最近見た映画の感想です♪

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☆このページ内の作品(○印は邦画)2004年度

9/10 ○MASK DE 41
9/ 4 LOVERS
8/29 先週見た映画(○誰も知らない・茶の味)
8/25 華氏911
8/22 サンダーバード
8/19 マッハ!!!!!!!!
8/11 カーサエスペランサ〜赤ちゃんたちの家
8/ 1 キングアーサー
7/26 パピヨンの贈り物
7/18 スパイダーマン2
7/14 列車に乗った男
7/14 69 sixty nine
7/13 トスカーナの休日
7/ 5 スイミングプール
6/30 今週見た映画(ブラザーフッド・みなさん、さようなら)
6/24 ○ほたるの星
6/22 白いカラス
6/12 シルミド
6/ 4 ○キューティーハニー
6/ 4 カレンダーガールズ
5/27 ○死に花
5/26 ビッグ・フィッシュ
5/11 コールドマウンテン
5/ 5 スクールオブロック
5/ 1 ○世界の中心で、愛をさけぶ
4/17 ディボース・ショウ
4/ 9 グッバイ、レーニン!
4/ 7 ○ふくろう
4/ 1 恋愛適齢期
3/15 ○花とアリス
3/11 ○ホテルビーナス
2/18 ○ヴァイブレータ


9月10日(金)MASK DE 41

今や「プロジェクトX」のナレーションで有名な、田口トモロヲ主演の映画。
リストラにあった41歳のサラリーマンが学生時代やっていた
プロレスに再び目覚めるというお話でした。
子連れ同士の再婚でギクシャクする家庭。
退職金1000万をプロレスにつぎ込んだ夫・忠男(田口)に
嫌気がさして暴走する妻(筒井真理子)
そのためか、一家団らんの食事シーンがこの映画は後半まで出てきません。
しかも皆は普通の食事をしてる中、忠男だけは生卵割って
プロテイン飲んでるという異様な光景が笑える!

若い頃の夢はとっくに捨てたはずが、
いつのまにか忠男の後輩(松尾スズキ)の夢「プロレス新団体を作る!」
に乗せられて熱くなっていく男たち。
忠男みたいなお父さんだったら、
娘は恥ずかしいと思いつつも応援しちゃうに違いない。
忠男には先妻との間に息子(黒田勇樹)もいるが
この息子がレスラー修行でいきなりメキシコ行っちゃうのも面白い。
黒田君がやってるからってのも多分にあると思いますが。

妻が「中学時代プロレスやってる夫を見て
負けっぷりがいいのに一目ぼれした」って台詞がありましたが、
本来負けるのは無様なはずなのに、忠男の負け方は潔くてかっこいいっす!

レスリングをやめて、プロレス団体に入った浜田京子って人も出てきます。
役柄的にアニマル浜口親子は怒らなかったのかしら?と
思ったりしたんですが、とんでもない!トレーナーとしてお父さんが
映画に参加してるんでした。大変失礼致しました。


9月4日(土)LOVERS

アンディ・ラウ、金城武、チャン・ツィイーと三大スターが
共演する映画。ではありますが、
この映画はチャン・ツィイーのための映画
と言って過言ではないでしょう。

冒頭の遊郭での彼女の舞踏シーンは衣装やセットも絢爛豪華ながら、
彼女自身の美しさ、動きのしなやかさにはうっとり!
おい、最初っからこんな見どころ持ってきていいんかいと思ったほど。
その次にすごい!と思ったのは、竹林でのシーン。
忍者を思い起こさせるような、アクションの場面もありました。
「んなアホな!」と突っ込みたくなるところもあることはあるんですが
映画ですからね、そんくらいでいいのかな。

ツィイーは出世作が純愛物の「初恋のきた道」っていうのを
忘れそうになりますね。アクション映画が続いてるから。
お話は後半に行けば行くほどつまらなくなってしまう気が私はしました。
ツィイー演じる小妹(シャオメイ)は結局二人とも愛してたんかなァ・・

アクションと華麗なツィイー嬢を見に行くと思って、
これからご覧になる方は見られるといいんでないかと。
ライブドアの堀江社長も見られたそうですが、
ブログ(ネットの日記)に「つまらなかった」と一言。
ストーリーが気に食わなかったのかなァ。


8月29日(日)先週見た映画

邦画を連続して久々に見ました。
「誰も知らない」 は、実際にあった「子供置き去り事件」を 題材にした話。
一家が引っ越してくるところから始まるが、長男(柳楽優弥)
以外の下3人は外出も許されず、
3番目と末っ子はスーツケースに隠れてマンションへと入る。
大家にも「子供は一人しかいない」と母(YOU)が言っているからだ。

しかし彼らは一様に明るい。引越しソバを食べる5人の姿は
ナチュラルで楽しそうだ。それだけに母がいなくなってお金も底を
ついたときの兄弟の生活の荒れ具合に胸が痛くなった。
家賃を請求に来た大家も、長男が良く行くコンビニの店長も
不審に思わなかったのだろうか?
都会の孤独という言葉を久々に思い出した。

母に去られても母を慕い帰りを待ちわびる子供たち。
たくましく生きつつも、社会的に一番弱い立場の者に
何かあるとしわ寄せが来るのだなと
見終わって重い気持ちになってしまいました。

茶の味 は斬新なホームドラマ。
恋に悩む内気な少年・長男ハジメやしばしば耳に音叉を当てて
いるオジイ(我修院龍也)巨大化した自分が時々見えてしまう
長女幸子など春野家の家族は個性的。
オジイは「ドリフ大爆笑」の家族コントに出てくる
志村けん演じるおじいちゃんみたいだった。目が離せない!

今でこそ「ダイニング」なんて外来語もあるけれど
家族が集まる場所は「茶の間」文字通りお茶を飲むところなのだ。
通常はそれぞれ別の行動をしているけれど
茶の間では皆でお茶をすすり、囲碁に興じたり縁側でぼ〜っとしたり。
何気なく過ぎていくひとときがきっと大切なんだろうなぁ〜。
オジイ作の家族それぞれにあてたパラパラ漫画がじ〜んと来る。
「親にとって子供はいくつになっても子供なんだ」と改めて感じました。
あの人ただアホやってたんじゃなかったんだなぁとも。
ちなみに春野家の父と母は三浦友和と手塚理美。
テレビ版「世界の中心で、愛をさけぶ」でも夫婦役なんだよね〜。


8月25日(水)華氏911

まず映画館が平日なのにすごい混雑しててびっくり!
それと観客の年齢層が断然高いなぁと思いました。
映画は冒頭、ゴア候補の方が優勢だったはずの大統領選が
なぜブッシュが当選確実になったか?のからくりから
解き明かす。「へぇ〜へぇ〜」という感じで(どこまで真実かは別として)
「あ〜一見の価値ある映画だな」と引き込まれました。

次にブッシュ氏が就任時から歓迎されない大統領だったと語り
運命の911の様子を十数秒音声のみ流す。
一層あの事件の痛ましさを感ずるわけだけど・・
しかも同時多発テロ直後、ビン・ラディンの一族だけ
アメリカから出国できている点に迫る。
見ていくうち世界をリードするアメリカの裏の顔を
知った思いで愕然とするが興味深くもある。

「愛国者法」というものが制定されて
「ミルク」が毒入りかもしれないと空港で
子供にあげる哺乳瓶の半分の牛乳をのまされた母親の話、
平和主義者の団体ののどかな話し合いにスパイが潜入していたなど
私がまったく知らなかったことも判明。
それがテロ対策の一環だなんて!疑問がよぎる。
卓球の愛ちゃんのお母さんの手作りお握りが「爆弾」と思われて
競技場に持ち込み不可だったのと同じくらいバカバカしいよなぁ〜。

後半はイラクを攻撃した理由についてと、ムーア監督の出身地
(ミシガン州・フリントだったかな)は
まるでイラクと一緒だ。すさんだ町で仕事がないと。
軍隊に入れば生活が保障されると話す職業安定所の女性や若者たちを映す。
「アメリカは素晴らしい国」と毎日国旗を掲げていた母親はある日
イラクに出兵した息子を亡くす。息子からの最後の手紙を読み
何の為に息子が死んだのか?自分がいかに無知だったのか?を悟って
涙を流す。血を流す愚かな戦いはできるだけ避けたい。
兵士たちは自分たちが真に必要なのだと国に信じ込まされ
戦場に送られ、現場に行ってそうではなかったと知る。
情報操作の恐ろしさを痛感。

それは作品自体にも言えるかもしれないけど、
まぁこの映画を見てまるごと信じる人はそうそういないでしょう。
難しい話ではありますが堅苦しくなく、割と分かりやすいし
西部劇や昔のアメリカ映画もさしはさみつつ見せてくれるので
エンターテインメント性もばっちり。内容も詰まっているので
これから見に行かれる方は集中力を高めてご覧になってください。


8月22日(日)サンダーバード

せっかくなんで、V6のメンバーが声優で参加してる吹替え版を見てきました。
ヤフーの掲示板でどなたかが書いてた通り、
お父さん役の坂本君がすごくよかった!
普段の坂本君の声(特別彼らのファンというわけじゃないけど
「学校へいこう!」は見ています。)より
ぐぐっと渋くてナイスミドルの男性の声にばっちり聞こえました。

往年のファンには不評の内容とも聞きましたが、
結局サンダーバードに乗っているお兄ちゃん達より
末っ子のアランとその友達が中心になってしまってるんで。
もっとサンダーバード自体をメインにした内容だったら
よかったのかなとは、オリジナル版をよく知らない私でも思いました。
お父さんとアラン以外のトレーシー家の人たちは正直
誰が誰だかって感じであまり出番がなかったものなぁ〜。
「スパイキッズ」と比較してる人もいたけど見に行って納得でした。

レディ・ペネロープはきれいで優雅でかっこよかった。吹替えの声も素敵。
オリジナルだと彼女の声は黒柳徹子さんだったんですね。
黒柳さんの声とは全然違ってたけど、艶があったから。
サンダーバードが出陣するところ、ペネロープのピンキッシュな空飛ぶ車、
かわいいお部屋。視覚的にナカナカ楽しめました!
離れ小島のトレーシー家も、昔遊んだリカちゃんハウスのようであり
↑縦の断面で切ってある形で各フロアがオープンになってる。
何故か変なところで郷愁に浸ってしまいましたわ。
「オースティン・パワーズ」でも悪役はスキンヘッドだったけど
ここでも悪役はスキンヘッド。たまたまかなぁ〜。


8月19日(木)マッハ!!!!!!!!

いやぁ〜信じられないちゅうアクションシーンの連続で
特に格闘技好きの人にはたまらん映画じゃないかな。
開脚して車の下通りすぎたり、人の肩の上飛び歩いて着地、
人一人ぎりぎり通れる狭いガラス(?)の間をバク転したり。
特に見所のシーンだともっかいスローで見せてくれるので分かりやすい。

タイののどかな村で仏像の首が盗まれ、犯人を追って村一番の猛者で
ムエタイを得意とするティン(トニー・ジャー)が
首都バンコクへと村人の期待を一心に負って向かう。
ジャーみたいな人がどうしてオリンピックに出ないのか?とか
時期的に思っちゃうぐらい彼の身体能力はすごいのだが。
バイクの轟音で彼がバンコクに出てきたことを表す辺りが
東南アジアの映画だなぁ〜なんてつい思ってしまいました。

ティンと同郷のハム・レイがこすい奴で登場しますが
容貌からして南伸坊(ご存知?)のようで憎めない。
実際改心し、いかさまを一緒にやっていた少女に言う言葉が
泣けるわけですねぇ。3輪タクシー・トゥクトゥクでの
カーアクションも冷や冷やするところ続出で。
これはタイ映画じゃないと撮れないよなぁ〜と思いました。
ヤクや違法な賭け試合やチンピラも出てくるけれど、
最初と最後で「やっぱ仏教国なんだよねぇ」と妙に納得。
公式サイトもかなり迫力あって面白いので、見ようか迷ってる人は
是非行ってみてください。タイに行った気になれますんで!?

マッハ公式サイト


8月11日(水)カーサエスペランサ〜赤ちゃんたちの家

演技派女優の共演とテレビでは紹介されていたような気がしました。
里親になるべくメキシコへやってきたアメリカ在住の女性達。
夫と離婚寸前、同性愛者、ホテルの備品を盗む癖がある、
アルコール依存症、以前に双子の赤ちゃんを亡くしたなど
集まってきた女性にはさまざまな事情がある。
その場にいない人の陰口が始まるのは、どこでもよくある光景なのかも(^^ゞ

だけれども、エピソードがつらつらと語られているだけで
最後まで「う〜ん・・」と唸ってしまった。
施設にいる赤ちゃんたちは時々イメージ映像のように現れる。
赤ちゃんたちもどういう理由で施設に連れて来られ、
その赤ちゃんにどの女性が里親になるのかっていう
結び付け方をしてくれた方が、ありきたりかもしんないけど、
私にとっては物語に入りやすかったかな。
里親ばかりクローズアップされていたので。
製作側はそれが狙いだったのかもしれませんが。


8月1日(日) キングアーサー

一般的にアーサー王と円卓の騎士たちの話は15世紀とされているが、
この映画では5世紀のローマ帝国時代に設定。
(文献によるとそうなのだそうです)
世界史に弱い私が予習もせずに見に行ったのが無謀でしたが
今、ヤフーで「アーサー王」で検索して、解説サイトに飛んでみても
複雑で難しい。さまざまな話が行き交っていて
とても一時に理解できるものではなさそうです。

氷の上で戦い、多くの兵士たちが氷の割れ目から
水中に沈んでいくシーンは圧巻でした。
映画「HERO」を思い出すような
幾千幾万の矢が弧を描いて飛ぶシーンも見ごたえがあったなぁ〜。
しかも今回は矢尻に火がついてましたので・・
だけどアーサー王とランスロット、子沢山のボース以外は円卓の騎士が
どういう人物だったかあまりわからないままで。
よく人物像が描かれないまま死んじゃったダゴネットは
気の毒な気がしました。

グヴィネビア(キーラ・ナイトレイ)はきれいだったけど
戦闘のシーンでなぜか胸元開いたセクシーファッションだったし、
アーサー(クライヴ・オーウェン)とのベッドシーンもちょっと とってつけたようでしっくりこなかったかなぁ。


7月26日(月)パピヨンの贈り物

母親と二人暮しで母が不在がちのため寂しい思いをしている8歳のエルザと
アパートの下のフロアにすんでいる孤独な(というか孤独を楽しんでいる)
老人ジュリアン。ジュリアンが幻の蝶を求めて旅に出て
エルザがそれについていくという。いってしまえばそれまでの話。
だけど美しい景色に、山々を歩いているうちに
徐々に触れ合っていく二人の心が重なって。
喧嘩のネタもありえるな〜と微笑ましい。

全生物の中で戦争をする人間だけがおろかであると
エルザのための影絵で訴えかけるジュリアン。
鹿の密猟者を非難したジュリアンが
蝶を捕獲しようとすることで「ミツリョウシャ!」と叫ぶエルザ。
さりげない二人の会話の中にこの映画の中で伝えたいことが
ちりばめられているんだろうなと思いました。

なぜジュリアンがチョウチョを集めるようになったか?や
エルザの母親との関係がわかってきてしんみりきてしまい
自然と涙が最後にじわじわ沸いてきました。
エンディングに流れるのは、エルザが質問してジュリアンが答える
形の曲で歌詞が興味深く聞き入りました。

実はこの後「ウォルター少年と夏の休日」を見ましたが、
私には「パピヨン」がかなりよかったのでね〜。
老人と子供の交流という似たところのあるお話なわけですが
(ウォルター少年は男同士だが)
どうしてもウォルターの方が音楽の盛り上げ方とか過度に思えてしまって。
ハーレイ君背のびましたね〜!声変わりもしたのかな。
ウォルター少年の大伯父の二人の兄弟が型破りで魅力的。
だって70歳ぐらいにして若者を殴ってのしたり。
90歳で無免許で飛行機に乗って曲乗りで死んじゃうなんてありえない!
ちゅうかそんな風に人生生きてみたい!かっこよいです!


7月18日(日)スパイダーマン2

今回の見所のひとつには撮影に一ヶ月ぐらいかかって
トビー・マグワイアも非常に苦労したという
「列車」のアクションシーンがあると思うけど、
トビーの顔が別人に見えるほどだった。
またその時の乗客のセリフもいいんだけども。
スパイダーマンの衣装(というの?)もビリビリやぶけちゃって
まさに傷だらけのヒーロー。

市民を助け続けるためには好きな女性にも本当のことを
告白できなくて苦悩するピーター(トビー・マグワイア)
恋愛映画としてもかなり切なく、最後のあたりホロリときました。
MJ(キルスティン・ダンスト)の恋人は宇宙飛行士。
それで十分凄いことなんだけどピーターはスパイダーマンだからねー。
終わり方はなんだかなぁと言っているヒトもいたけれど、
「卒業」の逆パターンみたいで好きでした。

ヒーローでありながら私生活では普通の青年で
どっちかとゆーとかっこ悪い。人間臭いスパイダーマンがいいよなぁ。
ビルの屋上から飛べなくなってエレベーターで降りてくるシーンや
スパイダーマンのユニフォームを白の下着と一緒に洗濯して
下着に赤や青色がついてしまうトコ、親近感が持ててふきだしちゃうのです。

スパイダーマンの内面にもスポットを当てているのが
このシリーズの良さなんでしょうね。
今回の敵役、4本の機械のアームを持つドック・オク
(アルフレッド・モリーナ)は半端なく恐かった!
この人誰だろ?と思ったら「フリーダ」で
フリーダの旦那さん役だったのですね。


7月14日(水)
「列車に乗った男」 はパトリス・ルコント作品。
この監督の作品だと女性がもっと出てくるのかと思いましたが、
今回は男同士の心の交流。
生まれてからずっとひとつの場所に住み続けている男と
犯罪を繰り返し各地を旅してきた男。
二人が触れ合うことで旅をしてきた男は安住の地を得ることができ、
生まれてこの方故郷を離れたことがなかった男がはじめて列車に乗る。
皮肉な結末でありながら心に沁みる。秀逸なラストだと思いました。

「69 sixty nine」 は、も〜おバカでした!
安藤政信の「便所掃除ばしろっさ」(佐世保弁)の一言から笑えたけど、
笑い所が各所にあって。
本当の1969年を描くのではなく、若い世代から見た脚色した1969年を
描いたということだったけれどうまいこといってたんじゃないかな。
オープニングも「キャッチミーイフユーキャン」に似たものにしたいと
いう監督の狙いも納得しました。
溢れるほどのやり場のない思春期のパワーがびんびん伝わってきたし。

なんか判らんけどまず行動!のケン(妻夫木聡)と
知性派のアダマ(安藤)は名コンビ。
28才で爽やか(?)に学生服を着こなす安藤くんは凄いかもしれん。
二人を囲む友人たちも曲者ぞろいでこの中から
また突出する俳優がでてくんだろうなー。
気が弱くてコーヒー牛乳を先に仲間に取られちゃう
岩瀬くん(金井勇太)に私はつい目が行っちゃったけど。
また彼の顔立ちは失礼ながら少し前の日本人という感じで
リアリティがあるんでした。

ケンの父親役の柴田恭兵が面白くてわけわかんないけど
子供をすごくいい距離で見守ってるんよねー。
九死に一生を得た自分の話をすぐ持ち出す担任(岸部一徳)も存在感あるし。
妙にご立派なテレビ、ピエール・カルダンのグラスはうちも使ってたっけ
とふと遠くなりつつある昭和に思いをはせました。
ぶっとぶ役の妻夫木くんは珍しい気もしますがよかったなー。
いろんな役見せて欲しいですね。


7月13日(火) トスカーナの休日

若い頃のダイアン・レインより今のほうが私は好きだなー。
きれいだしスタイルもいいので憧れちゃいます。
そんなわけでこの映画を見てきました。
イタリア男の軽さ 例えば口説くのは女性に対する礼儀だと思ってるとか
ダイアン演じるフランシスを見て三人の男性が
ふらふらついてっちゃうとか。通説はほんとなのかなと思う。
他の男性と比べて不動産屋の彼が分別もあってかっこよかった。
ルックスが凄くいいわけじゃないのに雰囲気があるし色っぽいんだよね。
青い空の下、陽の光を一心に受けて咲くひまわり。トスカーナってどんなとこなんだろう?
他の映画でもよく舞台になってるけれど行きたくなるよなー。
某旅行会社が便乗してツアーを企画したのもうなずける。

ダイアンが愛する男性を追いかけて尻餅ついてお尻真っ黒にし、
離婚後彼氏ができて私も捨てたもんじゃない!と狂喜乱舞する姿には、
この話コメディか?と思わせられました。
フランシスの親友パティは中国系アメリカン?
フランシスの買った古い屋敷を一緒に手直しする仲間にも
ポーランド人が出てきて、人種を超えた友情や愛情がテーマの映画かな。
大体アメリカ人がトスカーナに家買っちゃう話なわけですからね。


7月5日(月) スイミングプール

フランソワ・オゾン監督の作品。
シャーロット・ランブリングとリュディビーヌ・サニエ、二人の女優の共演。
イギリス女性のサラは売れっ子の小説家ながら行き詰まり、
知り合いの出版者の南仏の別荘を借りてリフレッシュすることに。
そこへ出版者の娘ジュリーが現れる。

自分のペースを乱されたくないとしつつも
ジュリー(サニエ)に興味津々のサラ(ランブリング)。
最初は石頭のサラがジュリーの生活を垣間見るにつれ、若々しく美しくなって行く。
一人の男性を巡って、サラが「勝った」とばかりにほくそえむシーンには
女性はいつまでも女性として見られたい、
ナイスバディでみずみずしいジュリーに嫉妬していたんだなと改めてわかる。
ありきたりの言葉だけど、ランブリングやっぱうまいんですわ。
サニエは本能のまま生きてる感じで二人が前半は好対照なんだけどね。

最後の最後で煙に巻かれる展開。見た人はどう解釈するか話を聞いてみたい気がする。
どうなんだろう〜私もはてなマークが頭に浮かんだまま、
なぜ、ナンのために?と考えていますが。
オゾン監督の映像は美にそんな敏感じゃない私でも素敵だなと思うことが多々ありまして。
「まぼろし」のときにも出てきた赤と青の対比が今回も鮮やかに使われてました。
合わせ鏡でサラが創作に没頭してパソコンを打っている様が描かれるところも面白かったな。


6月30日(水) 今週見た映画

ブラザーフッド

思っていたよりずっとずっと戦闘シーンが多くびっくり。
しかもかなり激しいものだったし。
死体にも罠がかけてあるのは実際今もテロリストがやっているそうなんで
凄いなーというか油断も隙もあったもんじゃないと思いました。
一緒に見ていた中でしゃくり上げて泣いてたヒトは多分、
兄と弟が再会する下りからぐっと来たんでないかと思いますが、
私は数々の戦いのシーンに圧倒されたというか。
余りにいろんなことがありすぎてかえって泣けませんでした。

いつも弟や家族を思い、弟の除隊のために果敢に戦う兄と
兄が勲章目当てで進んで危ない任務についていると錯覚する弟。
兄が物事を大きく捉えているのに対し、
弟は小事に囚われている気もしないではないけれど、
弟が元の兄の仕事仲間を守ろうとするのは、そりゃそうだよなーだし。
自分より年下の敵兵に情けをかけて殺されそうになったり。
鬼になりきれない、優しいんだろうな。
チャン・ドンゴンもウォンビンも男前で
韓国の四天王に挙げられるのも当然かと。やっぱかっこいいです!

みなさん、さようなら は偏屈で女好きな大学教授だった父の
残り僅かな日々のために息子が奔走する姿が描かれる。
父の痛みを軽減するため麻薬取締の刑事に掛け合って
ヘロインをどこから入手するか聞くとこなんてびっくり。
「私は享楽的な社会主義で息子が野心家の資本主義」との父の言葉通り、
生き方考え方がまるで違う二人。
遠路はるばる駆け付けた病室で父子が言い合いになるシーンには
冷や冷やしましたが。息子はやり方はともかく、
金に物を言わせて父のために病室をワンフロア貸し切ったり、
学生たちをお見舞いに来させたりとアクションを起こす。
いがみ合ってても親子なんだなぁ〜。

しかし元愛人と友達と妻が一斉にやってくる病室ってなかなかないかも(^^;
知的な会話を交わしつつワインを酌み交わし食事をとる。
一番気に入っていたという湖畔の家で親しいヒトに囲まれ
最期の時を過ごすというのは理想的じゃないかと思う。
明るい会話の中で、友人の一人がポツリ。
君がトリュフを食べなくなる日が来るとは思わなかったよ と。
この言葉で皆が彼の死が近いのを確信するところが切なかった。
自分の人生は取るに足りない、あれもしたかったこれもしたかったと語るレミ。
満足行く人生を送れる人なんか一体どのくらいいるんだろう?
不満はあれども病室に集ってくれる友がいるのはきっと幸せな人生だと思う。


6月24日 (木) ほたるの星

ハロープロジェクトの菅谷梨沙子ちゃんが試写会の時、
挨拶でしゃべれなくなってたっけ?
フリーパスポート(無料で映画が一ヶ月見放題)で見てきました。
皆様の感想はどうなんだろう?とヤフーやほかの感想掲示板を
見て来たりしましたが、おおむね皆さん感動されたんですね。
私の心は汚れているのかな。ちとひねた角度で見てました。

子供達は元気いっぱいで先生(小澤征悦)を
「ロマンティックじゃねぇ」「先生の声セクシーじゃねぇ」
と冷やかす場面には笑みがこぼれて。
星ひかり(またこの名前がいかにもではありませんか?)役の
菅谷ちゃんは一人子供等の中でもオーラをはなってました。
大人みたいだったぞ。先生と2ショットのシーン、
もう少し身長があったら恋人同士のようになったんじゃないかと
考える私は怪しい?でもほんと際立って色白で色っぽかったのだ。

小学校で蛍を幼虫から育て、近所の川をきれいに掃除して蛍を放す。
蛍は果たして無事成長したのだろうか・・
合間合間にはちょっとしたアクシデントがあります。
まぁそれが割と簡単に何とかなっちゃう。(ように私には見えた)
でも実話が基なんだもんね。
子供達がひたむきに蛍に向き合う姿に大人達のかたくなな心も
動かされたんだなと思いました。

話の展開はいかにもお国が推薦しそうな模範的な映画かなぁ。
蛍が舞うところもちょっとわざとらしかったかな。 「黄泉がえり」の映像とも重なりました。
しかしながらラストはうっすら泣いてしまった私。一体なんなんだか(^^ゞ
山本未来も山口弁でしたが、都会的な女性のイメージが強かったので不思議な気が。
絵沢萌子と森公美子の入浴シーンは迫力がありました。
私は広島出身なんで山口県の言葉は似ているところもあり、懐かしくなりました。
方言のあったかさをすごく感じる映画でありましたね〜。


6月22日 (火) 白いカラス

冒頭の自動車事故からアンソニー・ホプキンスの登場、
そして悪女の匂いムンムンのニコール・キッドマンとの絡み。
一体どーなるんだ?と思いつつユダヤ人教授コールマン(ホプキンス)の
秘密の話から面白くなっていくかなと期待して見ていたのだが
もしかしてこれで終わるのかなと思ったら本当に終わっちゃいました。
私には謎の部分が多く頭の中には疑問符がうずまいたまま。
見る側の解釈にゆだねられているのかもしれないけれど。

フォーニア(キッドマン)が何故そういう行為に及んだか?
(ヒントのような台詞は出てくるので一応予測はつくんですが)
エド・ハリス演じる夫も結婚生活は最悪と言いつつ
妻フォーニアに戻ってくるように話していたと思うし、
フォーニアが自分自身を孤独なカラスになぞらえるシーンも
説明不足な気がしたし。

ただコールマンの秘密が明かされ、
知的な彼の父親がそれゆえ職業も選択できなかったことを知った
コールマンが、自分自身の人生を歩むため家族を捨てたという展開は
よかったと思います。ひきかえに彼は一生「秘密」を悟られまいと
恐れおののきながら生きていかねばならなかった。
その哀しさは計り知れない・・
しかしもっと面白くなった作品なんじゃないかな。
最後まで飽きずに画面には見入ったのではありますが。
全米公開で絶賛の嵐とチラシにはあるんだけど..う〜〜ん。


6月12日(土) シルミド

実話が基になった韓国映画。
シルミド(無人島の名前)にやってきた死刑囚たちは
実は金日成暗殺の為に集められた特殊部隊だった。
父親が失踪し北に行ったと見られている息子の末路は厳しい。
就職の道は閉ざされヤクザとして生きるよりはない。
殺人未遂を犯したカン(ソル・ギョング)は
父親の経歴さえなければ死刑囚にならずに済んだのだ。
ただ刑務所で死を待つよりは過酷な訓練に耐える方がマシ。
もし目的を達成できれば国の英雄になれる!
特殊部隊は彼らの劣等感をうまくくすぐったやり方だと思う。
チンピラだった彼らが心をひとつにし優秀な兵士になって行く。
だからこそ後半からの展開が悲しい。

人として生まれた以上命の重さに変わりはないはずなのに。
本当ならば普通の人生を歩み、良き夫・良き父に
なっていたはずなのに。人間を分ける境目は一体なんなのだろう?
こういう映画を見ると国は簡単に民を見捨てるんだと思う。
埋もれていた真実が映画になったことで
彼らが少しでも報われることを願う。
そう言えば先日テレビで、ずっと行方不明だった兄が
シルミドにいたのだと映画上映後判明したというニュースも出ていたっけ。
それにしても途中から、ソル・ギョングが
大杉漣に見えてしまう私って(^^ゞ


6月4日(金) キューティーハニー

面白かったですよ〜!往年のアニメの主題歌・エンディングの曲も聴けたし。
ハニーって服の下はシンプルな純白の下着なのねと
目が点になったりもしました。
子供の頃のアニメではどうだったかな〜?
変身シーンはアニメの方がエッチだったような気がします。
まぁ実写で同じことやったらしゃれにならんか・・
女警部の秋夏子(市川実日子)とハニー(佐藤江梨子)の友情
ハニーと亡き父の愛情についてが後半はテーマになってたようで。
あれれキューティハニーってそういうお話だったんだっけと思いましたが。

まさか東京タワーがあんなことになるとは!だったし
京本政樹が大男になったところも新鮮で(?)
ハニーの敵役も、篠原英介・片桐はいり・及川光博・小日向しえ と。
皆さん入りこんだ演じっぷりでした。
「デジタルコミックムービー」(だったかな)とか公式サイトには
書いてあったけどアニメと実写の部分がうま〜く融合してるというのかな。
見ててわくわくしました。

夏子は地味なスーツ姿・黒めがねながら、
眉毛だけくるんとカールしてるのがキュート☆
彼女の好きな日本酒で「だっさい」ってのがあったけど
「ダサい」とかけてるのかなとふと思ったり。
サトエリハニー、天真爛漫でかわいくて私はよかったなぁ。
背が高く顔が小さい。まさにこう言う人を八頭身美人というんだよね。

しかし数日前にNHKBSに出て「ゴダール」の大ファンだと
熱く語ってた人とは思えず不思議な気も致しました。
「中国女」をオセロ・松嶋尚美に薦めていたぞ!
岩松了は演出家と思ったら、このごろは俳優業を主としてるんでしょうか?
あちこちに声かけられるのかな。この作品もですがよく映画出てますね〜。
「死に花」にも出てるし。
今、調べたら蜷川幸雄と組んで舞台も仕掛けてるみたい
だからんなこたぁない(byタモさん)か。


6月4日(金) カレンダーガールズ

イギリスの農村地帯の女性達が、
ある一人の仲間の旦那さんの追悼のため
(入院していた病院にソファーをおくるというのがもともとの目的)
なんと自らヌードモデルになってカレンダーを作り販売する!
この話が実話というから凄いよねー。
しかし、40代から60代ぐらい?の年齢的にも
人前で裸になるのはためらいがある。
皆でワインを引っ掛けてある程度出来上がってから
撮影に臨む辺りが共感を誘う。

ヌードといっても完全に露出するわけじゃなく大事なところは
お菓子や鉢植えや本、うまく小道具で隠して。
人生の少し先輩である女性達のヌードがこんなにも
美しく生き生きして魅力的とは!
そう思いながら、私には同じ英国映画フルモンティ
(こちらは男性ストリップの話)や
ブラス!に感じた興奮がなかったのは何故だろう?
何事も比較的うまく運び過ぎたからかなー?

主演の女性二人(クリスとアニー)の意見の対立、
クリスがヌードになることにより複雑な感情を抱く息子とどう向き合うか、
父親が男同士の話をつけたからいいのかもしれないけど、
描かれ方が中途半端に思えてしまいました。


5月27日(木) 死に花

老人ホームの仲間 源さん(藤岡琢也)の遺言により、
死ぬ前にを一花咲かせようととんでもない計画を実行する四人組。
そんなことあるかいなーと思いつつ見ていると
単純にハッピーエンドにはならない。切なさに言葉をなくすラスト。
それでも淡々と菊島(山崎努)を見守る仲間達。
(宇津井健、谷啓、青島幸男)
元ちとせの歌声がフェイドインするのが印象的だった。

私の親、祖父母の世代は第二次世界大戦をくぐり抜けて来た人達。
戦争抜きでは人生を語れない。
青島演じる穴池が、満州から引き揚げてきて死んだほうが
ましだと思うことが何度もあったとポツリ語る。
普段はちゃっかりしていてエロ爺な彼が語るからこそ重みがあった。
源さんはちらっとしか出てこないけど、
計画をいつも練っている男と言う呼び名の通り、
自分の葬式を完璧なまでに演出していた。
故人を偲ぶのが葬式であって堅苦しいお経や焼香は
不要なんじゃないかと改めて思いました。
葬式のシーンでも見事にヤラレタ!ところがありましたが(^^;

「渡る世間」以外の藤岡さんが見れたのも良かったし、
菊島の恋人役 松原智恵子が本当にいろっぽくてきれい!
大人の恋愛は余裕と慈しみがあってさすがだよなー。


5月26日 (水) ビッグ・フィッシュ

ティム・バートン監督の最新作。自分の身に起きた出来事を
空想力たっぷりに話す父親エドワードにうんざりしていた
息子ウィル(ビリー・クラダップ。
現実主義の自分と父親は違う!とずっと思っていたが・・
確か原作者は父親を亡くし、自分に子供が生まれたので
この話を書いたらしい。
監督も原作者と同じ立場に立ったとのことで、
だからか、映画には父親への尊敬と愛情が満ち溢れている。

途方もなくでっかく不気味だけど優しい男が出て来たり
何故か中国っぽく見えるベトナムが出て来たり
卵焼きを自動的に焼くユーモラスな機械(エドワードが高校のとき発明した)
が出て来たり、「時間が止まった」ことを表現するのに飛び散らかった
ポップコーンをのれんのようにくぐってみたり。
不思議なんだけど温かく微笑ましい世界が広がっていて。
中でもラストは素晴らしく、エドワードが多くの人に慕われ
妻・サンドラ(ジェシカ・ラング)を深く愛していたのが伝わってきて。
私は本泣きしました。

味気ない出来事もスパイスをきかせて面白い話に
でっちあげられるのなら稀有な才能だと思う。
決して楽しいばかりじゃない人生を渡っていくための有効な手段だ。
ウィルは父親の長所を本当はわかっていたのだろう。
それが「魔女」に会いに行き、母親の言葉を聞くことで
確信に変わっていき、クライマックスの父子の会話につながっていく
わけでうまい展開だよな〜〜。

エドワードも青年期(ユアン・マクレガー)
晩年(アルバート・フィニー)顔の系統も似ているし、
サンドラの若いときもジェシカ・ラングに雰囲気の似た女優さんを
起用してるなぁ!感心していたら・・
「マッチスティックメン」に出てたアリソン・ローマンだったのね。
気づかなかった(^^ゞ
本当に色鮮やかな作品だったな〜と公式サイトを今見てきてつくづく。
そし皆やっぱ泣いてるな〜とレビューを見て思いました。
私の後ろの人もすすり泣いていたもんな〜。
いろんなことがあっても「人生は美しい!」と感じさせてくれる
良い映画でした。


5月11日 (火) コールドマウンテン

どうしようか迷いつつも、好きな俳優陣が出ているので見てきました。
冒頭の戦争シーン(ちゅうか人が吹き飛ばされるシーン)は圧巻。
CMでも見たけどね。だからもっとそういうシーンが多いのかと思ったら
そうでもなかったかな。しかし泥の中での戦闘シーンも強烈でしたが。

ニコール・キッドマン演じるエイダは元々町のお嬢さん。
環境がいいからと牧歌的な土地・コールドマウンテンに
父と二人移って来たのだが、父親が「私の話し相手として育てた」
というだけに一人では何もできない。
父の死後、爪に火を灯すようなひもじい生活をしていたエイダの元へ
畑作も酪農作業も男並みにできるルビー(レニー・ゼルヴィガー)が登場。
エイダがどうやってルビーの影響でたくましい女に変身して行ったか
ディテールが描かれてないのが少し残念だけど。

一方、エイダと相思相愛が確認できた直後に戦地へ赴くことになった
インマン(ジュード・ロウ)
二人が再び会えるのか?というのがこの映画のひとつの注目点でしょうね。
だからここでは伏せておきます。
脱走兵の息子をかくまって拷問にかけられる母親、
悪気のなかった敵軍の兵隊を自分の子供に何かするかと勘違いして
発砲する若き女性サラ(ナタリー・ポートマン)
戦争があると人は変わらずにはいられない。
変わらないと生きていけないのだと思うし。

前夜、インマンを亡き夫の代わりで「一緒のベッドで寝て欲しい」
と言った時はか弱げだったサラが次の日の朝には
打って変わった形相をしている。
短い出演だったのにサラのシーンは印象深いです。
ルビーも言っていたけれど
「男は自分から戦争をやっておいていざとなると
『雨が降ってきた!どうしよう?』って」
恋愛がメインかと思いきや戦争反対のメッセージが
この映画には深く込められてるようでした。

「世界の中心で、愛をさけぶ」をふと思い出したんだけど
話の内容上仕方ないんだろうけど、死を美化しすぎている気がしていて。
死ってもっと混沌としてて残酷なもんだよなともこの映画を見て思いました。

はしごで「キル・ビルvol.2」もみました。
前回の1の方がテンポがよく私は好きでしたが・・
見終わると「KILL IS LOVE」の意味がひしひし伝わってきます。
ユマ・サーマン演じるキドーの母親の顔も垣間見れるし。
ある映画メルマガ発行の方も書かれていましたが
やっぱり前編と後編は合わせて見たかったな〜。
一気に5時間見るのは無理としても同時期に1・2両方上映して
見たい人は一気に二本見て、無理な人は別の日に後編は見るとか。
そういう風にしたらもっと楽しかったんじゃないかとは思いました。


5月5日(水) スクールオブロック

本当は色々みたい作品はあったんだけど、こういう映画は理屈抜きで楽しめてよいです!
自ら作ったロックバンドのメンバーに見放され、
脱退させられたデューイ(ジャック・ブラック)は
親友のネッド(マイク・ホワイト)にかかってきた電話を
たまたま取って、名門私立小学校の代用教員になる。
授業もろくろくせずに「ずっと休憩」と生徒に命ずる彼だが、
生徒たちに意外な才能があることがわかり・・
「天使にラブソングを2」のロック版といいますか。
小学生たちは、デューイのロックの洗脳を受け、バンドの練習にまい進していく。

まぁとにかく師であるデューイがかっ飛んでるんで。
バンドマンのパフォーマンスの仕方を指導したり
ロックは「怒り」であると、生徒たちに「怒りをぶちまけてみろ」と鼓舞したり。
学校の先生がこんなだと楽しいよなぁ〜。
生徒に責任ある仕事を任せ、デューイの信頼に見事応える彼ら。
(バンドの人数だけではクラスのほとんどの生徒があぶれてしまうので、
照明係・衣装係・警備係を申し付ける)
バンドの大会で小学生バンド(スクールオブロック)が大人顔負けの
演奏を見せるところに「皆頑張ったんだなぁ」と私はじ〜んときたんですが
エンドロールもバンドの演奏シーンを映していて
デューイのアドリブ(?)の台詞も面白いんで見逃せません。

小学校6年の時の担任の先生は授業中すぐ脱線して
若い頃の話をしてくれ、それを「無駄ッぱなし」とよんでいたんだけど
我々生徒はすごく楽しみで脱線したときの方がまた後々
授業にも身が入りやすかったような気が。ふと思い出しました。
コミカルな表情とハイテンションなアクションで観客の笑いを誘う
デューイ役のジャック・ブラックは「どこかで見た!」と思っていたら
「愛しのローズマリー」「ハイフィデリティ」にも出演してたそうです。
日本でやるならこの役はさしづめ「西田敏行」かなぁ。
ほんとロック一筋で大好き!なのが伝わってくる熱演でした。


5月1日(土) 世界の中心で、愛をさけぶ

私は試写会で一足に先に見ました。封切りは5月8日からですので ご了承くださいませm(__)m
主人公の朔太郎(森山未來・大沢たかお)は私と同い年。
彼の青春時代(1980年代半ば)は私のそれと重なる訳で。
ラジオの深夜番組、出始めたばかりのダブルカセット
(当時はダビングできるラジカセがまだ珍しかったんじゃないかな)
カセットテープの種類など細かいアイテムが懐かしかった。
ラジオから流れる佐野元春の「SOMEDAY」に泣きそうになる。
16歳の若さで恋をして絶頂で摘み採られたら
その後ヒトはどうなるんだろうか。

婚約者の律子(菅野莉央・柴咲コウ)とも出会うべくして出会ったという
つながりを感じるけど、亜紀(長澤まさみ)の死を越えて
二人は歩いていけるのかなーという疑問も残った。
若い時にそんな素敵な恋愛をしたら次の恋愛は本当の意味では
出来ないんじゃないかと思ってしまう。
それは朔太郎の学校の校長を50年思い続けた写真館主
しげ爺(山崎努)を見て強く感じた。

最近邦画を見ると多くの作品に津田寛治氏がでてるんすがこの作品もそう。
好きな俳優さんだから嬉しいんだけども、
ありゃまたツダカンだ!と内心思います(^^;
亜紀の、「この次なんてもうないんだよ」と言う台詞に涙するヒトも多いはず。
朔太郎の記憶に残り続けていたい意地らしい気持ちも。
長澤&森山のカップルがあまりにもフレッシュで可愛らしい為、
年長組の大沢と柴咲はどうしても霞んでしまいますわね..


4月17日(土) ディボース・ショウ

ジョージ・クルーニーが離婚訴訟に強い敏腕弁護士、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズがまさに薔薇にはとげがあるという悪女振り。
適役の二人に加えて昼メロの怪しいプロデューサーにジェフリー・ラッシュ、
喘息持ちのゼーゼージョーやマイルズ(クルーニー)の同僚で感動屋の弁護士、
キャサリン演じるマリリンの婚約者で石油王がビリーボブと脇役も飽きさせない。
マリリンが切れモノ弁護士にどう打って出るか手腕の見事さに唸りつつも
ラストはあ、これで終わりなのね?という感じもしました。
あまりにも鮮やかな展開だったからかなー。
オープニングの天使のイラストもなんか笑えてよかったです。


4月9日(金) グッバイ、レーニン!

心臓発作のため8ヶ月の昏睡状態を経てよみがえった母(カトリーン・ザース)。
もう一度発作を起こすと命に関わるのだという。
父がいなくなった後、社会主義と結婚したかのような生活を送ってきた 母親のため、
8ヶ月の間に起こった出来事(ベルリンの壁崩壊)を決して知らせてはならない!
息子・アレックス(ダニエル・ブリュール)の奮闘が始まる。

こっけいなまでに嘘をつくために奔走するアレックス。
東ドイツの時代に売られていたピクルスを探し、
ついにはゴミ漁りで東時代のピクルスの空き瓶を探す。
コカコーラの垂れ幕が近所のビルに下がっているのを母が見つければ
西とのコカコーラ合弁会社が出来たというニュースを
映画監督志望の友と一緒に撮影し、母にビデオで見せるなどなど。
姉や彼女にもあきれられる程。

娘の母に対する割とクールな態度に比べると、
息子の方が母親思いなのかなとも思う。
父の不在で、自分たちを細腕ひとつで育て上げた母のことを思う
気持ちは異性の子供のほうがひとしおなのかな。
後になってわかった母親の本当の気持ち。
子供たちの為に純粋な社会主義者として演じきった彼女を思った時涙が出た。

恐らく母は8ヶ月の間に何が起こったかは大体察しがついたに違いない。
息子が思うほどショックは受けなかっただろうというのも推測できる。
それでもアレックスは虚構の「東ドイツ」を作り上げた。
自分の理想とした国の中で母を生かしておきたかったのだ。
人が人を思うためにつく嘘はどんな真実より美しいと思う、いや思いたい。
それにしても、西の資本が流れてきてバーガーキングでバイトし始めた
アレックスの姉があっと言う間に裕福になって
家具や洋服を買い換えていたけど、実際あの位生活は激変したのかな?


4月7日 (水) ふくろう

東北の山奥に住む母娘は今や廃屋の群落になった開拓村の20家族の最後の居残り。
大竹しのぶと伊藤歩が「ドリフ大爆笑」のコントでダイナマイトで
髪の毛爆発しちゃった〜!みたいな体でオープニングは登場。
お葬式の黒白の幕で自分の服を作っちゃうところは笑っちゃう。
次々とたずねてくるダム工事の飯場の男や電気屋、水道屋、巡査。
大竹しのぶが色仕掛けで迫っていくわけなんだけどその迫力がすごい!
国(公共事業)に対する批判も込められていて。

開拓村に入ったものの痩せた土地で収穫に恵まれず過労で死んでいった父母。
「私達の年月をどうしてくれる!」とまくし立てるユミエ(大竹しのぶ)
は説得力あったよな〜。娘エミコ役の伊藤も後半から俄然生き生きし始める。
この母にしてこの子ありと言った感じ。
農業に心血を注ぎながら報われなかった日々。
だから生きていくためには何でもしてやると母娘はたくましかったのか。
クライマックスに開拓村に以前住んでいた少年が出てきたところで
母娘の良心がわかった気がした。同じ苦労を共にした人間との絆は
並々ならぬものでその人を守ることこそ大切なことなのだと。
ちょっと中だるみした感もありますが・・


4月1日(木) 恋愛適齢期

白を基調としたおしゃれなインテリアのエリカ家。
書斎には窓ごとにすだれ(巻き簾)があり窓からはアジサイが見える。
こんなうちに住んでみたいなーと思いつつ見た。

ダイアン・キートン演じるエリカは50代の人気戯曲家。
ジャック・ニコルソン演じるハリーは多角的経営をこなすやり手実業家。
エリカより20歳近く年若い医師・ジュリアンにはキアヌ・リーブス。
若くてハンサムなドクターと遊び人で還暦を過ぎた男
二人に言い寄られたら、まずドクターにくらっと来そうな気もするんだが。
キートンとニコルソンのまさに体を張った演技にはびっくり!
ここまで見せてもらえるとは思わなかった。
恋愛の切なさに泣き叫ぶエリカ。
静かに涙するハリー。恋に落ちてしまったら人はその分弱くなる。
恋愛に年齢は関係ない。だからこそこの映画の邦題がつけられたのだと思った。

キアヌは濃い濃い演技派二人の間に入る言わば清涼剤か?!
しかしたまには恋愛でぼろぼろになるキアヌも見てみたいんだけどなー。
ニコルソンは年々愛らしくキュートになっていきますな。
キートンを見つめるシーンで可愛くてたまらん所が一か所ありました。


  3月15日(月) 花とアリス

自然光が美しかった。日差しが降り注ぐ中電車に乗る花(鈴木杏)と
アリス(蒼井優)を見ていたら高校時代電車通学していたのを思いだし、
すーっと岩井ワールドに入っていけた。
勝手に最初はアリスが宮本(郭智博)を好きになるのかと思っていたが
全然違う。またこの宮本くんが落語・寿限無(じゅげむ)が
好きでどこかぬぼーとしてて面白い。
岩井俊二監督の新境地開拓というだけあって意外に笑えるし。
春の情景描写の美しさはさすがだなと思いましたが。

16歳の女の子が交わすビビッドな会話、
意外なゲスト出演者も興味を惹く。
話が中途で終わってしまった感じもなくはないけど
日常の一部を切り取ったと思えばアリなのかな。
最後のアリスの長いバレエシーン、
途中の花とアリス含める四人のバレリーナで撮る
様々なアート写真を見るだけでも価値があるように思いました。
学園祭の賑やかさと手作り感、個性的な落語部の主将など
細かい所まで楽しかったなぁ〜。


3月11日(木) ホテルビーナス

どうもこのところ映画の感想を書こうとしても
うまく書けないのでお休みにしていたんですが・・
ファンであるくさなぎ君の映画なので頑張って書いてみます。
拙いですがお許しをm(__)mくさなぎ剛主演二作目の映画。
ウラジオストクで一週間ロケしたそうだが
無国籍な感じにしたいという狙いは成功したんじゃないかな。
最果ての街にあるホテルビーナスにやってきた人々はそれぞれ訳あり。
一人一人の肉付けに少し物足りなさを感じたのだが時間的にやむを得ないか。
ビーナスの住人は気張って生きている。自分のことで手一杯だ。
なのに他の人をほってはおけない。だからホテルは無機質なようでいて暖かい。

ぎこちないガイ(パク・ジョンウ)とサイ(コ・ドヒ)の
親子の気持ちがやっと通い合うシーンに感動。
皆一生懸命生きてるんだからとクズ扱いする刑事に立ち向かうチョナン(くさなぎ剛)にも。
また、ワイフ(中谷美紀)が暴力奮われそうになると
ドクター(香川照之)が「何を!」と怒り、
チョナンがやられそうになるとワイフが飛び出していく。
皆がひとつにつながっているのが伝わってくるシーンで好きでした。
ビーナスの住人たちも再び生きる希望を持ち始めたのだと
教えてくれるラストの青空が目に眩しいほど美しかった。

まぁくさなぎ君を7年前から見ている一ファンとしては、
こういう役もやるようになったんだなとしみじみします。
読む映画で日本語字幕を作るところから始まった作品だけあって
字幕読むのに追われた部分は正直かなり(^^;
冒頭のラブ・サイケデリコの歌もちと引っ張りすぎかな
という感も個人的にはあります。
タカハタ監督の映像と小道具のデティールのこだわりを十二分に感じました。


2月18日(水)  ヴァイブレータ

自分としては、この映画はさして好みではない。
だけどなんつっても寺島しのぶが良い!
冒頭のはすっぱな雰囲気、やつれた表情、
子供のような純な瞳。くるくる変わる顔に釘付けだ!
一言 お母さん!と叫ぶ場面があったが、
それまでの描写からも彼女(寺島演じる「怜」)が
親の愛に飢えていたことが分かる。
親とのスキンシップが足りなかったからこそ、
あたしあなた(第六感でピンと来た相手)に触りたい という衝動があったのだし
その分より多くの愛を異性に求めるのではないかと思う。

ベッドシーンもお風呂場のシーンも長いし、
寺島本人も言っていた通りこんなの嫌いな役者さんとはできない。
今、相手役の大森南朋(おおもり・なお)とできてるとか
もっぱら噂だけど役の上で惚れちゃうということもあろうし、どうなんだろうなー。
大森さんは珍しくモテ役だったそうですが、
色気があるというのかな。かっこよかったです。