ナイアルさん会見記―怒涛のセッション<その弐>



12 さて、翌日を関東最終公演と控える9日夜のお話。ダンサーたちはリハーサルに気合が入っていたようです。
お店(池袋ダブリナーズ)はまだ7時を回った頃なので、サファリンのメンバー含む数名がくつろいでます。
私とオトモダチのYさん、Iさんも、まだ余裕ある店内でゆっくり一杯。
そうこうするうちに、ミュージシャンが次々に集まってきて、セッションが始まります。日本人のアマチュア ミュージシャンも交わり、なかなか見ない顔合わせのセッションになっています。プロ、アマ、国を問わず、 皆楽しそう。

お、ダンサーたちの登場です。ナイアルさん、今日はダンス靴を持参の様子。(リハーサル後なだけか)
元気なマギー&エリカちゃんコンビは早くもチアリーダーごっこです。今回は坂本健さんの名前と日本語入り。
今日はxxxガール?(名称不明)か何かの小さなアニメキャラ人形持参。遊んでるかと思いきや仲良しコンビは 靴装着。準備OK。ステージで披露のデュエットをここパブの店内で繰り広げます。お客さんの目は釘付け。
(しかしなぜ笑いが起きる?と思ったら、先のキャラ人形をマギちゃんがおでこにくっつけながら踊ってます。。)

13 穏やかで優しそうな面持ちのデイルさんとひょうきん親父なコナーさんのフィドルは絶好調。フィドルのボウイングが
全然違うのに、音はカッコよくマッチしていいノリ。
するとナイアルさんも準備OK、デュエットに乱入し、トリオのダンスに。即興なのにこれはすごい。掛け合いは
伸び伸び、シンクロ部分はぴったりと、それでかつ三人とも自分たちが一番楽しそう。イキイキと踊ってます。
音楽の見えてくる、見ごたえたっぷりのリールセットでした。

ナイアルさん、きょろきょろしては前日、前前日のダンスワークショップに参加した面子を見つけては集めようと
してます。「ジグだ、あのジグやるぞー」あ、やっぱりー。
ナイアルさんを中心に、私たちとダンサーを取り混ぜて細長い店のスペースに無理やり長い横ラインをなす私たち。
しかも肩を組んだ形で一斉にスタート!
16小節分しかないので、繰り返すばかりでしたが、人の手が顔に当たったり、足踏まれたりしながらのちょっと痛い
ラインダンスでした。

店内すごい混雑です。皆が勝手に楽しんでます。後から参加のCCEダンス仲間も、パーテーション越しにセットダン
スを楽しんでいる模様。外国人客が多く、埋もれて見づらくなってきた私はそちら側へ場所替え。カウンターに昇って
パーテーションから顔出してナイアルさんにふざけて挨拶してると、なんか面白いことやってるのか、と彼もこっちに
来ちゃいました。セットダンスはやらないなあ、と言っていた彼ですが、興に乗ったらしく「コロフィン・プレーンセット
を踊ろう!」と言いはじめ、皆大喜びです。今思うと、これは彼の心遣いでもあったんですね。CCEマンハッタン支部と
日本支部との小さな小さな交流会でした。

気づくと閉店時間を超えてます。お店の人は御気の毒。。 しまいにゃ電気を点滅されはじめたので、皆諦めました。
ところがミュージシャンもダンサーも帰らず、他のお店で朝まで盛り上がってたそうです。。よく体力が続くものだと。。。

もう楽しいことの連続だったのに、ちょっと水を差すようなことも。
16 お客さんの中に、関係者でもなんでもないのに、店内のセッション、ダンサーたちのダンスを念入りにビデオ撮影している
人達がいました。しかも2台で、別アングルでという念の入れよう。ファンならより一層仁義やマナーは守るべきです。
こんなところで日本人はずるいとか思われたらイヤですよね。(よいこの皆さんは、まねしないように!)

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感じたのは、仕事としてのコンサートですごい過密スケジュールなのに、とても楽しそう。皆本当に音楽やダンスを好きなん だなあ、と。
アイルランドでも、観光客相手のショウがある所を除き、通常パブでこういった種類のダンスをセッションの場で
やることは、滅多にないものなのですが、違和感はなく、これも「セッション」であったと思います。
それって、ミュージシャンとダンサーがお互いを尊重しているということも多分に影響しているでしょうね。

(2001年6月10日 KOKO/写真掲載協力: Niall O'Leary、池袋ダブリナ−ズ)


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