帝国データバンクが17日までに発表した4月の全国企業倒産(負債1000万円以上)によると、負債総額は前年同月比10.8%増の1兆480億円に達し、4月としては平成9年に次ぐ戦後2番目の高水準となった。負債総額は3カ月連続で1兆円を超えた。
倒産件数は4.4%増の1631件と2カ月ぶりに増加に転じ、4月として戦後3番目の規模となった。
今回は負債1000億円以上の大型倒産はなかったものの、抵当証券業の大和都市管財(大阪市、負債480億円)や、ゲーム機器開発・製造業のエス・エヌ・ケイ(東京、同660億円)など負債100億円以上の倒産が22件になり、総額が膨らんだ。
販売不振、売掛金の回収困難などを主因とする不況型倒産の件数は、全体の73.6%を占めた。破産318件、特別清算40件はともに月間過去最高で、民事再生法の81件も昨年7月の88件に次ぐ過去2番目の水準。
業種別の倒産件数は、卸売業が17カ月連続、不動産業が3カ月連続で前年同月より増加。一方、建設業、小売業はともに2カ月連続で前年同月を下回った。
今後の見通しについて帝国データバンクは「小泉政権が宣言した不良債権の最終処理は、景気回復までの道筋が明確でなく、倒産は今後も高水準で推移して、倒産急増と失業者増加を招くだけに終わる懸念がある」(情報部)とみている。
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