Title : 書の誘惑(16.1KByte)
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 ここには僕が最近読んだ本の感想などがノン・ジャンルで保管しています(でも偏りアリ)。それと、誰もが読んでいるはずなのにナゼか読んでない“古典”とか“名作”とかいう作品を読んでみよう、という企画もあります。
 読書傾向は自分でもよくわかりません。たまーにホラーにはまったりミステリに固執したりライト・ノベルしか読まなくなったり(酷いと何にも読まないとか)するかも知れませんけど、温かい目で見ていてやってください。




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『月と炎の戦記』
森岡浩之

 森岡浩之氏の最新刊。
 ――里の代表として、無理矢理蛟退治に向かわされることになった少女、カエデ。ところがいきなりしゃべる熊が現れ、彼女を口説き落として食べようとする始末。切れた彼女が神々を罵り出すと、不意に一人の若者が目の前に現れた。彼こそ三柱の貴子が一柱(柱は神サマを数える単位)、夜を統べる神ツクヨミだった。だがこれがとんでもない神で――
 まあそういうお話です。この人の小説のおもしろさは一つに、登場人物間の会話の妙にあると思うんです。掛け合い漫才というかそういうところが。ただその分、あんまり会話が続くと毒々しくなっていく、ということがあるわけで。今回それがちょっと鼻につきましたが――まあ楽しめると思います。
 ところでこれ、言うまでもなく八百万の神なわけですが、キャラクター的にギリシャ神話な気がしませんか? いや、日本の神話にそれほど詳しくないんでアレですが。

 

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