートだね。わかった、ありがとう。水島くんはやさしいね。
水島:ええってことや。けど、やさしいだけの男には気いつけや。
日野:そうよね。男って優しさだけじゃダメよね。
土井:こんなところで恋愛論語り出すなよ。
金子:優しいだけでは駄目と……メモメモ。
土井:いちいちそんなもんメモすんな!さっさと投げろや!
月村:プレイボーイ!
土井:金持ちで遊び人の青年!誰がプレイボーイやねん!プレイボールで来いや、プレイボールで!
水島:おいおい、プレイボールて、何で今さら開始のお告げやねん。今、9回の裏やで。
   わかってるか?お前、アホとちゃうか?
土井:お前に言われたくないわ!同じこと俺が最初に言ってただろ!
金子:土井、アホと……メモメモ。
土井:だからメモすんなや!
木部:えっと、土井くん、プレイボーイと……メモメモ。
土井:メモ増えた!てか、誰がプレイボーイやねん!
日野:今週号のグラビアは、あ、た、し!(ポーズをとる)
全員:おおー!
土井:週刊誌の方かよ!
水島:うわー、もう、鼻血で曇って、何も見えへん。
土井:涙で雲れ!そりゃ鼻血じゃ曇るわな。
月村:うう……。
土井:だからーっ!涙腺緩すぎや!こいつが流してんのは鼻血だ、鼻血!
   てか、1球投げるまでにどんだけ時間かかってんだよ!
木部:ようし!じゃあ、ストレート行くよ。
土井:情報が錯綜したまま、間違って伝わってる!
水島:さあ、来い!(バントの構え)
土井:出た!軽くボールに当てて転がす打法!って、何でやねん!最初の予告ホームランはどうした?
金子:出ました、予告バントです。
土井:前もってお知らせしていただかなくてもわかるから!
日野:かっとばせー!水島ー!鼻血を止めろー!おー!
木部:受けてみろ、超ウルトラスーパーミラクルストレート!
土井:どのレベルのネーミングセンスだよ?遅い球ってことが如実に反映されてるぞ。
   それに、お忘れのようですけど、キャッチャーの指示はシュートだぞ、シュート。
木部:え?ストレートじゃないの?
水島:ストレートでかまわへんで。
火田:……ストレート。
土井:流された!もうちょっとキャッチャーも自我持てよ。
金子:さあ、そんなこんなで、ピッチャー、第1球、投げました!
木部:ぐおおおおん!(ボールを投げる)
土井:口から効果音?
水島:ぶおんっ!(バットを振る)
土井:お前もかい。
火田:……しばばばばん!(ボールを受ける)
土井:触発された!
月村:ストライク――
日野:あたしの心も打ち抜いて!
土井:何を言い出す、こんな時に!
金子:優しいだけじゃ駄目なんだ。
土井:実践しようとするなよ、さっきのメモを!
月村:――バッターアウト!ゲームセット!
土井:2つの意味で、って言うてる場合か!てか、これ1球目!1球目!まだ1球目!
水島:ほな、3回言うたから、全部足して3球目や。
土井:これぞ、勝利の方程式!言うてる場合か!どんな計算だよ!
木部:ウウー!
土井:だから、試合終了のサイレンいらんから!
木部:ウウー!カーン、カーン、カーン!
土井:消防車?
日野:あ、やっと来た。消防士さん、こっち、こっち!早く消してー!
土井:何を消すねん?火災現場じゃないだろ!
水島:ま、これが所謂「消火試合」っちゅうやつやね。
金子:字は違いますけどね。はっはっはっ。
土井:下らないこと言ってんじゃねえよ!てか、そもそも試合まだ終わってないから!
全員:え?
土井:え、じゃねえよ!
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エントリーNO35 信健ブラザーズ
漫才『魔沙斗らしい』

健「どもーよろしくおねがいしまーす」
信「まあ、よろしくな!」
健「うん、なれなれしいな、それは」
信「ばか、これくらい軽い挨拶が交わせるくらいになろうぜ! ってことだ」
健「そうか、ならよし」
信「よし、じゃあ相方の許しが出たところでネタいくぜっ! 実はね、今度なにかペットを飼おうと思ってね」
健「おおぅ、やりにくっ」
信「でもね〜、悩んでるんですわ」
健「なるほどね、猫にしようか〜でも犬も可愛いなぁ見たいに目移りしちゃってるわけだ」
信「そうそう、牛にしようか豚にしようか」
健「晩御飯!? ねえ、それは晩御飯だよねっ? ハンバーグにしようかしょうが焼きにしようかとかそういう葛藤だよねっ?」
信「はははは、馬鹿だなぁ君は。今は、ペットのは・な・し」
健「あ、ああそう? 牛か豚を真剣に飼うつもりなんだ。うん、ならよし」
信「よし、相方の許しが出たのでネタ続けるぜっ」
健「おおぅ、やっぱやりにくっ」
信「それでね〜、ギュウも豚もどうもこれっていう決定要素が無くてね〜」
健「なら普通に犬とか猫にしようよ。牛が早くもギュウになってるし、明らかに食すよね、このままだと」
信「ばか、牛か豚かは譲れねぇよ」
健「あ、ああ、そう? いや、お前にとって牛と豚がそんなにも思い入れがあるものならいいんだけどさ。ただ、食べないでね?」
信「よっし、相方の許しが――」
健「いや、それやめよ! なんか今まで二回ほど見逃してきたけどもう無理、やっぱそれはないわ。空気読もうよ、ね?」
信「え……ああ、そう?」
健「そうだよ。あっても一回目までだよ。このまま最後まですべってるお前を俺は見てられそうにないよ。切ないよ。俺の心中察してよ」
信「まあ、そういうことなら別にいいけど……ええと……じゃあ、相方の許しが出なかったので、非常に残念ですがここでネタを終わります」
健「いや終わらない。終わっちゃだめだなここで。まだ牛と豚しか出てきてないよ。俺がだめだって言ってるのはお前が突然始めた『相方の許し』の下りのことだよっ」
信「あ、そこだけ!?」
健「そこだけも何もそこしかないよね?」
信「じゃあネタ、つづけてもいいかな? ペットネタ続けちゃうよ? ちゃちゃっといっちゃうよ!」
健「うれしそうだねぇ! うんそうそう、ネタだけをね、こうちゃちゃっとやっちゃおう、うん、それ俺も賛成」
信「よっし! んじゃあ相方の許しが出たので……ん?……あっ!」
健「うん、いっけねぇーって雰囲気出してもだめだな。確信犯だよね」
信「え? テンシンハン?」
健「うん、言ってない。俺はあのデコ目のことは何一つ話題に上げてないよな?」
信「ははははは、君、斬新だね〜いつぶりかな〜そんな単語聞いたの。そんな面白おかしい君だからこんなこと言うんだけど……」
健「いや、まあ、なんだよ、とりあえず言ってみなよ」
信「俺とお笑いコンビ組まないか?」
健「うん、もう組んでるよな? というかもう舞台立ってるよな? さっきまでペットのネタを披露しようとしてたよな? それを止めてまで改めてそんなこと言われるとは思わなかったよ」
信「一緒にてっぺんまで行こうぜ!」
健「そのためにはとりあえず今すぐにお前の協力が必要だな。とりあえずそろそろ普通の漫才コンビに戻ろう、な?」
信「望むところだぜ相棒!」
健「おおぅ、やりにくい」
信「でさぁ、今夜のペットの話だけどさ」
健「うん、やっぱり晩御飯だなそれ。確実にそのペットを今夜食うよね? そのつもりの発言だよね?」
信「…………あっ!」
健「うん、だからいっけねーってやってもだめだな、さっきよりもよりわざとらしいよな」
信「え? 魔裟斗らしい?」
健「やっぱり言ってないな。俺、そうは言ってない。にしてもよく「わざとらしい」をチョイスしたよね? 確かに聞こえなくは無いよ、うん。でも文章つなげたら『さっきよりもより魔裟斗らしい』になっちゃうよ。俺なに言い出したのこれ」
信「違う違う、魔裟斗らしいじゃなくて『魔裟斗La See』」
健「おおお、発音いい」
信「でしょでしょ!『La See』ね!『La See』ね!?」
健「でもそれは今ここで役立つ能力じゃないな? それはまた別のところで生かしてくれよ。今はそうだな、とりあえず『魔裟斗La See』の意味を俺に教えてくれ。もうこうなったら一つ一つやっつけてくしかないから」
信「なーにいってんだよ! 『La See』は俺たちの町にあるホテルLa Seeのこと」
健「あーそれで。道理でなんか懐かしさを感じてる俺がいたわけだ」
信「はははは、おちゃめさんっ!」
健「いや、今いい、デコツンツンとかそういうの今いい」
信「あれ? おこってる?」
健「うん、若干ね」
信「あーらら」
健「ホント、あーららだよね。俺も言いたい。そして十回ほどお前をどつきたい」
信「思ってもやっちゃだめだぜっ!」
健「うん、それが大人だからね、わかってる。んで、お前のなかで魔裟斗と俺たちの町のLa Seeがどう結びついているのか、ぜひ聞かせてくれ」
信「だからね、魔裟斗がLa Seeにいる様をいってるわけよ」
健「……ほう」
信「INなわけよ、わかる?」
健「ということはつまり俺は何を言いたかったんだ……?」
信「魔裟斗がLa Seeに入ろうとしてる。ところがそこに電話がかかってきてしまい入り口を入りきらないままに立ち止まる! この状況は完全には『魔裟斗La See』じゃない。『魔裟斗ややLa See』だ」
健「聞きようによってはやらしいって言っちゃてるよ、それ」
信「うん、そこはいいの」
健「そう、そこはいいんだ」
信「んでだ! しかしこの『魔裟斗ややLa See』はまあめったに言わない。統一しちゃってだいたい『魔裟斗La See』になる。これはもういずれ魔裟斗はLa Seeに入るだろう事が見れば分かるから通用する。ただ、厳密にはまだこの状態じゃあ『魔裟斗ややLa See』だということは知識としてあって損はないぞ」
健「うん、そうだな」
信「そして君はそんな『魔裟斗ややLa See』をみてまず思うわけだ」
健「ほう」
信「あ! 『魔裟斗La See』だ! 『魔裟斗ややLa See』だけどこれくらいなら『魔裟斗La See』でいいや! ってね」
健「なんか言ってることしつこいよね」
信「うん、これは君が『魔裟斗ややLa See』の知識があるという前提を分かってもらうために、あえてね。ほら、みんながついてこれてるかなぁ〜ってね」
健「ああ、無茶なこといってる自覚あるんだ」
信「うん、あえてね」
健「いや、そこにつっかっちゃまずいな〜。まあ、いいけど」
信「あ……ふふふ、そのすかしも『敢えて』でしょ?」
健「うんそうだよ。いいから早く続けてよ」
信「OK! んでね、君は思ったわけだ、『魔裟斗La See』って」
健「うん」
信「そしてそこで君にも愛しのあの子から電話が来るわけだ」
健「みち子ね」
信「そうそう、ペットが大好物のみち子」
健「そこでペット持ち出されてもね、無理だよもう」
信「あ、そう?」
健「しれっと言うねぇ〜。それとお前ちょいちょいペットを食品的な方向持ってこうとするけど、違うぞ。お前ペットとの間に何があった? その様子ならお前にとってペットショップはさぞ別世界にみえることだろうね。牛も豚もいないし」
信「うそっ! まじっ!?」
健「あー、もういいから、それはあとで説明するから今は続けよ、もうとことん付き合うから『魔裟斗La See』を続けよ」
信「ありがとうございます!!!」
健「あーもうお礼とかいいから。っていうよりなにこれ、何でお礼いわれてるの俺。わけわかんないよ」
信「ねー!」
健「そうそう、ねーっ」
信「んでね、みっちーからの電話だよ。まあ、『売りだ買いだ』言って電話は終わりますわ」
健「ええ? 株? よく知らないけどそれは株?」
信「ううん、幸福」
健「ほほう、そいつはなかなかどうして……でも幸福を売ったり買ったりって、売っちゃっていいの?」
信「分けてよ分けてよ! 幸福一杯じゃないの! 君!」
健「いや、まあ、ね……それはいいよもうっ。とにかくさっさと終わらそう。早く帰りたい。今俺は早く帰りたいの」
信「そして二人で『La See』かい?」
健「いいってもうっ」
信「まあ、それで電話は終わりますわ」
健「うん」
信「そしてふと見ると魔裟斗もちょうど電話を終えて中に入っていくところだったわけだ」
健「ほう!」
信「それを見て君は目を細めて笑う」
健「ほうほう!!」
信「そして得意げに何度も頷くと、言うんだ」
健「ほうほうほう!!!」
信「……さっきよりもより……『魔裟斗La See』」
健「いわなーい!! 俺そんなこといってない!! そして発音の良さはそこで使うなぁぁぁ!! だいたいなんで魔裟斗がLa Seeに入るところをほくそ笑みながら俺は見守ってんだ! くだらないことを長々と! ……今日こそはもう言ってやろうと思ってた! テンシンハン辺りから思ってたぞおれは!」
信「お、おおおお。いつも冷め気味の相方が今日は元気です!」
健「肩に手を置くな! 元気ですじゃねーよ! 手紙か!? 誰宛だこら!」
信「うーん、あの人」
健「客を指差すな! だいたい何であの人に俺がいつにも増して元気なこと伝えないかんのじゃ!」
信「いや、あの人心配してたから……ねえ?」
健「客に同意を求めるな! 普通の客だ!」
信「『なんか最近元気無い、ネギしか食わんと心配だぁ』って本番前もらしてたから」
健「なんだそれ! なんで俺ネギしか食ってないみたいになってんだ! だいたいあの人はなんなんだ! お袋か!? 親父か!?」
信「いやみち子」
健「みち子じゃねぇ! みち子はもっと輝いてる!!」
信「ぷぷぅぅ」
健「笑うなぼけ! 俺はどう扱ってもいい! ただみち子をバカにすんな! んで結局その人はなんなんだ! お前の何なんだ! いいからそれを言え!」
信「軽くよろしくな! と挨拶を交わす程度の親友です」
健「程度の親友!? お前『程度』と『親友』あんま混ぜて使わんぞ!?」
信「あ、そう? 混ざりにくい?」
健「ああ!! もういい! 帰る! 俺は帰るぞ!」
信「そうだね、あ、でもその前に、小腹が空いたからちょっとペットショップ寄ってこうよ」
健「だからちがーう! そこに小腹の空いたお前がもとめるものはない!」
信「えー、牛は?」
健「ない!」
信「豚は?」
健「ない!」
信「猫は?」
健「食っちゃだめぇ!」
信「じゃあもういいや、『魔裟斗La See』見て寝よ」
健「『魔裟斗La See』はめったにみれねぇよ!」
信「え? 『魔裟斗La See』てどうゆうこと? なにそれ?」
健「あああ! もう! いいか? 『魔裟斗La See』とは俺たちの町のホテルLa Seeに魔裟斗がいる様を言ったものだ! まだ完全に入り口をくぐっていないが明らかにLa Seeに入ろうとする魔裟斗は『魔裟斗ややLa See』だ! やらしいって聞こえるところは問題ない! そして『魔裟斗ややLa See』は昨今、暗に『魔裟斗La See』にその意味が含まれているとしてあまり多用されることは無い! わかったか!」
信「ぷぷ。なにそれ、面白いね」
健「ああああああああああ! もういいや!」
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感想


エントリーNO20 薬罐部
漫才「地球温暖化」

T:どうも薬罐部です!

K:宜しくお願いします。

T:とうとう来ちゃいましたよIBC。

K:大舞台ですからね。いつも以上に頑張っていきましょう。

T:服装にも気を遣って来ましたからね。

K:勝負服か何か?

T:いや、クールビズ。

K:それは時期尚早だなどう考えても。しかも大舞台への気合いと何の関係もないじゃん。

T:地球温暖化対策だよ。日頃からの努力が重要なんだから。

K:そりゃそうかもしれないけど。

T:温暖化が進行すると大変だよ。氷が溶けたり。

K:まあ気温が上がるからね。

T:それで飲み物の味が薄くなっちゃうからさ。困っちゃうよ。

K:なんで舞台がコップの中なんだよ!南極の氷の話じゃないの!?

T:それもあるけど。

K:むしろそっちが問題じゃないのかよ。海水面が上昇したりしてさ。

T:まあ本当に地球温暖化が深刻になったら国外逃亡しようと思ってるけどね。

K:いや逃げきれてないよ!文字通り地球規模の問題だから!

T:だから、とにかく深刻になる前にしっかり対策をしないと。

K:どんなのを考えてるんですか。

T:例えばエアコンですよ。

K:ああ、設定温度をやたら低くしちゃいけないってこと?

T:それもあるんだけどね。風力にも気を遣うべきだと思うんだよ。

K:ああ、確かにそうだね。

T:僕の友達なんかいつも風力は「強風」だから。良くないよね。

K:なるほど、むやみに風を強くすると。

T:で、ちょっと暑いだけで設定を「暴風」にしたがるんだよ。

K:…え?エアコンの話だったよね?そんな設定ができるようにするか?

T:で、まだ風が弱いとか言って「台風」にしたりするし。酷い奴でしょ?

K:いやむしろそのエアコンは一体何なんだよ!まともな設定ないのかよ。

T:えーとね、全部で4段階なんだよ。で、一番強いのが「神風」。

K:絶対甚大な被害が出るだろそれ!何だその非常識な設定の数々は!

T:「神風」には豪雨も付いてる。

K:付いてる意味が分かんないよ!追い撃ち以外の何者でもないじゃんか!

T:気化熱でいい感じに涼しくなるんだよ。

K:水の量が気化熱のレベルじゃないだろうが!家の方はどうなってるんだよ!

T:うーん…4台目をつけたらちょっと危ないかな。

K:しかもそれが何台もあるのかよ!3台目までは耐えられる家も凄いしさ。

T:まあでもその友達は1台じゃ足りないとか言って何台もいっぺんに付けるから部屋が大変。

K:だろうな。というか止めろよ。

T:だからエアコンの風力をやたら強くしたりすると危ないんだよ。

K:普通のエアコンは一切危なくないんだけど。でもまあ環境に良くないのは確かだからね。

T:うん。あと他にもね、節電すべき場面ってあると思うんだよ。

K:なるほど。

T:例えば洗濯物を洗濯機に詰め込みすぎないとか。

K:ああ、効率が悪くなっちゃうんですよね。

T:だからさ、混雑緩和の為にもう1台洗濯機買って2つに分けりゃいいと思うんだけど。

K:いやむしろ電気を余計に消費してるだろ!本末転倒も甚だしいよ。

T:1つの洗濯物に1台の洗濯機を使えれば究極の混雑緩和になるんだけどなぁ…。

K:どんだけ贅沢だよ!無駄なことしてると分かるだろ!

T:で、1つの洗濯物に1台の乾燥機。すぐ乾く。

K:そこは干せばいいだろ!1台も使わなくて済むんだよ乾燥機は!

T:とにかく詰め込みすぎちゃいけないって話ですよ。

K:まあ限度を知るべきだけど。

T:あと詰め込みすぎちゃいけないと言えば冷蔵庫もそうだよ。

K:温度が下がりにくいんだよね。

T:でもまあ冷蔵庫はやっぱり扉を開ける時間を短くするのが一番重要だと思う。

K:開けっ放しにしておくと音が鳴って知らせてくれる機能が付いてるのとかあるらしいですからね。

T:いやでもね、根本的に扉を開ける時間を短くする工夫が必要だよ。

K:具体的にどんな工夫をすりゃいいんだよ。

T:冷蔵庫の奥行きを5cmぐらいにすればすぐ取り出せる。

K:いやどんな冷蔵庫だそれは!

T:かっこいいじゃん。プラズマテレビみたいで。

K:テレビと冷蔵庫を同じ目線で語るわけにはいかないだろ!まず容量が小さすぎるからね。

T:じゃあ横に伸ばせばいい。

K:…すごい発想だな。

T:うちの冷蔵庫なら、えーと、底面が60cm四方ぐらいだから…
  うーん、計算面倒だな。そろばん持ってない?

K:持ってない!そろばんって持ち歩くものじゃないだろ!

T:しょうがないな。えーと、60×60÷5=720だから…720mだな。

K:単位間違ってる!横幅が国会議事堂の3倍以上の冷蔵庫って何なんだよ。
  720cmだから7m20だよ。

T:なんだ。よし、一件落着。

K:いやまだ受け入れられる結果じゃないだろ!冷蔵庫にどんだけスペースとられてるんだって話だよ。

T:待てよ…壁の厚さを考えてなかった!

K:…壁の厚さ考えると中の奥行きが0になっちゃうだろ。もはや食べ物潰すだけじゃん。
  あとさ、5cmっていうのが内のりだとしてもバランスが悪すぎる。

T:それなら縦も横も5cmにしちゃえばいいや。はい、一件落着。

K:してないっての!すぐ解決に持ち込むな!実用性ゼロだよそんなもん。

T:卵が1個ぐらい入るんじゃない?

K:だからそれでもう容量いっぱいになっちゃうだろ!

T:うずらの卵なら4個ぐらい入るよ!

K:いや別に嬉しくないから!とにかく容量の問題をなんとかして下さい。

T:じゃあその小型冷蔵庫を大量に使えばいいよ。

K:ほら見ろ本末転倒!だったら最初から普通サイズの1台で良かったろ!

T:タコ足配線業界が活気づくじゃん。

K:何その業界!確かに配線がすごいことになりそうだけども。結局全然駄目じゃん。

T:じゃあちょっと違う所に目を向けてみますか。

K:違う所って?

T:発電だよ。新しい発電方法を取り入れる。

K:ああ、例えば太陽光発電とか?

T:そうそう。で、僕も新しい発電方法を考えてきた訳よ。

K:どんなのがあるんだよ。

T:例えば人力発電とか。

K:いや過酷だろそんなの!

T:えっ、駄目?これの効率を上げたもので死力発電ってのがあるんだけど。

K:勘弁してやれよ!その人死力尽くす羽目になってるじゃんか。

T:じゃあ暴力発電は?

K:やだよやだよ。もっと平和的なのをお願いしますよ。

T:努力発電とか?

K:…頑張れとしか言えないな。

T:それじゃあ風力発電はどう?

K:風力発電なら今もあるじゃん。

T:いや、今までのとは違うんだよ。風を扇風機で起こすんだ。

K:なんでそこで電気を使っちゃうんだよ!結果として意味なく電気が失われる一方だからね。

T:僕が考えてる新しい風力発電所すごいよ。
  広い部屋の中に風車があって、四方八方から扇風機で風を当てるシステム。

K:四方八方じゃ風が相殺しちゃうじゃないか!どんだけ無駄にすりゃ気が済むんだよ!

T:じゃあ電気は使わないようにするか…。扇風機の羽根は自然の風で回そう。

K:それなら直接風車に自然の風当てろよ!間の扇風機どう考えてもいらないだろ。とにかくこの案も却下。

T:それなら太陽の熱を利用するのは?

K:えーと、鏡で集めるとかするってこと?

T:いや、太陽に発電所を建設する。

K:もう少し考えてからものを言え!建てに行った人たちが蒸発して終わりだろ!

T:いやいや、ちゃんと考えてるよ。

K:…人が蒸発するという悲惨な状況の中でどう発電するつもりなんだよ。

T:人の蒸気でタービンを回すんだよ。

K:なんでそこだけはちゃっかり利用しちゃうんだよ!もういいよ。

両:どうもありがとうございました。
点数
感想




審査ありがとうございました。




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