
ずぶの素人による野球用語解説
最初は自分の知らない用語をすこし調べていただけだったのですが、いつのまにやらこんなことに。使用上の注意です。
・ 文責者は阪神ファンなので阪神タイガースの選手を例に挙げていることが多いです。
・この用語解説を作成したのが2003年阪神優勝時なので、往々にして、喩えが古いことがあります(桧山のサイクルヒットとか)。ご了承ください。
・ 変化球の変化は例外を除いてすべて「右投手が右打者に投げた場合」として表記しています。
・ なにぶん素人なので間違いが含まれている可能性があります。それを踏まえてご使用ください。この用語解説が原因で恥をかいても責任を追及しないでください。間違いを発見してくださった場合には指摘していただけると助かります。
・ 野球のことをちーとも知らない人向けに書いたので、省略したり簡略化したりしている箇所がたくさんあります。ルールブックなどを片手に「狭義ではそれは誤りだ」といわれても困ります。ただ明らかにおかしい部分は是非ともご教示ください。
・ 基本的に素人の遊び企画だと考えてください。
Hスライダー(えいちすらいだー)
HとはHighのこと。スライダーよりも球速が速く、変化は小さい。さらに球速重視になるとカットボールになる。通常のスライダーとカットボールのちょうど中間くらいの変化球。ちなみにHスライダーとは『パワプロ』シリーズ内での呼称で、実際は高速スライダーと呼ばれることが多い。
→カットボール
→高速スライダー
→スライダー
MFB(えむえふびー)
ムービングファストボールのこと。球種の一種。
→ムービングファストボール
SFF(えすえふえふ)
スプリットフィンガードファーストボールのこと。球種の一種。
→スプリットフィンガードファーストボール
SSS(えすえすえす)
スーパーシークレットスライダーのこと。球種の一種。
→スーパーシークレットスライダー
Vスライダー(ぶいすらいだー)
VはVerticalの略で、垂直スライダーということ。真下に落ちる。なんでスライダーなのかは謎。珍しい球種らしく、見かけることはほとんどない。ちなみにVスライダーとは『パワプロ』シリーズ内での呼称で、実際は垂直スライダーと呼ばれることが……というよりリアルで投げてる人なんかいるのかなぁ。
→スライダー
2シーム(つーしーむ)
ツーシームともいう。大リーグでは標準装備かと思えるくらいよく見かける。日本でも最近よく見るような気がします。微妙に沈んで芯を外させる変化球だが、ストレートと変らぬ球速で投げられるためストレートの代わりとして使われていることが多く、球種の分類としてもストレートに含まれる。
→ツーシーム
4シーム(ふぉーしーむ)
2シームに対して、普通ストレートと呼ばれる球種のことを4シームという。シームとは球の縫い目のことで、打者から見ると握りによってボール一回転ごとに見える縫い目の数が違う。当然2シームが2回で4シームが4回。
→フォーシーム
アベレージヒッター(あべれーじひったー)
長打力より打率重視の打者のこと。適性的に一番打者、三番打者あたりに多い。アベレージヒッターという言葉自体はパワプロで一気に普及した感がある。代表は言うまでもなくイチロー。
アンパイア(あんぱいあ)
審判のこと。野球の審判はレフェリーとは呼ばずアンパイアと呼ぶ。ヴァンパイアとは関係ない。2ちゃんねるでは巨人贔屓の審判をジャンパイア、阪神贔屓の審判を珍パイアと呼ぶが、両方ともほとんどが敵チームのやっかみ。
インフィールドフライ(いんふぃーるどふらい)
野球の中で一番ややこしいルール(かもしれない)。「無死または一死で、走者が一・二塁または満塁である場面で、打者が内野フライを打ち上げた場合、捕球前に打者はアウトになる」。ようするに、わざと捕らずにワンバウンドさせるとダブルプレーが狙えてしまう。それを防ぐためにフライが上がった時点で審判がもうアウトを宣告してしまうわけですな。わ、わかりにくぅ!(2007/07/25 掲示板でのご指摘を受け訂正しました)
ウエスト(うえすと)
スクイズを警戒してバッテリーが大きくボールを外すこと。攻撃側がスクイズを試みようとしているときにウエストされると、飛び出してしまっている三塁ランナーは確実に刺されることになる。
エンタイトルツーベース(えんたいとるつーべーす)
エンタイトルドツーベースとも言う。フェアグラウンドに飛んだ球がバウンドしてそのままスタンドに入ってしまった場合、野手はボールの捕りようがないのでその時点でツーベースヒット(二塁打)扱いになる。
カーブ(かーぶ)
変化球といえば、というくらいベーシックな変化球。覚えるのが簡単にもかかわらず有効な球種。真ん中から右打者の外角低めに逃げていくように曲がる。ストレートとの球速差も大きいのでタイミングを外すという点でも使える。
カットボール(かっとぼーる)
横に小さくぶれる変化球。球速がストレートとほとんど変らないため、芯をずらすストレートとして使われる。カットファストボール、まっスラなどとも呼ばれる。ちなみに木製バットより芯の大きい金属バットには通用しない。
→カットファストボール
→まっスラ
カットファストボール(かっとふぁすとぼーる)
カットボールのこと。球種のひとつ。
→カットボール
完全試合(かんぜんじあい)
一人の投手が試合開始から試合終了までに一人の走者も許さずに投げきること。ノーヒットノーランと違うのはフォアボール・デッドボール・エラーによる出塁も許さないこと。文字通り「一塁を一度も踏ませないピッチング」。別名パーフェクトゲーム。一試合単位の記録ではもっとも難しく、もっとも凄い記録である。今までプロ野球史上7人くらい(すまんうろ覚え)しか達成していない。井川がこれを達成したら泣く。
→ノーヒットノーラン
技巧派(ぎこうは)
投手のタイプのひとつ。速球のスピードなどはさほど速くないものの、絶妙の制球力でバッターの嫌がるところに球を放るタイプ。本格派などにくらべ球質に劣るため、ひとつ失投してしまうと簡単に持っていかれてしまうのが難点。コントロール命。タイプは他に本格派、速球派、軟投派などがある。
→本格派
→速球派
→軟球派
クイックモーション(くいっくもーしょん)
投球動作を小さく素早くすることによって盗塁を防ぐ投法。球威はその分落ちる。使いこなすのはとても難しいらしい。正直セットポジションとの違いって何よ? って言われると困る。細かい違いがあるらしい。
→セットポジション
クロスファイヤー(くろすふぁいやー)
左投手が右打者の内角にえぐりこむように投げ込むストレートのこと。外角から内角に切り込んでくるため、打ちにくい。初めて耳にしたのが高橋陽一の「エース」だったため、その少年マンガくさいネーミングからしてフィクションだと思っていたが、普通にクロスファイヤーという名前は使われているらしい。
ゲッツー(げっつー)
ダブルプレーのこと。ゲッツー性の当たりを一人しかアウトにとれないことをゲッツー崩れといい、ゲッツー崩れから失点につながる場合は多い。「6、4、3ダブルプレー!」などと言うのは守備の番号を指す。守備番号は次のとおり。
1、 投手(ピッチャー)
2、 捕手(キャッチャー)
3、 一塁手(ファースト)
4、 二塁手(セカンド)
5、 三塁手(サード)
6、 遊撃手(ショート)
7、 左翼手(レフト)
8、 中堅手(センター)
9、 右翼手(ライト)
よって6、4、3の場合はショートが捕球してセカンドに送球、セカンドがファーストに送球というとになる。
広角打法(こうかくだほう)
苦手なコースがなく、右に左に真ん中に打ちわけることのできる打者が持つとされる打法。特にこういう打ち方!というのがあるわけではない。
高速スライダー(こうそくすらいだー)
Hスライダーのこと。球種のひとつ。
→Hスライダー
サークルチェンジ(さーくるちぇんじ)
変化球の一種。シンカーのチェンジアップといいますか。真ん中から右打者の内角低めに沈む。シンカーを抜いて投げることにより、タイミングと芯を外させる。シンカーはサイドスローの投手がよく投げるが、サイドスローの投手がサークルチェンジを投げることは握り的に難しいらしい。
→シンカー
→チェンジアップ
サイクルヒット(さいくるひっと)
一試合で単打(シングルヒット)、二塁打(ツーベースヒット)、三塁打(スリーベースヒット)、本塁打(ホームラン)の全てを打つこと。えてして三塁打を打つような俊足打者にはアベレージヒッターが多くホームランは難しい。逆にホームランを打つようなパワーヒッターは足が遅く三塁打が難しいので、サイクルヒット達成はとても難しいとされている。実際プロ野球でいままで58人しか達成していない(2003年7月11日現在)のだが、つい最近2日間で3人出た。そのせいで3人目桧山のサイクルヒットの印象がかなり薄れた。ちなみに三塁打を最後に残すのが一番難しいとされ、それを達成した桧山は偉い。
シュート(しゅーと)
変化球の一種。スライダーの逆で、右打者の内角に真横に変化して芯を外させる。
→スライダー
シンカー(しんかー)
変化球の一種。サイドスローならほぼ標準装備といえる。真ん中から右打者の内角低めに沈んでいく。芯をずらさせてゴロを打たせることができる。
スーパーシークレットスライダー(すーぱーしーくれっとすらいだー)
SSSと言われる阪神タイガースのムーアが時折見せる変化球。左打者の内角に対してサイドスローに近いスリークォーターから投げ「デッドボールかよ!」と打者がのけぞった瞬間大きく変化しストライクゾーンに入る。らしいです。
→SSS
→スリークォーター
スイッチヒッター(すいっちひったー)
右・左両方で打てる打者のこと。相手投手の利き腕によってどちらの打席で打つかを使い分けられる便利な人。
スクリュー(すくりゅー)
変化球の一種。左投手の「シンカー」。シュート回転がかかり、右打者の外角低めに沈んでいく。でもシンカーとは微妙に回転が違うという説もある。なんでもシンカーのほうがシュート回転が強いらしい。元広島カープの大野投手はスクリューとシンカーの両方を投げられたとか。
スプリットフィンガードファーストボール(すプリッとふぃんがーどふぁーすとぼーる)
落ちる変化球の一種でSFFとも呼ばれる。フォークよりも球速が速い。この名前を初めて聞いたのは小学生のころだったが、その仰々しい名前に子供心に「これこそ究極の変化球だ!」と興奮した記憶がある。時は経ち、スプリットは正直究極でもなんでもない変化球となっている。
→SFF
→フォーク
スライダー(すらいだー)
ストレートに近い球速からほぼ真横に変化する変化球。右打者の内角から外角に変化する。変化球の中でも基本とよべる球種。ちなみに球速が遅いと斜めに落ちてしまったりして、そういうスライダーはションベンスライダーと呼ばれる。
スリークォーター(すりーくぉーたー)
ピッチングフォームのひとつ。ピッチングフォームは大きくわけて4種類あり、オーバースロー、スリークォーター、サイドスロー、アンダースローの順で球をリリースする瞬間の腕の位置が低くなる。スリークォーターは3/4という意味で斜め上から投げ下ろす投法のこと。オーバースローよりコントロールがつけやすくサイドスローより球速が出る。しかも故障発生率が低いためプロでも使用者の多いもっとも一般的な投法。同じスリークォーターでも投手によって角度はけっこう違う。
スリーバント(すりーばんと)
ツーストライクからバントを試みること。スリーバントの場合、ファール(捕球しなくても)でもアウトとなる。これはバントファール連発による投手いじめを予防するための制度である。
スローカーブ(すろーかーぶ)
カーブの遅い版。どれくらい遅いかというと半端じゃなく遅く、人によっては100km以下なんてざら。ストレートにヤマを張っている打者がタイミングをずらされる様は実に笑える。球速が遅い分変化も大きく、山なりに落ちる。元阪神の星野のスローカーブは「ハエが止まる」と言われていた。
→カーブ
セットアッパー(せっとあっぱー)
中継ぎ投手のこと。先発投手からバトンを受け取り、そのまま試合を壊さずにストッパー(抑えの切り札)まで走る。セットアッパーという言葉自体はわりと新しく、それまでは「中継ぎ」としか呼んでもらえなかった。名前が地味なせいで目立たず、仕事をしても正当な評価を受けにくかったきらいがあるが、セットアッパーという新名称を得たことによって市民権を獲得しつつある。先発投手が8回まで投げきれることなど少なく、ストッパー登板まで相手打線をきっちり抑えるセットアッパーの役割は重要すぎるほど重要である。ちなみに2003年7月現在でもっとも安定しているセリーグのセットアッパーは阪神の安藤である。
セットポジション(せっとぽじしょん)
投球動作の一種。定義は細かくなるので省く。大きく振りかぶって投げるワインドアップに対して、振りかぶらないのがセットポジション。ほとんどのピッチャーは、無走者や二死三塁など走者を考えなくていい場面ではワインドアップ、走者が走る可能性がある場合はセットポジションで投げる。セットポジションのほうが投球動作が小さく隙が少ないためである。これにクイックモーションを組み合わせてピッチャーは盗塁を阻止する。
→ワインドアップ
→クイックモーション
速球派(そっきゅうは)
投手のタイプのひとつ。150kmを超えるストレートで押しまくるタイプ。もちろんストレート一本ではいくら速くても打たれてしまうので変化球も使うが、ここぞという場面での決め球は唸りを上げるストレートである。現阪神の伊良部投手は以前は最速158kmのストレートを使う速球派だったが、現在は手練手管を覚えて本格派に転向した模様。タイプは他に本格派、技巧派、軟投派がある。
→本格派
→技巧派
→軟投派
チェンジアップ(ちぇんじあっぷ)
変化球のひとつ。無回転のスローボールで最後にぽにょんと落ちる。タイミングを外してひっかけ・落下で空振りさせる球。ストレートと同じフォーム・振りから繰り出されるので、打者はストレートかチェンジアップの二択を迫られることになり、間違うとみじめなくらいタイミングを外される。昔のパワプロでは球種選択をしないと自動的にチェンジアップを投げるようになっていたが、あれはおかしいと思う。ただのスローボールじゃないんだから。
中継(ちゅうけい)
外野の選手が返球する際に、直接塁にではなくセカンド、ショートに一旦送球すること。野球選手の全員がイチローや新庄のように肩が強いわけではないので、だいたいの場合中継を使ったほうが最終的には早くボールを送ることができる。また中継によってセカンド、ショートの時点で「どこに送るか」という最終判断をすることができるので、球が本塁に飛んでいくあいだに一塁ランナーが二塁に進むというような事態を回避することができる。ただ中継をするとワンクッション置く分だけ時間がかかるように見えるし、本当に肩の強い選手だと直接送球したほうが早いし、外野からのバックホームで本塁刺殺というのは野球の華であるからして、直接送球したほうがいいのか中継を介したほうがいいのかというのは永遠の命題であろう。
ツーシーム(つーしーむ)
2シームのこと。球種のひとつ。
→2シーム
ディレイドスチール(でぃれいどすちーる)
ピッチャーが投球動作に入った瞬間スタートを切るのが通常のスチールに対し、それ以外の場面でしかける盗塁をディレイドスチールという。ディレイとはdelay(=遅らせる)の意。具体的には、キャッチャーがピッチャーに球を返す瞬間や、ピッチャーがまだ投球動作に入っていない時などに走る盗塁のこと。ホームスチールと同様、よほど守備側が気を抜いているか走者が優れていない限りは成功しない。確率が低い分、成功するとカッコいい。名前もカッコいい。
→ホームスチール
ドラッグバント(どらっぐばんと)
バントの一種。左打者が一塁に走りざまバットにひっかけるように当てて一塁線に転がすバントを言う。左打者限定なので、右打者のドラッグバントはありえない。三塁線に転がすとプッシュバントになる。
→プッシュバント
トリプルスリー(とりぷるすりー)
一シーズンで打率3割、30本塁打、30盗塁を達成すること。よく打ちよく飛ばしよく走るオールラウンドプレイヤーぶりを示すタイトル。簡単そうに見えてとんでもなく難しい偉業。イチローのようなアベレージヒッターには本塁打30本が難しく、ローズのようなパワーヒッターには30盗塁が厳しい。しかしここ10年くらいで野村・金本とカープから2人続けて出たため、筆者はトリプルスリーをけっこう簡単なものだと思っていたが、実は金本のトリプルスリー達成が史上七人目だった。じゃあ七人のうち二人がつい最近まで同チームにいたということか。それにしても金本30盗塁はよく走ったなぁ。
ドロップ(どろっぷ)
変化球のひとつ。元巨人堀内投手が使っていた「真下に落ちるカーブ」。堀内は幼少期に機械に挟まれ切断されたために人差し指が異常に短く、それゆえに球に強烈な回転がかかるようになったらしい。そんな逸話からわかるとおり、現在この球種を投げる投手はいない(と思う)。
→カーブ
流し打ち(ながしうち)
来た球をひっぱらずに打つこと。右打者ならライト方向、左打者ならレフト方向にヒッティングすること。逆は「ひっぱり」、真ん中は「センター返し」という。打撃の基本はセンター返しだが、走者の位置や守備位置などで状況に応じたヒッティングが出来る人が名選手である。
ナックル(なっくる)
変化球の一種。とても特殊な変化球というかまさに魔球と呼ぶにふさわしい。なぜなら、どう変化するのかどれだけ変化するのかが分からない。その時によってまったく違う変化を起こす球。猫パンチの握りで投げる。この球種を思いどおりに使うことは至難の技で、プロでも使っている人間はほとんどいない。
軟投派(なんとうは)
投手のタイプのひとつ。多彩な変化球で打者の思惑を外させるタイプ。技巧派と同じくコントロールが命なので、失投すると一球で絶命なんてこともありうる。タイプは他に本格派、速球派、技巧派などがある。
→本格派
→速球派
→技巧派
ノーヒットノーラン(のーひっとのーらん)
一人の投手が、試合開始から試合終了までヒット・ホームランを一本も打たれないこと。かなりの偉業。四死球・失策による出塁は許される。四死球・失策による走者すら出さなかった場合は完全試合となりさらなる高みへと登るが、ノーヒットノーランでも十分凄い。ちなみに野茂は大リーグで2回達成している。本当に凄い。
→完全試合
パーム(ぱーむ)
落ちる変化球の一種。カープの佐々岡なんかが使う。球速は遅く、ゆらゆらっと打者のところまでたどり着き、ぽにょんと落ちる。筆者はパワプロで愛用させてもらったが、握りが独特なため球種を読まれやすく、今はあまり使われていないらしい。
バスター(ばすたー)
バントの構えから一転してヒッティングすること。投球時にまだバントの構えをしていなければならないので打つのが難しいが、成功すると守備がバントシフトを敷いているため抜けやすい。井川は最近よくバスターを成功させている。
パスボール(ぱすぼーる)
ピッチャーの投げた球をキャッチャーが捕球できずに後ろに逸らすこと。後逸ともいう。これをやるとランナーは進むわピッチャーはやる気なくすわで最悪。ただし大体がパスボールというのはワンバウンドなどの捕りにくい球でやっちゃうことなので、ある線を越えるとパスボールではなくなりワイルドピッチとなり投手の責任になる。どこらへんに線があるのかは不明。
→ワイルドピッチ
バックアップ(ばっくあっぷ)
打球であれ返球であれ、受け手の選手が捕球しそこなった時のためにもう一人の選手が援護に入ること。たとえばフェンス直撃の打球がクッションして思わぬ方向に転がるときがある。そういう時に素早く捕球できるように、捕りにいった選手のもう少し後ろでもう一人が待機しておくのがバックアップである。また外野からバックホームするとき、捕手が後逸してしまった場合に備えてもう一人(通常はピッチャーが入る)がホームベース後方10mくらいのところで待機する。こういう行為をバックアップという。
バッティングカウント(バッティングカウント)
基本的にはボールカウント1-2のことを言うのだが、0-2、1-3、0-3などをバッティングカウントと言うこともある。要するに、次にボール球を投げてしまうとピッチャー側が苦しくなるカウントのことで、ストライクを放ってくる可能性が高いので配球を読みやすいといわれている。
ヒットエンドラン(ひっとえんどらん)
打者がヒッティングすると同時にランナーが走ること。打者が空振るとただの盗塁になってしまう。またライナーだったりすると走者は高確率で戻りきれずに死ぬ。しかし成功するとランナースタートが早い分走者は先の塁を陥れることができる。ちなみにこれをバントでやるとバントエンドラン、バスターでやるとバスターエンドランになる。
→バスター
フィルダースチョイス(ふぃるだーすちょいす)
走者がいる際、ダブルプレーをとれそうなゴロをオールセーフにしてしまうこと。フィルダースチョイスが起こる原因として、
1、 野手が捕球・送球でミスをした(お手つき・悪送球など)
2、 捕球した野手が無理にダブルプレーをとりにいって走者を刺せなかった
などがある。
→フォースアウト
フォーク(ふぉーく)
ストレートの軌道から打者の手前で大きく落ちる変化球。縦変化球の基本であり、三振のとれる球といえばこれであり、おそらくプロ野球でもフォークボールを決め球とする投手が一番多いと思われる。落ちるピッチャー(たとえば全盛期の野茂)のフォークは見ていて面白いくらい落ちる。
フォーシーム(ふぉーしーむ)
4シームのこと。
→4シーム
フォースアウト(ふぉーすあうと)
走者がいる時にゴロが転がり、走者を刺しても打者を刺してもアウトが捕れるケースで、走者が1塁、1・2塁、満塁などで塁が詰まっており、タッチをしなくても走者をアウトにできることをフォースアウトという。本塁に近い走者の方が危険なため、そういうケースでは普通フォースアウトをとる。打者も刺せればダブルプレー成立で言うことなし。
プッシュバント(ぷっしゅばんと)
バントの一種。バットを押し出すようにボールに当てて転がすバントのことを言う。ドラッグバントは左打者限定だが、プッシュバントは左打者でも右打者でもありうる。左打者の場合は三塁線に、右打者の場合は一塁線に転がすことになる。
→ドラッグバント
振り逃げ(ふりにげ)
振り逃げとはいうけれど別に振ってなくとも良い。要するにスリーストライク目を捕手が取り損ねたときには打者はアウトにならない(つまり打者は走っていい)という制度。捕手はボールを捕って打者にタッチ・もしくは一塁に送球してアウトをとらなくてはならない。ちなみに無死・一死のときは一塁が空いていなければ振り逃げは出来ないという制約がある。これはインフィールドフライと同じく故意落球によるダブルプレーを防ぐためである。
→インフィールドフライ
防御率(ぼうぎょりつ)
投手の能力を示す値。(自責点×9)÷投球回数=防御率である。これが低いほどいいピッチャー。防御率が一点台だとリーグでも屈指の名投手といって差し支えない。ちなみに自責点とは投手の責任で失った点で、失策(エラー)で出塁したランナーが帰っても自責点には含まれない。
ボーク(ぼーく)
反則投球のこと。走者のみひとつ進塁する。デッドボールやフォアボールと違い打者は進塁しないので、走者二塁でボークが出ると走者三塁のみとなる。何がボークかというと「投球動作に入ってから投球をやめてはいけない」といった分かりやすいものから「牽制球を投げるとき足がプレートの上の云々」といった分かりにくいものまであり、素人に見極めるのはかなり難しい。広島カープのブロックが1イニング2ボークの記録を打ち立てたのは記憶に新しい。
ホームスチール(ほーむすちーる)
名前のとおり本塁に盗塁をしかけること。ピッチャーは本塁にいるキャッチャーに球を投げるため、常識上成功は考えにくい。が、たまーに見かける。よほど守備側が油断している場合である。性質上、ディレイドスチールであることが多い。
→ディレイドスチール
本格派(ほんかくは)
投手のタイプのひとつ。球威と球のキレで勝負するタイプ。速球の速度も速く、変化球も使える万能型とも言える。だいたい球団のエースといえば本格派である。阪神のエース井川も本格派と言われている。本格派のほかに速球派、技巧派、軟投派がある。
→速球派
→技巧派
→軟投派
まっスラ(まっすら)
カットボールのこと。まっすぐ+スライダーでまっスラ。カットボールはそれと意識して投げるのに対し、まっスラはストレートを投げているつもりが握りの癖などで横変化している場合を言う、というイメージがあります。
→カットボール
→スライダー
マルチヒット(まるちひっと)
一試合に二安打以上すること。数種類のヒットを打つことではない。もともとは大リーグ用語で、イチローら日本人打者のMLB進出が盛んになってから日本でも使われるようになった。日本国内の似たような単語では猛打賞がある。
→猛打賞
ムービングファストボール(むーびんぐふぁすとぼーる)
MFBとも呼ばれ、ツーシームと同様、下に小さく落ちる変化球。ツーシームがストレートの一種として数えられるのに対して、ムービングファストボールはあくまで変化球の一種、ということらしい。カットボール、ツーシームと併せると、アメリカには普通のストレートを投げるやつはほとんどいないのではないかと思ってしまう。
→MFB
→ツーシーム
→カットボール
猛打賞(もうだしょう)
一試合に三安打すること。三本目のヒットが出ると実況が声高らかに「金本、今日猛打賞です!」と叫ぶ。別に賞品が出るわけではない。一体誰がこんなセンスのない名前を付けたのか、今となっては分からない。マルチヒットより偉い。(以下追記)情報を頂きました。猛打賞にはきちんと賞品が出るようです。すみません。賞品は球団によって違うようで(出すのは球団ではなく地元企業らしいです)、阪神だと傘・男性用化粧品セットだし、横浜だと清涼飲料セットです。消耗品が多いなか、近鉄などは「コーヒーメーカー一台」です。何故だ。ローズの自宅はコーヒーメーカーが一杯か?
→マルチヒット
ライナー(らいなー)
ぽかーんと放物線で飛ぶフライに対して、直線的に飛んでゆくのがライナー。厳密な定義の違いはない(と思う)。直線的にスタンドに入ったホームランを「ライナー性のホームラン」とは言うが、単にライナーといえば野手に捕球されてアウトになった場合を指す。だいたいライナーが出ると実況は「当たりはよかったんですがねぇ…」と言う。漢字では「右直」「遊直」と表示される。
ワイルドピッチ(わいるどぴっち)
暴投のこと。野性的なピッチングではない。連打されてテンパった投手がこれをやって自らにとどめを刺すというのはよく見る場面である。
→パスボール
ワインドアップ(わいんどあっぷ)
正確にはワインドアップポジションとワインドアップモーションに分かれるのだが一般的に野球中継などで使われるのはモーションのほう。定義や違いを書き始めると頭が痛くなるの割愛。要するに足を大きく上げ振りかぶって投げ込む投法で、打者に集中する場合(基本的にランナーがいないとき)に用いられる。ランナーがいると動作の大きなワインドアップでは盗塁されてしまうため、セットポジションに変える。ワインドアップのほうが球威が出るしコントロールもつけやすいため、投手はできることならワインドアップで投げたい。
→セットポジション