ウイリークランシー サマースクール に参加して


(2001年7月7日〜14日)



 今回、はじめてウィリークランシーサマースクールに参加して参りました。
楽器やダンスなど様々なクラスの中で私が選んだのは、オールドスタイルステップダンスの初級クラス。
以前からあこがれていた、セリーン・タブラディ先生のクラスです。

始めて直にお会いしたセリーン先生は小柄で上品なたたずまいで、まるで貴族のお姫様のようです。
踊っている姿は軽く、まるで羽をつけているのかと思うほどでした。

 さて、練習はなんとラグビー場の更衣室で行われ、小さなお部屋に30人くらいはいたでしょうか。
様々な国からまさに老若男女問わず集まって、みんなが熱心に練習していました。
今回教えていただいたのは「Easy reel」「The Job of Journeywork」。どちらもステップがわりと多く、初級クラスに集まった私たちが覚えるには大変です。それでもセリーン先生は根気強く繰り返し繰り返し教えてくださいました。
その数え切れないほどの繰り返しにご本人も一緒にステップを踏んで 私たちのお手本となってくださるのです。
また、セリーン先生は、ステップを大切に確実に踊ってゆくために、細かい部分まで説明してくださいます。
たとえばポイントする足の向きや場所、足をあげる方向。受け継がれたダンスそのものを私たちに伝えてくださっていることを感じました。
そして、ただ音楽に合わせてステップするということだけではなく、セリーン先生が伝えようとするもっと奥深いものも大切に練習していかなくてはならないな、と思いました。

 ところで、クラスには毎回セリーン先生のだんな様、マイケル・タブラディ先生が一緒にいらしてフルートを吹いてくださいます。まだおぼつかない私たちのステップに合わせて、ゆっくりと、そしてやはり幾度も幾度も繰り返してくださいました。

 月曜日から始まったクラスですが木曜日の夜にはなんとリサイタル、つまり発表会が行われます。全員でステージに上がって習ったダンスをご披露します。 と、いうことは初参加の私でもステージに上がることになるのです!
みんなで踊ったのは「Easy reel」。マイケル先生が練習通りのスピードでフルートを演奏してくださり、
その優しい音色は緊張した私たちにとってどれだけ支えになったかしれません。
終わってステージ袖に戻り、緊張の糸がゆるんだときの、セリーン先生との握手は 一生わすれないことと思います。

 思えば、遙か遠くはなれたアイルランドで受け継がれたアイリッシュダンスをユーラシア大陸を挟んだ日本の地に育った私が教えていただくということは、様々な偶然が重なっておきた奇跡的な出会いなのかもしれません。
今は、その出会いへの感謝と、熱心に教えてくださるセリーン先生、マイケル先生への感謝と尊敬、そして一緒にアイリッシュダンスを楽しむ仲間がいることへの幸福感に胸がいっぱいです。
これからも楽しみながら、教えていただいたことを大切に踊っていきたいと思います。


写真(上左): 子供と踊っているセリーン先生
        こんなに小さな生徒さんもいました。休み時間に小さな生徒さんの
        手をとってステップを教えられているセリーン先生。


写真(上右): 教室の中の写真
        自然光だけのお部屋で練習。みんな真剣に
        セリーン先生のステップを見つめながら頑張りました。


文 & 写真 : 石井 亜由子/2001年7月30日



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