
![]()
受験の思い出
6月17日更新
![]()
今から10年前(←自分で書いててヤになったよ・笑)、友達と一緒に宝塚音
楽学校を受験しました。
友達はかな〜り真剣に入学を考えていて準備もきちんとしていました。私はい
わゆる記念受験。
この日ばかりは宝塚音楽学校の中に入れて、しかも審査員の先生方は
「歌劇」や「宝塚グラフ」などの雑誌で知っている先生たちばかり。
その上、受験会場の係は本科生という、未来のタカラジェンヌたち・・・
となれば、ミーハー女ぱんが見逃すわけがありません。
今考えると、真剣に受けた&受ける皆さんには申し訳ないような受験の仕方で
したが、
当時の思い出や準備、試験のようすなど、記憶が途切れ途切れではありますが
、書いてみたいと思います。
あ、これから真剣に受ける方々へ。参考指数はゼロですので(笑)、ご了承く
ださい。
★受験のきっかけ
ある時、アホな高校生が静岡県の三島にいました。
友達の順子ちゃんが言いました。「私・・・音楽学校受けるためにバレエと声
楽やってんだー」。
アホな女の子は答えました。「すごいすごい〜、試験の時どんなだったか教え
て!」。
そう言ったあとで考えました。
(私も受ければ、自分の目で試験のようすが見られる!)←・・・アホですな
。
そのアホな女子高校生こそ、10年前の私だったのです。
★前年度の募集要項の取り寄せ
・・・とは言っても、音楽学校の入学試験って一体どんなもんやら、私には未
知の世界。
とりあえず、音楽学校に電話して、前年度の募集要項を送ってもらいました。
応募資格の年齢制限の「来年3月に中学卒業を予定している人〜来年3月に高
校卒業見込みの人」という、
4学年に限定しての募集。これは今も続いている応募資格ですし、毎年「歌劇
」などに出ていたので、既知の情報でした。
ちなみに、十何年か前までは高校に進学していなくても受験が可能でしたが、
進学せずに受験のレッスンに励んでしまう
お嬢さんが続出してしまったためか、現在はいわゆる「ヅカ浪人」は認められ
ていません。
国籍不問。
昔は「良家の子女」という条件もあったらしいですが、今はもちろん廃止。憲
法違反だからねぇ(笑)。
そして、結構重要なのにもかかわらず、私が無視した「容姿端麗」という受験
資格も・・・。
憧れだけじゃあかんよ〜っていうことですね。
書類にはバレエや声楽などの稽古事を何という先生に何年何ヶ月習ったのかを
記入する欄があったりして、
記念受験組の私はビビりましたが、結局、バレエの欄には高校の新体操の先生
の名前、声楽の欄には、
妹が習っていた声楽の先生の名前を書いて、でっちあげの経歴を作りあげてし
まいました。←時効時効(笑)。
★今もあるのか?
更にびっくりした欄は親の年収を書く欄。今もあるんでしょうか。
高校などでも、保護者の職業を記入してもらうときには
プライバシーなんかに気をつけながら書いてもらうというのに、
聞くに事欠いて「年収」を書かせてしまうという・・・。
今も聞いているのかな〜>親の年収。
入学時に着物を揃えたりなんだりで結構お金がかかるからっていうことで
参考までに書かせているのでしょうけれども、アホ高校生の私にも「い・・・
いいんか?」という
疑問を抱かせた欄でした。
★考査科目
ま、いわゆる「試験科目」ですね。
☆面接…舞台人に適した容姿・言語・動作・態度について審査をするそうだ。
☆声楽…課題曲・新曲視唱・コールユンブンゲン
☆バレエ…クラシックバレエを基本としてアレンジした出題
★私の試験準備
ほとんど何にもしないで受けてしまったのですが、それでも準備することがい
っぱい。
というか、何にもしていなかったから準備しなきゃならない物がいっぱいだっ
たのか…。
☆風呂敷
衣類・携帯品を包むためのものだそうだ。
「服を入れられればカバンでもなんでもいいんだら〜?」と言ったら、
試験の情報をバッチリ集めていた順子ちゃんに白い目で見られた。
どうも風呂敷限定らしい。んで、風呂敷を購入。
☆レオタード
「黒の7分袖」という条件。
バレエを習っている人はこんなもの買わなくても持ってて当たり前だそうです
が、
私はどこで売っているのかも全然わからず、順子ちゃんに「チャコット」とい
うお店を
教えてもらい、購入しました。
ところが、黒くて7分袖ならなんでもいいかと思っていたのに買ったレオター
ド、
当日試験会場で「テカテカした生地のやつはダメなのよ」と本科生に言われて
大ショック!
これもバレエをやっている人には「常識」らしい。
結局、本科生…つまり、未来のタカラジェンヌの稽古用のレオタードを借りる
という、
記念受験女にとって光栄の行ったり来たり(←うちのおじの持ちネタ・笑)な
ことになりました。
貸してくださった方は今ではビッグなスターさんに!
☆コールユンブンゲン(大阪開成館)
声楽の基礎の基礎(らしい)、コールユンブンゲン。出版社指定。
声楽やってた妹の助言で購入。買ったはいいが私に楽譜が読めるはずもなし。
結局、妹に歌わせたものを録音し、耳で覚えることにしました。
★願書提出
健康診断を受けるのがギリギリになってしまったため、音楽学校まで直接持っ
て行くことに。
…というか、宝塚大劇場公演を見たかったんですけど(笑)。
当時は「平成ベルばら」以前だったので、割とフラッと行ってチケットを買う
ことができたのです。
音楽学校の窓口に書類を提出し、大劇場公演を観劇。すると終演後、「静岡か
らお越しの○○様〜」と
場内呼び出しで私の名前が呼ばれるではないですか!
何事かと思って行ってみると、音楽学校から、提出書類に不備があるから、も
う一度学校へ来てください、
という連絡が入っていた。何と…。観劇するなんてことは一言も言っていなか
ったのに、なぜ大劇場にいるとわかったのだろう。
行動パターンを読まれていたのか?
★試験当日
一次試験は東京と宝塚の2会場で行われます。私は「音楽学校の建物の中に入
る」というのが目的だったので、
宝塚での受験を選択しました。試験会場に着くと、何だか変な札みたいなもの
を引かされます。
それが実は試験のグループ分けの番号だったりします。
私はまんまと、グループの中のトップバッターの番号を引いてしまい、この後
、すべての科目において
「他の人の様子を見ながら」ということができず、難儀をしたり、度肝を抜か
れたりしました。
受験番号順にやればいいじゃんかと思いましたが、そうもいかない理由っても
のもあるのでしょう。
☆髪の毛
試験の間中は、オデコと耳をすべて出さねばならなかったのですが、
ショートカットの私は上手に髪の毛をまとめられませんでした。
見かねた本科生(上級生)がディップを貸してくれ、その上「見てられへん」
と言って、
髪の毛にバンバンとピンをさし、みごとな「予科生ヘアー」にしてくれました
。
更に、緊張している私をリラックスさせてくれようと、次から次へと面白いこ
とを
してくれました。緊張・・・とはいっても、私の場合は受験の緊張ではなく、
未来のタカラジェンヌに
髪をセットしてもらっている、ということに緊張していたんですけど(笑)
その方は今では某組の中堅脇役として活躍をされていて、「三枚目」の役には
定評のある方です。
☆パンツ
髪の毛をセットしながら、色々な話をしてくださったのですが、忘れられない
のが
「バレエの試験の時に、下着が見えると減点」というお話。
本当なのでしょうか。それとも私がだまされたのでしょうか。
ダンス用のファンデーション(下着)を持っていないなら、ノーパンになれ
ということを大きな声&関西弁で主張されていました。
★試験
☆バレエ
一次試験の振りは、「バレエ」というよりも、体操に近い雰囲気でした。・・
・といっても、
バレエがどんなもんなのか、まったく知らないんですけど(笑)。
まず、本科生がお手本を見せてくれ、それを見ながらみんなで何回か練習をし
ながら振りを覚えていきます。
そんなに何時間もかけていられないので、かなりすぐに踊らされます。
きちんとレッスンをしてきている人にとっては、なんてことないことなのかも
しれませんが、
「はい、2番のポジション!」という時点でつまづいていた私はなかなか振り
を覚えることができませんでした。
練習の後、審査員の前で踊っていきます。グループの中で順番の遅い人は、前
の人の演技を何回か見ることができるため、
少し有利だったと思います。私はまんまと組の中のトップバッターになってし
まい、うろ覚えのまま踊りました。
しかも演技の途中でパンツがはみ出ました(笑)。
☆声楽
声楽試験会場に入って、机の上に裏返しにされたいくつかの紙片の中から一つ
選びます。
その紙片に書かれている譜面を歌います。いわゆる新曲視唱です。
そんなに難しい譜面ではなく、高校の音楽の授業だけしか経験のない私でも読
める程度のもの。
ただし、「読める」のと「正しく歌える」のとは全然違いますので、ご注意を
〜(笑)。
その後、あらかじめ提示された課題曲の中から一曲歌います。学校の音楽の教
科書にも載っていそうな曲ばかりです。
私は山田耕筰の「かやの木山の」を歌いました。
☆面接
面接というよりかは品評会や!と思ってしまいました。
一次試験の場合、グループ全員が床にひいてある線に沿ってずらーっと並ばせ
られ、右を向かされたり、
左を向かされたりしました。
そして、一人ずつ視力検査のラインみたいな所に出ていって、素っ頓狂な声で
芸歴やら何やらを言うのです。
「素っ頓狂な声」については、順子ちゃんから仕入れた情報があったのですが
、
本当にこんな声で自己紹介するのかどうか疑問を感じたままでしたが、とりあ
えず
教えられた通りの声の出し方で自己紹介をしました。
どんな感じの声なのか、言葉で説明しにくいのですが、宝塚をよくご存じの方
や、
関西にお住まいの方には「フラッシュタカラヅカ!」って言う時の声みたい、
と言えばわかりやすいでしょう。
★結果
実は結果発表見ていないんですよ。大学の入学式の日だったので。<記念受験
丸出し(笑)。
尻切れトンボの「入学試験体験記」でしたっ。