
サイトの成功、今、昔。
個人サイトは1日50hitで成功、
1日100hitで1つの世界が完成。
という言葉があるのですが、知っていますか。
これはいつ言われた言葉なのでしょうか。
そしてこのように言われずいぶん久しいですが、はたして本当なのでしょうか。
少なくとも、パソコン普及率が約70%(2006年3月)、
インターネット利用率が50%(私的利用に限る・2005年四期目)
を超えている今もまだ本当なのでしょうか。
これについて少し考えてみました。
まず、ReadMe!JAPANの日刊ランキングにおける、
上位2〜11位(※1)のサイトのアクセス総数を見てみると、
インターネット普及による個人サイトアクセスの規模がどのように推移しているのかよく分かります。
| 年月 | アクセス総数 | パ普 | イ普 | 成長率 | イ普上昇率 |
| 03/06/03 | 235,091 | 71.7% | 39.9% | ―― | ―― |
| 04/06/10 | 318,646 | 78%程度 | 42.2% | 1.25 | 1.057 |
| 05/03/26 | 386,146 | (−) | 44.4% | 1.21 | 1.052 |
| 06/05/10 | 706,733 | (−) | (−) | 1.83 | (−) |
※1:なぜ2〜11位なのか。
2005年3月26日段階で既に探偵ファイルはReadMe!を脱退しており、
サイトは続いているのにランキングにいるいないで、そのずば抜けた
アクセス数のため大きく影響を与えるため。
※2:パ普=パソコン普及率
イ普=インターネット普及率
成長率=アクセス総数の増減率
イ普上昇率=インターネット普及率の上昇率(人口減は無視)
この、アクセス総数の成長率で示したいことは、
1つのサイトが単体で成長しているのではなく、パソコン普及・インターネット普及により全体が増加した、底上げされたということです。
例えば、2003年時は3000hitしていれば100位に入れたのですが、
それは徐々に底上げされ現在では7000hit程度しなければ不可能となっている、ということに表れています。
ここまでの流れからすると、冒頭の言葉、
個人サイトは1日50hitで成功、
1日100hitで1つの世界が完成、
という言葉は少なくとも現在では変化しているはずとなるのですが、
果たして具体的にその数字はどの程度になっているのでしょう。
100hitで成功?
200hitで1つの世界を形成?
違います。
先ほどの日刊ランキングを今度は下位から見てみます。
するとこんなことが分かります。
2005年3月26日時点では5000位に入るためには12前後必要。
しかし。
現在、それは7前後。
上位サイトのアクセス数は伸びているのに、
これはどういうことなのか。
このことについては以下の文章を読んでみて下さい。
Googleでjpドメインのページ数が3億件。もちろんcomドメインなども合わせると、
日本において1ページあたりのネット人口はわずか4人以下という計算になります。
ブログなどを含めると今後ウェブサイトはどんどん増加していく傾向にあり、特に同種サイトによる過当競争はますます激しくなると予想されます。
とあるように、読者の奪い合いの結果です。
既存の人気サイトがネット人口増加分の大半を獲得し、
残った増加分を無数の中小零細サイト及び新規サイトが奪い合う、
そういうことなのではないでしょうか。
このようなことは既に他のサイトで出ており、
新しい大手サイトが生まれにくい温床だとされています。もともとすぐに生まれるものでないと思いますが。
さて、ここでもう一度冒頭の言葉、
個人サイトは1日50hitで成功、
1日100hitで1つの世界が完成、
これが現在ではどのように変わっているのかについて
ですが、僕はこれまでのことからこう考えます。
個人サイトは1日30hitで成功、
1日1000hitで1つの世界を形成できている
現在の個人サイト、
30hitすればそのサイトはよく頑張ってると言えると思いますが、
1つの世界が出来てるねと褒められるほどになると、
1000hitくらいないとそう言えるレベルに達していないような気がします。
◆参考文献
・図録▽パソコンとインターネットの普及率の推移
・インターネットアーカイブ
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