2002 West Cinema Review

ここは、作者が映画について勝手気ままに語るページです。

(お薦め度) ★★★★★ 一押し!!

         ★★★★☆ お薦め

         ★★★☆☆ 普通

         ★★☆☆☆ いまいち

         ★☆☆☆☆ ダメだこりゃ!!

         ☆☆☆☆☆ 観る価値無し!!

 

<バーバー>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.barber-movie.com/

(監督) ジョエル・コーエン (キャスト) ビリー・ボブ・ソーントン フランシス・マクドーマンド ジェームズ・ガンドルフィーニ

全編モノクロのこの作品。ちょっと違和感があるかなあと思いきや意外と新鮮な感じがしてよかったです。ストーリーはかなりシュールで、ある意味それがこの作品の面白さなのでしょうか。ブラックな笑い(ユーモア)が何とも言えない感じですね。派手さは無いが、よく練られたストーリーと意外な展開がこの映画の見所なのでは。

<メン・イン・ブラック2>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.mib2.jp/

(監督) バリー・ソネンフェルド (キャスト) トミー・リー・ジョーンズ ウィル・スミス リップ・トーン ララ・フリン・ボイル

今回も前作に負けず劣らずなかなかのデキ。続編モノは結構失敗作が多いがこの作品に関してはよくまとまっていて安心して観れるのでは。少なくともパート1を観て面白いと思った人は今回も十分に楽しめると思います(ストーリー展開・ノリはパート1とそのまんま)。マイケル・ジャクソンがスペシャルゲスト(!?)で出演しているところはなかなか面白い。個人的には最後の終わり方が結構好きですね。

<シャンプー台のむこうに>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.blow-dry.co.uk/

(監督) パディ・ブレスナック (キャスト) ジョシュ・ハートネット レイチェル・リー・クック アラン・リックマン レイチェル・グリフィス

かつての栄光に背を向けて田舎町で理髪店を営む男が、10年前の美容師コンテスト出場をきっかけに家出した女の残りわずかの命の為に、家族の絆を取り戻す為に、再びコンテストに出場し栄光を掴むといったお話。よくあるストーリー(展開)と言ってしまえばそれまでだが、観終わった後に心地良い気分になれたのが個人的にはよかったです。華やかな美容師コンテストを通して家族の絆、家族愛を描いた切なくも爽やかなストーリーがいいのでは。

<活きる>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.ikiru.jp/

(監督) チャン・イーモウ (キャスト) コン・リー グォ・ヨウ

1940年代から1960年代にかけての中国の動乱期に「活きる」ある家族の物語。笑いあり、涙ありと喜怒哀楽の激しいこの作品。こんなに人生の浮き沈みの激しい家族があってもいいのかと少し突っ込みを入れたくはなったが、純粋でストレートな描写が切なくもありまた感動的。これらがストレートに心に響いてくるのが良かったです。まさにタイトルの「活きる」という言葉そのままの作品でしたね。

<スコーピオン・キング>  お薦め度 ★★★★☆ 

                           http://www.uipjapan.com/scorpionking/

(監督) チャック・ラッセル (キャスト) ザ・ロック スティーヴン・ブランド マイケル・クラーク・ダンカン ケリー・ヒュー

「ハムナプトラ2」のキャラクターである”スコーピオン・キング”のお話。正直言って何も期待せずにこの作品を観たのだが、(それがかえって良かったのか)予想外にいいデキでちょっとびっくりしました。個人的にはこういったタイプの作品は好きではないが、そんなことを気にさせないしっかりとした作品だと思います。エンターテイメント映画としてはなかなかの作品なのでは。

<マジェスティック>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.themajestic.jp/

(監督) フランク・ダラボン (キャスト) ジム・キャリー マーティン・ランドー ローリー・ホールデン

アメリカ人の、アメリカ人による、アメリカ人の為の作品といった感じ。アメリカ万歳!!的なところは個人的にはどうかと思ったが、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に負けず劣らずいい内容だったと思います。最後のシュールなオチは結構好きですね。予告編を観る限りではかなりシビアな内容と思いきやかなり落ち着いた内容だったのでちょっと期待外れだったかな。

<エトワール>  お薦め度 ★★☆☆☆ http://www.kinetique.co.jp/etoiles/

(監督) ニルス・タヴェルニエ (キャスト) マニュエル・ルグリ ニコラ・ル・リッシュ オーレリ・デュポン ローラン・イレール

パリ・オペラ座バレエの裏側全部見せます!!的な作品。はっきり言ってバレエに興味の無い人には面白くないと思います(バレエ団のドキュメンタリー映画なので・・・)。教養として観るには十分価値があると思うし、バレエ界というある意味未知な世界のことが少しは理解できて良かったと思います。バレエの世界も厳しいぞ!!(実社会より厳しいのでは・・・)というのがよくわかりました。バレエファン必見!!

<ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ>  お薦め度  ★★★☆☆           

                                       http://www.gaga.ne.jp/hedwig/

(監督) ジョン・キャメロン・ミッチェル (キャスト) ジョン・キャメロン・ミッチェル スティーヴン・トラスク ミリアム・ショア

ちょっとぶっ飛んだ話だが、このぶっ飛び加減がなかなか面白い。女装のロックシンガーになったヘドウィクのちょっと可笑しな半生をミュージカル仕立てにしたこの作品。途中のライブシーンはかなりクールで、その部分だけを観ても結構楽しめるのではないでしょうか。ちょっと切なくて、でもかなり能天気なストーリーが良かったですね。こんな愛の形もありなのかなと思ってしまう愛の物語です。

<ワンス&フォーエバー>  お薦め度 ★★★★★ http://www.once-jp.com/

(監督) ランダル・ウォレス (キャスト) メル・ギブソン マデリーン・ストウ グレッグ・キニア サム・エリオット クリス・クライン

久しぶりにいい戦争映画を観たというのが率直な感想。戦争映画はそれなりに観ている方だが、この映画ほど戦争に関わった人達の心情をリアルの描いた作品はそう無かったように思う。どちらかと言えば、一方の側(この作品ならアメリカ側)だけを描いた偏った描写が多い中で(全てがそうではないが・・・)、相手側(この作品なら北ベトナム側)の兵士の心情や国で待つ家族の複雑な思いなどが変に曲げられず素直に表現されていたのが良かった。戦争について改めて考えさせられました。涙無しにはこの作品は語れないのですね。

<I am Sam>  お薦め度 ★★★★★ http://www.iamsam.jp/

(監督) ジェシー・ネルソン (キャスト) ショーン・ペン ミシェル・ファイファー ダイアン・ウィ−スト ダコタ・ファニング ダグ・ハッチソン

文句のつけようが無いくらい内容が良くて、そして切ない中にも暖かさがあって、はっきり言って涙無しにはこの映画観れませんでしたね(部屋で独りで観てたら絶対号泣<!?>してましたね。)。凄くピュアで爽やかなストーリーに感動しっぱなし。家族について、親子についてちょっと考えさせられました。あらためて素敵な作品をありがとうと言った感じですね。ビートルズの曲とエピソード(一部パロディー)がストーリーといい感じでマッチしていて別の意味で良かったです。今一押しの作品!!

<ピアニスト>  お薦め度 ????? http://www.herald.co.jp/movies/pianist/

(監督) ミヒャエル・ハネケ (キャスト) イザベル・ユペール ブノワ・マジメル アニー・ジラルド

はっきり言って、観ていて頭がパンクしてしまいそうなこの作品。理解不能なストーリー展開についていくので精一杯。でも変にストーリーに引き込まれている自分が怖い気もするが、この独特なストーリー感覚がこの作品の魅力なのだろうか・・・。観ていて不快に思えてくる性描写と知的すぎる内容とのギャップがこの映画の面白さなのでは。好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だと思います。

<KT>  お薦め度 ★★★☆☆ http://kt-movie.com/

(監督) 阪本順治 (キャスト) 佐藤浩市 キム・ガプス チェ・イルファ 筒井道隆 ヤン・ウニョン キム・ビョンセ 原田芳雄

堅く暗い内容だがシリアスなストーリー展開が面白い。この作品の時代背景がわからない人が観ても十分に楽しめる作品なのでは。個人的にはラストシーンが衝撃的で特に印象に残ったかな。好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だが、お堅い映画が好きな人にはお薦めですね。

<ザ・ワン>  お薦め度 ★★★★☆ http://one.eigafan.com/

(監督) ジェームズ・ウォン (キャスト) ジェット・リー デルロイ・リンド ジェイソン・ステ−サム カーラ・グジーノ

話のとらえ所が個人的には好きなこの作品。現在と未来とをうまく重ね合わせたストーリー展開が変にマニアックでもなく、変に子供騙し的なものでもなく、なかなか練られたものになっているのでは。アクションはジェット・リー作品だけあって文句なし!ホッとさせてくれるエンディングがいいです。

<パニック・ルーム>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.panicroom.jp/

(監督) デビッド・フィンチャー (キャスト) ジョディ・フォスター フォレスト・ウィテカー ドワイト・ヨーカム ジャレッド・レト

ストーリーはいたってシンプルだが、緊迫したストーリー展開と映像が面白い。ストーリーを楽しむと言うよりは映像を見て感覚で楽しむ作品と言った方がいいかもしれない。観ている側がだんだんと映像に引き込まれ手に汗握る展開に熱くなってしまうところがいいのでは。ハラハラドキドキしたい人にはお薦めの1本。

<スター・ウォーズ エピソード2>  お薦め度 ★★★★★ 

                                   http://www.starwars.com/episode-ii/

(監督) ジョージ・ルーカス (キャスト) ユアン・マクレガー ナタリー・ポートマン ヘイデン・クリステンセン サミュエル・L・ジャクソン

一足お先に台湾で観てきたこの作品。前半の単調なストーリー展開を除けば、エピソード1よりは面白い仕上がりになっているのでは。映像はもちろんのこと、ストーリー展開がなかなか面白かったです(といって理解できた範囲での話ですが・・・)。特に今回は個々の登場人物のキャラクターが十分に生かされているストーリーになっているのでは。最後の結末がどうかと思うが、今回も前作同様、お薦めの1本ですね。

<スパイダー>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.spider.eigafan.com

(監督) リー・タマホリ (キャスト) モーガン・フリーマン モニカ・ポッター マイケル・ウィンコット

「コレクター」に続く”犯罪心理捜査官アレックス・クロス”シリーズの第二弾。今回もなかなか捻りの効いたサスペンス映画に仕上がっていると思います。少しインパクトに欠ける感じもするが、最後の最後に「そうくるかあー」とちょっと意表をつくストーリー展開が面白い。100点満点とはいかないが、平均点以上の作品なのでは。シリーズ第3弾も製作が決まったとのこと。

<突入せよ!あさま山荘事件>  お薦め度 ☆☆☆☆☆ 

                                      http://www.toei.co.jp/asamasansou/

(監督) 原田眞人 (キャスト) 役所広司 宇崎竜童 天海祐希 伊武雅刀 藤田まこと

この作品は試写会で観たが、はたしてどの世代の人をターゲットに作られた(!?)作品なのかと考えてしまった。この事件をリアルタイムで見た世代?それともこの事件より後に生まれた世代?少なくとも後者の世代には楽しめるものなのかと疑問に思った。個人的には過去の事件を知るという意味で勉強にはなったが、映画にするほどインパクトのある作品とは思えず、テレビドラマ(ドキュメント)を観ているような感じだった。当時を思い出すのにはいい作品なのかもしれないが、映画としてはどうでしょうか・・・(少なくともお金を払ってまでは観ようとは・・・)

<スパイダーマン>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.spider-man.jp/

(監督) サム・ライミ (キャスト) トビー・マグワイア ウィレム・デフォー キルスティン・ダンスト ジェームズ・フランコ

当たり外れの多い(!?)アメコミ映画。アメリカでは大ウケするが日本では・・・というパターンが多いが、この作品は個人的には大当たり!ストーリーも映像も平均点以上で、肩肘張らずに軽い気分で観れるのがよかったですね。トビー・マグワイアがどのようなスパイダーマンを演じるのか個人的な見所の一つにしていたが、まさにハマリ役といった感じ。パート2が製作されるとのことで早くも次回作に期待してしまいますね。

<ぼくの神さま>  お薦め度 ★★★★★ http://www.gaga.ne.jp/boku/

(監督) ユレク・ボガエヴィッチ (キャスト) ハーレイ・ジョエル・オスメント ウィレム・デフォー リアム・ヘス リチャード・バーネル

凄く悲しく、暗いストーリーではあるが、心にジンとくる作品。久しぶりにいい映画を観させてもらったといった感じ。ハーレイ君をはじめキャストのほとんどが子供で、その一人一人が個々にいい味を出していて、大人の役者には絶対に出せないピュアであどけない演技がこの悲しいストーリーにいい感じでマッチしていて良かった。特にトロ役を演じたリアム・ヘス君の演技には凄いの一言。この作品の重要な人物だけに10歳の子役(撮影の時には8歳だったらしい)がここまでいい演技を観せてくれるのかと思わず感心してしまった。ナチスのユダヤ人迫害を題材にした重く深い内容の作品だけに考えさせられる部分も多く、たまにはこういった心に残る作品も観ないといけないなと改めて思ってしまいました。お薦めです!!

<アザーズ>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.others-jp.com/

(監督) リドリー・スコット (キャスト) ジョシュ・ハートネット ユアン・マクレガー トム・サイズモア ジェイソン・アイザックス

(ネタバレがあるので、この作品を観ていない方は読まないほうがいいです・・・・)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ストーリーは十分に練られていて面白い(前半の単調なストーリー展開を除けば・・・)。でも、やっぱり「シックス・センス」の二番煎じ。「シックス・センス」ほどのインパクトが無かったというのが本音(グレース<ニコール・キッドマン>がもともと死んでいたということを話の途中でわかってしまった。でもその子供たちまでも死んでいたとは思わなかったが・・・)。「シックス・センス」を観ていなければ、間違いなくこの作品の虜になっていたと思う。「シックス・センス」よりストーリーも映像もしっかりしていて、作品としては「アザーズ」の方が上なのでは。「シックス・センス」より前にこの作品に出会いたかった。

<コラテラル・ダメージ>  お薦め度 ★★★★☆ 

                         http://www.warnerbros.co.jp/collateraldamage/

(監督) アンドリュー・デイビス (キャスト) アーノルド・シュワルツェネッガー フランチェスカ・ネリー イライアス・コーティアス

久しぶりにシュワちゃんが面白いアクション映画を作ってくれたと思わず言いたくなるようなこの作品。最近のシュワちゃんのアクション映画が個人的にはいまいちなものばかりだっただけに、今回の作品は特に安心して観れた感じ。映像の凄さだけでなくストーリーもしっかりしていて見応え十分。アクションヒーローものということで話の設定的にかなり無理な部分はあるが、単なるアクション映画というよりはヒューマンドラマ的な感じがよい。確かにこの内容だと公開が延期になっても無理ないかな。お薦めの1本。

<モンスターズ・インク>  お薦め度 ★★★★☆ 

                                http://www.disney.co.jp/movies/monstersinc/

(監督) ピート・ドクター (声) ジョン・グッドマン ビリー・クリスタル メアリー・ギブス スティーブ・ブシェーミ

「シュレック」を観て以来、この手のジャンルに関心を持ち出したということでこの作品も観ることに。子供向けの作品と言うこともあってストーリーは凄くピュアで心温まる内容。子供を驚かして悲鳴を集めるモンスターが子供を喜ばして笑い声を集めるモンスターへ変わっていくストーリー展開はまさに子供向け。「シュレック」のようなブラックユーモアはなくストレートなお話。観終わった後に優しい気持ちになれるのがいいです。あと、ブーちゃんが可愛くていいかな。

<友へ チング>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.chingu.jp/

(監督) クァク・キョンテク (キャスト) ユ・オソン チャン・ドラゴン ソ・テファ チョン・ウンテク キム・ボギョン

今年2本目のコリアン・ムービー。韓国での評判が良かった(「シュリ」「JSA」の観客動員数を抜いた)とのことで以前からこの作品には注目してました。率直に感想から書くと、話はいいけどちょっと期待外れ。「シュリ」「JSA」ほどの面白さは感じなかったといったところ。期待し過ぎたのが良くなかったのかもしれないが、個人的にはヤクザの男の友情には正直あまり感動できなかった。鑑賞記念(!?)に韓国の激辛ラーメンが貰えたのでとりあえずOKかな(笑)。

<ブラックホーク・ダウン>  お薦め度 ★★★★☆ http://bhd.eigafan.com/

(監督) リドリー・スコット (キャスト) ジョシュ・ハートネット ユアン・マクレガー トム・サイズモア ジェイソン・アイザックス

アメリカひいきと言われて一部で批判を浴びていたこの作品。戦争の恐ろしさ、惨さがリアルに描かれていて個人的には「アメリカ万歳!!」を全面に押し出した作品だとはあまり思わなかった(確かにそれらしい描写はあったが・・・)。迫力ある映像としっかりしたストーリー展開は戦争映画ファンならずとも十分満足できる仕上がりになっているのでは。一部「地獄の黙示録」を意識したようなシーンがあったのは気のせい?

<シッピング・ニュース>  お薦め度  ★★★☆☆ http://www.shippingnews.info/

(監督) ラッセ・ハルストレム (キャスト) ケビン・スペイシー ジュリアン・ムーア ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット

ストーリー自体は良いとは思うが、暗くて重い。ラストにケビン・スペイシーがこの映画の一番言いたかったであろうことを言って幕を閉じるが、そのころには観てる側が暗い感じになっていて、全体を通してどことなくしっくりこなかったというのが本音。ここまで暗い過去を持った人が集まるの?と思わず言ってしまいたくなるような作品。「話はいいんだけどなあ〜」と何か後味の悪さが残ってしまうそんな1本。

<光の旅人 K-PAX>  お薦め度  ★★★☆☆ http://www.k-pax.jp

(監督) イアン・ソフトリー (キャスト) ケビン・スペイシー ジェフ・ブリッジス

試写会で観たこの作品。どんな子供だましな作品かと思いきや、ほのぼのとした心温まる内容は良い意味で期待を裏切ってくれた。特にケビン・スペイシーの演技は凄いの一言。難役だと思われる宇宙人役を茶目っ気たっぷりに演じているところは何とも言えない良い味を出していて観ていて楽しかった。彼の素晴らしい演技があったからこそこの作品が大人が観ても楽しめ、観終わった後もなぜか心地良い気分にさせてくれるものになったのだと思う。ストーリーもしっかりしていてGood。

<ビューティフル・マインド>  お薦め度  ★★★★☆ 

                              http://www.uipjapan.com/beautifulmind/

(監督) ロン・ハワード (キャスト) ラッセル・クロウ ジェニファー・コネリ− エド・ハリス クリストファー・プラマ−

予想通り(!?)アカデミーの作品賞に輝いたこの作品。ラッセルの演技にはさすがと言った感じ。実在の数学者の人生を若い頃から晩年までラッセル・クロウ一人で演じている所はこの作品の見所の一つ。くせのある主人公をなんなく演じきるところはさすが(正直アカデミーの主演男優賞をとると思ったが・・・)。ストーリーの方も前半の単調な展開を除けば実話をいい形で演出していてなかなか面白かった(アカデミーの作品賞を獲ったのはうなずけるのでは。)

<エネミー・ライン>  お薦め度  ★★★☆☆ http://www.foxjapan.com/movies/enemyline/

(監督) ジョン・ムーア (キャスト) オーウェン・ウィルソン ジーン・ハックマン

監督が報道カメラマン出身ということもあって戦闘シーンは迫力満点でかなりリアル。廃墟に仕掛けられた爆弾が炸裂するシーンはすごいの一言(このシーンは映画館で観ないと面白味が半減するのでは)。映像に関してはかなりインパクトがあり見応え十分。それに引き換え、ストーリーがありきたりでいまいち(ランボー2と内容が似てるような、似てないような・・・)。映像が良かっただけにストーリーにインパクトが無かったのが残念。単に映像を楽しむだけならお薦めの作品。

<メメント>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.otnemem.jp/

(監督) クリストファー・ノーラン (キャスト) ガイ・ピアース キャリー=アン・モス ジョー・パントリアーノ

ストーリー展開が斬新で面白い。10分しか記憶が続かないという記憶障害の男が自分の妻をレイプした犯人を探し出すという話だが、彼の記憶同様(!?)、ストーリーが10分間(計ってはいないが・・・)進めば、その前の10分間に戻ってストーリーが展開し、またさらに前の10分間に戻ってストーリーが展開するという逆回しのスト−リー展開。個々のシーンは前後のシーンでだいたいは理解できるが、全体を通してみると、オープニングからストーリーを十分に理解(記憶)していないと話がわからなくなるので(個人的にも理解できないところはあった)、1回観ただけでこの映画を完全に理解するには相当の記憶力が要求されるのではないかと思う(ちょっとおおげさかな??)。個人的にはこの映画を初めて観て完全に理解が出来た人はすごいと思います。作品終了後「訳がわからない??」「難しい!」という声がちらほら聞かれたので、この作品を初めて観る時にはそれなりの覚悟はいるのでは。この映画の本当の面白さを理解するには2、3回は観ないとだめなような気がしますね。だれかとこの映画について熱く語りたくなるような作品。

<キリング・ミー・ソフトリー>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www./killingmesoftly.jp

(監督) チェン・カイコー (キャスト) ヘザー・グラハム ジョセフ・ファインズ ナターシャ・マケルホーン

かなりダークでヘビーなサスペンスラブストーリー(!?)。異常なまでの官能的なストーリーが、一転してスリリングなストーリーへと展開されていく。最後に思わぬ結末があって(結末自体は内容が異常過ぎてどうかと思うが・・・)なかなか面白い。へザ・グラハム&ジョセフ・ファインズの大胆でかつ激しいセックスシーンには目のやり場に少々困ってしまったが(笑)、サスペンスとラブストーリーがいい感じで融合した見応えのある作品なのでは。

<WASABI>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.wasabimovie.com/

(監督) ジェラール・クラヴジック (キャスト) ジャン・レノ 広末 涼子 ミシェル・ミューラー

予想以上に面白かったこの作品。ジャン・レノ&広末のコンビは息が合っていてなかなかGood!!広末はいい味出してました(フランス語のセリフもさまになってたし)。作品のノリ的には、「レオン」と「TAXi」を足して2で割ったような感じかな。決めるとことは決めて、笑わすところは笑わす。日仏の良いところがうまい感じでブレンドされたアクション映画なのでは。ジャン・レノのDDRのシーンはなかなか笑えます。

<地獄の黙示録 特別完全版>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.apocalypse.jp/

(監督) フランシス・フォード・コッポラ (キャスト) マーロン・ブランド マーティン・シーン ハリソン・フォード ロバート・デュバル

22年前(1980年)にオリジナルが公開されたこの作品。オリジナルを知らない世代が観ても十分に見応えたがあったし、古さを全く感じさせない(ハリソン・フォードがかなり若かったぐらいかな)。3時間23分と時間的に少し長いのがどうかと思うが、CGが無かった時代にあれだけの戦闘シーンを撮ったのは驚き(銃弾と死体以外はすべて本物らしい)。戦争映画好きにはたまりません。後半は少し変わった独特のストーリー展開で少し理解に苦しむところもあったが、戦争の恐ろしさ、汚さ、やらしさが独自の視点で描かれているのが面白かった。戦争映画ファン必見!!

<2009 Lost Memories>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.lostmemories.co.kr/

(監督) イ・シミョン (キャスト) チャン・ドンゴン 仲村トオル 今村昌平

韓国旅行中、映画館の前で目にした看板。「これ仲村トオルとちゃうん??」と言ってる間に足は窓口へ。韓国語力が全くない為、理解できるかどうか心配だったが、3分の2ぐらいが日本語だったので(仲村トオルは一言も韓国語を話さない)、なんとか鑑賞。ストーリーは日本と韓国を舞台とした近未来SFアクション映画。日韓関係の隔たりや民族観の違いをシビアに描きつつ、愛と犠牲、真の友情を全面に押し出した作品。ストーリーの発想(展開)が変わっていて個人的には好きなパターン。「シュリ」や「JSA」とはまた違った感じでなかなか良いのでは。日本ではいつから公開されるかわからないが「シュリ」「JSA」同様、大ヒットするような予感がします。

<ロード・オブ・ザ・リング>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.lord-of-the-ring.com/

(監督) ピーター・ジャクソン (キャスト) イライジャ・ウッド イアン・マッケラン リブ・タイラー ケイト・ブランシェット

韓国ではもう公開されているこの作品。旅行ついでに観てきました。もちろん字幕はハングル文字の為、無いに等しい英語力を駆使しての鑑賞になったが、なかなか見応えのある作品で良かったです。おとぎ話的要素が強い作品なので意見が分かれるところだが、「ハリー・ポッター」よりは面白いのでは。細かい所が理解できなかった(笑)為、日本公開時にもう一度チェックしようと思ってます。続編もあるみたいで「ハリー・ポッター」同様目が離せない作品になりそう。

<ジェヴォーダンの獣>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.france-no1.com/

(監督) クリストフ・ガンズ (キャスト) ヴァンサン・カッセル モニカ・ベルッチ サミュエル・ル・ビアン

「アメリ」に続いてのフランス映画。ストーリー的にはどうかな?と言いたくなる部分はあるが、映像はなかなか観せてくれます。戦いの場面が多く出てくるが、スピード感と切れのあるカメラワークは見応え十分。フランスで大ヒットしたのもわかるような気がします。個人的な趣味もあってストーリー的にはいまいちだったが、映像だけをみればお薦めの1本。

<オーシャンズ11>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.oceans11.jp/

(監督) スティーブン・ソダーバーグ (キャスト) ブラッド・ピット ジョージ・クルーニー ジュリア・ロバーツ アンディ・ガルシア 

超豪華キャストの夢の共演。こんなに大物俳優を集めていいの?と言いたくなるような顔ぶれ。ストーリーは11人の泥棒のプロフェッショナルが巨大金庫から大金を盗み出すものだが、クールな内容の中にも笑わせてくれる部分もあってなかなか面白い。このメンバーにしては、ストーリー的にインパクトがなかったような気もするが(キャストの凄さだけが先行している!?)、全体としてはまとまりがあって安心して観れるのでは。「M:I−2」のようなクルーさを全面に押し出しているような映画が好きな人には少し物足りない作品かも。

<息子の部屋>  お薦め度 ★★☆☆☆ http://www.warnerbros.co.jp/sonsroom/

(監督) ナンニ・モレッティ (キャスト) ナンニ・モレッティ ラウラ・モランテ 

「カンヌ映画祭の観客席を総立ちにさせたあたらしい感動の形」。この言葉を信じ、期待を込めて観に行ったが見事に裏切られてしまった。この映画の真の面白さと個人的に求めていた面白さとに差があったのかもしれないが、作品を通して伝えたかったことがいまいち感じとれず、また心に響くものがあまりなかったというのが本音。ハリウッド映画に慣れ親しみ過ぎている為か、またはイタリア映画をほとんど観ないせいなのかわからないが全体的に作りが貧弱に感じられたのも残念なところ。どことなく煮え切れないエンディングに新しい感動など全くなかった作品でした。

<フロム・ヘル>  お薦め度 ☆☆☆☆☆ http://www.foxjapan.com/movies/fromhell/

(監督) アレン&アルバート・ヒューズ (キャスト) ジョニー・デップ ヘザー・グラハム イアン・ホルム

観終わった後、唖然としてしまったこの作品。ストーリー的に暗くなるのはどうしようもないが、ストーリー展開が個人的には単調すぎて観ていて大変疲れた。実話をもとに作っているので下手な演出ができなかったのかもしれないが、全体的にもう少しインパクトのある展開にして欲しかった。たぶんこの作品は今年のワースト3に入るのでは。相変わらず、ヘザー・グラハムはビューティフル!!でも個人的には娼婦の役より「オースティン・パワーズ」での役柄の方がキュートで好きかな。

<オー・ブラザー>  お薦め度 ★★★☆☆ http://www.gaga.ne.jp/o-brother/

(監督) ジョエル・コーエン (キャスト) ジョージ・クルーニー ジョン・タトゥーロ ティム・ブレイク・ネルソン

ここ熊本では1月12日からの公開。相変わらず遅い!!それはさて置き、作品の方は、アメリカ南部を描いたストーリーのせいかのどかでスローな感じ。まさにカントリーミュージックやジャズ、ブルーズがぴったり合う作品。3人の脱獄囚が繰り広げる逃亡劇はユーモアたっぷりで、思わず吹き出してしまうシーンが結構あってなかなか面白い。その一方で、黒人差別、宗教、政治といったアメリカ社会(文化)の本質が見え隠れしていて単なるコメディー映画ではないところがまたいい。あまり派手な作品ではないが人間味溢れたストーリーはいい感じなのでは。

<スパイゲーム>  お薦め度 ★★★★☆ http://spygame.eigafan.com/

(監督) トニー・スコット (キャスト) ロバート・レッドフォード ブラッド・ピット キャサリン・マコーマック

ロバート・レッドフォーッド&ブラッド・ピットの新旧トップスターの共演。この二人がタックを組んでかっこいい作品にならない訳がない。その予想を見事に裏切らずメチャクチャかっこいいです。ド派手なアクションのみの単純な作品ではなく、人生の節目を迎える中年男とその男に育てられた若きスパイの人間ドラマ。特にロバート・レッドフォーッド演じるベテランCIA局員と彼を取り巻くCIAの幹部達との静かでそしてスリリングな駆け引きがたまらなく面白い。アクションだけを期待している人には少し物足りないかもしれないが、男の友情を描いた人間ドラマが好きな人には楽しめる作品なのでは。あとブラピファンにはちょっとどうかな?(結構殴られシーンが多いので・・・)

<アメリ>  お薦め度 ★★★★★ http://www.amelie-movie.com/

(監督) ジャン=ピエール・ジュネ (キャスト) オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ ドミニク・ピノン

「アメリちゃん最高!!」 観終わった後の第一声はこの言葉。複雑なストーリーではないが、作品全体に独特の雰囲気があり、これと言う理由はないが、なぜかどんどん話に引き込まれていく感じ。観終わった後にはすっかり「アメリ」ワールドにはまっていて、少し不思議な感じに、そして少し幸せな気分になれるのが良いです。心地よい感じのするフランス映画といったところでしょうか・・・。女性に人気があるみたいで、観客のほとんどが女性でしたが、男が観ても十分に楽しめるのでは。今一押しの作品!!

<シュレック>  お薦め度 ★★★★☆ http://www.shrek.jp/

(監督) アンドリュー・アダムソン (声) マイク・マイヤーズ キャメロン・ディアス エディ・マーフィ ジョン・リスゴー

2002年の初映画。正直言ってこの映画は全く観るつもりはなかったのだが、諸事情(!?)で観ることに。良い意味で予想を裏切ってくれたというのが正直な感想。はじめ、アニメと言うことであまり期待はしていなかったが、ストーリ展開はしっかりしているし、笑わせるところはしっかり笑わせてくれるしで(一部ブラックユーモアはあるが・・・)、大人が観ても十分楽しめるのが良かった。個人的には日本語吹替え版は好きではないが、この内容なら吹替え版もまた違った意味で面白いのでは。