壁抜け男

 

     オフステージトーク

 司会の渋谷さんの紹介で次々と出演者の方々が出てきてくれました。本日の出演者は岩本達典さん,荒木勝さん,喜納兼徳さん,佐和由梨さん,青山明さん,小林克人さん。他遅刻者が一名みえました(笑)渋谷さん曰く,説得所要時間3日だそうです。その渋谷さん,客席のにぎわいを観て「こんなに大勢の交流会は初めてですね。交流会じゃなくて講演会になるんじゃ?」とかいって最初の笑いをとってました。

 まずはメンバーの自己紹介から。「端から行こうか」との渋谷さんのご指名をうけてトップバッター岩本君です。「5月9日に初舞台を踏ませていただきました…」ですでに場内拍手の嵐。次の荒木さん,カンパニーか四季かどっちか忘れましたがその中で唯一の3桁の体重を誇ると言ったところとなりの喜納さんが「120キロだっけ?」「ええ(素直にうなずく)」。…ばらしちゃってますよ!喜納さん!!その喜納さん,「真面目な医者ともっと真面目な警官とさらに真面目な弁護士をやらせていただいてます…」と自己紹介してましたが真面目って…?佐和さんはひつまぶしは好きだけどみそ煮込みがどうも苦手なので再挑戦を狙ってるとのことでした(笑)。それから青山さんは「部長,刑務所長,検事と悪役をやっています」。「名前はないですがこっそり壁抜け男釈放デモにも参加してるんですよ」ええ,知ってます(笑)小林さんは役名「C氏」を「スィー氏」と発音して青山さんにつっこまれてました。渋谷さんは「舞台でも進行役やってます(笑)」と。そうですね,画家…。

 さていざ本番です。そこで渋谷さん,「壁抜け今日が初めての人?」これはそう大していませんでした。で,次には「交流会初めての人?」それなりに手が上がったのを確認すると「じゃ,楽しくさくさく行きましょうね」とにっこり。ああいいお兄さんです貴方。その後は開場中に参加者から募った質問を出演者にふっていってました。全部覚えてないため多少口調とか順序とか違ってたり抜けてるとこがあると思われますがその辺は見逃してください…。

 

 質問:「公演日のお昼は自分で買っていらっしゃるんですか?それとも劇団から出たりするんでしょうか」。

 

 渋谷さん,これを佐和さんにふりました。解答は「出ませんね。自分で調達が基本です。スポンサーでも付いてたら違うかもしれませんが…(笑)」とのこと。すると渋谷さん,「何か不満そうだよね。今のうちに言っとくことある?(笑)」そういわれて言い返す人がいるのですか…?

 

 質問:「もし自分が壁を抜けられるならどんな壁を抜けたいですか。ただし1回限定で」

 

 ふられたのは青山さん。「これを言っちゃいけないのかもしれませんが…」と口ごもったところへ「え?何?やばいこと?」と渋谷さんのツッコミ。みたとこ非常に楽しげです。青山さん苦笑しつつ,「…年の壁を…」これには場内,かなりうけました。さらに拍手をあおる渋谷さん。曰く,「トークショーって「こう答えて」って打ち合わせしてることもあるけど,今日のこれは打ち合わせなしなんですよ。だから闘いなんです(笑)」そうか,そうなのか…。

 

 質問:「私たち観客はこういうイベントは凄く嬉しいのですが,役者さん達はどうですか?今会いたい人というのは誰ですか。」

 

 「タツ」と渋谷さんのご指名がかかった岩本君,「…そうですね,お客さん一人ひとりと語り合いたい…,かな…」これに渋谷さん,客席に向けて「素直に育って欲しいですね!」と言ってました。…ほんとにお兄ちゃんにしか見えなくなってくるんですが貴方…。次にふられた青山さんは「うちの演出家今イタリアにいるんですが…トーランドットの演出に」この辺で隣の小林さんが頭抑えて大うけしてるのをマイクで叩き,「今会いたいのは演出家」だと答えていらっしゃいました。小林さん,やっぱり声楽畑の人だからか発音に敏感なんですね。しかしうけすぎです。見てると面白いんですが…。

 

 質問:「私はあがり症で,舞台に上るといつも脚がふるえます。役者さんはそういうことはありませんか?」

 

 はじめにふられたのは喜納さん。「あがりますよ。そう見えないかもしれませんが。でもですね,もしあがっても気がつくと終わってます。あれ,舞台上がった?あがった?って(笑)」繰り返されて客席も了解。どうやらちょっとしたシャレだったようです…。苦笑して渋谷さん,次は青山さんにふりました。「僕はもう5000回くらい舞台に立ってるんで,いちいちあがってちゃ体保たないわけです。あがるって結構エネルギー使いますからね。だからしっかり稽古して,自分を信じて舞台に立つ。自分の中でそれが足らないとさすがに緊張しますけど」渋谷さん,「稽古が救ってくれる,ということですね〜」と笑顔でシメました。

 

 質問:「デュティユルちゃんの打ってる手紙って歌詞書いてあったり…しないですよね?」

 

 ちゃんづけでまずうけた渋谷さん。気持ちはわかります。これはご指名佐和さんへ。曰く,「いえ,四季の舞台はカンニングペーパーはないんです。でもあれはフランス語が書いてあるんですよ」と,ここで青山さん乱入して「いや,あれはですね,フランス語でデュティユルの打った文面が書いてあるんです。完成品ってことで(笑)ちょっとしたリアリティですよね。あれはデュティユルと部長の僕しかみてませんから」「え,私も見てます。とって部長に渡してますから…」と,佐和さんも自己申告してました。

 

 質問:「仕事にいくのが時々いやでたまりません。皆さんはそういうことはありますか」

 

 さらりと喜納さんに流す渋谷さん。「そうですね,私は20年くらいこの仕事続けてるんですが最初の10年はずいぶん波がありましたね。けどそれをすぎるとだんだん楽しくなってくるんですよ。大変ですよ?それは。でも,大変だけど楽しくなるんです。…そういうことにしておきましょうよ(笑)」最後のひとことが…しておきましょうよって喜納さん(笑)

 質問:「舞台から舞台への移動の激しい役者さん達ですが,頭の中にはどれだけのキャラクターがどのように並列しているんですか?」

 

 「じゃぁ…小林く」「一番最近来たんだし渋谷君いけば?」との喜納さんのツッコミにより回答者渋谷さん。「僕先週までキャッツ出てたんですよ(笑)」と客席に向かって苦笑してました。ええ,観ましたよ渋谷さんガス…。「そうですね,僕の場合は…楽屋で電話うけて,「壁」って聞いてまず受話器取り落とすわけですよ(苦笑)それで新幹線の中で必死に記憶探って,休演日中に頭切り替えてます」次の青山さんは「最近のパソコンのようになにかのボタンひとつで切り替わるようです。その代わり前のモノは全消去になるんですが」と苦笑。それをうけて小林さん,「あれ思い出せませんよね。僕前名古屋に来たんですがその時新幹線の中で踊ったことありますよ」…え?「ああ,わかる。新幹線の中の時間って貴重だよね〜」「ええ,本当に。…トイレのある通路んとこで踊ってました(笑)」と渋谷さんと同意しあってました。

 

 質問:「目覚めたらモンマルトルの丘でした。ここで一曲歌うなら?」

 

 …よく考えますよね,質問者も。ふられた岩本君の答えは「画家のナンバー」。「あれ,自分のじゃないの?」とツッコミながらも「…可愛いですね(笑)」と客席にかける渋谷さん。2番手喜納さんは「…そうですねぇ,最近夢の中でシャレの研究とかしてるんで…シャレの歌とか?」との答えでした。「営業さん,ほんと良いんですかこんな交流会で」と確認とる渋谷さんがいい感じです。

 ここで出演者がわいわいしてるといきなり石丸さん登場。場内湧きまくります。一部黄色い声も飛んでます。あまりの盛り上がりように渋谷さんはじめ皆さん苦笑するしかない感じでした。…でも丸やんファンばっかじゃないですよ,この会場も…。ここで改めて手紙の内容を振る渋谷さん。石丸さん答えて曰く「直訳しながら歌ってます」。…嘘つき(笑)

 

 質問:「マチネとソワレの間はどのように過ごしていらっしゃいますか?」

 

 ふられた荒木さん,「マッサージ」。即座に石丸さんが横から「患者僕です」と申告してらっしゃいました。「効きますよ,百ウンキロの体重かかってますから」という石丸さんに「のせないと効きませんからねぇ」と返す荒木さん。「おかげで舞台こなせてます」と石丸さん笑ってました。

 

 質問:「もし四季に入っていなければ今ごろ何をなさってましたか」

 

 これは端から順番に。岩本君「多趣味なので…映画も撮ってみたいし,画家もやってみたいし小説書いてるかもしれません」荒木さん「元は裏方やってたので…そのまま(笑)」喜納さん「イタリアでオペラ歌手にでも」…本気ですか?もしかして。石丸さん「…いや,きっと入ってます」「僕もそう言おうと思ってました」とすかさず出しゃばる渋谷さん。貴方のそれはボケですか?佐和さんは「実家が滋賀なんですが…そこでひっそり年老いていくかと(笑)」青山さん「ホームレス」小林さん「外国で観光ガイド」。周りから「やっぱウィーン?」とつっこまれ,渋谷さんなんて客席に「てことでウィーン行くなら皆さん是非小林君を」と。いや,畏れ多くてできませんってば。ちなみに渋谷さんは「ヒップホップダンサー」だそうです。

 

 質問:「新聞売りがやりたくて四季に入ったという岩本さん,今後やりたい役は?」

 

 「四季好きなので色々あるんですがありすぎて…なにか言って頂ければ(笑)」という岩本さんに渋谷さんが「おいおい」とつっこんでましたが間髪入れずに答えを返した客席(多分質問者の方でしょうが)も凄いです。「アンデルセンのハンス!丸さんもやってたし」との声に「いや,それならその下のペーターの方が…」と笑ってらっしゃいました岩本さん。「ファン増やしてるなぁ」と微笑ましげに渋谷さんが見守ってらしたのがまた…。

 

 質問:「八百屋さんの野菜はどこで仕入れてるんですか?もしかして自家栽培?」

 

 「舞台監督いますか〜?」と後ろに声をかける渋谷さんに答えて,なんと監督登場です。曰く,「毎日フランスから空輸してます」…ってそれは…。監督が去った後しばしその後ろ姿をみつめて固まってた渋谷さん,「…営業さん,本当に良いんですかこんな交流会で?」とまた確認とってました(笑)

 

 質問:「ラストシーンは見る人によって色々な解釈があるようですが,役者さんはどう思って演じてらっしゃるんですか?」

 

 演出からはヒントしか貰ってなくて自分たちで答えを見つけろ,といわれたという石丸さん,「僕の解釈ですが…」と前ふりして答えてくださいました。「あれは霊廟だ,っていわれたんですよ。イザベルとふたり,あの中で一番幸せだった時間のままフリーズしたと思ってやっています」

 

 質問:「楽屋でも舞台でも,何かあったハプニングを教えて」

 

 ふられて石丸さん,「ありすぎて…」と困っていたら隣から佐和さんが「転びそうになってなかった?」と助け船。何でも今日,どこのシーンか忘れましたがいつもと違う動きをやろうとしたら体が言うこときかなくて転びかけたそうです。その後あーでもないこーでもないと佐和さんと言い合っていたら「後は楽屋で!」と渋谷さんからストップかかってました。

 

 質問:「カーテンコールで皆さんが後ろへ下がっていくとき,転ばないかヒヤヒヤするんですが…」

 

 「危ないです」のひとことで片づけようとした渋谷さんに佐和さんが横やり。「私一番大変なんですよ!斜めだから」と力説されてました。

 

 質問他にも色々ありましたが書ききれませんのでこれくらいで。

 最後に渋谷さん,「壁抜け男の公演はまだ2週間残ってます。チケットも残ってます(笑)是非ご家族ご兄弟,連れて劇場にいらしてください」とご挨拶。役者さん達を拍手で送り出してトークイベントは終了しました。楽しい30分でした。 …しかし渋谷さん,画家も良かったけどこのイベントで惚れそうなんですがそれは間違ってますでしょうか…? 

 

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