OCEAN COLOUR SCENE

オ−シャン・カラ−・シ−ン



イギリスロックシ−ンのオ−シャン・カラ−・シ−ンは、バ−ミンガム出身の4人組で、結成は1989年、
サイモン・ファウラ−(vo)、デ−モン・ミケラ(b),オスカ−・ハリソン(ds),スティ−ヴ・クラドック(g)
からなるバンドで1990年のはじめに地元インディ・レ−ベル"フット"から
シングル「ワン・オブ・ゾ−ズ・デイズ」でデビュ−しており、続けてシングル「スウェイ」「イセスタデイ・トゥデイ」
をリリ−スし、この3枚のシングルが「ビ−トルズがなし得なかったすべてを携えたバンド」として
評判になり、フォノグラム傘下の"フォンタナ"に60万ボンドで引き抜かれた。
その後すぐに、レコ−デイングに取りかかり、プロデュ−スにはスト−ンズにかかわった敏腕ジミ−・ミラ−が
名乗りでたくらいすべてが彼らの実力と結びついた、輝いたスタ−トだったはずなのだが・・・・。
彼らは想像もしなかっただろうトラブルと遭遇することになり、以後4年間「沈黙と闘争」の時を余儀なくされる。
というのも、1stアルバムメジャ−・デビュ−アルバム「オ−シャン・カラ−・シ−ン」(ブル−ディ−プ・オ−シャン)が
難産だったためであり、契約からアルバムの発売まで1年間の"フォンタナ"との確執があり、"フォンタナ"側では
プロデュ−サ−を次々に4人も替え、替えては気にくわないの繰り返しで、ヴォ−カルのサイモンの書いた
曲も次々に気に入らないということで、最終的に"フォンタナ"が選んだディム・パ−マ−の最終仕上げということで
ここで彼らの本格デビュ−以前のインディから出した名盤といわれている3枚のシングルとは
異なったサウンドとなり強引なエコ−処理などが施され、素朴でシンプルな彼ららしさがなくなり、
すばらしいチャンスを生かそうと活気にみちたレコ−デイングに翳りがさした。自分たちの求める音楽との違いに
壮絶な艱難辛苦をあじわいながら、契約破棄を申し出たのであり、その結果"フォンタナ"側から
日本円にして約8,500万円の支払いを要求されたがのちに弁護士によりクリアにされたそうです。
音楽を愛する者、音楽での成功を夢見る者は誰もがデビュ−したことで乾杯するだろう、
しかし彼らは契約を破棄したことで乾杯したそうだ。



OCEAN COLOUR SCENE
OCEAN COLOUR SCENE

fontana512 269-2 輸入盤
1992年9月発売

問題の1stアルバムです。ブル−ディ−プ・オ−シャンともタイトル
がいわれたりしてます。
確かにこのアルバムでは4人のプロデュ−サ−がクレジットされて
おり、その生みの苦しみみたいなものを感じとれますが、
いったん聴き始めるとサイモンのヴォ−カルは初々しく、
4曲目「JUSTINE」や6曲目「THIRD SHADE OF GREEN」の
スロ−バラ−ドではオ−シャン・カラ−・シ−ンだなと思ってしまい
ます。やはり6曲目ではディム・パ−マ−らしくエコ−をたっぷりと
効かせていますね。



この後もしあなただったらどうするだろう・・・彼らの場合、故郷バ−ミンガムに戻りさらにメンバ−の結束を
強めていったらしいです。(ここから2ndまで4年の時が経過するが)この4年間で
「自分自身であること」(他人に左右されない自分の意義ある人生)を楽しむことにしたそうで、
逆境をそのように考えられること自体が、彼らのサウンドの世界を象徴していると思えます。
すなわち、私の好きになった"ピュア"な部分が歌詞とサウンドの特徴であるから。
この4年間に、ヴォ−カルのサイモンはいつ訪れるかわからない再スタ−トに向けてひたすら曲を書き、ギタリスト、
スティ−ヴは、ポ−ル・ウェラ−のバンドのギタリストに迎えられツア−にも参加し、
どんな困難なことにでも応じられるような修行を積んだそうです。
ポ−ルとの出会いによって彼らは救われたといえるでしょう。オ−シャン・カラ−・シ−ンとして、
ギタリスト、として盛り上げてくれ、ポ−ルのアルバム「ワイルド・ウッド」やツア−に参加、
デ−モン、オスカ−もツア−にも参加の機会を与えるなど、極貧の彼らに精神面と
現実に即した金銭面でもギャラというかたちでサポ−トしてくれたそうです。こんな話は臭いモノにふたという
ように考える人たちもいると思うが、しかしながら現実は現実だ。それをふまえるからこそ、人の心に訴える
曲をかけるのだと思う。食べるのにも困難なときに励まし、救ってくれた人は"純に"一生の宝だ。メジャ−に
なって天狗になってしまったらそれはオバカとしかいいようのない。

そんな極貧にもめげず、自分たちの信じる道を歩き続けていた彼らにまた、チャンスが巡ってきた。
1994年こんどはオアシスからのサポ−ト依頼があり、そして1995年バ−ミンガムで行われたリハを見た
MCAの関係者に認められて1996年2ndアルバム「モ−ズリ−・ショ−ルズ」がリリ−スされることになり
ポ−ルも3曲で参加し、華を添えています。
プロデュ−スはポ−ルを手がけているブレダン・リンチに絞ってのまさに入魂の再スタ−トをきったのであります。



OCEAN COLOUR SCENE
MOSELEY SHOALS

MVCM-587
1996年5月22日発売

4年間の苦節のあとに満を持しての再デビュ−にあたる
2ndアルバムです。(日本盤ボ−ナストラック3曲入)
1曲目シングルカットされた「THE RIVERBOAT SONG」には
ポ−ル・ウェラ−がなんとキ−ボ−ドで参加(他2曲参加あり)
こう来るかのソリッドで厚いカッコいい曲です。
いい意味でUKのいろんなバンドに重ね合わせて聴いてしまった
のですが、例えば2曲目「THE DAY WE CAUGHT THE TRAIN」
はビ−トルズの「ル−シ−・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」
6曲目「40 PAST MIDNIGHT」はロ−リング・スト−ズの
「夜をぶっとばせ」を思い出しながら・・・・。
好きな曲は3曲目「THE CIRCLE」、この曲は彼ららしいです
傑作だと思います、ほんとうに!!



私は彼らの純な感覚が好きだ、いくつになっても精神には闘争心をもった人間でありたいと思う。
年を重ねて、丸くなったね!など言われたくもない。それは、妥協することに他ならないからだ。
そんな今の私の気持ちに、はまったのが、オ−シャン・カラ−・シ−ンだ。
聴いていると遠い青春と呼べる日々がよみがえってくる。(そのころはスタカン聴いていた。)
そしてオ−シャン・カラ−・シ−ンを聴いていて第2、第3の青春もあるのだと勇気づけられる。



OCEAN COLOUR SCENE
MARCHIN' ALREADY

MVCE-24040
1997年9月10日発売

この3rdアルバムにもブレダン・リンチがプロデュ−サ−として
起用されています。
1曲目シングルカットされた「HUNDRED MILE CITY」は、それまで
彼らのサウンドには無かったような意匠をついた、
ギタ−の鋭いカイティングがカッコいいですね。このスティ−ヴと
いうギタリスト素晴らしくうまいと思うよ、泣かせるしね。
この1曲目に2曲目に繋がってくるのもまた、泣き入りますね。
13曲目は一聴、シンプルな感じですがよくサウンドを聴くと
凝っていて厚い。
日本盤ボ−ナストラック4曲入っていますが、この中のビ−トルズ
のカヴァ−「DAY TRIPPER」驚きですね!こんなワイルドな
ところもあるんですね、ベ−スいいし、原曲のもっている
粘っこい部分がちゃんと彼らなりに出ていてよかったです。



OCEAN COLOUR SCENE
ONE FROM THE MODERN

MVCE-24172
1999年9月2日発売

この4枚目もブレダン・リンチをプロデュ−サ−として起用。
前の2枚のアルバムとこの後の5枚目のアルバムでは
1曲目にアップテンポの曲をもってきていますが、このアルバムは
ミディアムスロ−をもってきてますね。
3曲目「I AM THE NEWS」には、元スタカンサポ−トメンバ−だった
ドラムのスティ−ブ・ホワイトがタブラで参加、
4曲目「NO ONE AT ALL」にはポ−ル・ウェラ−が
バック・ヴォ−カルで参加、10曲目「SOUL DRIVER」には
UB40のブライアン・トレイヴァがサックスで参加。
日本盤ボ−ナストラックとして収録されている
ザ・ジャムのカヴァ−曲「カ−ネ−ション」はギタ−のスティ−ヴ
が全楽器とヴォ−カルを担当していて聴きどころ。
このアルバムでは5曲目「FAMILIES」が大好きだ、サイモンの
とぎすまされたヴォ−カルで「自分を責めないで」と歌われると
切ない。彼らの曲は歌詞も参考にしてもらったほうが、浸み込んで
くると思います。



OCEAN COLOUR SCENE
MECHANICAL WONDER

island8104/548 687-2 輸入盤
2001年4月9日発売

さぁ−私が一番気に入っている5枚目のアルバムです。
元スタカンのミック・タルボットとポ−ル・ウェラ−が参加。
1曲目「UP ON THE DOWNSIDE 」何度聴いただろう・・数えられない
今もヘッドフォ−ンで全ての音を逃がさないように
一緒に歌いながらタイプしてます(笑)彼らの曲はイントロがカッコ
いいといわれていますが、このイントロのギタ−、ホントカッコいい
この曲につづく2曲目「IN MY FIELD」も好きだし、
とどめは3曲目「SAIL ON MY BOAT」泣かせますね、
精神が高校生ぐらいまで戻りそうな気分になってしまう。
怒りや勇気に行動が伴っていたし、ちゃんと自己主張していた
はずだ。人間時を重ねると、気弱になってしまうが、
どっこい、優しさをふまえたうえでの、自己主張していいんだよ。
自分を信じて、心の導くまま生きよう!!
と、青くさいことを思ったりできるアルバムなんです。大絶賛!!!




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