ハムレット

          3月22日(木)  マチネ  2A32

 

CAST

クローディアス      広瀬明雄    ハムレット        石丸幹二

ポローニアス       日下武史    ホレイショー        早川正

レイアーティーズ      荒川務    ガートルード      末次美沙緒

オフィーリア       野村玲子    ローゼンクランツ/牧師   海将人

ギルデンスターン     藤田将範    フォーティンブラス    青山祐司

墓掘り1/亡霊      松宮五郎    ヴォールティマンド     谷淳三

ルシアーナス       道口瑞之    オズリック         立岡晃

マーセラス        深水彰彦    バーナードー/劇王/重臣 宮川政洋

フランシスコー/隊長   田中裕悟    コーニーリアス      神保幸由

妃/墓掘り2       有賀光一    船乗り           坂本剛

貴族/衛兵/役者/他                貴婦人

米澤観児       石路         佐藤夏木       杜鶴

松下雅博       和泉沢旭       平野万里     荒木美保

山崎義也       中村匠        井田安寿      伊東瞳

 

 

 友人に代わってもらったおかげで見に行ってこれました。多謝。

 客席に入ってまず思わく,「壁が広い…」。CATSのゴミがなくなっただけでこうも違うのかと思う反面,改めて一抹の淋しさが。そして舞台,広いです。何はともあれ奥行きが深い。しかも放射状に白線が走っているためよけいに長く見えます。でも2階の一番前に座って,手すりで舞台の前が切れるって何さ?

 

 初観劇,かつ予習が又聞きのみという状態だったため感想はキャストのみで(こら)。

 石丸ハムレットは本当に王子様らしい王子でした。狂気を装って,オフィーリアに冷たい言葉を投げかけつつもふっと悲しそうに,優しく言い聞かせるように話す時があってそれが非常に印象的です。

 オフィーリアは可愛いです。パパやお兄ちゃんが大事にする気持ちがわかります。純真可憐。その分,ハムレットを案じながらもどうすることもできない悲しみが痛々しいです。そして狂気のときには鬼気迫るものがありました。幼さと嘆きにしわがれた声が交錯して背筋がふるえてきます。花言葉,聞きながらほんとにこの子は狂ってるんだろうかとぞっとしました。

 荒川レイアーティーズ,家族思いの可愛い人でしたがそれだけに父の死と妹の発狂に深く傷つき,その憎しみを利用されてしまうのが悲しいです。…って男相手に可愛いはないか。いやでも,荒川さんってやっぱりタガーよりもこういう貴族ふうの役が似合うなあと再確認でした。

 ホレイショー…たぶん私の目が一番追ってたのは彼でしょう。なんといっても格好良い。熱いものを中に秘めながらも外はあくまで冷静な人に見えましたが,最後だけはさすがに激しかったです。

 青山フォーティンブラスは貫禄ありすぎ。玉林のときの若々しさはどこへ?!王子様というよりは,王様か大将軍のような威厳を感じます。クローディアス達に若造呼ばわりされてるのがめちゃくちゃ説得力ありませんでした(笑)。

 日下ポローニアス,なんというか人のよいおじちゃんという感じです。宮廷では一番細々と動いてるかな?子供達とも仲が良く,見ていると妙になごめます。個人的には彼がオフィーリアに「男の誓いなんてものは…」云々と説教してたところがひじょうに微笑ましかったです。

 あと,妃(役者)役の有賀さん。はっきりいって本物に見えます(笑)。ちょっとハスキーといえばそうなんですが,グリザの台詞ぐらいの声には聞こえるため違和感0。何事。もうひとつの墓掘り役のときはこれまたやんちゃそうというか,可愛い少年になっておいででした。相方の松村さん(しゃがれたご老体でした)ともいいコンビです。松村さんも亡霊とは似ても似つかない化け方でした。さすが役者。

 

 次回はもうちょっと全体をみてこれるといいです。

 

 

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