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『月と炎の戦記』
森岡浩之
森岡浩之氏の最新刊。
――里の代表として、無理矢理蛟退治に向かわされることになった少女、カエデ。ところがいきなりしゃべる熊が現れ、彼女を口説き落として食べようとする始末。切れた彼女が神々を罵り出すと、不意に一人の若者が目の前に現れた。彼こそ三柱の貴子が一柱(柱は神サマを数える単位)、夜を統べる神ツクヨミだった。だがこれがとんでもない神で――
まあそういうお話です。この人の小説のおもしろさは一つに、登場人物間の会話の妙にあると思うんです。掛け合い漫才というかそういうところが。ただその分、あんまり会話が続くと毒々しくなっていく、ということがあるわけで。今回それがちょっと鼻につきましたが――まあ楽しめると思います。
ところでこれ、言うまでもなく八百万の神なわけですが、キャラクター的にギリシャ神話な気がしませんか? いや、日本の神話にそれほど詳しくないんでアレですが。
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