[→トップページに戻る]
アマオケ業界?用語・略語辞典


INDEX
基礎知識編
人の名称編
練習の時に使う言葉編
楽譜の書き込み記号編

基礎知識編

・(曲に)のる
その曲の演奏メンバーとなること。
通常、演奏会では3曲演奏することが多いが、その際、今回は「一曲のり」だから、とか、「三曲のり」でしんどい〜、とかいう風に使う(爆)

・ボーイング
弓のアップ・ダウンのこと。
オケでは、各パートごとにこれを揃えている。 また、違うパート同士でも、同じことを弾いている場合は、全員合わせる。
そのため、譜面には、アップ及びダウンの指定を書き込む。
ボーイングを決めるのは、通常はパートリーダー。
しかし、一度決まったボーイングが絶対なのではなく、普通は練習の過程で、指揮者などから変えるように要請されることも多く、実は案外よく変わる?

・落ちる
演奏途中に、一体みんながどこを弾いているのかわからなくなること。
譜面から落ちる、とも言う。
そう、あんまり嬉しくない言葉です(^^;)
落ちたら、すぐに復活することが大切です(笑)

・ザッツ
アイン・ザッツのこと。
演奏中にトップのによって行われる、身体を使った意思の伝達手段。
オーケストラの演奏を見ていると、やたら大げさな弾き方で、髪の毛振り乱して?立ち上がりそうな勢いで弾いている人(大抵コンマス)がいるが、ああいう動作のことを思い浮かべていただくと、理解しやすい。
弦楽器は、一度に同じパートを何人もで弾くため、ずれやすい。それを防ぎ、あたかも1人が弾いているかのように?パートとしての一体感を作り出すために、なにか合わせるときの目標が必要で。
それが、ザッツ。
トップが、後ろに座っているパート員のために、少し大げさに弾く。
例えば、新たに入るときに、少しフライング目に弾く。ブレスを出す。音の変わり目を出す。そのような合図のこと。
よって、パート員は、みんなトップを見ながら弾かなければならないのは、オケの鉄則である♪

・プルト
弦楽器は人数が多いので、一人で一つの譜面台を使っていては、場所が足りない。そこで、二人で一つの譜面を見るのだが、その時の二人一組で座る席をいう。
つまり、譜面台が一つに、椅子が二つで一つのプルトである。
プルトには番号がついており、一番前(指揮者に一番近い場所)から、一プルト、二プルト…というように数える。この時、「一プル」、「二プル」のように、略して呼ぶことも多い。
各プルトにおいて、観客席に近い側の席をOUTと言い、舞台の奥側の席をINと呼ぶ。
よって、この組み合わせにより、私の席は「三プルOUT」などと使う。

・トップサイド
トップの隣の席。
つまり、ヴァイオリンの場合は1プルIN。舞台の逆側になるヴィオラやチェロは1プルOUTの席になる。
1プルというのは、各パートトップが座っているので、かなり上手い。その中に入るという点で、トップサイドは、他の席と違う、特別な席と言える。
つまり、まず、緊張する(笑)後ろのパート員は、すべて前を見て弾いているのだから、もし間違ったりしたら、ちょっと迷惑(爆)
しかし、トップの人にとっては、後ろの一人一人の音は聞こえにくいため、 パート員にトップサイドで弾いて貰うことによって、どこが違うなどのアドバイスができるので、皆さん、嫌がらずにトップサイドに行きましょう(笑)
しかし、本番は、(パーリーの作戦にもよるのですが(笑))通常、そのパートでも上手い人が座ることが多いようです。

・ゲネプロ
ゲネラル・プローベの略。
総仕上げ練習の意味らしいが、具体的には、本番当日の、本番前のホールでの練習を言う。

・リハ
リハーサルのこと。
本番前、予行練習のために、本番と同じ順序で止まらないで演奏する。この練習で、体力配分などを各自調整することになる。

〔INDEXへ〕


人の名称編

・トップ
各パートのその曲における音楽上の責任者。
曲によってトップが変わる団体と、パートリーダーが常にトップである団体とがある。
トップは、本番や練習の時には、そのパートで一番指揮者に近い、かつ一番客席に近い場所で弾く。
自分のパート全体が弾きやすいように、合奏の際はザッツを出して、様々な指示をパート員に伝えたり、普段の練習では、自分のパートをまとめ、他のパートのトップや指揮者と連絡を取り合いながら、いろいろな指示を出したりする。
ボーイングを決めるのは、トップの重要な役目の一つ。
後ろのパート員は、すべてトップを見て情報を得ているはずなので、基本的に、トップが間違うことは許されない。
もし、トップが「落ちる」ようなことがあれば、パート全部の音がなくなるのが普通(ホントか?)。
トップがボーイングを間違うと、後ろも当然つられて間違い、何がホントかわからなくなって、パートは混乱の渦に巻き込まれる(笑)
でも、単に楽器が上手ければいいというわけでもなく、その曲について、パートのみんなを精神的にもまとめていく等、リーダーシップの求められる役職です。
…責任のある、大変な仕事です。

・コンマス
コンサートマスターのこと。
女の人の場合は、コンサートミストレス(コンミス)という時と、そのまま男女の区別無く、コンマスと使う場合がある。
わかりやすく言うと、演奏会が始まる前に、立ち上がってチューニングする人、とか、普通は一番激しく弾いてる人とか、そういうビジュアルと言えそうですが…
オーケストラのヴァイオリンパートの一番前の一番客席に近い場所に座っている人のことです。
つまり、1stヴァイオリンのトップがコンマス。
コンマスは、1stのトップだけではなく、オケ全体のトップとしての役割を果たす。
よって、オケのメンバーは、基本的にコンマスを見ながら演奏をしており、アンサンブルがずれそうになったりしたら、すべてコンマスに合わせる。
指揮者とオケがずれたときにも、基本的にはコンマスに合わせる。
反対にコンマスは、指揮者の意思をみんなに伝える、重要な役割をしている。
何か事故が起こりそうなときには、それを事前に察知して、対処するなどの働きもする。
そして、ヴァイオリンのソロを弾くのは、コンマスのもう一つの大仕事(^^;)
その上、舞台での振る舞い(拍手に答えて立ったり座ったりとか、いつ退場するかとか)も、コンマスにそろえることになってるから…いろいろと大変ですね。やっぱり。オケの顔ですから。

・パトリ(=パーリー)
パートリーダーのこと。
関オケでは、伝統的にパーリーと呼ぶが、どうも普通のアマオケではパトリというらしい。
パートリーダーは、パートの責任者。
そのパートにおける雑務をこなす。
通常は、トップも兼ねることが多い。

・インペク
インスペクターの略。
練習計画とか、演奏会の計画とか、そういうのを 一手にひき受けるお仕事みたいです。
関オケでは使わない言葉だけど、どうやらポピュラーな用語らしい(^^;)

〔INDEXへ〕


練習の時に使う言葉編

・アウフタクト
アウフタクトって弱起のことです。
小節のはじめから、はじまらない曲ってありますねぇ?
一拍だけとか、なんか半端な音が 小節線の前に出ちゃってるやつ。
あれのことです。
例えば、指揮者が練習番号Aから始めたいとき、 ある楽器は、そのアウフタクトから音があって、 アウフタクトから弾かないと弾きにくい場合などに、 「Aのアウフタクトから」って言うんです。
すると、たとえば4拍子の曲だったとしたら、 1234で入るんじゃなくて、123で4拍目から 弾きはじめたりすることです。

・ルバート
テンポ・ルバートは「盗まれたテンポで」
要するに、揺らして歌えってことですねぇ。
普通は、一旦テンポが遅くなってゆき、その分を 他で取り返したり、します。
だから「ルバートにならないで」っていわれたら ちゃんと正確に、リズムやテンポを守りましょうってことです。

・リット
rit.=だんだん遅く。
テンポが次第に緩んでいきます。
で、in tempoでもとのテンポに戻すわけです。
「リットして」っていわれたら、遅くしていく。
「リットかけるな」って怒られたら、テンポ通りのままで。

・トゥッティー
tutti=全体練習のこと。テュッティーと発音する人も。
関大オケでは、全体合奏のことをtutti。
弦と管で分かれて練習することを、セクションといっています。
また、全体練習中に、どこかのパートだけ取りだしてやった後などに、 「じゃ、トゥッティーで」っていわれたら、今のところを 譜面通りにみんなでやってみましょうってことです。

・ブレス
息を吸う、あのブレス。
管楽器だけでなく弦楽器も、みんなでブレスを揃えることによって、音が揃うんです。
特に、入りを揃える時に、ブレスをすることによって、飛び込んだり、遅れたりしないで入ることができます。
「ブレスをしっかりして入って」って言われたら、トップの人をしっかり見て、ブレスをあわせてすることで、みんなで一つの気持ちになって弾きましょう。

・スコア
総譜。
指揮者が見ている譜面って、全部のパートが載っていますよね。あれのことです。
何に使うかというと、自分がこんなことをしている時、他のパートは何をしているのかな?を確かめるとか、自分は一体メロディーをしているのか?伴奏をしているのか?裏メロなのか?を理解するとか、他のパートの音量をチェックして、相対的に自分はどの位の音量で弾かなければいけないのかを考えるとか、どのパートを聞けばアンサンブルがうまくいくか研究するとか、オケ全体でどんな和音を響かせているのか理解するとか、合奏練習中に他のパートが注意されている箇所を確認するとか…ま、いろいろ勉強するのに使います。
パート譜からは、断片的な情報しか得られないので、スコアを見ます。
指揮者の使うような大きなものではなく、たいていの曲はミニチュアスコアというA5版のスコアが売っています。1000円以内で手に入るものがほとんどなので、自分の乗っている曲のスコアは持っていた方がいいかも知れません。
いや、ぜひ買ってきちんと勉強すべきでしょう。

・パート譜
個々人に配られる譜面のこと?です。自分のパート分だけの譜面になっています。
パート譜のメーカーにもいろいろあって、出版社によって微妙に楽譜が違うことは日常的にあります(^^;)
なんだかお互いに言っていることが変だな、かみ合わないな…というときには、出版社の違う譜面を使っていたことに原因があるときも、たまにはあります(笑)(←普通はないです。全パートが同じ出版社の譜面を使うのが普通ですから。)
なんか変な音だなと思ったら、パート譜の記載が間違っていたってことも、以外によくあることです(^^;)
ん?と思ったら、スコアを確認しましょう。(スコアが間違っていることも、ごくたまにはあるのですが(爆))

・div 
ディビジョン。
楽譜に「div」指定してあるときは、重音(=和音。ヴァイオリンでは、なぜか「和音」って言わずに「重音」っていいます。)を1人ですべて弾くのではなく、上の音をOUTの人が、下の音をINの人が…などと分けて弾くことです。
曲によっては、譜面が二段になっていて、完全にINとOUTが違うパートとなるときもあります。2パートになるだけではなく、3パート・4パートに分かれる時もあります。「さんディビ」とか「よんディビ」なんて言いますが、その時は、プルトごとに、違う譜面を弾くことになります。
また、楽譜に指定してなくとも、オケでは、重音をdivにして弾くときも多いです。
その方がきれいに聞かせられる時などはもちろん、技術的な問題から、重音は一音しか弾かないことが普通のアマオケもあるでしょう。
それは、決して悪いことではないと私は思います。ソロとオケの性質の違いから、当然そうすべき時も多いと思います。

・影譜 
かげふ。
あらかじめ小さく楽譜に印刷してある、もしくは自分で書き込む他パートの譜面。
掛け合いを理解するために、入りの目安を図るために、メロディーに合わせてフレーズを取るために…いろいろな目的のために、自分と関係のある他パートの譜面が必要になります。すべてを覚えられるわけでもないし、同じ譜面を見る同じプルトの人のためにも、書き込んでおくと便利です。
一種のカンニングって感じですね(笑)

〔INDEXへ〕


楽譜の書き込み記号編

基本的に、弦楽器の譜面は2人で一つ。つまり、どちらかの譜面をプルトの同じ相手も見ることになります。だから、あまり個人的な書き込み(例えば、指番号など)は、するべきではありません。
私は、結構、指番号書いてますが…(爆)ホントは、駄目なんです。だって、他人のフィンガリングって弾きにくいんですから。
でも、どうしても指番号が書きたい場合は、プルトの相手に了解をとって、控えめに書きましょうね。さも、当然といった感じに書かれては、いくら上手い人でも、混乱するときがありますから。
それから、アップ・ダウンの記号は、スラーの頭に書きましょう。
たまに、スラーの真ん中らへんに書く人がいますが、本人はわかっても、他人はわかりません。「あれ?スラーの真ん中で弓を返すのかな?」なんて、同じ譜面を見る人が、とまどうからです。
また、指揮者に注意されたことは、簡潔にまとめて書き込みます。ごちゃごちゃになったら見にくいし、醜いし(笑)書いてなかったら、人間、誰しも忘れてしまうものですから。
基本的に、相手を惑わさないような、譜面づくりを心がけましょう♪
一応、一般的に認知されている、有名で便利な書き込み記号を集めてみました。
誰かの譜面に書いてあったら、ふ〜んそういう意味か、と思って弾きましょう。

・in 4
指揮が4つぶり、という意味。
他にもin 2やin 6なんて、よく書く。
そこだけ指揮の振り方が変わるので、注意を要するときだけ譜面に書き込み、そこの場所は気をつけて指揮を見るようにする。
in 4と書くときは、たいてい2拍子の曲で、速度が落ちたりするときに、わかりやすいように指揮者が4つに振ってくれるとき。まだ2つぶりだ、と思って指揮を見たら、あわてふためくことになる(笑)

・V.S.
速くめくれ、という意味。
ボルト・スビトの略語。イタリア語ですね(笑)
譜めくりをして、すぐにまた弾かなくちゃいけないときなど、とにかく速くめくらなくちゃいけない時に、ページの隅(つまり、めくろうとするときに見える場所)に書いておく。

・┌┬┐
ミュート(=弱音器)をつけろ、という意味。
わかりやすくするために、真ん中の棒に↓をつけることも。
言葉で書いてあっても、つい見逃してしまうことがあるので、ミュートの指示のある箇所は、この記号を大きめに書いておきます。
同様に、└┴┘はミュートをはずせ、という意味。同じく、真ん中の棒に↑をつけて、わかりやすく書き表すことも多いです。

・/
音の直後に入れた斜線は、音の切りを揃えるとか、長くなりすぎない、といった意味に使われます。
小節の終わりなどに入った斜線は、そこから曲想が変わるとき、フレーズを取り直すときなど。

・眼鏡マーク・目のマーク
必ず指揮を見なくちゃいけないところに書く。
テンポが変わるときとか。全員で取り直すときとか。
やっぱり、ずっと指揮を見ていることはできないので、うっかりすると、あわせどころを逃して、1人で飛び込んだりしてしまいます。それを防ぐために、こんな記号を書いておきます。

・各楽器の略称
オケだって、アンサンブルの一種なんで、指揮者だけを見てあわせていれば、それでいいなんてことは勿論ありません。自分の耳で聞いて、目で確かめて、他の楽器と心地よい響きが作れるように、常に注意をしておかなくちゃいけません。
で、演奏しているときに、どこの楽器を聞いて会わせるか、なんかも譜面に書き込みます。「ビオラを聞け」「ベースに乗れ」「1stとオクターブだから、支える」とかですね。
わかっているときなどは、文章で書かずに、楽器の名前だけ書いておくこともあります。その時は、以下のような略称で書き込むことが多いです。
1st(第一バイオリン=1st)・2nd(第二バイオリン=2nd)・Va(ビオラ)・Vc(チェロ)・Cb(ベース=コントラバス)・Ob(オーボエ)・Fl(フルート)・Cl(クラリネット)・Fg(ファゴット)・Hr(ホルン)・Tp(トランペット)・Tb(トロンボーン)・Perc(パーカッション)など。

〔INDEXへ〕

[→トップページに戻る]